テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ あの日、あのとき ~

2020-10-31 22:27:07 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あわわッ! じゅういちがつゥ??」
「がるる!ぐるるがっる~!」(←訳:虎です!嘘だと言って~!)

 こんにちは、ネーさです。
 ハッピーハロウィン!
 ラグビーW杯に沸いていた去年の今頃を
 ちょっぴり懐かしく思い起こしながら、
 さあ、10月最後の週末も
 しっかり読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  


 
      ―― 再審・本能寺の変 ――



 著者は『再審・本能寺の変』制作委員会の皆さん、
 2020年8月に発行されました。
 『光秀に信長は殺せたのか?』と副題が付されています。

「むむゥ! おおいなるゥ~なぞッ!」
「ぐるがる!」(←訳:議論百出!)

 日本史上の最大のミステリ、
 と形容しても決して大袈裟ではないのが、
 《本能寺の変》。

 先日も少し触れましたが、
 NHK総合で放送されたミニドラマ
 『光秀のスマホ』に心奪われた私ネーさ、
 《本能寺の変》について調べてみよう!
 と思い立ちまして。

「とうじのォ、おてんきィ!」
「がるぐ-る!」(←訳:進軍ルート!)

 その日――
 天正10年5月15日。

 京都の天候はどうであったか。
 地形は、
 各陣営の位置関係は、
 風習や思考方法は、
 どうだったか。

 等々の資料を集め、踏まえつつ、
 著者さんたちは検証してゆきます。

   《本能寺の変》を
   起こしたのは誰なのか?

「えェ~ッとォ?」
「ぐ~るる?」(←訳:う~んと?)

 そうよね、分からないわよね、
 いきなり言われても。

 私ネーさも、
 読み進むうちに混乱してきましたよ。
 定説を信じていいのかしら??と。

 ただ、それとは別に
 しみじみ感じ入ったというか、
 驚かされたことが、
 ひとつ、あったんです。

「ふァ??」
「がるっ?」

 ええ、いったい何に驚かされたかといいますと。

   なんちゅう忙しさだ!!

「いッ、いそがしィ??」
「ぐるるる?」(←訳:そうなの?)

 だってもう、
 明智軍の兵士さんたちの身になってくださいな。

 夜中に丹波亀山のお城を出て、
 西へ向かうんだろうと思っていたら、
 
 ん? 目的地を変更?
 京? 京に行くの?
 なんでー?
 んもう、参ったなぁ……
 あ、着いたの?
 ここ、どこ?
 はぁ? 本能寺ぃ?
 え? 上さま討っちゃおうっての?
 マジかよ聞いてないよ!
 ……ど、どうしよう、
 ホントに討っちゃった。
 どうすんのよ、これから!?!

 って感じよねぇ。

「ふァいッ、たしかにィ~!」
「がるぅぐるぅがるる!」(←訳:メチャクチャだよう!)

 兵士さんたちの混乱は
 この後も続きます。

 信長公の長子・信忠さんを襲ったり、
 二条城にも(たぶん)火を放ち、
 安土城へも向かわなくちゃならないし、
 朝廷との折衝や、
 京の街の保安や、
 とにもかくにも、
 短時間内で
 やらなあかん事柄が山積み。

 このドタバタな軍事行動の、
 補給とか
 食料の確保ってどうなってるの?
 そこらへんのことを考えて行動しているようには
 とても見えないんですけど……。

「いきあたりいィ~」
「ぐっるる?」(←訳:ばったり?)

 そう、あらためて見直してみると、
 《本能寺の変》って
 ヘンなことだらけです。

 御本の本文は、
 裁判の形式を模して、
 事件の概要・状況、
 争点の整理、
 検察や陪審の見解、と
 《本能寺の変》検証が繰り広げられてゆきます、が……

 判決は、はたして?

「なやみィまスゥ!」
「がっるるるぐる!」(←訳:やったのは誰だ!)

 地図、人物相関図、
 勢力図など、
 歴史好きな活字マニアさんには
 愉しめる資料も
 多数掲載されています。

 あの日、信長公を追い詰めたのは
 誰だったのか――

 想い馳せつつ、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪





 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
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~ ミュージアムという名の、底なし沼へ ~

2020-10-30 23:33:26 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あしたはァ、はッぴきィ~はろうィんッ!」
「がるる!ぐるがる!」(←訳:虎です!満月のね!)

