テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― 満天に、410万の星 ―

2014-06-30 21:54:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪ささのはァ~さらさらァ~♪」
「がるる!ぐるるるがるる~る!」(←訳:虎です!織姫さん彦星さ~ん!)

 こんにちは、ネーさです。
 W杯とともに?じわ~っと盛り上がっているのが、七夕!
 あちこちで七夕飾りを見かけますね。
 本日の読書タイムは、
 星の祭りの季節に相応しい一冊を、さあ、どうぞ~!

  



 
        ―― プラネタリウムを作りました。【改訂版】 ――



 著者は大平貴之(おおひら・たかゆき)さん、2010年7月に発行されました。
 『7畳間で生まれた410万の星、そしてその後』と副題が付されています。

 先日は、東京都美術館で開催中の『ミッション[宇宙×芸術]』展、
 そして、参加作家のひとりである大平貴之さんに注目を!と
 御紹介いたしました。
 ここで、ちょこっと情報を捕捉いたしましょう。

「おおひらさんはァ、さッかさんッ!」
「ぐるるるるるるがるがるぐる!」(←訳:プラネタリウム作家さんです!)

 プラネタリウムの歴史に詳しい方々は、
 憶えていますかしら?

 ドーム型の空間の、
 ほぼ中心に据えられた機械――投影機の巨大さを。
 名品として知られたのは
 カール・ツァイス社製レンズを用いた投影機でしたが、
 “巨人”のようなそれに比べて、
 この御本の著者・大平さんが作る投影機は……

「ちッさいィ!」
「がるぐる!」(←訳:軽量だし!)

 大平さんが1998年に発表した球型レンズ投影機・メガスターは、
 本体約24キログラム。
 ロンドンでのお披露目を目指し、
 大平さんは梱包したメガスターを航空機に持ち込みます。
 そう、24キロといえば、荷物を詰めた海外旅行用のスーツケースと大差ありません。
 それくらい、小さい!軽い!のが、メガスターなのでした。

「せいのうもォ、ばつぐんッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:天の川が全天に!)

 小さいながら、メガスターで投影できる星の数は……
 100万個!

「きょういてきィ!」
「がるるぐるるる!」(←訳:画期的なんです!)

 そんな素晴らしいプラネタリウムを
 いかにして大平さんは造り上げたのか?

 自宅で、子どもの頃に作ったピンホール式のプラネタリウム。
 ロケット開発への夢。
 高校生時代に製作したプラネタリウムの思い出。
 プラネタリウム制作に専念するため、
 務めていた会社を辞職。
 そうして、新たに完成させたメガスターⅡは――

「さらにィ、ぱわーあッぷゥ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:星の数410万個!)

 大平さんの半生記ともいえるこの御本は、
 2003年刊行の『プラネタリウムを作りました』に加筆した【改訂版】です。
 その後、メガスターと大平さんはどうしているんでしょ?
 さらにさらに進化したんでしょうか?

「ふァいッ! してまスゥ!」
「がるるぐるがるるるるるる!」(←訳:一家に一台プラネタリウム!)

 玩具会社とコラボしての、家庭用プラネタリウムの発売&大ヒット!
 日本科学未来館に、メガスターⅡを常設!
 そして今夏の展覧会にも!と
 大平さんの活躍は続いています。

 天文大好きなオトナに、チビっ子に、
 この御本はぜひのおすすめですよ♪
 では、七夕の夜空を想い浮かべながら、

「ぷらねたりうむわーるどへェ!」
「ぐっるぅるる!」(←訳:行っちゃおう!)




 
  
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気骨のひと、ここに。

2014-06-29 21:50:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ねいまーるゥおにいさんがァ、またァがんばッたァ!」
「がるる!ぐるぐるるがるる!」(←訳:虎です!でも次戦はピンチ!)

 こんにちは、ネーさです。
 何度もチャージされ、
 右太ももが腫れちゃっても闘い続けたネイマールさん。
 次戦までに治るといいですね。
 本日の読書タイムでも、
 ネイマールさんに劣らない“闘士”さんをご紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  



           ―― 『ローマの休日』を仕掛けた男 ――



 著者はピーター・ハンソンさん、原著は2007年に、日本語版は2013年5月に発行されました。
 英語原題は『DALTON TRUMBO,HOLLYWOOD REBEL:A CRITICAL SURVEY AND FILMOGRAPHY』、
 『不屈の映画人ダルトン・トランボ』と日本語副題が付されています。

 テディちゃ、虎くんも
 映画『ローマの休日』を知っているわよね?

