テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

驚きあふれる、《花のパリ》♪

2015-08-31 21:50:14 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……ネーさッ、めちゃくちゃッ、おちこみちゅうゥ!」
「がるる!ぐるる~?」(←訳:虎です!なんで~?)

 こんにちは、ネーさです。
 し、信じられないわ……
 王者ユヴェントスがクラブ史上初の開幕二連敗なんてっ!
 と、取り乱してしまった日の読書タイムは、
 とびっきり明るくて元気いっぱいの御本を、
 さあ、どうぞ~♪

  



              ―― パリこれ! ――



 著者は との まりこ さん、2015年8月に発行されました。
 『住んでみてわかった、パリのあれこれ。』と副題が付されたこの御本は、
 糸井重里さん主宰の《ほぼ日刊イトイ新聞》で人気のコンテンツ
 『バブー&とのまりこのパリこれ!』を書籍化したものです。

「わほほォ~いッ♪ ばぶーくんッ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:憧れのパリ~!)

 パリを拠点に、ヘアメイク、フォトエッセイ、
 ガイドブック執筆と大活躍、
 2014年には東京・西荻窪でフランス雑貨のお店
 《Boite(ぼわっと)》を営んでおられる著者・とのさん。

 パリで暮らすとのさんにとって、

   ええっ?!?
   おフランス流なの、これがっ?
   こっちではこれが普通?
   日本の常識は通用しないんだわ……!
 
 と驚いたり、呆れたりする事柄が多数あります。

 たとえば、迷信。
 食卓に、バゲットを裏返しに置いたりしたら……

「のんのんッ! いけませんでスゥ!」
「がるるぐるぅる!」(←訳:不幸が来ちゃう!)

 てな具合に大ブーイング。
 ああ、これがカルチャーショックというヤツですねえ。

「ほかにもォ、あるのでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:文化の違いが!)

 旅行しただけでは見えてこない、
 住んでみてようやく分かる、彼我の食い違い。

 けれど、とのさんは、驚いたり呆れたり、
 時々は本気で怒ったりしながらも、
 おおらかな心で受け止めます。

 これが、パリ。
 これが、フランスの常識。

「ちがッてるからァ~、たのしィ~♪」
「がっるるぐるがるる!」(←訳:違ってるから面白い!)

 フランスのじゃんけんは、
 グーと、チョコと、パーと……ピュイ??

 いちばん人気の職業は、革命記念日にわかる??

 パリ名物?の水撒き清掃車がやって来たら……
 みんな、逃げてー!

「ひゃわわわわァ!」
「ぐるるるっ!」(←訳:すたこらっ!)

 ちょうど今の今、
 宿題の仕上げに苦しんでいるチビっ子ちゃんたちには
 ショックなんじゃないかしら、
 フランスの“バカンス事情”が。

 9月の新学期、
 6週間がんばって学校に通えば、
 はい、秋のバカンス(万聖節のバカンス)2週間があって。
 それからまた6週間後には、クリスマスのバカンス2週間があって。
 またまた6週間たったら、スキーバカンスが2週間。
 さらにまた6週間のちには、イースターのバカンス2週間。
 そしてまた6週間が過ぎたら……
 じゃーん!
 夏のバカンス2ヶ月だー!

「きゃッぽォ~いッ♪♪」
「がるるるるぅ!」(←訳:羨ましいぞぉ!)

 日本のお父さんお母さんはびっくり、
 チビっ子ちゃんたちは狂喜乱舞?な学期スケジュール、
 私ネーさも仰天いたしましたよ。
 うう~ん、ちょっといいかもバカンス尽くしの一年!

「にほんにィ、ゆにゅうしましょゥ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:フランスのバカンス!)

 著者・とのさんと、
 とのさんの愛犬バブーくんが案内してくれるパリ生活は、
 日本に生まれ育った私たちには
 やっぱりちょっとまぶしいような、
 ゆったり&充実してるような。

 ちなみに、バブーくん……
 私ネーさの目には、プチサイズのチューバッカ、に見えまする。
 チューバッカってヨークシャーテリアだったんだわ!と、
 これも大発見ですね♪

「ぷふふッ♪」
「がるる♪」

 《ほぼ日》読者の方々も、
 書籍版の『パリこれ!』おすすめです。
 ぜひ、一読を~!
 