 こんにちは、ネーさです。
 今年のハロウィンは46年ぶりに満月!
 なおかつ、ブルームーン(ひと月で二度目の満月)で、
 マイクロムーン(2020年最小の満月)!
 次のブルームーンは2023年8月だそうですから、
 レアなお月さまをたっぷり楽しんでくださいね♪
 では、お家ハロウィンの支度をしながら、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~!

  



     ―― 博物館ななめ歩き ――



 著者は久世番子(くぜ・ばんこ)さん、
 監修は栗原祐司(くりはら・ゆうじ)さん、
 2020年10月に発行されました。

「またまたァ、とうじょうゥなのでスゥ!」
「ぐるが~る!」(←訳:番子さ~ん!)

 ええ、つい先日、
 番子さん著『神は細部に宿るのよ 6』を
 ご紹介したばかりなんですけれど、
 『神宿6』と同時期に刊行されたこの御本も
 見逃せませんよ。

 しかも、この『博物館ななめ歩き』では、
 番子さんに相棒が?!?

「あいぼうゥとォ、いうよりィ~…」
「がるぐる!」(←訳:鬼に金棒!)

 心強くも頼もしい、
 相棒さんのお名前は、
 栗原祐司さん。

 初対面時、
 栗原さんの名刺をいただいた番子さんは
 驚きました。

   文科省キャリア組!
   エリートさんだわ!

 そしてまた、
 栗原さんは番子さんを小躍りさせてしまう
 ”もうひとつの顔“を持っていたのです。

「それはァ~…!」
「ぐぅーるるるがるーる!」(←訳:ミュージアムフリーク!)

 博物館大好き!!!な栗原さんとチームを組み、
 番子さんは博物館を訪ね歩くことになりました。

 東京都内、
 あるいは京都や奈良の、
 90を超えるミュージアムの、
 それぞれが掲げるテーマは、

 かるた、
 銀行、
 図書文化館、
 ボタン、
 ネオン看板、
 容器文化、
 駄菓子屋ゲーム、
 文化財保存修理所、
 装飾古墳、
 引揚記念館……

「ふわわァ~…そんなにィ??」
「がるるるぐるるる……!」(←訳:いろいろあるんだ……!)

 世界最小のミュージアム、
 つまみかんざし博物館。

 ハチ公くん&
 ハチ公くんの飼い主・上野英三郎博士を
 詳しく知りたいなら、
 東京大学大学院の農学生命科学研究科農学資料館/
 国立科学博物館へ。

 日本の歴史を語る
 正倉院の宝物を拝見したいなら、
 奈良国立博物館へ。

 栗原さんと番子さんのミュージアム旅に
 終わりはありません♫

「まだまだァ、たずねてみたいィ~!」
「ぐるがるる!」(←訳:知の殿堂を!)

 ミュージアムが大好き過ぎる栗原さん、
 現在のお仕事は、なんと、
 京都国立博物館の
 副館長さん!
 
 いやいや、
 ミュージアム愛なら
 番子さんにも栗原さんにも負けないぞ!
 と自負する活字マニアさんは、
 ぜひ、この御本を手に取ってみてくださいね。
 すぐにでも行ってみたくなる博物館が
 きっと見つかりますよ♪
 
 
 
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~ カチンコとカット!の間 ~

2020-10-29 22:27:00 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 みッ、みつひでさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!行かないで~!)

 こんにちは、ネーさです。
 昨日10月28日に最終回を迎えた
 NHK総合の『光秀のスマホ』……
 お見事でございました!!
 歴史マニア&大河ドラマファンの皆さま、
 YouTubeで全6話が公開されていますので、
 ご覧になってみてくださいね♪
 さあ、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  

  
 
       ―― 空洞のなかみ ――



 著者は松重豊(まつしげ・ゆたか)さん、
 2020年10月に発行されました。
 ひょろっと細身のノッポな俳優さん、
 いえ、近年はラジオパーソナリティとしても大活躍の
 マルチな才人・松重さんが、
 小説家デビューですよ~!

「ええッ! ねこちゃんがッ??」
「ぐるるるる??」(←訳:神倉所長が??)

 ええ、そうよね、
 『きょうの猫村さん』の猫村ねこさんが、
 『アンナチュラル』のUDIラボ所長・神倉保夫さんが、
 『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんが、
 作家さんになっちゃうなんて……!
 
