テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

グータラも、大事です!

2012-04-30 23:29:58 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 GWの前半戦が終了して、いよいよ5月!
 後半戦の予定は、皆さま、決定済ですか~?

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 テディちゃはァ、ゆきあたりィばッたりィッ!」
「がるる!ぐるるぐるがるるぐるるー!」(→訳:虎です!ボクも予定は未定ですー!)

 では本日は、
 予定ゼロOK!休日はゆるゆる~なのが良いわ!
 という方々のために、
 豪華2冊立てで、こちらの御本を、どうぞ~!

  

       
             ―― 祝もものき事務所 ―― 


  


             ―― 祝もものき事務所 2 ――


 著者は茅田砂胡(かやた・すなこ)さん、
 『祝もものき事務所』は2010年11月に、
 『祝もものき事務所 2』は2011年11月に発行されました。
 《デルフィニア戦記》シリーズや《スカーレット・ウィザード》シリーズで人気の茅田さんが
 2010年に開始した《もものき事務所》シリーズは、
 限りなく非ミステリなミステリ系ストーリーです。

「むむゥ?
 みすてりィではないィのでスかッ?」
「がるぐるるぐるがる~?」(←訳:でもノベルズだし~?)

 ミステリかミステリでないか?
 その分類作業において重要な要素のひとつとなるのは、
 《探偵》の存在です。

 でもね、この御本の主役にして、
 『もものき事務所』所長の
 百之喜太朗(もものき・たろう)さんは
 ……名探偵とはお世辞にも言えない、
 《やる気なし、根性なし、能力なし》のヘタレなキャラさん、なのでした。

「のッ、のうりょくゥ、なしッ??」
「がるるぐるがる~?」(←訳:大丈夫なのかな~??)

 ヘタレちゃんでグータラちゃんで探偵の才能もない?百之喜太朗さんですが、
 えっへん!
 たったひとつ、人より優れたところがあるんです。
 それは、

   有り得ない偶然と頻繁に遭遇する

 という、驚異の体質!
 
「……たいしつゥ、でスかァ~??」
「……がるるるぐるっがる~」(←訳:大丈夫じゃなさそう~)

 信じられないけれど、
 犬も歩けば棒に、ではなくて、
 太朗さんが歩けば事件の手掛かりに当たります。
 物を拾えば、それも手掛かり。
 道に迷えば、迷った先でまた手掛かりが。
 
 百之喜太朗さんのその体質を、
 友人さん知人さんたちは
 身に沁みて知っていますし、
 秘かにウワサにもなっているとか……?

「ふむふむッ!
 ならばッ、そのたいしつゥ、むだにしてはァいけませんッ!」
「がるるがるるぐるるがる!」(←訳:そうだそうだ役立てよう!)

 シリーズ第一作の『祝もものき事務所』では、
 有罪としか思えない容疑者の無実を証明すべく、
 そして、
 シリーズ第二作の『祝もものき事務所 2』では
 或る人物の生命を守ろうと、
 もものきパワー全力稼動!
 偶然の数々に“流され”ては結果として大金星を挙げる
 異風で異色な笑いのオブラートに包まれた物語は、
 本格ミステリの伝統的な諸ルールに挑戦する意欲作!かもしれませんよ♪

「あッ、たいへんだッ!
 もものきさんがァ、おさんぽにゆくよゥ!」
「がるるぐるっるがるる!」(←訳:今日もきっと何かが起きる!)

 新作が待ち遠しい《もものき》シリーズ、おすすめです!
 
 
 
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大人数で囲む(嵐の?)食卓!

2012-04-29 23:18:15 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 ここ関東の多摩地域では、ケヤキの若葉が目にまぶしい~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぼたんのォ、おはなもォ、さいてまスよゥ!」
「がるる!がるるるぐるがるるるぐるる!」(→訳:虎です!花屋さんにはショウブのお花も!)
 
 樹も花も元気いっぱいの黄金週間!
 本日は、新緑のこの時季に毎年恒例!な物語を御紹介いたしましょう。
 こちらを、どうぞ~!