 
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~ 松林の遠い音 ~

2015-08-30 21:44:45 | ブックス
「こんにちわゥ~、テディちゃでスゥ~!
 うふゥ、さむいィでスゥ~!」
「がるる!ぐるがるぅ!」(←訳:虎です!冷夏だよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 明るく楽しい夏休み!のはずが、いつの間にか冷夏に?
 ちょこっと切ない8月の終わりの読書タイムは、
 秋めく季節に相応しいアート評論を、どうぞ~♪

  



          ―― 思いがけない日本美術史 ――



 著者は黒田泰三(くろだ・たいぞう)さん、2015年5月に発行されました。
 前回記事では二大巨匠の美人画展覧会を御紹介したのですけれど、
 こちらは、近年人気が高まる一方の
 日本美術を論ずる新書本です。

「おもいがけないィ、というとォ??」
「ぐるるがるるぐる?」(←訳:異端の美術史かな?)

 御本の題名にある“思いがけない”とは、
 著者・黒田さんの或る経験に由来するものです。

 日本近世絵画史を専門とする黒田さんは、
 出光美術館の理事・学芸部長さんでもあり、
 2014年4月~6月にかけて開催された
 《日本絵画の魅惑展》の企画者も務めました。

 そして、展覧会の会期中に
 作品を熟知する学芸員ならではの解説を
 お客さまに披露したところ、
 たいへん好評だった、というのです。

「ならではのォ、かいせつゥ??」
「がるるるるるぐるる?」(←訳:専門用語羅列ですか?)

 黒田さんが心掛けたのは、
 従来の美術史的評価とはやや異なる見方、
 いままであまり注目されてこなかった
 意外な視座からの作品観賞、でした。

 そんな“意外な見方”線上から
 日本美術史を見直し、
 あらためて日本美術の面白さを追求したのが
 この御本です。

「ゆうめいなァ、さくひんもォ~」
「ぐるる!」(←訳:再検証!)

 内容は、

 第一章《人間を描く》
 第二章《動・植物を描く》
 第三章《風景を描く》
 第四章《目に見えないモノを描く》

 と、大きく四つの章に分けられ、
 絵巻、屏風、文人画、水墨画……等々、
 様々な作品への考察が収録されていますが、
 特に注力されているのは、
 長谷川等伯さんの業績、でしょうか。

「ふァいッ! テディちゃ、しッてるでス!
 まつばやしィ、なのでス!」
「がるるるるるぐるるる!」(←訳:松林図屏風の画師さん!)

 観る者をたちまちとりこにする、
 桃山時代の画家・長谷川等伯(はせがわ・とうはく)さん。

 その等伯さんが、
 江戸時代の初めには忘れ去られていたのは
 どういう理由があったのか。
 
 忘れられ、いえ、ほとんど潰されるところだった等伯さんの作品が
 かろうじて後世に伝えられたのには、
 どのような経緯があったのか。

 等伯さんの斬新性、
 創作の機微を想う黒田さんの文章は、
 《松柏図屏風》を目にしたことのある人のこころを
 ぞくり、と波立たせるに違いありません。

「するどいィぶんせきィ!」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:それでいて優しい!)

 日本美術好きな御方、
 日本史好きな御方にもおすすめの一冊です。
 美術館へお出掛けする際の、
 予習&復習にも、ぜひ♪
 
 

 
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どこまでもただ美しく。

2015-08-29 21:37:12 | ミュゼ
「こんにちわっ、テディちゃでス!
 ゆうしょうこうほォ、しぼられてきたァでスッ!」
「がるる!ぐるぐるっがる!」(←訳:虎です!じわじわっとね!)

 こんにちは、ネーさです。
 酷暑の2015ブエルタ・ア・エスパーニャ、
 優勝候補か?と目されていた強豪選手さんたちが
 少しづつタイムを失ってゆく……
 プロスポーツのシビアな結果に今日も唸らされる8月最後の週末は、
 読書をサボって、展覧会情報を、どうぞ~♪

  



          ―― 鏑木清方・伊東深水‐美の系譜展 ――



 広島県廿日市のウッドワン美術館にて、
 会期は2015年9月5日~10月18日(9/28は休館日)、
 『粋でモダン 二大巨匠の共演』と副題が付されています。

「ふァ? ひろしまけんッ?」
「ぐるぅ~!」(←訳:遠いぃ~!)

 ええ、東京からはずいぶん距離がありますけれど、
 美人画だぁ~い好きな私ネーさ、張り切って御紹介いたします!