 それはもう驚きましたが、
 まずは読んでみなくては!

「しょうせつゥとォ、えッせいィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:不思議な構成!)

 御本の前半部分には
 『愚者譫言(ぐしゃのうわごと』
 と題された小説のパートです。

 スーツケースを引きずり、
 強まる雨足の中、
 ふっとぼんやりしているのは、
 語り手の《私》。

 太秦の撮影所でひと仕事して、
 東京に帰るつもりだったけれど、
 次回の撮影の都合がある、
 まだ帰らないでくれ、と告げられて……
 さて、どうしようか。

「むゥ! うずまさッ!」
「ぐるる!」(←訳:撮影所!)

 全国に名を知られる大スター、
 ではなく、
 知る人ぞ知る的な俳優である《私》は、
 旅をするかのように、
 ひとつの役柄から
 また別の役柄へと
 漂い流されてゆきます。

 その流れを、一瞬、切り裂くのは、
 カチンコの響きと、
 カット!の声……。

「これはァ、げんそうゥ??」
「がるるるぐる??」(←訳:それとも現実??)

 そして、御本の後半部分には
 エッセイ25編が収録されています。
 
 『演者戯言(えんじゃのざれごと)』
 と題された作品たちは、
 『サンデー毎日』に連載されたもので、
 蜷川幸雄さんの劇団のお話、
 アレルギーと闘うお話、
 《孤独のグルメ》シリーズの
 チーフ監督・溝口さんのお話などなど。

「ほわわァ~♪ これはァ!」
「ぐるるがるるーるるぐる!」(←訳:楽しいエピソードの連続!)

 小説+エッセイ、
 という不思議な構造は、
 言葉にしがたい読後感をもたらします。

 エッセイ部分を読み終えた後、
 もう一度、
 小説のパートを読み返したくなる。

 さらにもう一度、
 エッセイを読み返し、
 また小説に戻って……

 と、出口のない迷路に
 放り込まれたような?

「まことにィ、まかふしぎィ!」
「がるるるるるぅ!」(←訳:引き込まれるぅ!)

 書店さんでは、
 おそらくこの御本は
 タレント本のコーナーに
 配架されているかもしれませんが、
 いやいや、
 文芸のコーナーの、
 いちばん目立つところに
 ドン!と積み上げていただきたい作品です。

 ネコちゃんになったり、
 ラボの所長さんになったり、
 孤独に食べ歩き続けたりする松重さんの、
 新たな旅の成果を、
 活字マニアの皆さま、
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 
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~ 湘南で《アロハ》に眼福 ~

2020-10-28 21:45:36 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どくしょッしゅうかんッ、はじまッてまスゥ~!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!本屋さんへGO!)

 こんにちは、ネーさです。
 はい! 2020秋の読書週間!
 の真っ只中ではございまするが、
 本日は敢えて読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪

  


 
   ―― ヴィンテージアロハシャツの魅力 ――



 神奈川県茅ケ崎市の茅ケ崎市美術館にて、
 会期は2020年9月12日~11月8日(月曜休館)、
 『VINTAGE ALOHA SHIRTS COLLECTION by SUN SURF』
 と英語題名が付されています。

 アロハシャツ――

 ハワイの、そして日本の夏に、
 違和感なく溶け込むファッションのひとつであり、
 茅ヶ崎市では夏のクールビズスタイルとして、
 正式に採用されているのだそうです。

「いろォとりどりィ~!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:模様もとりどり!)
 
  

 海辺の街にこよなく似合う
 カラフルな半袖シャツ。

 波、魚に鳥、猛獣たちや、
 熱帯の花々をモチーフにした
 オシャレなアロハシャツは、
 どうやってこの世に生まれ出たのでしょうか。

「それはァ、はるかなァ~はわいィ~…」
「がるるるぐるる!」(←訳:移民史に鍵あり!)

 この展覧会に出展されるのは、
 アロハシャツブランド『SUN SURF(サンサーフ)』の
 ディレクターさんであり、
 世界的なアロハシャツコレクターとして知られる
 小林亨一さん(東洋エンタープライズ株式会社代表取締役)の
 貴重なコレクションから選りすぐられた
 ヴィンテージアロハです。

  

 1930年代から1950年代にかけて制作された
 現在では稀少なアロハシャツたちは、
 ファッション好きさん必見!な
 ”身にまとうアート“
 というべきでしょうか。

「しょうなんでェ、たのしくゥ~」
「ぐるるがる~!」(←訳:アロハ鑑賞~!)