  
  

 
              ―― レディ・マドンナ ――



 著者は小路幸也さん、2012年4月に発行されました。
 本好きさんに大人気!
 昭和のTVドラマ好きさんにも大人気!の
 《東京バンドワゴン》シリーズの第7作目にあたる御本です♪

「まいとしィ~しがつにィ~なればァ~♪」
「がるるぐるるがるぐるる!」(←訳:バンドワゴンがやってくる!)

 ええ、そうですね!
 第一作目の『東京バンドワゴン』が発行されたのは4月。
 2作目『シー・ラブス・ユー』、
 3作目『スタンド・バイ・ミー』……と続く以降の作品も
 刊行時季はいつも春!
 4月下旬の、このGWシーズンなのです。
 
 ファンの私たちは毎年、
 今年はどんな題名かしらん?
 御本の装丁の基調カラーは何色かなぁ~?
 と胸躍らせて待っておりますよ。
 さあ、2012年の新作は――

「むッ!
 これはァ……くまだッ!」
「がるぐるるるる……がるるっぐる!」(←訳:そう言われれば……テディベア色!)

 そうね、ヌイグルミのクマっぽい色……いえ、
 渋いブラウン系の装丁は、鈴木成一デザイン室さんによるもの。
 イラストレーションを担当したのはアンドーヒロミさんです。
 そして、題名の『レディ・マドンナ』とは――

「ふァいッ!
 テディちゃ、しッてるでス!
 びーとるずゥでスゥ!」
「がる!ぐるーがるるぐるるるがる!」(←訳:うん!ビートルズの名曲だよね!)

 P・マッカートニーさん&J・レノンさん作の
 『Lady Madonna』は、
 1968年にリリースされたビートルズ17枚目のシングル曲。
 英語の歌曲の詞は、整合性よりも韻を重視することもあって、
 ときに『この曲はどういった意味を持つのか?』と
 論争が起きる場合すらあります。
 ビートルズをはじめ、最近ではオアシスも
 抽象的かつ難解な歌詞で知られていますね。

 『レディ・マドンナ』も、
 解釈については諸説あるのですが、
 そのひとつに
 マドンナとは孤児院で働く女性を指すのではないか、
 という説があります。
 少ないお金で大勢の孤児たちを懸命に養い、
 朝から晩まで、
 毎日毎日働き続ける“聖母”か“聖人”のような
 その姿……。

「ばんどわごんにィ、せいぼさまがッ?」
「がるぐるる?」(←訳:来るのかな?)

 堀田勘一(ほった・かんいち)さんが営む老舗古書店
 東京バンドワゴン。
 巻を重ねるごと、登場人物はますます増えて、家族も増えて、
 御本冒頭の人物相関図は数学の難題ばりに
 入り組んでまいりました。

 この最新刊でも、
 ええ、またまた増えちゃうようですよ、関係者さんが。
 その中で、
 『レディ・マドンナ』とは
 いったい誰?
 どんな出来事?
 キーマンはやはり、
 堀田勘一さんみたいですけど……?

「かッこいいィ~おじィちゃんでス!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:ボクらの憧れ!)

 未読の御方は
 シリーズ一作目から順に、ぜひ!
 活字マニアで《バンドワゴン》ファンの皆さまは、
 GWの必読本リストに載せてくださいね~♪

「てにとッてみてねッ、こぐまいろのォ、いッさつゥ!」
「ぐるるぐるがるるぐるるるー!」(←訳:今回も食事シーンがスゴイぞー!)
 
  
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幕開けは晴天で~♪

2012-04-28 23:01:19 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 GW第一日目の今日4月28日、関東地方は絶好の行楽日和でしたね!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うぱーッ!おひさまァ、まぶしィッ!」
「がるる!ぐるるっーがる!」(←訳:虎です!あっつーい!)

 日傘が欲しくなっちゃうくらいの陽気に、
 ハナミズキのお花も、はいっ、この通り~♪

  

「きれいィにィ、さいてまスゥッ!」

  

「がるるぐる!」(→訳:ピンクもね!)

 では、ピンクつながりで……
 奮起せよ!リラックママニアさんたち~!

