テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

妖し~い一族♪その2

2013-07-31 21:35:17 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ようかいィふぁみりィ、ふたたびッ!」
「がるる!ぐっるがるぐる!」(←訳:虎です!グッズなのです!)

 こんにちは、ネーさです。
 ちょうど一週間前になりますね、
 LoFtさんの店頭に《ゲゲゲの鬼太郎》コーナーが誕生したことをお伝えしました。
 本日は、一段と充実した鬼太郎くんグッズ各種を現場から中継いたしましょう~♪  

  

「あはァ! ふわふわッ♪」

 上の画像は、お父さんをアタマに乗せた鬼太郎くんのお人形と、
 メモパッドやペンなど、ステーショナリーです。

  

「ぐっるぅる!」(←訳:ちっちゃい!)

 小さなサイズの、鬼太郎くんのお人形もいますね。
 そして……

  

「こッ、これはァ!」
「がるぐるる!」(←訳:あの有名な!)

 はい!
 キティちゃんと鬼太郎くんがコラボすると、↑こうなります!

  

「すとらッぷもォ~♪」

 う~ん、お父さんがキティちゃんのリボンの上に乗ってるのがすごいわあ♪

  

「こッちはァ、おようふくゥ!」

  

「ぐるるがるがるるぐる~♪」(←訳:上機嫌です鬼太郎さん~♪)

  

「ふァ?? こここッ、これはッ??」

 こちらは、『鬼太郎の好きなビーフカリー 辛口』と『同 中辛口』ですって。

  

「がっるーるぐるぅ!」(←訳:クッキーもあるぅ!)

 上の画像の、右側は『ゲゲゲの鬼太郎ファミリークッキー』、
 左側は『カランコロンドロップス』。
 お菓子系も多彩な品揃えでございました。

「ようかいィまにあぁさんはァ~」
「ぐるるがるるるるぐるる!」(←訳:楽しくお買い物してね!)



 さて、ここでちょこっと寄り道ムダ話しちゃいますよ♪

 このところ突然の夕立やゲリラ豪雨が話題になってますね。
 先週末7月27日には
 隅田川の花火大会が大雨で中止になってしまい、
 大きなニュースになりました。

 その隅田川花火大会とほぼ同時刻。
 
 私どもの地元・東京八王子でも
 花火大会が催されていたのですが……
 やはり来ました!
 雷鳴!
 稲光!
 氷のように冷たい突風と、
 激しい雨!
 土砂降りです!

「ひゃわァ~!」
「がるる~!」

 どうするんだ花火大会?!?
 TV中継では隅田川の方は中止になったと報道されてるぞ!
 こっちも中止かっ???

 ……しかし。

 ここ八王子の花火大会は、
 最後まで!
 上げきりました!

「うわァ~んッ!」
「ぐるるっ!」(←訳:マジでっ!)

 私ネーさ、
 カミナリさまと寒さにビビりながら
 庭で傘をさし、
 荒天に咲く大輪のスターマインを呆然と観賞いたしました。
 こんな花火大会、
 あっていいのかしら……。

  

「きじむなーくんもォ」
「がっるる!」(←訳:びっくり!)

 皆さまがたの地元の花火大会は、
 どうか好天に恵まれますよう、祈っております
 
 
  
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近くて遠い、行く先は。

2013-07-30 21:55:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しゅッぱつゥ~しんこうッ!」
「がるる!ぐるぐる~!」(←訳:虎です!潜水開始~!)

 こんにちは、ネーさです。
 は~い、潜りますよ!
 前回記事では巨大な?鯉ちゃんの登場するミステリ作品を御紹介いたしましたが、
 今日は、海です!深海です!
 ダイオウイカくんの本拠・深海を描いた小説作品を、
 さあ、どうぞ~!

  



 
                 ―― 海に降る ――



 著者は朱野帰子(あけの・かえるこ)さん、2012年1月に発行されました。
 では、深海探査希望者さんたち、準備はよろしいか?

「テディちゃ、ゆきまァ~すッ!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:いざ海の底へ~!)

 ダイオウイカくんを一躍人気者に仕立て上げたのは、
 NHKが放送したTV番組でしたね。
 深海に棲む生物の調査を推し進めたのは、
 つまり官や公――お役所や省庁ではなく、
 民間のパワー、と申せましょうか。

 日本では、
 海洋科学技術センター、
 海洋研究開発機構、といった機関が
 《深海へ潜る》研究のリーダーとなっています。

 この御本の主人公さんは
 独立行政法人海洋科学研究所(JAMSTEC)に勤務する、
 有人潜水調査船のパイロット候補生!