 名作絵画のようなヴィンテージアロハと、
 アロハシャツの歴史を知りたくなったのなら、
 皆さま、JR茅ヶ崎駅から徒歩8分の
 茅ヶ崎市美術館へ、ぜひお出掛けを♪

 と言いたいところですが、
 神奈川は遠すぎるわ~…
 お出掛けはまだ難しいのよね~…
 という御方は、
 茅ヶ崎市美術館のHPを
 覗いてみてくださいな。

 『ヴィンテージアロハシャツの魅力』展のページでは、
 解説動画を鑑賞することが出来ますよ。
 webならではのアート旅を
 お楽しみくださいね。
 




   では、ここでオマケ画像も……じゃじゃん!
   
   『シャトレーゼ』さんの
   季節の創作和菓子の、
   ↓こちらは、《ハロウィン かぼちゃ》!
   
   「ひゃわッ♪ きゃわゆいィ~!」
   ↓こちらは、《ハロウィン 黒猫》!
   
   「がるるぅるっ!」(←訳:ごろにゃんっ!)
   うわあ、ミニサイズなのに
   手が込んでるなぁ~
   スゴイなぁ~と感心しつつも、
   ここは、やっぱり。
   「ぱくりッ!」
   「ぐるる!」(←訳:もぐぐ!)
   なのでした♪
   
   
   
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~ 宇宙への探検旅行 ~

2020-10-27 22:52:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もふふッ♫ 
 きょうはァ、ぼくたちのひィ、なのでスゥ!」
「がるる!ぐるるぅるるるがる!」(←訳:虎です!テディベアの日だ!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日10月27日は『テディベアの日』!
 全国のテディくんたちのアタマをポンポンしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
 ―― 宇宙飛行士、『ホーキング博士の宇宙』を旅する ――
 


 著者は若田光一(わかた・こういち)さん、
 2020年9月に発行されました。
 表紙のイラストは、お分かりでしょうか、
 大人気コミック『宇宙兄弟』の作者・小山宙哉さんによる
 ホーキング博士と若田さん!

「ふたりのォ、はかせッ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:物理学と工学の!)

 理論物理学者の
 スティーヴン・ホーキングさん(1942~2018)と、
 宇宙飛行士にして工学博士の
 若田光一さん。

 2014年、
 国際宇宙ステーションに滞在していた若田さんは、
 BBCのTV番組を介して、
 地上のホーキング博士と
 対話する機会を得ました。

 それは、
 時間的には短い対話ではあったものの、
 若田さんの心を揺さぶりました。

 ……この対話の、続きをしてみたい……!

「うちゅうとォ、ちじょうゥ!」
「がるるぐるる!」(←訳:確かな手応え!)

 残念ながらホーキング博士は
 世を去ってしまいましたけれど、
 多くの著作――数々の名言を残しています。

 その言葉たちを手掛かりに、
 若田さんが著したこの御本は、いわば、

 《ホーキング博士の脳内の宇宙を、
  若田さんが宇宙飛行した》

 という形の、
 ちょっと変わりダネな対話集、と申せましょうか。

「おふたりのォ、きょうつうてんはァ~」
「ぐるがるぅ!」(←訳:宇宙でしょ!)

 『宇宙についての対話』
 『科学についての対話』
 『人間についての対話』
 『人生について対話』
 『夢と希望についての対話』
 『生と死についての対話』
 『未来についての対話』

 と、8つの章で構成される
 ホーキング博士と若田さんの対話は、
 科学、哲学、歴史、
 若田さんがNASAでの訓練で学んだサバイバル術、
 宇宙ステーションでの経験など、
 とても幅広く、
 複雑なようでいて。

 実は、行き着くところは、
 ただひとつ。

  《宇宙がこうなっているのはなぜか》

「なぜェだろうゥ??」
「がるるるぐるがる!」(←訳:根源的な問いだよ!)