「ふァいィ! もちろんでスゥ!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:名作中の名作だよ!)

 そうね、1953年製作のアメリカ映画
 『ローマの休日(Roman Holiday)』、
 主演はオードリー・ヘップバーンさんとグレゴリー・ペックさん。
 この作品によって無名のオードリーさんは一気にブレイク!
 1953年度のアカデミー主演女優賞を獲得しました!
 伝説、といえる名作です。

 けれど、映画館や自宅でDVD鑑賞しても
 あの白黒画面のどこにも
 『ダルトン・トランボ』のクレジットは出てきません……

 へんねぇ?
 この御本の題名からは、
 トランボさんという人が『ローマの休日』の主要スタッフであった、と
 思わされるんですが??

「へんでスよゥ!」
「がるるぐる?」(←訳:なんでだろ?)

 現在では、例えばWikipediaを参照してみれば、
 脚本と原案の欄にダルトン・トランボさんの名が記されていますし、
 アカデミー賞選考委員会も
 トランボさんに最優秀原案賞を贈っています。

 ただし、それは1993年のことでした。

「えッ?? きゅうじゅうさんねんッ??」
「ぐるるがる??」(←訳:四十年遅れ??)

 なぜ40年も経ってから受賞?

  
 それには理由がありました。
 1947年、トランボさんは“ハリウッド・テン”だったのです。

 “ハリウッド・テン”とは、赤狩りへの協力を拒み、
 禁固刑を受けた映画脚本家や映画監督の一団を示す呼称であり、
 トランボさんは一年近く収監されました。
 その後も、トランボさんの名はハリウッド・ブラックリストに載せられ、
 大手を振って映画製作に係わることは
 出来なくなりました……。

「でもォ!!」
「がるぐる!」(←訳:不屈です!)

 表舞台には立たない、
 名前は出さない。

 が、書く。
 ペンネームを使って、脚本を書く。
 文芸ドラマも、コメディも、歴史物も、
 エンタ大作も、戦争映画も、反戦映画も。

 それが、トランボさんの闘いだったのです。

「けッしてェ、めげないィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:反骨の気合いで!)

 この御本で描かれるのは、
 まさに不屈を実践するトランボさんの生涯と、
 彼の作品の数々です。
 『ローマの休日』に、『栄光への脱出』に、
 『スパルタカス』に、『パピヨン』に
 トランボさんはどんな想いを、いえ、仕掛けを織り込んだのか――

 トランボさんと似た気骨を感じさせる著者・ハンソンさんの筆力!
 綿密な調査と、
 訳者・松枝愛さんの丁寧な翻訳に拍手を!
 映画好きな方々に、
 そして『ローマの休日』大好きな御方にも
 おすすめのノンフィクション作品です。
 ぜひ~!




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― スペインから、風が来る ―

2014-06-28 21:31:47 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 いきなりですが、今日のオープニングは自転車ネタで!
 全日本自転車選手権大会ロードレース2014個人TT男子エリート部門は
 別府史之さん(トレックファクトリーレーシング所属)の優勝でした~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふみィさんッ、おめでとうゥございまスゥ!」
「がるる!ぐるるがぅるるる!」(←訳:虎です!明日もファイトだ!)

 明日29日は個人ロードレースが開催されます(岩手県八幡平市にて)。
 お天気に恵まれますようにと祈りながら、
 さぁてと、本日は展覧会情報を、どうぞ~♪

  



       ―― 建築家 ガウディ × 漫画家 井上雄彦 ――



 東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて、
 会期は2014年7月12日~9月7日(会期中は無休)、
 ヒルズの夏を彩るこの特別展には……

 来ます!

 アントニ・ガウディさん自筆のスケッチ、図面、
 大型建築模型、ガウディさんデザインの家具など
 貴重な資料が約100点も!

 
「もッちろんッ、いのうえさんのォ、さくひんもッ!」

  

「ぐるがるる!」(←訳:展示されるよ!)
「こちらはァ、おふたりのッ」
「がるるぐーるぅっつ!」(←訳:変則的ツーショット!)