 彼女の名は、
 天谷深雪(あまがい・みゆき)さん――

「えェッ? かのじょォ??」
「ぐるぐるるっる!」(←訳:女性パイロット!)

 あら、驚くことないでしょ、
 女性が調査船のパイロットになってもいいじゃん!
 と言えたらいいのですが、
 ええ、実はね、驚いてもいいんです。

 深雪さんは、なんと、
 女性初のパイロット候補生。

 研修を重ね、訓練を重ね、整備の技能も習得し、
 やっと摑んだパイロット候補へのチケットでした。

 横須賀の母港から研究船で出航し、
 潜航海域の駿河湾で
 有人潜水調査船《しんかい六五○○》は
 海中に潜入する――

 その《しんかい六五○○》に
 深雪さんは、晴れて乗り込む予定、だったのですが……。

「むむッ? どうしたのでスかッ?」
「がるがるぐるる??」(←訳:トラブルですか??)

 思いがけぬトラブルが、
 深雪さんの手から《しんかい六五○○》を
 遠ざける事態になりました。

 深雪さんは、潜水調査の第一線から外され、
 広報課に預けられてしまいます。

「えええッ! それじゃあァ!」
「ぐるるるるー!」(←訳:潜れないよー!)

 トラブルの原因とは、いったい?
 そして、深雪さんはパイロットに復帰できるのでしょうか?

 ひとりのパイロット候補生の“危機”を縦糸に、
 著者・朱野さんはさまざまな横糸を縒り合せて
 物語を織り進めてゆきます。

 珍しい深海生物を発見することだけが主眼ではない、
 海洋研究の幅広さ――
 生物圏、地球の内部構造、
 地球全体の地殻変動、海底資源などなど、
 宇宙よりも身近なはずなのに
 あまりに多くの事柄が不明な
 《深海》。

「なぞだらけッ!」
「がるぐるる!」(←訳:未知だらけ!)

 この御本はフィクションではありますが、
 私たち読み手の目前に
 深海への扉を開いてくれる得難い一冊です。

 ダイオウイカくんのブレイクをきっかけに
 いっそう、深海を見たい!知りたい!と感じ入った御方に
 熱烈おすすめいたしますよ~♪

「ではァ、いよいよッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:潜航始め~!)
 



 
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鬼さん、いずこへ?

2013-07-29 21:44:11 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いまァ、わだいィはァ、だいおういかッ!」
「がるる!ぐーるがるぐる!」(←訳:虎です!ブームですイカ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ドラマ『半沢直樹』には及びませんでしたが、
 先週末に放送されたNHKスペシャルは反響大だそうですね。
 怖いモノ見たさ?のダイオウイカブーム!
 本日の読書タイムは、
 深海ではなく、
 そこらへんの川や池や沼に棲息するあの生物が影の主役を務める新作ミステリを、
 さあ、どうぞ~!

  



             ―― 溺れる犬は棒で叩け ――



 著者は汀こるもの(みぎわ・こるもの)さん、2013年7月に発行されました。
 著者・汀さんのデビュー作『パラダイス・クローズド』以来好評の、
 《THANATOS(タナトス)》シリーズの第八作目には、
 『Who is the Monster?』と英吾題名が付されています。

「こいィ??」
「ぐるる!」(←訳:鯉だね!)

 御本の表紙中央でイバって、いえ、目立っているのは、
 錦鯉――

 物語は、この錦鯉くんのいる光景から始まります。

 錦鯉くんが棲んでいるのは、
 とある旧家の、
 とある広大なお庭の、
 とある池。

 このお家がごくありきたりなお金持ちさん程度でしたら、
 何の問題も無かったのですが、
 そうでなかったがゆえに、
 厄介事が起きてしまいます。

 お家に伝わるのは、
 御先祖さまが鬼退治をしたという歴史!
 そして鬼退治を模した儀式を行い、
 新たな当主さんを決定する古風な慣習!
 儀式の最中に発生する怪事件!

「……よこみぞォせんせェ~!」
「がるるるるるぐるる~!」(←訳:金田一さんの出番だ~!)