  

 現在、『ローソン』さんでは
 《春のリラックマフェア》絶賛開催中!
 《先着でもらえるリラックマクリアファイル第2弾》が
 4月24日より始まっているんです♪

 対象商品2個購入につき、
 上の画像のような、リラックマちゃんのファイル1枚が貰えます。
 
 対象商品というのは、
 一例が下の画像の
 『フリトレー』さんの《コーンスナック リラックマチーズバーガー味》、
 『ブルボン』さんの《リラックマチョトスチョコレート》と……
 
  

「わほほッ♪
 たべちゃうゥもんねェ~♪」
「がるる~♪」(→訳:もんね~♪)

  

 『チロルチョコ』さんの《リラックマピクニックチロル》各種も!

「ぱッけーじィ、かわゆいィ!」
「がるるぐるがるっるるぐるがる!」(←訳:キイロイトリちゃんがいい味出してる!)

 連休?関係ないわ、お仕事ですもの!
 忙しくって遊びに行けないよ~!という御方も、
 近くのコンビニさんで、ちょこっとリラックス!
 『ローソン』さんでは《春のリラックマフェア》ですが、
 『ファミリーマート』さんでは
 《宇宙兄弟キャンペーン》が展開中ですよ~♪

「れんきゅうゥ、ほんばんッ!」
「がるるぐるがるっぐるぐるるる!」(←訳:皆さま、たっぷりお楽しみあれ!)

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ぽーんと、読破で!

2012-04-27 23:29:57 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 世間的にはきらきらのGW!
 なのに拙ブログは相も変わらず読書タ~イム!

「……こんにちわァ、テディちゃでス!
 あそびにィゆきたいィよゥッ!」
「……がるる!がるるぐるーぐるがるー!」(←訳:……虎です!遊園地とかー旅行とかー!)

 東京では、今春新しくオープンした商業施設がたくさんあります。
 近県にお住まいの活字マニアの皆さま、
 お時間があれば遊びに来てくださいね♪
 私たちもお出掛けの機会を虎視眈々と狙いつつ、
 今日のところは、やっぱり書物ネタで!
 本日ご紹介いたしますのは、は~い、こちらの新書で~す!

  


 
            ―― オノマトペがあるから日本語は楽しい ――


 
 著者は小野正弘さん、2009年7月に発行されました。
 『擬音語・擬態語の豊かな世界』と副題が付されています。
 
「おのまとぺェ??」
「ぐるがるる~?」(←訳:呪文みたい~?)
「はわいィのことばッ、でスかァ?」

 オノマトペ、とは
 ハワイの言葉でも呪文でもございません。
 フランス語のonomatopeeを語源とする、
 《擬音語》と《擬態語》を指す言葉です。

 鐘が鳴るさまの『ゴーン』、
 飛行機が飛ぶ様子の『キーン』――これが《擬音語》。

 回転の様子を伝える『クルクル』、
 輝きを描写する『ピカピカ』――こちらは《擬態語》ですね。

「さかながァ、ぴちぴちッ!」
「がるるぐるるるっ!」(←訳:足がフラフラっ!)

 一見、お子ちゃまモード全開の言葉遣いかと思われる《擬音語》と《擬態語》。
 
 ですが、明治大学文学部教授さんである著者・小野さんは、
 この《擬音語》&《擬態語》にこそ、
 日本語の奥深さを視ることが出来る、と説きます。

「うむむッ!
 わきゃるようなァ、きがしまスゥ!」
「がるるるぐるるるがるぐるる!」(←訳:ピチピチやクルクルは楽しいし!)

 そうね、楽しいって大事だわ!
 本文中で小野さんは
 《擬音語》&《擬態語》の効果と効能を、
 とっても分かりやすい例を挙げて
 解説して下さるのですけれど……

 その例というのが、
 『ゴルゴ13』!

「えッ??
 ほうしゅうはァすいすぎんこうにィ、ッていうのでスかッ??」
「ぐるるがるがる~?」(←訳:なんでゴルゴさん~?)

 ゴルゴさんが細身の葉巻に火をつける効果音、
 『シュポッ』――
 小野さんはここに注目します。

 『シュポッ』。
 こうでなくちゃ!
 『シュバッ』ではダメだ!
 『チャッ』でも違う!
 『シュボッ』!
 世紀のスナイパー『グルゴ13』に相応しいのは、この音だ!
 何故なら、ゴルゴの人となりの一面、その技量、
 物語の背景や展開、
 読み手側の期待、
 それらすべてを表しているのが
 この『シュボッ』なのだから……!