  

 最近の流行なんでしょうか、
 この展覧会でもグッズ付きチケットが発売されているそうですよ。

 鑑賞券と、
 展覧会オリジナルの越前和紙ブックカバーがセットになった
 『ガウディ×井上雄彦 越前和紙ブックカバー付チケット』は
 税込¥2.500(限定枚数に達し次第終了)!

「くわしくはァ~」
「がるるるる!」(←訳:公式HPで!)

 絵画以外の作品では、
 井上さんの絵が動くプロジェクション・マッピングが
 企画されているといいますから、そちらも……

「みものォ、でスゥ!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:観たい見たい~!)

 なお、この特別展は六本木での開催に続いて、
 金沢21世紀美術館、
 長崎県美術館、
 兵庫県立美術館、
 仙台メディアテークへも巡回する予定です。

 各地にお住まいのガウディさん&井上さんのファンの方々は、
 ぜひお出掛けを~♪



  
  はい、ここで恒例のオマケ画像は――
  
  梅雨の季節の可愛いお花、
  ネジリバナ!
  うう~ん、小さくて写りが悪いわ~…。
  「ネーさッ、へたッぴィ!」
  「がるるるるるぅ!」(←訳:ボヤケてるしぃ!)
  申し訳ありません、雨が止んだら撮り直したいです……。

  「ではァ、みなさまッ!」
  「ぐるるるがるる!」(←訳:穏やかな週末を!)


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火花の《ダービー・マッチ》!

2014-06-27 21:37:17 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむッ! でそろッたでスね!」
「がるる!ぐるるるるるがる!」(←訳:虎です!2014年の16強!)

 こんにちは、ネーさです。
 まだまだ続く2014ブラジルW杯!
 帰国したザックジャパン一行を拍手で迎えつつ、
 本日の読書タイムはサッカーをテーマにした御本でキックオフいたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― ダービー!! ――



 著者はアンディ・ミッテンさん、原著は2008年に、日本語版は2009年10月に発行されました。
 『フットボール28都市の熱狂』と日本語副題が付されています。

 サッカー=フットボールをあまり御存知ない活字マニアさんも、
 噂を聞いたことはおありでしょう、
 世の中には《ダービーマッチ》というものがあって……

「たたかいィ、でス!」
「ぐるぐる!」(←訳:激闘です!)

 いちばん有名な《ダービー》は、というと、
 マンチェスターユナイテッド対マンチェスターシティの
 マンチェスター・ダービー、
 それとも、
 アソシアツィオーネ・カルチョ・ミランことACミランと
 インテルナツィオナーレ・ミラノことインテルがぶつかり合う
 ミラノ・ダービーでしょうか。

「もえあがるゥのだッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:大騒ぎなのだ!)

 サッカーの歴史に関しては浅く、
 子どもたちも女性も
 楽しく安全にスタジアムで観戦できるここ日本と違って、
 《ダービーマッチ》は危険です。

 飛び交う怒号!
 相手チームを嘲笑する歌が大音量で響き、
 放送禁止用語連発で敵のエースを罵倒!

「こッ、こわいィ~!」
「ぐるるっ!」(←訳:冷や汗っ!)

 そんな《ダービーマッチ》が、
 実はあっちの国でも、
 こっちの都市でも行われているのだと
 フットボールライターである著者・ミッテンさんは
 各地からレポートします。

 ボスフォラス海峡で炎上するのは、
 フェネルバフチェ対ガラタサライの
 イスタンブール・ダービー。

 ノースロンドンに火花を散らす
 アーセナル対トッテナム。

 警官隊が警備を固める
 アヤックス対フェイエノールトのオランダ・ダービー。

 永遠の都を二分する
 ローマ対ラツィオのローマ・ダービー。

 オールド・ファーム競技場を揺るがす
 レンジャーズ対セルティックの
 グラスゴー・ダービー。

「けんかはァ、だめだよゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:暴力もNO!)

 ファン目線で追う、《ダービー・マッチ》の熱狂。
 それぞれのチームのサポーターさんにとって、
 応援する、とはどういうことなのか。
 なぜ、このチームを応援するのか。
 
 煽情的とも取れる題名や御本の表紙の雰囲気……ですが、
 内容はなかなかに社会派&硬派!
 このW杯をきっかけに
 海外サッカーの魅力に目覚めた活字マニアさんは
 ぜひ一読くださいね♪


 で、16強に残ったどのチーム、
 どの選手さんを応援しましょうか?