  

 鏑木清方(かぶらき・きよかた)さん(1878~1972)、
 そして清方さんの愛弟子である、
 伊東深水(いとう・しんすい)さん(1898~1972)は、
 明治・大正・昭和の三時代、
 “美人画の巨匠”の名を担った日本画家さんでした。

「ほおォ~♪べっぴんさんッなのでスゥ!」
「がるぐるる!」(←訳:美女ありき!)

  

 この展覧会では、
 師弟ふたりの代表的な作品が展示されます。

 鏑木清方さんの《朝涼》(大正14年制作)、
 伊東深水さんの《指》(大正11年制作)は、きっと
 皆さまもどこかで目にしたことがあるでしょう。

「ふぅ~! ためいきィ~!」
「ぐるるがる!」(←訳:これぞ名品!)

 時代はうつろい、日本画のありようが変わって、
 美人画というジャンルも自然消滅してしまいました……

 いえ、それとも、
 美人は美少女に変装し、
 アニメやライトノベルの挿絵の中に
 身を潜めているのでしょうか?

「いまもォ、むかしィもォ~」
「がるるぐるるがるるる!」(←訳:みんな美女には弱いんだ!)

 広島県廿日市市の近くにお住まいの方々は、
 ぜひ、美人がずらり!な清方さん&深水さんの展覧会へ
 お出掛けしてくださいね~♪
 
 


   さて、美女さんで目の保養をした次は、オマケ画像も。
   
   『森永』さんの新製品、
   《ミニチョコチョコチップ》は
   ちびサイズのチョコチップクッキーです。
   「ちッこいィ♪」
   「ぐるるるがる!」(←訳:美味しいプチ!)
   関東圏では、
   秋モノのお洋服どうしようー!
   と、慌ててふためく8月の終わりとなりました。
   寒さにも残暑にも用心して、
   皆さま、どうか、穏やかな休日を。



   
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プラスアルファな、ノベライズ。

2015-08-28 21:52:59 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すぺいんのォ、なつはァ、おわッてないィぞッ!」
「がるる!ぐるるるるがるる~!」(←訳:虎です!ブエルタは激走中~!)

 こんにちは、ネーさです。
 東京の夏は終わりを迎えてしまった可能性大ですが、
 まだまだ熱い2015ブエルタ・ア・エスパーニャには
 新城幸也(ユーロップカー所属)も参加していますよ♪
 中継のTV画像にどん!と新城さんが写ることを、
 さらには表彰台に上れますようにと祈りつつ、
 本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



               ―― HERO ――



 福田靖さん脚本、ノベライズは蒔田洋平さん、2015年7月に発行されました。
 『ヒーロー2014』と副題が付されているこの御本は、
 2014年に放送されたTVドラマ『HERO』のノベライズ作品です。
 今夏は、新たに映画も公開されましたよね。

「ふァいッ! にんきィしりーずゥでス!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:TVも映画も人気!)

 えーと、実はその、私ネーさ、
 TVドラマはちょっとしか拝見していないんですけど……

「えええェ~ッ?」
「がるるぅ??」(←訳:本当にぃ??)

 いや、その、ちょっとは見たんです、ちょっとは。
 確か、最終話は、見た……気がします……。

「ぶーッ!」(←ブーイング)
「ぐるー!」(←こちらもブーイング)

 はあ、えー、そんなこんなの次第で、
 あらためて『HERO』に挑戦しようと思い立ったネーさです。
 ただ、映像ではなく、書籍で。

 この御本には、
 第1話《時効寸前の宝石強盗》から
 第11話《正義のために》まで、
 全11話が収録されています。
 それぞれの物語の大筋は、
 TV放送とほぼ同じ、ようですが、
 内容には若干の変更と創作が加えられている、のだそうですよ。

 しかし、変えようにも変わりっこないのは、
 主演、いや、主人公である検事さん――
 久利生公平(くりう・こうへい)さんの性格、でしょうか。

「うむうむゥ! あれはァ~」
「がるるるるる!」(←訳:変わらないね!)

 東京地検・城西支部に
 7年ぶりに赴任してきた久利生検事さん。
 通販マニアなのは相変わらず。
 ジーンズ姿なのも相変わらず。
 同僚の検事さんをびっくりさせることしばしばなのも、相変わらず。

 変わったのは、あの事務官さん――ツーといえばカーだった相棒さんが
 彼の横にいない、というくらい……?

 その代わり、いま、久利生検事さんの隣にいるのは、
 たいそう美人な、
 たいそう目力のキツい、
 いえ、キリリとした眼が印象的な、
 事務官の浅木千佳(あさぎ・ちか)さん。

「かわいィそうにィ~…!」
「ぐるがるるるるる!」(←訳:振り回されてます!)