「……ふァ~」
「……がる~」

 漫画と劇画だけではありません。
 《擬音語》&《擬態語》は
 文豪さんたちにも愛されているのです。
 
 川端康成さんは『伊豆の踊子』で
 実に効果的に
 『コトコト笑う』
 という文を使用しています。
 三島由紀夫さんはオノマトペの使い過ぎを戒めながらも、
 実はけっこう使っているんです。
 地域別のオノマトペもありますし、
 そして古典中の古典たる
 『古事記』にも
 しっかり出てくるんです、オノマトペが!

「そんなにィ~むかしまでェッ!」
「ぐるがるるぐるるぐる!」(←訳:オノマトペは長生きだ!)

 わかりやすく、面白く、
 それでいて日本語の核心に迫る《擬音語》&《擬態語》論、
 GWは読書三昧さ!という御方は
 びしっと読破しちゃって下さいませ~!

「どしどしィッ、ばりばりッ!」
「がるるぐるっぐるがるる!」(←訳:読みまくろうっ連休を!)


 
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お祭りならば、騒げ!歌え!

2012-04-26 23:32:23 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日4月26日付の朝刊(朝日新聞)の広告を見て、ビックリ!!
 んまあっ! 『テルマエ・ロマエ』だらけじゃありませんか~!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ううむッ! るしうすおにいさんがァ、ぞろぞろッ!」
「がるる!ぐるるがるぐるがるるるぅ!」(←訳:虎です!ルシウスさんがいっぱいいるぅ!)

 どうぞ映画が大ヒットしますように!と、
 ルシウスさんを応援しながら、
 本日ご紹介いたしますのは、
 古代ローマの浴場と肩を並べる喧騒度の
 にぎやか~な一冊ですよ♪
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
            ―― 千年ジュリエット ――


 
 著者は初野晴(はつの・せい)さん、2012年3月に発行されました。
 『退出ゲーム』『初恋ソムリエ』『空想オルガン』に続く《ハルチカ》シリーズの
 第4作目になる作品です。

「はるたくんとォ、ちかちゃんッ!」
「ぐるるぐるがるがるるる!」(←訳:今日も元気に部活してます!)

 清水南高校の2年生にして、
 吹奏楽部のメンバーである穂村千夏(ほむら・ちか)ちゃんと
 上条春太(かみじょう・はるた)くん――
 今夏、清水南高校の吹奏楽部は
 念願の東海大会へ初出場!
 夏休みが終わって、二学期が始まって……

 やってきたのは、行事の季節です!

「ぎょうじィ、でスかッ?」
「がるっぐるるるー!」(→訳:あっ!わかったー!)

 はーい、もうお分かりですね。
 吹奏楽部や演劇部、軽音楽部の熱血部員さんたちが
 校内をどたばたと走り回っているのは、
 文化祭!
 すべては文化祭の発表会のためなのです。

 皆さまも腕に覚えが、いえ、心の何処かに憶えがあるでしょうか。
 あのお祭りの日々――
 
 短編映画の製作、
 教室がおばけ屋敷になり、
 模擬店のホットドッグやカフェ、
 体育館がライヴハウスに……

 ……む!むむむ!記憶が甦ってきましたよー!
 私ネーさの学校ではバンドの演奏が許可されなくて、
 みんなイジケたわー!
 ロケンロールのどこがいけないのよー!
 ああ、いま思い出しても恨めしい!

「ふわァ~、おちつくのでスゥ!」
「がるるぐるるー!」(→訳:抑えて抑えてー!)

 幸いにも、清水南高校では
 そんなの騒音だ!などと決めつけられることもなく、
 ヘヴィメタル系バンドさんの演奏も認められたようです。

「へびめたッ??」
「がるるー!」(→訳:大胆なー!)

 『アメリカ民謡クラブ』こと『アメ民』。
 彼らの演奏はいったいどれくらい過激なものになるのだろうと、
 千夏ちゃんは不安になります。

  わが吹奏楽部の演奏は『アメ民』の後。
  無事に済んでくれればいいんだけど……。

「それはァ~たぶんッ」
「がる~!」(←訳:無理~!)

 ええ、千夏ちゃんの不安、現実になっちゃいました。
 『アメ民』の部長、甲田(こうだ)くんが、来ない?
 行方不明?
 失踪?
 