 おどろおどろしい物語の探偵役さんは、
 えへん、かの金田一さん、ではありません。

 《THANATOS》つまり死神と異名をとる、
 立花美樹(たちばな・よしき)さんと
 双子の弟の立花真樹(たちばな・まき)さん。

 鬼退治を先祖に持つ旧家さんは、
 立花兄弟の親戚であり、
 次の当主に美樹くんを、と話が持ち上がったのでした。

 しかし、兄弟二人っきりで
 東京から遠く離れた親戚の旧家さんへ
 送り出すわけにはまいりません。

「もれなくゥ、ついてくるゥ~!」
「ぐるるがるるがる!」(←訳:事件がついてくる!)

 THANATOSの行くところ、事件あり。

 お守役の、高槻(たかつき)刑事さんと、
 監察医の出屋敷ドクターは、
 兄弟に付き添い、
 事件を未然に防ぐ……などとは微塵も思わず、
 せめて被害を最小限にとどめようと努力するのですが……

「やぱりィ、むだァ、でしたかァ?」
「ぐるがるーるぐるるる!」(←訳:死神パワーは怖いよう!)

 推理合戦の合間に繰り広げられるのは、
 鯉に関するウンチク舌戦と、
 鬼退治伝説に隠された真実、
 そして混沌。

 前回記事で触れた《ビブリア古書堂》シリーズは、
 喩えて言うなら
 “残酷な事件は起こらない”系のミステリですが、
 この御本はその対極にあるような、
 “バンバン事件が起きまくる”系ミステリです。

 さて貴方は、
 “起こらない”系がお好みでしょうか、
 それとも
 “起きる”系がお好みかでしょうか。

「むむゥ! むずかしィせんたくゥ!」
「がっるるぐるる?」(←訳:どっちにしよう?)

 “起きる”系のミステリマニアさんに、
 また、
 伝記モノや歴史モノが好きな御方にも
 おすすめの作品ですよ♪
 特に、鬼についての新解釈には感服させられました!
 ぜひ~!

「まめをォ、じゅんびィしてからァ~」
「ぐるるっ!」(←訳:読もうっ!)
 
 

 
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~ 丘に咲く花 ~

2013-07-28 21:56:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 よーろッぱはァ、もうしょッ?」
「がるる!ぐるるがっるる!」(←訳:虎です!暑いんだってね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ツール・ド・フランスが閉幕した頃から、
 南欧地域にはシロッコが吹き、
 フィレンツェなどでは最高気温が40℃近くになってるとか。
 2013年は地球規模で猛暑なのでしょうか?
 本日の読書タイムは、
 暑さも忘れさせてくれる名作を御紹介いたしますよ。
 こちらを、どうぞ~!

  



               ―― たんぽぽ娘 ――



 著者はロバート・F・ヤングさん、画像の日本語版は2013年5月に発行されました。
 英語題名は『The Dandelion Girl and other stories』、
 正確を期しますと、
 この御本は日本で独自に編まれた著者・ヤングさんの短編傑作集であり、
 編集にあたったのは訳者の伊藤典夫さんです。
 また、深町眞理子さん、山田順子さんも翻訳に参加しておられます。

「むむゥ~? このォ、だいめいィ~…?」
「ぐるるるがるるがるる~…?」(←訳:どこかで聞いたような~…?)

 『たんぽぽ娘』という作品名。
 ヤングさんという、著者名。

 どこかで聞いた憶えがあるぞ?という御方は、
 大人気のベストセラー《ビブリア古書堂》シリーズの文中で
 『たんぽぽ娘』の名前を目にしたのではないでしょうか。

 《ビブリア古書堂》さんは、
 ええ、もちろん古本屋さんです。
 古本屋さんで扱われる本といえば、
 ごく普通の古本、そして他には、
 奇書や、絶版、版元品切れの書籍も……。

 『たんぽぽ娘』は、長らく入手困難な御本でした。
 ちょうど、古本屋さんでなければ手に入らないような。

 それが、《ビブリア古書堂》で言及された影響でか、
 こうして新たにヤングさんの傑作集が刊行され、
 『たんぽぽ娘』も表題作として収録されたのです♪

「めでたしィ!」
「がるっるる!」(←訳:良かったね!)