 ルール無用?な検事さんと
 目を白黒させっぱなしの城西支部の職員さんたち。
 
 とりわけ笑いを誘うのは、
 例のバーのマスターさんと、
 久利生さんの上司・川尻検事さん、ですかしら♪
 川尻さんの“昭和の取り調べ”シーン、いいですねえ。

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 ドラマの面白さ――言葉のやり取りのテンポや
 各シーンの活きの良さを維持し、
 ノベライズとしても成功させているこの御本、
 ドラマファンさんには嬉しい『HERO』アイテムです。
 私ネーさのように、
 『HERO』全シリーズをこれから見直そうか、
 と思案中の方々も、ぜひ!

「どらまのォぞくへんはァ、いつほうそうゥでスかッ?」
「ぐるるるがるるーる!」(←訳:楽しみにしてまーす!)
 


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― 夕暮の異郷 ―

2015-08-27 21:40:44 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 おおッ♪ きょうのォ、しゅやくさんはァ~♪」
「がるる!ぐるがるるー!」(←訳:虎です!美男さんだー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、本日の読書タイムは、
 お芝居をテーマにしたフォトブックを御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  



              ―― 動く森 ――



 著者は佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さん、撮影は福山楡青さん、
 2015年7月に発行されました。
 『――スコットランド《マクベス》紀行』と日本語副題が、
 『 A MOVING GROVE 』と英語題名が付されています。

 動く森、と聞けば、
 お芝居好きな御方は副題を目にする前に
 もう分かっちゃいますよね、
 ウィリアム・シェイクスピアさんの戯曲――『マクベス』。

「ふァいッ! テディちゃ、しッてるのでス!
 ひげきィ、なのでス!」
「ぐるがるるるー」(←訳:有名だもんねー)

 シェイクスピアさんの四大悲劇作品
 『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』。

 今夏、著者・佐々木さんは
 『マクベス』の舞台に立つことになりました。

 もちろん、主演で。

 いえ、たったひとりの、主演で。

「ふァ?? ひとりのォ、しゅえんッ?」
「がぅるぐるるー」(←訳:じゃあつまりー)

 佐々木さんが演じるのは、
 ナショナル・シアター・オブ・スコットランド版の『マクベス』。

 シェイクスピアさん原作の『マクベス』を、
 設定を現代の精神病院に変え、
 病室に隔離された患者が一人で
 『マクベス』を語り始める……というお芝居です。

 ひとりで、100分。
 ひとりで、すべての登場人物を演る。

「……うわあああァ~…!」
「ぐるる!」(←訳:難役だ!)

 お芝居の最終準備に取りかかる前に、
 佐々木さん、念願の旅に出発しました。

 以前から、行ってみたいなぁ、と思っていた土地、
 スコットランド。
 ウィスキーの蒸留所巡り、してみたいんだよなぁ。

「おさけェめあてェ、でスかッ?」
「がるるぐるるるぅ~」(←訳:それもいいけどぉ~)

 そう、蒸留所も良いんですけど、
 原作『マクベス』はスコットランドの王位を巡る物語です。

 どんな国なんだろうか。

 ウィスキー発祥の地っていうのは分かってるけど、
 他に浮かぶイメージは、
 森と湖、タータンチェックにバグパイプ、ネッシー、の国……?

「うむッ! ひゃくぶんはァ、いッけんにィしかずゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:行くしかない!)

 コーダー城、グラームズ城、スクーン宮殿、
 マクダフ城、三人の魔女の荒野――

 スコットランドの原風景や、
 『マクベス』に登場する名所を
 佐々木さんは訪れます。

 訪れて、自分の足でその地に立って、
 はじめて視えてくるもの。
 シェイクスピアさんが見せたものと、
 見せずに取り除いたもの。
 
「うむむゥ、ふかいィッ!」
「がるるぐる!」(←訳:深くて広い!)

 凡百のグラビア系写真集と
 決して一緒にするなかれ。

 なんたって敵はシェイクスピアさんです。
 甘っちょろい写真日記で終わるはずがありません。
 歴史の事実と、戯曲の虚構と、
 スコットランドの光景が重なれば、
 領主マクベスの素の顔が浮かび上がってくるような……。

「みすてりあすゥ、でスゥ!」
「ぐるがるるるぐる!」(←訳:観てみたいね舞台!)