「やぱりィ、ねいまーるおにいさんッ!」
「ぐっるるるがるー!」(←訳:メッシさんだよー!)



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《笑》の鉄筋、入ってます。

2014-06-26 21:36:26 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すいすゥ、つよしッ!」
「がるる!ぐっるるるがる!」(←訳:虎です!メッシさんもね!)

 こんにちは、ネーさです。
 いえ、信じられないのはフランスの粘り強さだわ!
 いつもは内紛だロッカールームで喧嘩だ監督とモメただのと、
 不安要素ばかりがニュースになる仏チームが、どうしちゃったのかしら?
 首をヒネりながらも、
 はい、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



          ―― よりぬきウッドハウス 1 ――



 著者はP・G・ウッドハウスさん、2013年12月に発行されました。
 日本で編集されたウッドハウスさんの傑作作品集の、第一弾です♪♪

「ははァ~、うッどはうすゥさんッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:ヘンテコな人だ!)

 そうねぇ、ヘンテコひと筋、
 生涯ヘンテコ作家!
 を貫いたのが、
 P・G・ウッドハウスさんこと、ペラム・グレンヴィル・ウッドハウス卿。

 1881年に英国のサリー州で生まれ、
 1975年に米国ニューヨーク州レムゼンバーグで没したウッドハウスさんは
 “世界最大のユーモア作家”と呼ばれる御方です。
 演劇や映画の分野でも活躍して、
 ミュージカル『エニシング・ゴーズ』は
 ガイ・ポルトンさんとウッドハウスさんの共同脚本作品として知られています。

 ただ、日本の活字マニアさんにとっての
 ウッドハウスさんは……

「それはァ、やぱりィ!」
「がーるる!!」(←訳:ジーヴス!!)

 英国の良家のお坊ちゃまバーティ・ウースターさんと、
 バーティーさんの執事ジーヴスさんが織り成す
 ヘンテコ度200%の《ジーヴス》シリーズは
 近年続々と邦訳されて
 多くの読者を獲得しました♪
 BBC制作のドラマもDVD化されて、
 そちらも好評だそうです、が……

    ウッドハウスさんの著作は《ジーヴス》だけじゃないんだ!

 とばかりに刊行されたのが、
 この御本――『よりぬきウッドハウス』なんです。

「えらびぬかれたァ、へんてこッ!」
「ぐるるるるがるるぐる!」(←訳:訳者さんの折り紙つき!)

 御本の冒頭に収録されている
 『ハニーサックル・コテージ』からもう、
 ウッドハウスさんの筆は快走を始めます。

 叔母さん(大甘恋愛小説作家)が
 甥っ子(ノワールな探偵小説作家)に遺したのは
 五千ポンドのお金と、
 田舎のコテージ。

 叔母さんとの仲は良くなかったにしても
 せっかくの遺産を受け取らない手はないと、
 いそいそ田舎へ引っ越しする探偵小説作家さんの身に、
 はたして、何事が起こったのか……?

「ぷひひッ♪」
「がるるっ♪」

 初期作品、
 隠れた名作、
 人気キャラクターたちの競演。

 《ジーヴス》シリーズが大のお気に入り!という方々は、必読の一冊です。
 “笑い”という筋金、いえ、超鉄筋入りのウッドハウスさんの作品世界へ、
 アタマの天辺までどーんと浸りきってくださいね~!

 

 

 
 
 
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夏の宇宙を、アートで増幅!

2014-06-25 21:28:41 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 せんしゅ&すたッふのオみなさまァ、おつかれさまでしたでスゥ!」
「がるる!ぐるーるーがるるる!」(←訳:虎です!サポーターさんもね!)

 こんにちは、ネーさです。
 納得できん!日本の敗退はともかくも
 イタリア戦のジャッジには納得できんぞー!と全力で叫びたいです。
 ドン底に落ち込みかけるココロを奮い立たせるために、
 おっし、読書をサボって、
 本日は《宇宙》タ~イム!

  



       ―― ミッション[宇宙×芸術] コスモロジーを超えて ――



 東京都江東区の東京都現代美術館で開催されるこの展覧会は、
 会期が2014年6月7日~8月31日(月曜休館、ただし7月21日は開館して翌22日が休館)、
 『mission[SPACE×ART]-beyond cosmologies』と英語題名が付されています。

 先日はNASA×JAXAの『宇宙博』を御紹介いたしましたが、
 こちらも、宇宙をテーマにした大規模な企画展!