 平明な言葉で語られる
 《宇宙》への問いと、
 未来への展望。

  『私たちが向かう未来を、
   誰もが行きたいと思うような未来にするために、
   力を合わせようではないか』

 というホーキング博士の金言が、
 コロナ禍の混迷の中では
 いっそう重みを増してゆくようです。

 ホーキング博士と若田さん、
 ふたりが夢見る宇宙の旅を、
 皆さま、ぜひ、一読してみてくださいね♪



 
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~ 巨匠の背中 ~

2020-10-26 23:20:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いいぞォ、せんちょうォ~!」
「がるる!ぐるるるがるるぅ!」(←訳:虎です!行け行けジムシィ!)

 こんにちは、ネーさです。
 NHK総合で放送している『未来少年コナン』、
 25日深夜の『インダストリアの最期』では、
 宮崎駿さんのメカ描写のなんと素晴らしかったことでしょう♪
 アニメの金字塔ってこれだわ!と感激冷めやらぬまま、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  



     ―― 日本アニメ誕生 ――



 著者は豊田有恒(とよた・ありつね)さん、
 2020年8月に発行されました。
 『The dawn of Japanese Animation』と
 英語題名が付されています。

 拙ブログでは、
 日本のアニメーションに関する書籍を
 時折り御紹介しておりますけれど、
 それらの作品は、殆どが
 アニメーターさん側の視点に立った作品でした。

 対してこの『日本アニメ誕生』は、
 シナリオライターさんの視点から
 描かれた作品です。

「にているゥようでぇ~」
「ぐっるるがっるるる!」(←訳:けっこう違ってるね!)

 そうですね、
 そもそも、著者・豊田有恒さんは
 日本SF作家クラブの会長さんを
 務めたほどの御方ですから、
 SF作家さんとしての印象が
 強いんですけれども。

 豊田さんの作家としての出発時には、
 手塚治虫さんが大きく関わっていたんですね。

   《SFマガジン》主催の
   第一回SF小説コンテストに入賞した
   『時間砲』を、
   手塚さんの手で漫画に!

 そんな“野望”に突き動かされ
 虫プロを訪ねた豊田有恒さん、
 漫画の神さま・手塚さんに
 気に入られてしまいました。

「るいィともッ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:SF好き仲間だよ!)

 手塚さんに出版社を紹介されたり、
 SF談義に花を咲かせたりするうち、
 豊田さんは、
 若き日の平井和正さんと知り合います。

 そして、平井さんに頼まれて、
 『エイトマン』TVアニメ化に
 協力することになりました。

 そう、もちろん、
 作画ではなく、
 シナリオ担当として。

「しなりおォ、かいたことォないィけどッ!」
「ぐっるるるる!」(←訳:やってみよう!)

 1962年、まさにTVの興隆期。

 『エイトマン』が、
 『鉄人28号』が、
 『鉄腕アトム』が、
 少年少女たちの、
 そして大人たちの心も
 つかもうとしていた時代に、
 シナリオ制作現場で
 何を目にしたのか――

 日本のTVアニメ史を中心に、
 手塚さんへ、
 日本SF界のパイオニアさんたちへの
 オマージュも込められた
 豊田さんのアニメ回顧録は、
 近代史好きな活字マニアさんにも
 おすすめのノンフィクション作品です。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 
「あとむくんッだいすきなァ~おかたもォ!」
「がるるるるぐるる~る!」(←訳:読んでみてくださ~い!)




 
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~ 総覧・征夷大将軍! ~

2020-10-25 23:18:44 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おおおォ~ッ! あれがッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!火星だあ!)

 こんにちは、ネーさです。
 よく晴れた夜空に輝く赤い星……
 とうとう目撃いたしましたよ、
 あれが!大接近中の火星だわね!
 うん、そうかぁ~…
 人類はいつかあの星に行こうとしているのかぁ~…と
 感慨を新たにしながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



     ―― ヘッポコ征夷大将軍 ――



 著者は長谷川ヨシテルさん、2018年11月に発行されました。
 先日ご紹介いたしました長谷川さんの著作
 『ドタバタ関ヶ原』がと~っても楽しかったもので、
 別の作品も!と、
 手に取ってみましたら……

「わははッ♪」
「ぐるるっ♫」

 はい、こちらの
 ”長谷川版・征夷大将軍論“も、
 エンターテインメント度高し!
 
 武家のトップたる歴代将軍さんたちの素顔、
 クスクス笑ったり、
 ええっ!と驚かされるエピソードや雑学も
 秋の山のドングリのように
 ごろごろっと収録されています。

「そもそもォ~」
「がるるるるっるぐるる?」(←訳:征夷大将軍って何なの?)