 舞台『マクベス』の、双子の兄弟ともいえる異郷の旅誌。
 佐々木さんのファンの方々はもちろん、
 演劇マニアさんも、ぜひ一読&一見を♪
 


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“こころ”は変わらず。

2015-08-26 21:42:08 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃデス!
 まいとしのようにィ、だいはらんッ?」
「がるる!ぐるるがるるる?」(←訳:虎です!今日も荒れそう?)

 こんにちは、ネーさです。
 2015ブエルタ・ア・エスパーニャは開幕以来、
 コースの不備、落車、強豪選手さんの失格、
 ケガや体調不良で棄権する選手さんも……と波乱含みの進行状況です。
 今日は何が起きるのかと不安に駆られつつも、
 読書タイム……をサボって、
 本日は展覧会情報を、どうぞ~♪

  



             ―― 科学する心 ――



 東京都目黒区駒場の東京大学駒場博物館にて、
 会期は2015年7月18日~9月23日(火曜休館、ただし9/22は開館)、
 『一理科へようこそ』と副題が付されています。

 ときに、非常に地味~な展覧会の情報をお伝えしている拙ブログですが、
 今回御紹介いたしますこちらは……

 極めつけに地味~な展覧会かもしれません……。

「なんだかァ~、くうきィがァ~…」
「ぐるるる?」(←訳:超レトロ?)

  

 1870年に造られた分析器や実験器具、
 1920年代に製作されたオシログラフ部品、
 明治時代の図表……

 これらはみな、
 一――戦前期の旧制高校時代の第一高等学校で
 使用されていた備品です。

 21世紀の現代では、
 骨董品のようにも見えますが――

  

「みゃほほッ♪ 
 ふるめかしィけどォ、きゃわゆいィ~♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:洗練の手仕事だ!)

 一の、すなわち旧制高校時代のエリート学生さんたちが、
 どのように“科学する心”を磨いていったのか。
 この展覧会では、
 東京大学駒場博物館所蔵の実験機器や教材等の資料を用いて
 戦前の一理科の教育の一端を紹介すつ特別展です。

「むかしィむかしのォ、さいせんたんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:侮るなかれ!)

 私ネーさは、↑画像最上段の
 チラシ(フライヤー)表側の写真を目にして、
 ふっと思い出しました。

   初期の鉄腕アトムくんって、こんな感じじゃなかった?

 以前、手塚治虫さんの展覧会で、
 アトムくんの設計図、というものを観たのですけど、
 初期のアトムは真空管で動いている、
 というような説明文があったのです。

 ならば、一の理科には、
 真空管入りアトムくんの設計理念と同じ“科学する心”が
 流れていたのでしょうか……。

「きいてみたいィでス!」
「がるるるる!」(←訳:天馬博士に!)

 科学の未来が明るさにあふれていた時代、
 学生たちの道しるべとなった実験・実習道具たち。

 入館料無料の、
 近代科学史マニアさんにちょっとおすすめの展覧会、
 最寄りの駅は、京王井の頭線の駒場灯台前駅となります
 (駒場博物館は駅の東口より徒歩3分)。
 理系の皆さま、ぜひ、お出掛けを♪
 



    ではここで、寒過ぎ!な日のオマケ画像も、どうぞ~! 
   
    『カバヤ』さんの
    《SAKUSAKU PANDA 大人のガトーショコラ》は
    カバヤさん×earthさんのコラボお菓子ですよ。
    「すずしくゥなるとォ~」
    「ぐぅるるがるるる!」(←訳:チョコが美味しい!)
    チョコも美味、おでんも美味な、
    8月とは信じられない低温の関東地方です。
    皆さま、体調にお気を付けくださいね!


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~ 古き恋歌 ~

2015-08-25 21:48:55 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ううむッ! げんじゅうゥちゅういィ、でスゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!風邪に注意!)

 こんにちは、ネーさです。
 猛暑はどこ行ったのー!と言いたくなる涼しさの東京・多摩地域ですよ。
 とり急ぎ長袖パーカで防寒態勢を固めたら、
 さあ、本日の読書タイムは、こちら~♪

  



             ―― 繪本 即興詩人 ――



 著者は安野光雅(あんの・みつまさ)さん、
 底本となった単行本は2002年11月に、
 ↑画像の『新装版』は2015年7月に発行されました。
 原本となっているのは、
 アンデルセンさん著・森鴎外さん訳の『即興詩人』(岩波文庫版)です。