「どこいッちゃッたでスかーッ!」
「がるるるぐるるー!」(←訳:急いで来ないとー!)

 甲田くんと『アメ民』の運命や如何に!な『失踪ヘビーロッカー』を含む
 《ハルチカ》文化祭バックステージストーリー集は
 笑いと謎と懐かしさが主成分です。
 隠し味は、優しさと、かすかな苦味、でしょうか?
 かつて学生だった活字マニアさん、
 現役学生さんも未来の学生さんも、
 文化祭のあの空気を
 ぐいーっと深呼吸してみてくだだいな~♪

「ぷふゥーッ!
 やたいのやきそばのォ、かほりィ!」
「ぐるるーがるがるぐる!」(←訳:クレープの良い匂いも!)

 ……食いしん坊の方々も楽しめる青春放浪記です!
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コブタで、ほっこり♪

2012-04-25 23:19:04 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 週の半ばは、読書もちょこっとお休みして、
 パクッと行こう!なおやつタ~イム♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 たべようッ、おやつゥ!」
「がるる!ぐるるるっがるる!」(←訳:虎です!食べますっおやつ!)

 では、本日のおやつは、こちら!
 ネーさ弟が、面白そうな物件をSALEで発見!と
 届けてくれましたよ~♪

  

「はこでスッ!」
「がるぐるる……」(←訳:箱の中には……)
 
  

「ぶゥ?!?」
「ガルゥ?」(→訳:ブゥ?)

  

 箱に入っていたのは、コブタちゃん型のチョコレート!
 『(株)モントワール』さんの
 《トゥットベーネ・ピッコロ》は、
 西欧では“幸運を招く”といわれるブタさんをモチーフに作られたチョコレートですね。

「では、こぶたちゃんをォ、いただきまスゥ! ぱくッ!」
「がるるぐるるぐるがるっがる!」(→訳:ボクもいただいちゃおう!がぶっ!)

 はい、ネーさもいただきまーす!もぐっ!
 ふむふむ、ブタちゃんチョコレート、やや濃厚な、しっかりしたお味です。
 ホワイト、
 ビター、
 ミルクの3種類のブタちゃ、いえ、チョコレートは、
 ルックスもお味もグッドです♪

「ふァいッ!おいしィでス!」
「がるるるぐるる!」(←訳:2頭身に親近感!)
 
  美味しいといえば、こちらも美味しそう~!

  

 関東の南域では、いま八重桜が満開です♪
 ふっくら、まぁるいお花は、美しいのみならず、
 塩漬けにして和菓子に!
 洋菓子の食材にするのも良いわよね!と妄想が止まりません。
 なんてステキな《観る御菓子》!
 
「……テディちゃ、ちょこれーとのほうがァ、いいでスゥ~!」
「……がるる~!」(←訳:……ボクも~!)

 食べて&観て、の美味しいおやつ、
 ご馳走さまでした。
 では皆さまも、もぐっぱくっと
 ココロとお腹が安らぐひとときを~!

「ぱくぱくぱくぱくぱくぱくりィ~ッ!」
「ぐるがるっ!」(→訳:食べ過ぎっ!)
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光のような彼女は。

2012-04-24 23:27:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 やたッ♪ よいィおてんきィにィ、なッたでスゥ!」
「がるるー!ぐるがるぐるるるー!」(←訳:虎ですー!久々のお日さまだー!)

 こんにちは、ネーさです。
 まぶしい!暑い!と
 初夏を思わせる陽射しの本日は、
 お日さまみたいな女性を主人公にした一冊を御紹介いたしますよ♪
 こちらを、どうぞ~!

  


 
            ―― マリリン・モンロー 七日間の恋 ――


 
 著者はコリン・クラークさん、原著は2000年に、画像の日本語版は2012年2月に発行されました。
 英原題は『My Week with Marilyn』、
 つい先ごろ映画化作品も公開されましたね。

「あはッ! もんろーおねえさんッ♪」
「ぐるーがるるる!」(←訳:スター登場だね!)