「いぷしろん・ろけッとォ!」

  

「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:松本零士さんの作品!)

  

「それからァ、これがァ~…!」
「がるぐるー!」(←訳:メガスター!)

  

 私ネーさが個人的に惚れちゃってるのは、
 大平貴之さんの《SUPER MEGASTAR-Ⅱとオーロラ》です♪

「ですすたーじゃァないィでスよッ!」
「ぐるがるーるる!」(←訳:メガスターです!)

 大平貴之(おおひら・たかゆき)さんは
 個人でプラネタリムの制作を始め、
 今や世界でもトップクラスとなったプラネタリウムクリエイターさんです!
 プラネタリウムの常識を変えてしまった人!でもあるんですよ。
 会場へお出掛けしたら、
 大平さんのプラネタリウムワールド、
 堪能してきてくださいね!

 なお、今週末の6月29日(日)には
 谷川俊太郎さんによる朗読会『となりの宇宙』の開催も予定されています。
 谷川さんのファンの皆さまは、
 美術館のHPにて最新のお知らせをチェックしてくださ~い!

「なつのォ、よぞらとォ~!」
「ぐるるがるるるがる!」(←訳:ヒトが思い描く宇宙!)

 SF好きな活字マニアさんは、ぜひ♪♪




   さて、今回のオマケ画像は……
   
   『不二家』さんの《カントリーマアム NYチーズケーキ味》で、
   んもおおぉ~っ、ヤケ食いだあぁ!!
   「うわあああァ~んッ!にッぽん~ッ!」
   「がるるる~!」(←訳:イタリア~!)
   


   

  
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不思議なおはなし買い取ります、って?

2014-06-24 21:22:14 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 2014W杯、崖っぷちの日本ですが、イタリアも崖っぷちです……!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さッかーのォ、めがみさまァ!どうかァ、ぼくたちにィ~!」
「がるる!ぐるるるがるるるぅ~!」(←訳:虎です!微笑みをくださいぃ~!)

 ただひたすらに祈りながら、
 決戦までのしばしの間、
 さあ、読書タイムで息をつきましょう。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 

              ―― 奇談蒐集家 ――



 著者は太田忠司(おおた・ただし)さん、
 単行本は2008年に、画像の文庫版は2011年11月に発行されました。
 『All for a Weird Tale』と英語題名が付されています。

「それはァ~、ふしぎなァ、おはなしィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:怪しいお話!)

 もしも貴方が、
 たまたま新聞をひらき、
 何気なく目についた……

   《求む奇談!
    自分が体験した不可思議な話を話してくれた方に高額報酬進呈。
    ただし審査あり》

 という募集広告にグッと惹きつけられてしまったら、
 さて、どうしましょう?

 しかも、何者かが求める《奇談》に
 心当たりがあるとしたら?
 不思議で堪らない出来事を体験したことがある、としたら――

「ううむゥ、それならァ~…」
「がっるぅるるる!」(←訳:喋っちゃうかも!)

 奇談を抱えた人が向かうのは、
 商店街から奥へ、斜めに続く路地を
 ちょっと行ったところ。
 真鍮のプレートに、

 『Strawberry hill』

 と記されたお店です。

「おさけのォびんッ、ならんでまスねッ!」
「ぐーるるるる!」(←訳:バーみたいだ!)

 お店の、さらに奥まった一室では、
 奇談蒐集家・恵美酒一(えびす・はじめ)さんが待っています。
 彼いわく、

   貴方が本当の奇談、
   世にも珍しい、誰も信じてくれそうにない話をしてくれるなら、
   驚くべき物語を聞かせてくれるなら、
   高額な報酬は貴方のもの――

「じゃあァ、しゃべッちゃおォ~♪」
「がるるがるる~!」(←訳:聞いて聞いて~!)

 貴方の奇談を、蒐集家・恵美酒さんは
 どう判断するのでしょう?
 本物? にせもの? それとも……?

 全7編で構成された奇談集は
 一種の探偵物語……であるようですし、
 ファンタジー、或いは昔話、グリム童話、滑稽譚でもあるようです。
 ミステリのジャンルでいえば、
 アシモフさん著《黒後家蜘蛛の会》シリーズの雰囲気に近い、かしら?