「そそッ、そッきょうゥしじんッてェ~…」
「ぐるがるる!」(←訳:名作だよね!)
「でもォ、よめないィ~…!」

 ええ、そうなんですよねえ。
 原作『即興詩人』が著されたのは1835年のこと。
 それを、森鴎外さんが日本語に訳して出版したのが、
 1902年のこと。

 20世紀が幕を開けたばかりの当時、
 現在のような、『~です』『~ます』調で文章を書く、なんて
 有り得ませんでしたから、
 鴎外さん、思いっきり豪快に文語体です。
 
 しかし、鴎外さんの後の世代の人々は
 独自の美しさを湛える鴎外さんの訳文を
 《雅文(がぶん)体》と呼んで
 ことのほか愛したのでした。

「たしかにィ、このォぶんしょうはァ~」
「がるるぐるる!」(←訳:最高の名調子!)

 この御本の著者・安野さんも
 鴎外さん版『即興詩人』に憧れ、共感し、
 物語の主人公アントニオの旅をなぞって
 イタリアを旅したこともあるほどの『即興詩人』マニアさんです。

 ローマ生まれの少年・アントニオの
 イタリア逍遥――或いは、放浪記にも似た旅路を追いかけ、
 ローマ、ナポリ、アマルフィ、ヴェネツィア……と
 丁寧に描いてゆく安野さんの筆は
 《古典》を《モダン》に塗り変えてゆくかのよう。

「ふァいッ! これならァ~♪」
「ぐるるがる!」(←訳:読めるかも!)

 安野さんが綴る『即興詩人』は
 “全訳”ではありません。

 鴎外さんの訳文と、
 安野さんの現代語訳部分が交互に顔を覗かせ、
 刺激し合いながら原作の『即興詩人』に近付いてゆく、
 そんな感覚でしょうか。

 そしてまた、その感覚をより研ぎ澄ます助けとなっているのが、
 安野さんのすずやかな挿絵――水彩画の数々。

「いろもォ、かたちもォ!」
「がるるるぐるぅ!」(←訳:イタリアだよぅ!)

 君知るや南の国、とかつてはゲーテさんが詠い、
 鴎外さんが想いを馳せ、
 安野さんが新たに織り直した、
 イタリアへの恋歌。

 古典好きな活字マニアさんも、
 アート好きさん&旅好きさんも、
 ぜひ、この妙なる歌声に耳を澄ませてみてくださいな♪



 
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― 変調&危険!なロマンノワール ―

2015-08-24 21:45:05 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 うわわァ~んッ! しょうげきィでスゥ!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!動揺だよう!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャでまず椿事が!
 優勝候補のひとりニーバリ選手(国籍はイタリア、所属はチームアスタナ)が失格?
 次はセリエAで悪夢が!
 ユヴェントスがホームの開幕戦で敗けちゃった??
 ええええ~っ!!!

「ネーさッ、しッかりィ!」
「ぐるがるる!」(←訳:目を覚まして!)

 えーと、呆然自失中の私ネーさですが、
 読書タイムは遂行いたします。
 本日は、日本屈指のフットボールマニアでもある
 あの作家さんの作品を、どうぞ~!

  



           ―― アンタッチャブル ――



 著者は馳星周(はせ・せいしゅう)さん、2015年5月に発行されました。
 先だっての直木賞候補作となったことからもお分かりのように、
 エンタ度MAX!な涙と笑いの警察小説です。

「……なみだとォ?」
「……がるぅ?」(←訳:笑いぃ?)

 デビュー作『不夜城』、
 大藪春彦賞受賞作『漂流街』など、
 ロマンノワール、あるいはハードボイルドの香りがする作品で
 人気を得ている著者・馳さん、ですが。

 この御本には、いままでの作風とは
 “ちょっと違う何か”が加味されているようです。

 物語の始まりは、
 警察の庁舎の、廊下。
 そこを歩いてゆくのは――

「むゥ? あのひとォ、げんきィないィでスねッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:顔色暗いよ!)

 宮澤武(みやざわ・たけし)巡査部長の表情が
 どんよりと冴えないのは、
 突然の人事異動のため、でした。

 はっきり言ってしまいますと、宮澤さん、
 ひどい失敗をやらかしちゃったのです。

 捜査一課での居場所を失い、
 彼がやって来たのは、
 公安部外事三課……。

「あううゥ~、それはァ~…」
「がるるぐる~…」(←訳:キツいねえ~…)

 同じ警察組織といっても
 全く馴染みがない部署で、
 宮澤さんが着任することになったのは。

 身長190㎝はあろうかという巨漢、
 椿(つばき)警視のもとでの職務。

 しかし……警視の席が置かれているのは……
 資料室?
 