 日本のSFファンさんたちの間では、
 かねてより絶賛を博していたヤングさんの代表作『たんぽぽ娘』とは――

 時代は、20世紀。
 主人公のマークさんは、
 かっこいい青年ではなく、
 特殊技能をもったヒーローでもなく、
 どこの街角でも珍しくない、四十四歳のおじさんです。

 思いがけなく一人で過ごすこととなった夏休みの三日目、、
 湖のほとりの山小屋を出、
 なんとはなしに森を歩き、
 丘に登ってみたマークさんが
 そこで出会ったのは。

「ふァ~? なんだろうッ?」
「ぐるがるる?」(←訳:危険なもの?)
「こわいィものッ?」

 危険であるとも
 一種の恐れであるともいえるそれは、
 また、マークさんにとって何より大切なもの。

 ホントに、短編なのです。
 すぐに読み終えちゃうほどの、長くはない御話なのです。

 が、こころに残ります。
 忘れがたい、
 忘れられない、
 煌々たる珠玉作です。

「むむむゥむずかしいィのッ?」
「ぐーるがるっ?」(←訳:ハードSFっ?)

 重力とかエネルギーとかワープとか
 コンピュータとか人工知能とか異種生命体とか、
 堅苦しい知識とは、
 かけはなれた場所に
 この物語はあります。

 夏休みに何か本を一冊読んでみよう――

 そう考えたら、
 どうかこの御本の題名を、
 『たんぽぽ娘』という名を、
 本屋さんで思い出してくださいね!

「ねつれつゥ、おすすめッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:イチオシです!)

 『たんぽぽ娘』を含む短編全13作品、
 そして、巻末の『編者あとがき』『ロバート・F・ヤング小史』も、
 必読ですよ!!
 



 
 

 
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ひんやりアイスクリームまつり?

2013-07-27 21:41:07 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぬぬゥ!かこまれたァッ!」
「がるる!ぐるるるがるがるぅ!」(←訳:虎です!おやつの包囲網だぁ!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、画像は週末のおやつ……ではありません。
 知人さんへのバースデープレゼントに、と
 一気オトナ買いしてきましたのが、
 ハーゲンダッツのアイスクリーム各種!
 なので、はい、ついでに記念撮影ですよ~♪♪

「これはァ、はこいりィ!」
「ぐーるがるるる!」(←訳:バータイプだね!)

  

 上の画像は、
 《クランチークランチ》2種。
 そして下の画像は、期間限定のお味、
 《マンゴーオレンジ》と
 《抹茶トリュフ(抹茶&ホワイトチョコレート)》。

  

 他に、期間限定のお品は《クリーミィミント》、《ストロベリーバナナ》、
 《コーヒーミルク》、《バニラクッキーラズベリー》、
 コンビニでのみ販売されている期間限定品の
 《バタークッキー&キャラメルスカッチ》、
 《ココアクッキー&コーヒーアーモンド》もあるそうです。

「ふァ~♪ げんていィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:ステキな響き!)

  

 ステキついでに、
 ここで仕入れたばかりの極秘情報をお教えしましょう♪

 用意するのは、
 マカデミアナッツ味のハーゲンダッツアイスクリーム(上の画像)と、
 輸入食材店などで売っているパンケーキミックス粉。
 できれば、ハワイアン、などと箱に記されているミックス粉がいいですね。

 で、レシピ通りにパンケーキを焼いて、
 その上に、
 しばらく室温で置いてやわらか~くしたマカデミアナッツ味の
 アイスクリームを盛りつけると……

 あ~らびっくり!

 本場の有名店でいただく《マカデミアナッツクリームを添えたパンケーキ》が
 お家で再現できちゃうんですって~♪♪

「ほわわァ~?
 よくゥわからないィけどォ~」
「ぐるがるる!」(←訳:美味しそう!)

 パンケーキマニアさんは
 大いなる冒険心を以てチャレンジしてみてくださいね♪

「ではァ、みなさまァ!」
「がるるるぐるる~!」(←訳:穏やかな休日を~!)


 

 
 
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ダイエットは、旅のあとで。

2013-07-26 21:39:32 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ロードレースファンの皆さまに業務連絡!
 明日7月27日(土)HNKのBS1にて《ツール・ド・フランス2013》総集編が放送されますよ♪
 放送予定時刻は午後10時~午後11時50分です
 (翌28日午後2時より再放送を予定)。
 ふっふっふっ、録るぞ~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しょしんしゃさんもォ、まにあさんもォ♪」
「がるる!ぐるるがるぐるる!」(←訳:虎です!力走を見てみてね!)