「なぞがァ、なぞをォ、よぶゥ!」
「ぐるるがる」(←訳:奇談の行方!)

 ユーモアもヒネリもきいたこの御本は、
 蒐集家、つまり“マニア”な連作集!
 活字マニアさんには
 ぜひのおすすめですよ~♪♪



  
 
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《いいものとの出会い》を探して。

2014-06-23 21:43:05 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふんばれッ、ぽるとがるゥ~!」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!イタリアも頑張れ!)

 こんにちは、ネーさです。
 強豪国も苦戦しちゃうほど、W杯って特別!なんですね。
 明日24日の見どころはカメルーン×ブラジル戦!
 ネイマールさんは得点できるのか?
 期待しつつ、読書タイムも敢行しちゃいます♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



         ―― 樋口可南子の いいものを、すこし。その3 ――



 著者は清野恵里子(せいの・えりこ)さん、2014年3月に発行されました。
 女優・樋口可南子さんが
 これは!これだ!と感じた《いいもの》との出会い、
 《いいもの》を創る人との邂逅を
 著者・清野さんが文章に仕立てる人気シリーズの第三作です。
 
「すこしィ、ッていうところがァ~」
「ぐるるっ!」(←訳:いいなっ!)

 たくさん、でも、いっぱい、でもなく、
 すこし。

 うん、それくらいがちょうどいい、かもね。
 有り過ぎるよりは、
 すこし、の方が好ましいような。

「おちゃわんッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:おいしいもの!)
「りょこうゥ!」

 この『その3。』で樋口さんが慈しむ“すこし”は、
 花人・川瀬敏郎さんの『一日一花』。
 料理家・土井義晴さんの『土井家のおいしいもん』。
 神田明神下『天野屋』さんの糀(こうじ)。
 
 はたまた、民藝運動の旗手・柳宗悦さんの住まい。
 通崎睦美さんの、京都の《長屋》リノベーション計画。

 
「おおッ!このおうちィ、かッこいいィ!」
「ぐっるる!」(←訳:シックだ!)

 私ネーさがその創造性に陶然とさせられたのは、
 帽子作家・スソアキコ(須曽明子)さんを紹介するページです。

 以前は資生堂の宣伝部社員さんだったというスソさん、
 帽子作家さんへと転身しました。
 スソさんの手が作り出す独自のフォルムの帽子は――

「ひゃはァ! はずんでるゥ~♪」
「がっるるぅ!」(←訳:踊ってるぅ!)

 帽子好きな御方は
 スソさんのお名前を心に刻んでくださいね。

 さて、御本の終盤の番外編では、
 それまでとはちょっと趣きを変えて……

「たびィ、でス!」
「ぐるるがる!」(←訳:気仙沼への!)

 震災で被災した気仙沼へ。
 樋口さんは、そして著者・清野さんは
 津波の被害を受けた地を訪れます。

 気仙沼で最も古いジャズ喫茶『ヴァンガード』さん。
 水産加工の『斉吉商店』さん。
 歴史ある『愛耕幼稚園』。

 番外編、ではありますが、
 万感の想いがこめられているせいでしょうか、
 やっぱり光ってますね、《いいもの》って!

「とうほくのォ、いいものッ!」
「がるがるぐるる!」(←訳:キラキラしてます!)

 写真も、写真の中の樋口さんも、文章も、
 しみじみと美しい一冊です。
 活字マニアの皆さま、ぜひ~♪



 
 
 
 
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その古書店さんには、いつも音楽が。

2014-06-22 21:34:21 | ブックス
「がるーる!ぐっるるるるがっる!」(←訳:虎でーす!メッシさんがやった!)
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 こんしんのォ、しゅーとッ!でしたッ!」

 こんにちは、ネーさです。
 今日も2014W杯のニュースで賑わってますね。
 では、本日の読書タイムも負けじと
 大賑わい&大騒ぎ♪な作品を御紹介いたしましょ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



          ―― オール・ユー・ニード・イズ・ラブ ――



 著者は小路幸也(しょうじ・ゆきや)さん、2014年4月に発行されました。
 息の長~い人気シリーズ《東京バンドワゴン》!
 その9番目の作品が、こちらの御本ですよ。

「♪るる~♪こんかいィもォ~♪」
「ぐーるるる!」(←訳:ビートルズ!)