「ッてェ、つまりィ?」
「ぐるるるる!」(←訳:やられたあ!)

 ええ、やられました。

 宮澤さんもミスをして飛ばされたクチですが、
 椿警視は、もっとアブナい前歴をお持ちのようです。
 上司さんたちは、
 下手に椿警視をトバしたらどんな災難が降ってくるかと恐れ、
 閑職を与えて素知らぬフリ……?

 けれど、そこへ宮澤さんというカードが投げ込まれると。

「あはァ! かがくはんのうゥ、でスかッ♪」
「がるるぐるるる!」(←訳:何かが起きそう!)

 椿警視の本性、いえ、性格を把握する間もなく、
 彼のペースに巻き込まれてゆく宮澤さん。

 こんなの、妄想に違いないよ、
 ヤキが回ってるんだよ――
 と思われた警視の観察と推理の果てには、
 なんと、途方もない事件の影が?

「ひょうたんからァ、こまッ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:棚からボタモチ!)

 マジメな警察小説としての側面と、
 まったくマジメでない笑えちゃう場面を噛み合わせ、
 物語は超高速で快走します。

 椿警視と宮澤巡査部長の迷コンビ、
 金星をあげられるんでしょうか……。

「しんぱいィだけどォ~…」
「がっるぐるるる!」(←訳:きっと心配無用!)

 元気いっぱいの変種ロマンノワール、
 一級のエンタ本をお探しの活字マニアさんにおすすめです。
 ぜひ手に取ってみてくださいね~♪
 


 
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これが、“読む喜び”!

2015-08-23 21:51:45 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 しょッぱなァからァ、あれもようッ??」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!やるねスペイン!)

 こんにちは、ネーさです。
 ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージのチームTTは……
 コースが砂だらけだったので走行タイムは今後の成績には加算されない?
 ああ~スペインだわ~ユルいわぁ~…という驚きの展開でした。
 そして、本日ご紹介する一冊も
 驚きの連続!!な作品です。
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



            ―― おだまり、ローズ ――



 著者はロジーナ・ハリソンさん、原著は1975年に、
 日本語版は2014年7月に発行されました。
 英語原題は『The Lady's Maid My Life in Service』、
 『子爵付きメイドの回想』と日本語副題が付されています。

 2014年の読書界で話題となったノンフィクション作品ですから、
 素手のお読みになった活字マニアさんも多いのでは、
 と推察いたしますが……

 はい! 評判に偽りなし!
 とーっても楽しい御本でしたよ~♪

「ふァ? どんなふゥにィ??」
「ぐるるがる?」(←訳:どこがどう?)

 日本語副題の通り、
 この御本は《メイド》であった著者・ハリソンさんによる
 回想録です。

 1899年、英国ヨークシャーに生まれたハリソンさんの実家は、
 お父さんがリボン侯爵お抱えの石工、
 お母さんが洗濯場メイド、という環境ですから、
 娘のロジーナさんも
 いずれは貴族のお家に奉公にあがるのが当然だと
 家族、そしてロジーナさん自身も考えていました。

 それはいわば、
 現代の若い女性が会社勤めをするような感覚で、
 階級だの搾取だのというより、
 当時の“普通のこと”だったのですね。

「でもォ~、やぱりィ~…」
「がるるるぐるっる!」(←訳:勤務先が貴族って!)

 時代と背景は、ちょうど
 カズオ・イシグロさんの『日の名残り』、
 TVドラマ『ダウントン・アビー』に重なる、
 第一次世界大戦後の、英国。

 上流階級の淑女の《お付きメイド》になるべく、
 学校での勉強に加えてフランス語を習い、
 裁縫仕事も習得した18歳のロージナさんは、
 念願が叶い、
 斡旋所の紹介で
 貴族のお家に奉公する運びとなりました。

「わおゥ! じょうきょうゥ、でスねッ!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:いざロンドンへ!)

 貴族のお嬢さま付きのメイドから、
 貴族の奥さま付きのメイドへ。
 勤務先も変更し、
 ステップアップしてゆこうと考えるロジーナさんが
 新たに見つけた奉公先とは――

 アスター子爵のお邸でした。

「ふむふむゥ、ししゃくさまッ?」
「がるぐるるがる!」(←訳:また貴族のお家!)