 では、ここからは読書タイム!
 本日は、こちらの御本をどうぞ~!

  



 
              ―― 復興グルメ旅 ――



 著者は復興グルメ取材班の皆さん、2013年6月に発行されました。
 前回記事では、東京駅のお掃除マエストロ『新幹線 お掃除の天使たち』を
 御紹介いたしましたが、
 東京駅から新幹線に乗ってゆきたいところと言えば……

「とうほくゥ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:新幹線で東北へ!)

 世は夏休み。
 日本全国、旅してみたい土地は数々あれど、
 エールを送る意味でも、
 食いしん坊ゴコロを満たす意味でも、
 お出掛けしたいのは東北!ですね。

 だって、東北……美味しいものがあるに違いないわ!

「ふァいッ!
 テディちゃ、ふくしまのォ、ももッ、だいすきィ~!」
「がるるがるる!」(←訳:ボクもボクも!)

 この御本で紹介されている《復興グルメ》とは、
 震災の被災地でお店を開いている飲食店さんたちです。

 特設サイト《味から始まる復興~復興グルメ~》に掲載されたお店から
 50店舗分の情報を収録し、
 力強くも美しい新型グルメガイドが完成しました。

「ふむふむッ!
 まずはァ、もくじィをォ~」
「ぐるっ!」(←訳:拝見っ!)

 一番手は、石巻のお店さんたち。

 そして、気仙沼、南三陸、女川、松島・塩竈、
 陸前高田、大船渡、釜石・大槌、宮古、
 一関、福島、郡山、会津、と続きます。

 いずれの地名も、震災の報道で何度も何度も耳にした名ばかり……

 ですが。
 溜め息を吹っ飛ばしちゃスゴイお店が、
 そこにはある!

「お~す~しィ~♪」
「がるる!」(←訳:うどん!)
「らーめんもッ♪」

 私ネーさが目を瞠ったのは、
 一関の郷土料理《もち本膳》のお店。
 お餅が郷土料理?
 数多くの餅料理が伝わっている?
 それって珍しいわ!

「いいなァ、おもちィ!」
「ぐるるるがるるるぐる!」(←訳:地元産のもち米でお餅!)

 郡山の、真っ白なお蕎麦も、
 陸前高田のオムライスも、
 大船渡の海の幸イタリアンも、ステキです!

 食いしん坊である。
 旅好きである。
 と自認なさる方々は、
 新幹線に乗る前に、
 ぜひこの御本で、東北の美味データを収集してくださいね。
 フツーの旅が、美味しい旅になりますよ~♪

「まんぷくでェ~♪」
「がるぐる!」(←訳:満足の旅!)

 取材班の皆さま方へ!
 どうか次巻では、
 『復興グルメ旅・洋菓子&和菓子編』『お取り寄せ編』を~!



 
 
 
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ブラシを持った天使たち。

2013-07-25 21:47:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あはァ! せみのォ、なきごえェ~!」
「がるる!ぐるぐるがるる!」(←訳:虎です!ミンミン蝉だね!)

 こんにちは、ネーさです。
 今年はセミが少ないんじゃ?などと噂されていましたが、
 ここ数日は賑やかな鳴き声(歌?)が聞こえてきます。
 本日の読書タイムは、
 夏休み中の子どもたちのように元気な一冊を御紹介いたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 新幹線 お掃除の天使たち ――



 著者は遠藤功(えんどう・いさお)さん、2012年8月に発行されました。
 活字マニアさんならずとも、
 この御本の、
 そして御本の主役たる《お掃除の天使たち》さんについては
 もうお聞き及びでしょうかしら。

「ふァいィ! テディちゃ、てれびィでェ、みましたでス!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:ボクも見たよー!)

 そうね、TVで報道されたものを見た、
 という御方は大勢おられるかもしれません。
 或いは、東京駅の新幹線ホームで
 本物の《お掃除の天使たち》さんを、
 そのきびきび働く姿を実際に目にした御方もおられるでしょう。

 新幹線ホームで、
 さっ!と整列、一礼し、
 列車がホームに停車している僅か7分の間に
 広い車内をきれいにお掃除し、磨き上げ、
 そしてまた、さっ!と一礼してお仕事完了。

 神ワザのような、魔法のような、お掃除。

 そんなお掃除をやってのけ、
 ホームのお客さんたちも見惚れてしまう《天使たち》は、
 『テッセイ』という会社の社員さん&パートさんたちです。

「ぷろふぇッしょなるゥ!」
「がるるぐーる!」(←訳:エキスパート!)

