「こんにちわッ、テディちゃでス!
おおッ? はなびィ~たいかいィ??」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!今年初だよ~!)
こんにちは、ネーさです。
横田基地日米友好祭が昨日5月18日より開催されていて、
今日19日は FIRE WORKS(花火大会ですね)も!
世界の空に響くのが、兵器の轟音ではなく、
こんな風に楽しめる花火の音であるようにと祈りながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― 黄泉のツガイ 7 ――
著者は荒川弘(あらかわ・ひろむ)さん、
2024年5月に発行されました。
《マンガ大賞2024》で第2位!となった
大人気の長編伝奇サスペンス作品最新巻ですよ♫
「まッてましたでスよゥ!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:第7巻だぁ!)
世界を支配するチカラ――
”解(かい)“と”封(ふう)“の能力を持つ双子の、
アサちゃんと、ユルくん。
双子がまだ幼かった頃、
両親はアサちゃんを連れて出奔……
ユルくんはひとり、
山の中の東村に残され、
寂しくも逞しく成長して、
とびっきりの武闘派に?
「うんどうしんけいィ、ばッつぐんッ!」
「がるぐるがるる!」(←訳:弓矢なら任せて!)
東村が謎の集団に襲われたのを機に、
ユル君は山を下り、
一般社会へと踏み入ります。
って、何これ?
くるまっ? がそりんすたんどぉ? おにぎりぃ?
それに……ツガイ……?
「ようかいィ??」
「ぐるぅ?」(←訳:魔物ぉ?)
超常的なパワーと能力を持つ、
ツガイ。
一種の使い魔、のようにも見える彼らの援けを得て、
ユルくんは捜索にかかります。
両親は、どこにいるのか。
いえ、村に置いてゆかれた恨みつらみに駆られて
探し出そうとしているのではありません。
父と母は、無事なのか。生きているのか。
「つまりィ、ふたりはァ~…」
「がるぐる!」(←訳:行方不明!)
両親探しに専念したいユルくんですが、
”封”のチカラを有する彼を狙うモノたちは、
いやーけっこう強くて。
敵方のツガイに、
いつもは剛胆にして強力無比な
ユルくんのツガイも無力化されてしまいました。
やっとのことで最悪の窮地を脱したものの、
両親の居所の手掛かりは、未だ無く……。
「まずいィでス!」
「ぐるるるがる~!」(←訳:ピンチだよう~!)
ユルくんが望むのは、ただ穏やかな日々。
皆で笑って過ごせる、ごく普通の”日常”。
そんな“日常”を現実のものにせんとする道の、
なんと険しいことか。
この7巻で読み手の目線をぐいぐいと惹きつけるのは、
6巻までは”てっきり敵方”だと見えていた
某キャラクターさんの活躍です。
”実は味方!”って、有難いけど、
ちょっと怖くもなりますね。
いま“味方”だと信じているあのヒトもこのヒトも、
その本心は……?
また、関ヶ原の戦いにチラっと言及したシーンもあり、
物語は日本史の暗部に係わってくるのだろうかと、
次巻への期待が高まりますよ。
著者・荒川弘さんのファンの方々、
コミック好きな活字マニアさんも、
本屋さんのコミック新刊コーナーへ、
ぜひ、急いでくださいね~♪