 でもね、このアスター子爵家というのがね、
 歴史に詳しい御方はピンと来てるでしょうけど、
 トンでもないお家で。

 米国人のジョン・アスターさん、
 大富豪になって身を落ち着けた場所が英国、
 そこで爵位をいただき、
 やがて息子のウォルドーフさんに子爵位と財産を譲りました。
 新子爵となったその紳士の、
 奥方さまが……レディ・アスター。

「……おかねもちッぽいィぞッ!」
「……ぐるるるるる!」(←訳:……ややこしいぞ!)

 古い歴史を持つ貴族が没落してゆく一方で、
 米国に財産を有するアスター家には
 むしろ隆盛の兆しが?
 
 荘園、ロンドンの屋敷、リゾ-ト地の別荘、
 豪華客船での旅、パーティ。

 さらに注目すべきは、
 初の女性議員、という、
 レディ・アスターの社会的地位。

 雇った次々とメイドが辞めてしまうと
 評判の猛女、いえ、美女です。

「なんだかァ、もうッ!」
「がるるるるる!」(←訳:逃げ出したい!)

 もちろんロージナさん、逃げ出したりしませんとも。

 この厄介な女主人に
 さて、どう奉公すべきか――

「あらしィ、でス!」
「ぐる!」(←訳:大嵐!)

 他に類を見ない、
 唯一無二の大嵐。

 四の五の言わず、一読を!
 “読む喜び”を与えてくれる貴重な作品です。
 ぜひ! 


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キラリ!な老舗の美。

2015-08-22 21:44:29 | ミュゼ
 こんにちは、ネーさです。
 せぇ~のっ!

 祝!ブエルタ・ア・エスパーニャ開幕~!!

 イタリアを走るジロ・ディ・イタリア、
 フランスを走るツール・ド・フランスに続いて、
 スペインを駆け抜ける2015年のブエルタ・ア・エスパーニャは
 アンダルシア州のプエルトバヌスが出発地ですよ~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ことしもォ、さかみちィ、やまみちィ、なのだッ!」
「がるる!ぐーるるがるるっる!」(←訳:虎です!ゴールはマドリッド!)

 今年の勝者は誰なのか?
 第1ステージの結果を待ちつつ、
 読書タイム、じゃなくて、
 本日は展覧会情報を、どうぞ~♪

  



           ―― THE ART of  BVLGALI ――



 東京・上野の東京国立博物館 表慶館にて、
 会期は2015年9月8日~11月29日(休館日は9/14・24・28、10/5・13・19・26、11/4・9・16・24)、
 『130 YEARS OF ITALIAN MASTERPIECES』と副題が、
 『アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝』と
 日本語題名が付されています。

「むむむゥ~! きらぴかッ!」
「ぐっる~る……!」(←訳:すっご~い……!)

  

 イタリアきっての宝飾商『ブルガリ』――
 ローマにお店を開いたのは1884年だそうですから、
 正確には今年で創業131年になりますね。

 アンディ・ウォーホールさんはこう言ったんですって。

  《僕にとって、ブルガリの店に行くのは
   最高のコンテンポラリーアート展に行くようなもの》

「くゥッ! きゃッこいいィ!」
「がるるぐるぅる!」(←訳:なんかオシャレ!)

  

 また、俳優のリチャード・バートンさんが言うには。

   《エリザベスが知っているイタリア語は『ブルガリ』だけだよ》

「それでェ、ばーとんおじさんはァ~」
「ぐるるるがるる?」(←訳:お買い物したの?)

 ええ、女優のエリザベス・テイラーさん、
 『ブルガリ』さんの上得意さんであったようですよ♪

 この展覧会では、
 テイラーさんの名を冠した《エリザベス・テイラー コレクション》をはじめ、
 ブルガリ・ローマ本社が所有する歴史的な作品、
 プライヴェートコレクション、
 ウォッチヘリテージコレクションなど
 約250点の作品が展覧されます。

「ごうかァけんらんッ!」
「がるるる?」(←訳:夢のよう?)

 秋の一日、
 アート好きな御方も、
 宝石好きな方々も、
 “美の結晶”の館へお出かけすべく、
 ぜひ、スケジュール確保を♪
 


    は~い、ではここでオマケ画像も。
   
    『ミスタードーナツ』さんの
    《ミスターサマードーナツ ベリー》!
    前回オマケ画像の《マロンドーナツ》も美味しかったけれど、
    「こッちもォ、おいしィでス~♪」
    「ぐっるるがるる!」(←訳:しっとり生地だ!)
    冷たい飲みものと一緒に、パクリ!

    皆さま、どうか穏やかな休日を。



    
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