 この御本は、
 『テッセイ』に勤務する《天使たち》の美談集――

 と、予想して読み始めたら、
 あらららら?
 なにやら様子が違います。

 美談っぽい御話も収録されてはいるのですが、
 これって……
 ビジネス書ですね!

「かいしゃうんえいィのォ、ほんッ?」
「ぐるぐるがるる?」(←訳:ビジネス指南書?)

 著者・遠藤さんは注意深く、
 《お掃除の天使たち》の周囲を研究してゆきます。

 なぜ新幹線の車両政争会社がこれほど私たちの胸を打つのか?
 『新幹線劇場』はどのように生まれたのか?

 
「たくさんのォひとのてでェ~」
「がるぐるるるる!」(←訳:育て上げられた!)

 お掃除の見事さが話題になっていても、
 『テッセイ』さんのお仕事はそれだけではありません。
 
 ド広い東京駅構内を道案内したり、
 お客さまの介助をしたり、
 ホームでの安全に気を配る――

「すごいィねッ!」
「ぐるる!」(←訳:大活躍!)

 《天使たち》の誕生と進化を記録したこの御本の中には
 ひどく印象的な言葉が織り込まれています。

   《新幹線は生き物》
   《新幹線は使い捨てじゃない》

 御本の巻末には
 作家・城山三郎さんが座右の銘にしていた言葉も。

   《静かに行くものは健やかに行く。健やかに行く者は遠くまで行く》

「いいなァ……りそうのォ、たびィ!」
「がるぐるるる!」(←訳:夢のような旅!)

 新幹線大好きな御方、
 一風変わった(でも実は正統派な)ビジネス書を探している御方は、
 ぜひ、一読を~♪



 
 
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妖し~い一族♪

2013-07-24 21:50:54 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 おややッ??」
「がるる!ぐるるがるるる…?」(←訳:虎です!あれに見ゆるは…?)

  

 こんにちは、ネーさです。
 JR八王子駅に直結する駅ビル『CELEO八王子』の『LoFt』さん店頭に
 鬼太郎くんコーナーが出現しましたよ~♪

  

「きたろうくんとォ、おとうさんッ!」

  

「ぐるるるがるるぐぅるぅる!」(←訳:子泣き爺さんのフィギュア!)

  

「みんなでェ、やきゅうッ?」

  

「がるるるるぐるるるぅがる?」(←訳:水木先生と奥様かなぁコレ?)

  

「かるたッ♪」

  

「ぐるるるがーるぐっる!」(←訳:妖怪絵柄トートバッグ!)

 今夏、東京・日本橋の三井記念美術館では
 特別展《大妖怪展 -鬼と妖怪そしてゲゲゲ-》が開催されています。
 (前期:開催中~8月4日、後期:8月6日~9月1日)
 “現代の妖怪画”展示室では鬼太郎くんたちもフル参戦!
 また、
 神奈川の横須賀美術館では《日本の『妖怪』を追え!》展が、
 横浜のそごう美術館では《幽霊・妖怪画大全集》展も開催されちゃうのですよ~♪♪

  

「みにィ、ゆくのじゃよゥ~!」
「ぐるるるるるがっるるる!」(←訳:と鬼太郎父も言ってます!)



 さて、ここで!
 《ツール・ド・フランス》プチニュース総括編~!!

 激闘の日々が終わり、
 腑抜け状態の私ネーさですが、
 現地メディアには『なんかつまんない~い!』『面白くな~い!』と
 不評だった今大会、
 思い返せば、いやいや、なかなかにスリリングでございました♪

 モンサンミシェルでのTT、山岳TT、アルプスでの連戦、
 華やかなパリへの凱旋と、
 3週間&総走行距離3479㎞に及ぶ長いレースの最後を飾る
 スプリンターさんたちによる全力走!!

 毎日毎日走って走って(休養日でも練習走行はするのです)、
 脚はくたくた、
 肌はスリ傷だらけ、
 日焼け止めを塗っても汗で流れてしまって顔や腕は焼けて真っ黒、
 本当に満身創痍のライダーさんたちが
 渾身のチカラでペダルを踏む……!
 これがツール!

