テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

秋の森へ、一歩、また一歩。

2011-10-31 23:07:02 | ブックス
「ほゥほゥほゥ!
 はぴはぴィ~はろうィ~んッ!」

  

 こ、こんにちは、ネーさです。
 
「ほぅほゥほゥ!
 こんにちわッほゥ、テディちゃでス!」
「がるる!……ぐるぐるぐるがるがるるがる~!」(←訳:虎です!……ホゥホゥホゥはクリスマスだよ~!)
「むッ? そうだッたかなッ??」

 え~、ハロウィンのお祭り騒ぎはもう過去の話よ~という御方も、
 オバケは夏だけで充分!という御方も、
 秋の読書タイムへ、ようこそ~♪
 何が“秋”なのかと申しますと……
 この御本は、どうしたってもう“秋”のイメージなんですから~!

  


 
            ―― きのこのチカラ ―― 


 
 著者は飯沢耕太郎さん、2011年9月に発行されました。
 『きのこ的生き方のすすめ』と副題が付されています。
 各種きのこが店頭を賑わす秋の季節には、
 書物の世界でも、きのこに注目しなくちゃね♪

「ふァ~、またァ、きのこのこッ!」
「ぐるがるるぐるがる!」(←訳:流行ってるねキノコ!)

 先日は、とよ田キノ子さん著『きのこ』を御紹介いたしました。
 とよ田さんの御本にも登場した飯沢耕太郎さんは、
 高名な写真評論家さんであり、
 また、とよ田さんと同じ穴のムジナ、いえ、失礼、
 大の《きのこマニア》!
 『きのこ切手』の収集家さんで、
 きのこに熱い思いを抱くきのこ評論家でもあるのです。

「むむゥ~!
 きのこまにあァ、たいりょうはッせいィ!」
「ぐるるぐるがるるぐる……」(←訳:多いんだ、きのこ好きって……)

 とよ田さんの著作『きのこ』は、
 きのこ関連グッズを満載したカラフルな御本でしたが、
 では、飯沢さんが案内してくださるきのこ世界は……

 《藝術におけるきのこ》!

「げいじゅつゥ~???」
「が~るぐるる~?」(←訳:ア~トですか~?)

 実は、大勢いるんです……
 このひと、きのこに憑りつかれちゃったのかしら?
 というような芸術家さんたちが。
 例えば――

 きのこ/菌類を愛した日本のきのこマスターといえば、
 南方熊楠さんが有名ですね。
 泉鏡花さんの作品にも、きのこが登場するのだそうですよ。

 外国では、
 ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフさんの短編小説に
 『きのこ愛』があふれている、と
 飯沢さんは激賞します。

 きわめつけは、
 アメリカの現代作曲家ジョン・ケージさん(1912~1992)!
 真性きのこマニアのケージさん、
 ニューヨーク菌学会の創設者のひとりとなり、
 イタリアのクイズ番組ではきのこについての質問に答え続けて優勝し、
 きのこのための音楽を作ろうと試み、
 豪華なきのこ画集の出版にも係わったそうです。
 そんなケージさんのお家は、
 きのこいっぱいの森の中にありました……。

「まにあのォなかのォ、まにあッ、ここにィありッ!」
「ぐるがるぐるがるる!」(←訳:本物のキノコ人間だ!)

 きのこの漫画、
 きのこの映画、
 きのこをモチーフにしたアート。
 ゆるく、柔らかく、多元的で、魔術的、偶発的な
 きのこ的生き方への招待――
 風に乗って運ばれる胞子のように、きのこの世界は広がります。

 奥深いきのこの森の道をゆく飯沢さんの背を追って、
 さあ、皆さまも、
 きのこマニア見習いに!

「なれるとォ、いいなッ♪」
「ぐるるーがるがるるる!」(←訳:なりましょう、ぜひ!)
 
 
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書籍コレクターも涙する?

2011-10-30 23:24:53 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 トンガリ帽子を誇らしげに被って練り歩く
 ハロウィン仮装のチビっこたち~♪
 微笑ましく眺めておりましたら……
 おや?
 ネクタイとブレザーで正装している男の子も?

「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!
 ネーさッ! あれはァ、しちごさんッ、なのでスよゥ!」
「がるる!がるぐるぐるぐるぐるー!」(←訳:虎です!お詣りしてきたところだよー!)

 あらま、七五三の参詣帰りのお坊っちゃま、でしたか。
 そういえば、千歳飴の袋を持っていますね。
 おめでとう七五三キッズ!
 《寿》オーラのお裾分けをいただいて、
 本日の読書タイムは……
 活字マニアには幸せのひとときとなる
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

 


 
            ―― オックスフォード古書修行 ――


 
 著者は中島俊郎さん、2011年9月に発行されました。
 『書物が語るイギリス文化史』と副題が付されています。

「ふァ~、いんぐらんどゥ♪」
「がるるぐるがる!」(←訳;大学の街だねえ!)