 『征夷大将軍』とは、そもそも何なのか。

 本文49ページのコラムで、
 著者・長谷川さんは解説しています。

 征夷大将軍とは、
 東北地方の蝦夷(えみし)を討伐するため、
 朝廷が派遣した軍の最高司令官のことである、と。
 
 ただ、この御本の主役さんたちは。

 初代征夷大将軍の
 大伴弟麻呂(おおとものおとまろ)さん、
 坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)さんたち
 初期の征夷大将軍さんたちではなく。

 鎌倉時代以降の、
 征夷大将軍さんたちです。

「ということはァ~…」
「ぐるがる?」(←訳:頼朝さん?)

 頼朝さんから数えてみますと、

 鎌倉幕府は9人、
 室町幕府は15人、
 江戸幕府は15人、
 計39人の征夷大将軍が誕生しました。

 どの御方も、
 個性が強すぎる……というか、
 だからこそ将軍の座に就き得た、
 というべきなのでしょうか。

 女性にモテてトラブル続出の頼朝さん。

 出家願望が高じて
 剃髪寸前?になっちゃった足利尊氏さん。

 江戸幕府最年少の将軍、
 徳川家継(いえつぐ)さん。

 明治維新後は、
 カメラ、ミシン、囲碁、
 狩猟にサイクリング、と
 趣味三昧だった“最後の将軍“慶喜さん。

「ぽんこつゥ、じゃなくてェ~」
「がるぐるる??」(←訳:超越してる??)

 私ネーさの推しは、
 全征夷大将軍中、
 最高の文学者であった源実朝さん♪

 実朝さんについて書かれた章では、
 笑うどころか、
 涙腺が、じわり……。

「みじかすぎィ、だッたのでスゥ!」
「ぐるるがるぐるるっる!」(←訳:長生きしてほしかった!)

 39人の征夷大将軍さんたちと、
 将軍家に伍する権力者たち。

 著者・長谷川さんの軽快な語りに乗って、
 広壮な日本史の世界へ、
 皆さま、ぜひ♫

  
  
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~ 《民藝》を訪ねて ~

2020-10-24 23:12:54 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぴゅぴゅゥ~ッとォ、きましたでス!」
「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!木枯らし1号~!)

 こんにちは、ネーさです。
 近畿地方では、
 早くも木枯らし1号を観測したとか。
 手袋どこ?マフラーは?と冬支度をする合間に、
 さあ、ちゃっかり読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



    ―― にっぽんの美しい民藝 ――



 著者は萩原健太郎(はぎわら・けんたろう)さん、
 2020年9月に発行されました。
 『MINGEI Masterpieces of Japanese Folkcraft』と
 英語題名が付されています。

 関東、東北、中部、
 関西、中国、九州、と
 日本の各地を旅するようにして
 《民藝》を訪ね歩くアートガイドブックは、
 ええ、寒~い季節にはぴったり♫ですよ。

「あッたかいィ~!」
「ぐっるる!」(←訳:丸っこい!)

 《民藝》――
 いかにも古典的な響きを持つ言葉ですが、
 実は、生まれてまだ100年そこそこの
 新人さんです。

 民衆的工芸、を略して、《民藝》。

 命名の主は、
 柳宗悦(やなぎ・むねよし)さんを中心とする
 民藝運動家さんたちでした。

「ひゃくねんたッてもォ~」
「がるるぐるがる!」(←訳:民藝は現役だよ!)

 この御本で紹介されているのは、
 日本各地の《民藝》の資料館や博物館、
 民芸品を販売しているお店、
 民芸品製作を体験できる工房など、
 さまざまな”《民藝》と出会える場所”です。

 東京で《民藝》に触れたいのなら、
 駒場の『日本民藝館』。

 関西で《民藝》の精神に浸りたいのなら、
 京都の『河井寛次郎記念館』。

 という具合に、
 まずは各エリアの
 ランドマーク的な存在を挙げて、
 その次は――

「おみせへェ、いッてみようゥ~!」
「ぐるるがるるぐっるぅる!」(←訳:どれも欲しくなっちゃう!)