 いいなあ~見たいなあ~…
 涙が出るような光景を、
 パリで、ラルプデュエズで、ナマで観戦してみたい!
 と拳を握りしめたものです。

 そして、
 キラキラしい表彰式で壇上にのぼることはありませんでしたけれど、
 総合優勝したフルームさんのアシスト、
 リッチー・ポルトさん(オーストラリア出身、チームスカイ所属)に
 私ネーさ、拍手を送りました!
 ポルトさんがいなければ、
 彼の献身なくしては、
 フルームさんの優勝は有り得なかったわ!
 アシストの鑑(かがみ)!
 未来の優勝候補!

 なので、来年のツールがまたまた楽しみになってきました♪♪
 どのチームが、
 誰が、
 第101回目の《ツール・ド・フランス》勝者となるのでしょう?

「ふァ~? らいねんッ?」
「ぐるがるるる?」(←訳:もう来年の話?)

 《ツール・ド・フランス2014》はもう始動しています。
 開幕地は英国の予定だそうですよ!

「きながにィ~」
「がるるるぅる!」(←訳:待ちましょう!)

    
 
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~ ギターの紳士 ~

2013-07-23 21:41:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 うぴゃッ!おおあめェ~!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!雷と豪雨!)

 こんにちは、ネーさです。
 豪雨に遭遇した皆さま、御無事でしょうか?
 雨雲が去っても、湿度が高くてキツうございますが、
 気分リフレッシュのために、さあ、読書タ~イム!
 本日は、この御方が主役さんですー!

  



 
        ―― ジョージ・ハリスン コンプリート・ワークス ――



 編者はローリングストーン誌編集部の皆さん、
 原著は2002年に、画像の日本語版は2013年2月に発行されました。
 英語原題は『HARRISON By the EDITORS of ROLLING STONE』、
 ビートルズのギタリストとして知られたジョージ・ハリスンさんの伝記作品です。

「ふァ~、じょーじさんッ♪」
「ぐるるがーるる!」(←訳:静かなビートル!)

 そうね、ジョージさんのことを
 《静かなビートル》
 と形容する人も多いわね。

 ビートルズのメンバー4人の名は?
 というクイズが出されたら、
 ジョン・レノンさん、ポール・マッカートニーさん、
 リンゴ・スターさん……
 あれ? あとひとりは誰だっけ?となるのが殆どで、
 ジョージさんの名を思い出せない人も多く、
 つまりは、それだけ“目立たない”ビートルであったのが
 ジョージ・ハリスンさん。

 でも!
 目立たない、のと、仕事をしない、のは違うのよ!

 ジョージさんは素晴らしいギタリストさんでした。
 ただ、自己顕示欲があまりなかったのでしょう。

「のうぎょうがァ、すきィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:庭仕事が好き!)

 ええ、そんなところからも
 ジョージさんの人柄が窺えますね。

 1962年、ビートルズのマネージャー、ブラアン・エプスタインさんは
 ドイツのハンブルクにいる4人に
 EMI社と契約を交わしたと伝える喜ばしい電報を送ります。
 その返事に書かれたハガキ(ハガキ!!)の内容は、

 一万ポンドの印税前借よろしく――これはポールさん。
 いつ俺たちは億万長者になれるのかな――これはジョンさん。

 そしてジョージさんは――

 新しいギターを4本注文して、と。

「おかねのォ~はなしィよりもォ~」
「ぐるー!」(←訳:ギター!)

 音楽性や技術力、宗教への傾倒、ドラッグ、
 映画製作、恋愛、
 ジョージさんについて色々言うひともいますが、
 彼の本質は、やはりギタリストだったのではないでしょうか。

 ビートルズという、
 稀代のバンドを最前面ではなく、
 半歩引いた側面に近い場所から支えた、
 大黒柱。

 この御本には、
 そう広くは知られていないジョージさんのプライヴェート、
 ローリング・ストーンズ誌上でのインタビュー、
 貴重な写真の数々、
 ディスコグラフィー、
 25の代表曲、
 ギターやグッズについてのエピソードが記されています。

 中でも、最も読みごたえがあるのは、
 御本の最終章にあたる、
 『ミュージシャンたちが語る ジョージとの思い出』!

「ぼぶ・でぃらんさんッ!」
「がっる・ぐぅるーがる!」(←訳:ミック・ジャガーさん!)