 そこは、東京の“下町”と呼ばれる一角。
 古い木造家屋の古書店さんがあります。
 古書店さんにはカフェも同居していて、
 お店は繁盛してるようじゃありませんか♪

 古書店のレジ……いえ、帳場に座って睨みをきかせているのは、
 堀田勘一(ほった・かんいち)さん。

「とうきょうばんどわごんのォ、てんしゅさんッ!」
「がるるる!」(←訳:主(ぬし)だよね!)

 勘一さんの息子さんだけど、
 ロケンロール♪なスターの我南人(がなと)さん。
 我南人の息子の紺(こん)さん、青(あお)さん。

 そして、紺さんの息子さんで中学二年生の研人(けんと)くんも
 今回は重要な役どころで活躍いたします。

「だいかぞくゥでス!」
「ぐるるがるるる~」(←訳:孫とか曾孫とか~)

 ビートルズの名曲『オール・ユー・ニード・イズ・ラブ』を背負って、
 さて、新たに繰り広げられる物語は、
 秋・冬・春・夏、
 季節ごとの短編4作から成る連作集ですが、
 そうですね~、
 もっとも《東京バンドワゴン》らしさが感じられるのは……

 春の季節の、
 『歌って咲かせる実もあるさ』
 ですかしら♪

「ちょッとォ、ふしぎィでェ~」
「がるぐるるるがるる!」(←訳:古本ウンチクもあり!)

 知人の常連さんが持ち込んできたのは、
 所有者を不幸にする?という、
 古書界では伝説となっている《呪いの本》。

 一方カフェでは、
 常連客さんの不思議な振舞いが話題になっていました。
 お客さんはなぜ、
 珍しい古銭でコーヒーの代金を払ったのでしょう……?

「のろいィ~?!?」
「ぐる~??」(←訳:古銭~??)

 古銭と古書、ふたつのエピソードが楽しいハーモニーを奏でます。
 おすすめの一編ですよ♪

 とはいえど、
 《東京バンドワゴン》の本当の楽しさ面白さは
 シリーズ全編を通して読まないと
 分かりにくい、かもしれません。
 未読の御方は、ぜひ、シリーズ一冊目の
 『東京バンドワゴン』から、
 順番に読破していってくださいね~!

「びなんびじょがァ~た~くさんッ、でてきまスゥ♪」
「がるるぐるる!」(←訳:ヘンな人もね!)
「ぷふふッ♪」



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目ヂカラ!のこどもたち。

2014-06-21 21:35:54 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 強過ぎるぞ、コスタリカー!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みらくるゥ~こすたりかッ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!驚異の躍進!)

 サプライズ続きの2014W杯、
 選手さんたちの激闘に拍手をおくりながら、
 さて、週末の本日は、読書じゃなくてアートタイム!
 展覧会情報を御紹介いたしましょう~♪

  



 
               ―― こども 展 ――



 東京・六本木の森アーツセンターギャラリーにて、
 会期は2014年4月19日~6月29日(会期中は無休)、
 『名画にみるこどもと画家の絆』と日本語副題が、
 『Les enfants modeles』と仏語題名が付されたこの展覧会は、
 パリ・オランジェリー美術館で大人気だったという特別企画展ですよ。

「おおッ、これはァ~」

  

「ぐるるがるるぅる!」(←訳:迫力のお子ちゃま!)

  

「せざんぬゥさんにィ、ころーさんッ!」

  

「がるるぐるぐるがる!」(←訳:ピカソさんモネさん!)

 約90点の子どもの肖像画のうち、
 およそ3分の2が日本初公開の作品!
 いちばん上の画像はルノワールさん、
 その下の画像はアンリ・ルソーさんの作品です。

「めずらしィでスゥ!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:全部こどもの画!)

 御紹介しなくちゃ!と思っていたのがつい遅れ、
 展覧会の会期は残り1週間になってしまいました。
 チケットをお持ちの方々は急いでくださいね!

「さッかーもォ、いいけどッ♪」
「がるるるぐるるるー!」(←訳:展覧会もいいのだー!)




   で、今回のオマケ画像は……
   
   限定デザインの《プリングルズ うすしお》!
   「やぱりィ、おうえんしたくてェ~」
   「ぐっるぅがるるる!」(←訳:買っちゃいました!)
   はるか地球の裏側、
   全身汗まみれで闘う青ファイターさんたちにエールを!





   
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