 没後長い時を経ても、
 なお大スターであり続けるM.Mことマリリン・モンローさん――
 本名ノーマ・ジーンさん。

 1956年、劇作家の夫アーサー・ミラーさんとともに、
 マリリンさんは英国に渡りました。
 ローレンス・オリヴィエさん&ヴィヴィアン・リーさん夫妻主演で
 ヒットした舞台劇『眠りの森の王子』の映画版に、
 マリリンさんが主演することになったのです。

 『眠りの森の王子』は最終的に、
 『王子と踊り子』と改題されましたが……

「うむゥ! たいへんなァさつえいィ、だッたのでスねッ!」
「がるるっぐるがるるるぐる!」(←訳:ハリウッドVS古典舞台派だもんね!)

 オリヴィエさんは、既に“サー”の称号を得ており、
 自他ともに認める名優さん。
 マリリンさんは、人気は絶大ですけれど、
 演技力への評価はいまひとつ、という状態。
 二人の俳優さんは、水と油のように、
 相性が良くなかったのだと
 映画評論書等には書かれています。

 どうやらそれは事実であったらしく、
 オリヴィエさんの個人秘書である著者クラークさんは、
 ふたりの『伝言板』役を務める羽目になったのでした。

「でんごんばんッ?」
「がるるっぐるぐる~る?」(←訳:それってもしかして~?)

   彼女、明日は撮影所に来られそうか?
   今日も遅刻?
   まだ化粧が終わらないだって?
   コリン、確かめてこい!

 下っ端で若造のクラークさん、
 つまりはオリヴィエさんの使い走り。
 マリリンさんとオリヴィエさんの間を行ったり来たりするうちに、
 憧憬を募らせてゆきます。
 マリリンさんへの切ない想いを……。

「えいがのォせかいィはァ、ふくざつゥ!」
「がるるぐるーがるる!」(←訳:それがショービズさ!)

 これはノンフィクション?
 半ばフィクションでもあるのでしょうか?
 映画の、撮影所の、有名スターさんたちの私生活の裏側は、
 どこか夢うつつで、
 アリスの国の出来事のようです。
 マリリンさんとクラークさんは
 ふたり一緒に、
 もろく儚い、七日間の夢を見たのでしょうか――

 映画ファンさんにおすすめの、
 また、マリリンさんのファンの方々にもおすすめの
 不思議な《夢の記録》です。
 この御本を読んだ後は、
 きっと『王子と踊り子』を観直したくなりますよ~!

「テディちゃ、おあついのがおすきィがすきィでス♪」
「ぐるがるるぐるがるー!」(←訳:ボクどの作品も好きだー!)

 巻末の亀井俊介さんによる解説、
 映画『マリリン 七日間の恋』製作者さんたちによる付録の文章も
 お読み逃しなく!
 
 
 
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「自分へのご褒美」を探して。

2012-04-23 23:21:24 | ブックス
「ぐびぐびッ、ぷはァーッ!
 こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるぐるるがるーがるるるっ!」(←訳:虎です!ボクもプハーっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 現在、マイぷちブームなのが『宇宙兄弟』!
 コラボ企画中のペプシNEXを飲んではポイントを集めておりますよ♪

「ぐッずをォ、あてなくちゃッ!」
「がるるぐるーるるがる!」(←訳:かぼちゃスーツも欲しい!)

 かぼちゃスーツ、じゃなくてパンプキンスーツをまとい、
 月へ、火星へ、飛び立つヒビトくんとムッちゃん♪
 本日は『宇宙兄弟』について語り倒したいところをぐっと堪え、
 意表をついて、こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  


 
            ―― 西の果てまで、シベリア鉄道で ――



 著者は大崎善生さん、2012年3月に発行されました。
 『ユーラシア大陸横断旅行記』と副題が付されています。
 
「しべりあてつどうッ??」
「がるるぐるがるぐるぐるるっ?」(←訳:ロシアを横断するあの列車ぁ?)

  ―― 長い旅をしたい ――

 冒頭のこの一文から始まったのは、
 長い長い鉄道の旅。
 実際、長いんです。
 月への旅は三日、と『宇宙兄弟』にありました。
 けれど鉄路の旅は、もっと長~い!

 まず、東京発の新幹線で新潟へ。
 新潟の伏木富山港から2日かけてウラジオストックへ。
 ウラジオストックでシベリア鉄道に乗り込み、
 ハバロフスクを経て、
 バイカル湖を眺めつつ、
 オムスク、エカテリンブルク、
 そしてモスクワへ到着!
 ここで既に日本を発って13日目!