 ぽってりとした手触りの、
 温かく、丸っこい線。
 土の風合い、
 釉薬の色、
 伝統的な文様。

 民藝館に展示してあるような
 暗色系の壺や大皿もステキなんですけど、
 私ネーさが、
 これ良いわ!と見入ってしまったのは、
 本文138ページの、
 『天草高浜焼 寿芳窯
 (あまくさたかはまやきじゅほうがま)』。

 熊本県の天草で作られている
 『高浜焼』は、
 高品質の白磁の原料となる
 天草陶石(あまくさとうせき)で作られていて、
 明るい色合いの地肌が
 天草の海を照らす陽光を想わせます♪

「きゅうしゅうゥ、いいなァ~♪」
「がるるぐるがる!」(←訳:民藝の宝庫だね!)

 この秋冬、
 GO TOトラベルでお出掛けします!
 GO TOキャンペーンでお買い物もします!
 という方々に、
 手仕事製品好きな方々、
 民藝コレクターの方々にも
 おすすめの一冊です。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪





   では、ここで週末のオマケ画像も!
   
   『チロルチョコ』さんの
   《ちょこもち》は、
   おお、冬っぽいわね!
   「くちどけェ~とろりんッ!」
   「ぐるがる!」(←訳:濃厚です!)
   美味しいオヤツを頬張りながら、
   皆さま、穏やかな休日を♫
   
  
 
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~ ニャンたる ミステリ ~

2020-10-23 22:30:15 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 どうぶつかいィもォ、ころもがえッ!」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!鋭意換毛中~!)

 こんにちは、ネーさです。
 寒さが増すシーズンとなれば、
 動物たちも夏毛から冬毛へ、
 装いを変えてゆく最中でしょうか。
 そこで、本日の読書タイムでは、
 今頃は換毛中に違いない或る生きものさんの活躍譚を、
 さあ、どうぞ~♪

  


 
      ―― ニャン氏の憂鬱 ――



 著者は松尾由美(まつお・ゆみ)さん、
 2020年8月に発行されました。
 『MR NYAN'S BLUES』と英語題名が付されています。
 『ニャン氏の事件簿』『ニャン氏の童心』に続く
 《ニャン氏》シリーズの第3作ですよ。

「ふァいッ! ねこォだけどォ~♫」
「ぐるるがるぐぅるる?」(←訳:ただのネコじゃない?)

   このニャンコには
   逆らえないよなぁ……。

 そう考えたのは、
 製缶会社に務める
 茶谷歩(ちゃたに・あゆむ)くん、24歳。

 製缶会社、といっても、
 そこは“缶詰の中身を作る”のではなく、
 缶の製造や技術の開発をする会社ですし、
 茶谷くんは総務部の所属ですから……

「びッくりィしたのでス!」
「がるるぐるるる!」(←訳:ご指名だなんて!)

 ウチの会社の、
 大株主の実業家さんの、秘書さん。

 その秘書さんがやって来て、

   “音楽をやっている社員さんと話したい”

 と言うのなら、
 社長さんも、重役さんも、
 茶谷くんの上司さんも、拒めませんよね。

 当然、茶谷くんも。

「あはァ! もしかしてッ?」
「ぐるるるるがるるるる?」(←訳:茶谷さんは音楽家さん?)

 ロックバンドをやっている茶谷くん、
 “音楽をやっている社員”として、
 秘書さんとお話しすることになります。
 
 で、応接室のドアをノックしてみれば。

「わほォ~♫」
「がる~♪」

 そこにいたのは、
 秘書さんと……

 ネコ。

 身体の大部分が黒で、
 お腹と足先と、
 顔は頬から下が白い、
 いわゆるタキシードキャットちゃん。

「しッぽもォ~ぴんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:本当にネコだよ!)

 応接室にネコ、
 という組み合わせに驚きつつも、
 大株主の秘書さん相手では文句を付けようもなく。

 ネコちゃんのニャ―ニャー声の合間に
 缶の製法のあれこれについて、
 秘書さんと検討する茶谷くん。

 話題が、いつしか缶の製法から逸れ、
 密室事件の謎へと変わっていったのは、
 秘書さんが、いえ、
 ネコちゃんが後押ししたせい、
 だったのでしょうか。

 そうして、茶谷くんは感じます。

 かつて経験した摩訶不思議な、
 けれど今も心に残る、
 ひとつの謎が解かれようとしている……。

「どきどきィ~しまスゥ!」
「がるぐるる???」(←訳:謎の答えは??)