 英国の古都・オックスフォード。
 大学都市として知られるこの町の名は、
 私たち日本の活字マニアにも親しみ深いものです。
 オックスフォードのカレッジで教鞭をとった
 『アリス』のルイス・キャロルこと数学者のチャールズ・ドジスン先生、
 『指輪物語』のJ・R・R・トールキンさん、
 『ナルニア国ものがたり』のC・S・ルイスさん……。
 オックスフォードを舞台にしたミステリ、小説も、
 たくさん邦訳されています。

 その学究都市へ、
 現在は甲南大学文学部英語英米文学科の教授さんである著者・中島さん、
 いそいそと旅立ちました。

  『待望の在外研究! ついにオックスフォードへ降り立った』

 と、御本の冒頭に記すほど、
 待ちに待った滞英生活の始まりです!

「ざいがいィけんきゅうッ??」
「ぐるがるがるぐる~?」(←訳:留学みたいなもの~?)

 そうね、
 在外研究というのは、
 大学などで教職の任に就いておられる学者さんが、
 助成金を得て(自費の場合もあります)、
 海外で有益な研究を行ってくる、という制度です。
 期間は通常一年間、だそうですよ。

 副題にもありますように、
 英米文学者の著者・中島さんの研究テーマは、
 イギリス読書文化の営みと文化史。
 となれば向かうは――

「あめりかはァ、ぱすッ!でスねッ!」
「ぐるがるぐるるがるるる~?」(←訳:ケンブリッジじゃダメ~?)

 ケンブリッジじゃなくて、ロンドンじゃなくて、
 やっぱりオックスフォード!
 大学から遠からぬ街に
 心地良い住居を確保して、
 いざ、出陣!
 古書オークションへ!

「……おーくしょんッ??」
「ぐるがるー?」(←訳:研究はー?)

 もちろん、本道たる書籍の歴史、
 印刷技術や流通が発展してゆく経緯、
 時代によってどんなジャンルの書物が流行したか、
 等の研究も詳細に書き込まれているのですが、
 この御本でと~っても面白いのは
 枝道、脇道での出来事、なんです。

 友人から託された資金を懐中に、
 ウォルター・スコットの小説集を落札すべく、
 オークション会場の一隅に陣取る中島さん。
 お目当ての本の競りが開始!
 豪華なセット本は、はたして手に入るのか??
 結果は……?

 或いは、
 古書展で出会う、ユニークすぎる書痴おじさんたち。

 英国からちょっと遠征して、
 ドイツのブックフェアへお出掛けしてみたりして。

「なんだかァ、たのしそうゥッ!」
「がるぐるがる~る♪」(←訳:本を巡る旅だね~♪)

 古書修行なんて、地味……に見えちゃうかもしれませんが、
 活字マニア諸氏、
 書籍コレクターさん、
 挿絵本愛好家さんにとっては、
 こころはずむ一冊です!
 錦秋の『読書週間』に、ぜひお読みくださいな♪

「ほんやさんにィ、すみたいッ!というまにあさんはァ~」
「がるる!」(←訳:必読!)

 

 
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プチ前夜祭!

2011-10-29 23:02:16 | 美味
「はッぴきィはろうぃんッ、ぜんやさいィ~♪」
「がる!ぐるる~♪」(←訳:ビバ!前夜祭~♪)

  

 こんにちは、ネーさです。
 ハッピーハロウィン!……の前夜祭♪

「もぐッ♪」
「がるっ♪」(←訳:ぱくっ♪)
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おさきにィ、いただいておりまスゥ~♪」
「がるる!ぐるがるぐるるがる~♪」(←訳:虎です!ボクもいただき~♪)

 本日のおやつタイムは、
 『岩塚製菓』さんの
 《ふわっと パンプキンスープ味》!

 お米でできた極薄チップス、とありますね。
 私ネーさも、いただきまーす!
 ぱりりん! さくり!
 ポテトチップスとは異なる軽い食感は、
 製品名のごとく、ふわっ、に近く、
 美味しゅうございます♪
 パンプキンクリームスープのお味もちょうど良く、
 ついつい手が出て、
 あっという間に空っぽ……えっ?からっぽ??
 私、まだひとくちしかいただいておりませんのに……あらっ!?!

「もぐぐッ!
 おつぎはァ、こちらでスゥ!」
「がるる!」(←訳:ぱくり!)

  

 えーと、そちらは……
 
 『森永製菓』さんの
 《プリンキャラメル》!

 風味絶佳&滋養豊富な森永さんのキャラメルといえばミルク味、ですが、
 こちらは、季節もの?期間限定もの?なのでしょうか、
 プリン香料使用、とってもきれいなタマゴ色の、プリン味キャラメルですね。
 では、ぱくっといただいて……ふむふむ。
 カスタードクリームを想わせる甘~いお味♪
 
「からめるゥがァ、ないィッ!」
「ぐるがるがるぐるーる!」(←訳:それだけが惜しいー!)