「やッとォ、ついたッ!」
「がるぐるる!」(←訳:長い旅だね!)

 いーえ、まだまだ!
 モスクワで列車を乗り換え、
 ポーランドのワルシャワへ。
 ベルリン、フランクフルト、
 とドイツの都市を巡って、
 フランスへ入ってコルマールへ、パリへ。
 南仏のニースからスペインを回り、
 やっと、ああ、やっとこさっとこ――

「つきましたでスかッ?」
「がるるぐるる!」(←訳:着いたみたい!)

 大陸の西の果て、
 エンリケ航海王子のモニュメントが海を臨む、
 ポルトガル最大の世界遺産の都・ベレンに到着。
 
 一万五千キロに及ぶ列車の旅。
 要した日数、50日以上!

 成田や関空発の航空機なら、
 18時間もあればパリかロンドンに着いちゃいます。
 ヒースロー経由で飛んで、
 24時間チョイ後にはリスボンへ降り立つことも充分に可能、
 なのですが……

「でもォ、てつどうのォ、たびッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:国境を越えて!)

 なんと酔狂な!と嗤う人もいるでしょうか。
 いえいえ、それは羨望の裏返し!
 旅をしたい――
 誰しもが願うのです。
 月への旅、火星への旅、
 地の果てへの旅をしてみたい!
 速さも利便性も度外視の、
 本物の旅をしてみたい、と。

「うむッ!
 テディちゃ、しゅたいふゥはくぶつかんへェ、ゆきたいィッ!」
「がるぐるる~がるるるっ♪」(←訳:ボク火星にしよう~っと♪)

 飲んだくれながら、
 駄じゃれを呟きながら、
 2009年の夏を費やしての、
 大崎さんの贅沢な旅の記録、
 旅人志願の活字マニアさんはぜひお読みくださいな~!
 
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マエストロは語る(熱っ)!

2012-04-22 23:37:05 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 うむむ~、GWも近い4月下旬なのに、日照不足!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おひさまにィあいたいでスようゥッ!」
「がるる!がるがるぐるるる!」(←訳:虎です!星空にも会いたい!)

 金環食の日は晴れるかしら~?と
 TVの天気予報を見ようとしたら……
 あらららっ?
 こっちの局でもあっちの局でも、
 春の新ドラマはミステリものばっかり?
 ならば拙ブログでも、御紹介いたしましょう巨匠さんの名作ミステリ!
 こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― 蠟人形館の殺人 ――


 
 著者はジョン・ディクスン・カーさん、原著は1932年に、画像の日本語版は2012年3月に発行されました。
 英原題は『THE CORPS IN THE WAXWORKS (THE WAXWORKS MURDER)』、
 以前は新書サイズのポケミスで刊行されていた作品ですが、
 新たに改訳され、入手しやすい文庫本になったんですよ~!

「わほほッ♪ かーおじさんッといえばァ~♪」
「がるっる!」(←訳:密室だぁ!)

 そうね、
 密室のマエストロ!
 閉ざされた空間を構築し、さらにはブチ破ってみせる巨匠カーさん!
 カーさんなくして密室の隆盛なし!
 って言えるくらい、ミステリ小説の発展に関与したのがカーさんです。

「ふとッちょのォ、ふぇるはかせッ!」
「ぐるっがるるぐる!」(←訳:怒りっぽいヘンリ卿!)

 カーさん(カーター・ディクスンさん)の作品における2大探偵役さんは、
 なんといっても、
 フェル博士!
 そして、ヘンリ・メルヴェル卿(愛称H・M)!
 の御二方ですが、
 パリを舞台にした『蠟人形館の殺人』で探偵役を務めるのは、
 アンリ・バンコランさん。

「おふらんすのォ、おかたァ、でスかッ?」
「がるるるぐるぐるるがる?」(←訳:刑事さんかな警部さんかな?)

 そこがややこしいんですけれど、
 バンコランさん、刑事さんではありません。
 予審判事という職に在って、
 警察全体を指揮するような権限をお持ちです。
 
 刑事さんたちを動かし、
 証拠を握って、
 犯罪者をお縄にする――

 バンコランさん、
 悪人相手に大捕り物をするときは、なぜか燕尾服。
 ホワイトタイにシルクハット、
 銀の握りのついたステッキまで携えた正装姿で現場を仕切っちゃう御方です。
 フェル博士やヘンリ卿ほど太っちょではなくとも、
 ずいぶんと変人さんで、
 それでもさすがの切れ者さん……という点は、
 カーさんらしい探偵像ですね。

「ぱりけいさつのォ、だておとこッ!」
「がるるっぐるるがるるる!」(←訳:ギャングたちにも怖がられてるよ!)