 茶谷くんの憂いを解き明かす
 『密室のカナリア』に始まり、
 『見張り台からずっと』
 『黄昏のブロック塀』
 『猫を見たかい』
 『ホスピタル・オディティ』
 『アンダー・ヒズ・サム』と、
 計6篇から成る
 『ニャン氏の憂鬱』は、
 ネコ好きさん&ミステリ好きさんにも、
 音楽好きさんにおすすめの
 連作短編集です。

 探偵・ニャン氏の愉快な物語を、
 皆さま、ぜひ♪
 
 
 
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~ 冷静と情熱の《装い》 ~

2020-10-22 22:34:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふううゥ~…またァくもりィなのでス!」
「がるる!ぐるがるるるる~!」(←訳:虎です!星空見たいよう~!)

 こんにちは、ネーさです。
 ここ東京・多摩地域は雨や曇天続きで、
 大接近中の火星も、
 オリオン座流星群も観測できていません……
 週明けあたりは晴れるといいなぁ~と願いつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらのコミックエッセイ作品を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 神は細部に宿るのよ 6 ――



 著者は久世番子(くぜ・ばんこ)さん、
 2020年10月に発行されました。
 ファッションの謎と疑問を追求する
 《神は細部に宿るのよ》シリーズの最新刊です。

「こんかいィもォ、ぷふふッ♫」
「ぐるるるがるるる♪」(←訳:笑えますクスクス♪)

 季節は秋……

 いえ、今はもうちょっとね、
 秋というより晩秋に近付いちゃってますけど、
 この『神は細部に宿るのよ』第6巻でも、
 秋冬シーンならではの
 “課題ファッション”
 が目を惹きます。

 それは、例えば――

 《ベレー帽》。

「うむむゥ! かわいいィでスよねッ!」
「がるぐるるがるる?」(←訳:でも意外に難しい?)

 幼稚園の制服にベレー帽……可愛いわね。
 女子高生さんのベレー帽も……うん、カワイイ。

 ただ……
 大人のベレー帽って、難しいわ。
 カッコ可愛く着こなす、
 いえ、被りこなすことが出来るのは、
 オシャレ上級者さんだけ……?
 
「あッ、こッちもッ!」
「ぐぅっるぅるがるるるぐる!」(←訳:ファッションあるあるだよ!)

 もふもふ、ふかふかな手触りが
 冬に嬉しい衣服といえば。

 ゴージャスなファー。
 エレガントなモヘア。
 そして、
 カジュアルなボア。

 ボア、とは元々は
 毛皮や羽根で作られた
 襟巻(えりまき)のことですが、
 番子さんが取り上げるのは、
 裏地に使われるパイル織物のボアです。

 最近は、衣服の表地として
 使われる場合も多く、
 ボアの短丈ジャケットなんて
 プードルみたいで可愛いわね~♫

「それにィ、べんりィなのはァ~」
「がるるぐるるがるる!」(←訳:自宅で洗濯可だから!)

 ああ、《流行》。

 見た目が可愛くて、
 お手入れもカンタン便利なら
 みんなに受け入れられちゃう!のが、
 《流行》なのか。

 ギンガムチェックや、
 シースルー素材が街にあふれたら、
 それが《流行》なのか。

 《流行》って、いったい……?

「ふァいッ!
 まよッたァときィにはァ~」
「ぐるるがるる!」(←訳:ここを読んで!)

 本文43ページで、
 番子さんが思い起こすのは、
 中原淳一さんの言葉です。

 人気イラストレーターであり、
 ファッションデザイナー、
 『それいゆ』を創刊した
 偉大なクリエイターさんが語った
 人が”装い“に抱く想いとは。

 流行りモノに弱い私たちには
 じわじわと身に沁みる
 中原さんのお言葉は、
 ネタバレを避けたいので
 ここには記しません……が。

「ううッ! 
 なかはらァせんせいィ、かッこいいィ~!」
「がるるるるぐるるがる!」(←訳:番子さんもステキです!)

 そろそろ、
 お店に冬物が出そろう時季になりました。
 コートにブーツ、
 フリースにダウンジャケット……。
 
 いいな~どれにしようかな~と
 楽しくウィンドウショッピング……の前に、
 まずは、
 『神は細部に宿るのよ』こと
 《神宿(かみじゅく)》シリーズを一読すれば、
 お買い物の愉しさも倍々増しです。
 皆さま、ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
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