テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ バトルまたバトルの、伝奇物語 ~

2024-05-19 22:03:47 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おおッ? はなびィ~たいかいィ??」

「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!今年初だよ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 横田基地日米友好祭が昨日5月18日より開催されていて、

 今日19日は FIRE WORKS(花火大会ですね)も!

 世界の空に響くのが、兵器の轟音ではなく、

 こんな風に楽しめる花火の音であるようにと祈りながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 黄泉のツガイ 7 ――

 

 

 著者は荒川弘(あらかわ・ひろむ)さん、

 2024年5月に発行されました。

 《マンガ大賞2024》で第2位!となった

 大人気の長編伝奇サスペンス作品最新巻ですよ♫

 

「まッてましたでスよゥ!」

「ぐるるるぅ!」(←訳:第7巻だぁ!)

 

 世界を支配するチカラ――

 ”解(かい)“と”封(ふう)“の能力を持つ双子の、

 アサちゃんと、ユルくん。

 

 双子がまだ幼かった頃、

 両親はアサちゃんを連れて出奔……

 ユルくんはひとり、

 山の中の東村に残され、

 寂しくも逞しく成長して、

 とびっきりの武闘派に?

 

「うんどうしんけいィ、ばッつぐんッ!」

「がるぐるがるる!」(←訳:弓矢なら任せて!)

 

 東村が謎の集団に襲われたのを機に、

 ユル君は山を下り、

 一般社会へと踏み入ります。

 

 って、何これ? 

 くるまっ? がそりんすたんどぉ? おにぎりぃ? 

 それに……ツガイ……?

 

「ようかいィ??」

「ぐるぅ?」(←訳:魔物ぉ?)

 

 超常的なパワーと能力を持つ、

 ツガイ。

 一種の使い魔、のようにも見える彼らの援けを得て、

 ユルくんは捜索にかかります。

 

 両親は、どこにいるのか。

 

 いえ、村に置いてゆかれた恨みつらみに駆られて

 探し出そうとしているのではありません。

 父と母は、無事なのか。生きているのか。

 

「つまりィ、ふたりはァ~…」

「がるぐる!」(←訳:行方不明!)

 

 両親探しに専念したいユルくんですが、

 ”封”のチカラを有する彼を狙うモノたちは、

 いやーけっこう強くて。

 

 敵方のツガイに、

 いつもは剛胆にして強力無比な

 ユルくんのツガイも無力化されてしまいました。

 

 やっとのことで最悪の窮地を脱したものの、

 両親の居所の手掛かりは、未だ無く……。

 

「まずいィでス!」

「ぐるるるがる~!」(←訳:ピンチだよう~!)

 

 ユルくんが望むのは、ただ穏やかな日々。

 皆で笑って過ごせる、ごく普通の”日常”。

 そんな“日常”を現実のものにせんとする道の、

 なんと険しいことか。

 

 この7巻で読み手の目線をぐいぐいと惹きつけるのは、

 6巻までは”てっきり敵方”だと見えていた

 某キャラクターさんの活躍です。

 ”実は味方!”って、有難いけど、

 ちょっと怖くもなりますね。

 いま“味方”だと信じているあのヒトもこのヒトも、

 その本心は……?

 

 また、関ヶ原の戦いにチラっと言及したシーンもあり、

 物語は日本史の暗部に係わってくるのだろうかと、

 次巻への期待が高まりますよ。

 著者・荒川弘さんのファンの方々、

 コミック好きな活字マニアさんも、

 本屋さんのコミック新刊コーナーへ、

 ぜひ、急いでくださいね~♪

 

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