 そしてキース・リチャーズさん、エルトン・ジョンさんも!

 彼ら音楽家の目と心に、
 ジョージさんはどのように映ったのか、
 どれほど愛されたのかが、
 ここに語られています。

 キースさんは言います――あいつは紳士だった。

「じぇんとるまんのォ、びーとるゥ!」
「ぐるがるる!」(←訳:音の探検家!)

 ひとりの、偉大なる音楽の天使。

 音楽好きさん、
 ビートルマニアさん、どうかぜひとも、一読を!
 
 

 
 
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― 栄光の直線路 ―

2013-07-22 21:49:28 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ごォ~るッ!!」
「がるる!ぐーるがるるぅ!」(←訳:虎です!ゴールですよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい!ゴール!!っていってもサッカーじゃありません。
 《ツール・ド・フランス2013》は7月21日、
 めでたく最終の第21ステージを迎え、
 英国のフルーム選手が個人総合優勝を勝ち取りました!
 おめでとうございます!

「おめでとうゥ!」
「ぐっるるる!」(←訳:やったねえ!)

 巴里まで走り抜いた選手さんたち&チームのスタッフさんたち、
 ツール運営に携わった方々すべて、
 大会成功おめでとうございます&お疲れさまでした!
 本日の読書タイムは、
 ツールの話題に合わせて、こちらの御本を、どうぞ~!!

  



 
                 ―― キアズマ ――



 著者は近藤史恵さん、2013年4月に発行されました。
 『サクリファイス』『エデン』『サヴァイヴ』に続く、
 自転車競技のロードレースを主題にした著者・近藤さんが描く第4作!
 この御本にも、『エデン』の登場人物さんたちが出て……出て……
 あらぁ??

「ふァ? どうしたのでスかァ?」
「ぐーる、がっるる~!」(←訳:ネーさ、しっかり~!)

 『サクリファイス』や、『エデン』、『サヴァイヴ』では
 プロのロードレーサーさんたちが主人公でした。

 しかし、この御本では、
 主人公は、大学生――
 つまり、アマチュアなんです。

「ふむふむゥ、だいがくでもォ~」
「がーるぐーるがっるるる?」(←訳:ロードレースやってるの?)

 ええ、やってますよ。
 アマチュア、それも学生さんのロードレースですと、
 高校生はインターハイ、
 大学生はインカレがあります。

 自転車部のある学校って、あまり多くはないんですけど、
 最近は自転車人気が高まっていますからね、
 割と注目されているらしいのよ♪

 とはいえ、野球やサッカーほどメジャーには成りきれていない、
 自転車競技――ロードレース。

 何かの事情で部員が一人、
 ええ、たったひとりでも欠けてしまう事態になったら、大変です。
 個人競技のように見えて、
 実体はほぼ団体競技、なのがロードレース、なのですから。

 そして、ここにも、
 部員不足に泣く自転車部がありました……

「にんずうがァ、すくないィとォ~」
「ぐっるがるるるる!」(←訳:やっぱ不利だよね!)

 一年生の岸田正樹(きしだ・まさき)くんは
 戸惑っています。

 或る理由のため、
 今日から自転車部に入部することになった彼は、
 まったくのシロウトさん。
 競技用自転車の乗り方も
 ウェアの着用の方法も、
 なぁんにも知らない、分かっていないんです。
 これはもう、アマチュア以前というか、
 アマチュア未満、っていうレベルよね。

「かんぺきにィ、しょしんしゃッ??」
「がるるぐるぐる!」(←訳:それもタイヘン!)

 そんな岸田くんが自転車にのめりこむことになったら?
 インカレを本気で目指すことになったら?

 いったいどうなっちゃうのでしょうか?

「しろうとはァ、こわいィ~ッてェ、いうからァ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:何かが起きる!)

 プロの覚悟を持たず、
 であれど、夢と野望はでっかく!

 《ツール》中継を毎日ガン見し続けた眼には、
 とても新鮮に感じられる
 “自転車乗り”たちの物語です。

 題名『キアズマ』の意味は
 御本の巻頭に記されていますので、
 どうか活字マニアの皆さま、
 書店さんでこの御本を手に取って
 探してみてくださいね♪

「ごーるはァ、たぶんッ!」
「がるがるぐる!」(←訳:まだまだ先さ!)



 
 
 

 
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