 友人のジェフ・マールさんをワトソン役に、
 バンコランさんは凶悪犯を追います。
 背景にあるのは、
 華やかなパリのダークサイドと
 狡猾な脅迫犯の企み。
 入り組んだ事件の真相を、
 バンコランさん、いかにして解き明かすのでしょうか――?

「おしゃれェしてェ、たいほォしようッ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:おフランス風にね!)

 カーさん独自のエッセンスが、
 これでもか!
 と詰め込まれたプロフッショナルなエンタ作品です。
 旧版なら読んだことあるわよ!という御方も、
 新訳版のこの御本を、ぜひ~!

「まにあさんッ、ひつどくゥでス!」
「がる~!」(←訳:ウィ~!)
 
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ハッピー迷路!

2012-04-21 23:13:35 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス! しゅうまつゥでス!」
「がるるー!虎ですー!週末といえばおやつタイム!」

 こんにちは、ネーさです。
 週末は、おやつタイム&ARTおしゃべりタ~イム!
 美味しいおやつをいただきながら、
 アートなニュースをお届けいたしますよ~♪
 では先ず、こちらから、どうぞ~!

  

 『不二家』さんの新作は《LOOK 抹茶デザート》!
 
「しんさくゥはァ、まッちゃァ~でスゥ♪」
「がるるぐるっがる♪」(←訳:新緑の季節だもんね♪)
「いただきまスゥ! ぱくりんッ!」
「がるるぐるるーっがる!」(←訳:ボクもいただきまーすっ!)

 伊藤園さんの抹茶を使用した抹茶ソース入りのチョコレートをお供に、
 さあ、ARTニュースも!
 こちらを、どうぞ~!

  

 『エルミタージュ美術館 世紀の顔 西洋絵画の400年』展!

 東京・六本木の国立新美術館にて、
 会期は4月25日~7月16日(火曜休館、ただし5月1日は開館)!
 マティスさん!ティツィアーノさん!
 ルーベンスさんもセザンヌさんも!名作ばかりだわね♪

「はるばるゥ~きましたでスッ!」
「がるるぐるがるるる!」(←訳:ピカソさんのもあるよ!)

 お次は、はいっ、こちら~!

  

 『あなたに見せたい絵があります』展!

 ブリヂストン美術館開館60周年を記念しての展覧会は
 3月30日~6月24日(休館日は4月15日、4月23日、5月28日)!

「ここにもォ、まえすとろがァ、おおぜいィッ!」
「がるるるぐるるるぐるがる!」(←訳:青木繁さんと坂本繁二郎さんも!)

 そして、お次はあの……!

  

 『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドルの至宝』!

 東京・上野の東京都美術館にて、
 6月30日~9月17日まで(月曜休室ただし7月2日と16日、9月17日は開室。7月17日は休室)!

「くるねッ!」
「がるるる!」(←訳:来るよね!)

 フェルメールさんの作品来日!の情報が先行しておりますが、
 レンブラントさん、ルーベンスさん、ブリューゲル(父)さんの作品も来ます!

  

「ほほほゥッ!」
「がるっるるぐるるる?」(←訳:こっちも巨匠主義?)

 巨匠といえば……こちらも!

  

 『メトロポリタン美術館展  大地、海、空――4000年の美への旅』!

 東京・上野の東京都美術館にて、2012年10月開催予定!
 メットが来る!ってだけでもうワクワクでしょう~♪

「ごうかァけんらんッ!」
「がるるぐるるる~」(←訳:楽しみなような~!)
「こわいィようなッ!」

 美味しいチョコレート&ARTハッピートーク、
 ご馳走さまでした。
 どの展覧会に行こうかな♪と迷いながら、
 では皆さま、休日を満喫してくださいね!

「ごちそうさまァでしたでス!もふゥ!」
「がるるぐる!」(←訳:口福&眼福!)
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