 カラメルの苦みはないけれど、
 お味もパッケージもラブリーなおやつ、
 ご馳走さまでした~♪
 
 そして、今週末……
 ちびっ子たちが、
 キャラメルやキャンディ、
 チョコレート、クッキーでポケットをいっぱいしよう!と、
 大人たちも、
 堂々と仮装できるわ!
 カボチャに、いえ、天使や悪魔にだって化けちゃお~♪と
 こぞって向かう先は……

「はろうィんッぱれーどォ!!」
「ぐるるっがるるるがるっ!」(←訳:トリック・オア・トリーツ!)

 色々な場所でハロウィンのパレートが行われるようです。
 何に化けようかな?と迷いながら、
 ファンタジックな秋のイヴェント、
 皆さま、楽しんできてくださいね~♪

「はッぴィ~はッぴィ~♪」
「がるる!」(←訳:万聖節!)
 
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登って、走って、ああ忙しい?

2011-10-28 23:29:58 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 てくてくてく……歩け歩け、美味しい新米をた~くさん食べちゃったぶん、
 カロリーを消費しなくちゃ!
 と、代謝UPを目指して、今日も、てくてくてく……。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うむゥ~…テディちゃもォ、あるこうッ!」
「がるる!ぐるるぐるがるがるるる!」(←訳:虎です!ボクも歩いてシェイプアップ!)

 本気で歩くと、結構なハードワークですよね。
 でも、ここに、
 ヒョイっと飛ぶ! ササっと駆ける! ツツーっと登る!
 それくらい、お手のもの~♪という御方がおりますよ。
 本日は、そんな運動神経抜群の主人公さんが登場する物語を、
 さあ、どうぞ~!

  


 
               ―― 完盗オンサイト ――


 
 著者は玖村(くむら)まゆみ さん、2011年8月に発行されました。
 この御本は、第57回江戸川乱歩賞受賞作品!
 玖村さんのデビュー作品でもあるのですね♪

「おォッ! らんぽしょゥッ!」
「ぐるる!がるがるがるるぐるぐるる!」(←訳:すごいや!おめでとうございます!)

 本当にすごいわね!と拍手しながら、
 でも、ちょいっと首をひねっちゃうのは……

 オンサイト、って、何のことでしょ?
 聞いた憶えがありませんね。
 IT関係の特殊な用語かしら?
 暗号、ってのもありそうね。
 でなければ、著者・玖村さんの造語……?

 その答えは、読み進むうち、明らかになります。

   ――クライミングに『オンサイト』っていう言葉があるんです――

 主人公の、水沢浹(みずさわ・とおる)くんは言うのでした。

   ―― 一度もトライしたことのないルートを、初見で完登(かんとう)する――

 それが、オンサイト。

「ほわわァ~、くらいみんぐゥ!」
「がるぐるるがるがる?」(←訳:崖や絶壁を登るの?)

 浹くん、小柄で、アタマは金髪、定収入のない若輩くんですけれど、
 一流のクライマーなのでした。

 一度もトライしたことのないルートを、初見で完登すること。
 一切の情報を持たず、登り切ること。
 誰かに誘導されたり、
 他人が登っているのを目にした後で登るのは、
 オンサイトではない。
 それゆえ、オンサイトは非常に難しい。

 いま、浹くんの視界を
 登るべき壁が占めています。
 東京都心部にあって、
 広大な森を従え、
 人々が畏敬の念をもって望み見るその地は……
 
 皇居。

「えええェ~ッ??」
「がるぐるるっ?」(←訳:じゃあ、お堀をっ?)

 いったい、何が彼を駆り立てるのか?
 どんな思いが彼を動かしているのでしょう?

 ミステリを細分化するならば、
 どうやって?
 いったい誰が?
 何故こんな?
 などの、幾種類かの《?》ジャンルに分かれますが、
 この御本は、
 『なんでまた?』な色合いが濃いようです。

 なんでまた、浹くん、君はそんなことを?
 どうしてそんな?そこまで?

 御本の帯や、
 ネット書店での粗筋紹介には、
 浹くんが何をしようとしているのか、
 しっかり明記されちゃっているのですが、
 拙ブログでのお喋りはここまで!
 完登?
 いいえ、完盗に挑む浹くんの、
 クールなオンサイトぶり、
 スポーツ好きな活字マニアさんに、
 ミステリもエンタも大好き!な御方に、おすすめですよ~♪

「のぼれッ!
 おやつのォ、かくしばしょッ、めざしてッ!」
「がるるぐるがるがるるー!」(←訳:不屈の闘志でガブリー!)

 そこは本棚ですー!
 お菓子じゃないのよっ齧らないでー!

 
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まっしろな、ものがたり。

2011-10-27 23:38:13 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日10月27日からは、読書週間の始まり始まり~♪ですね。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 ほほゥ~♪ どくしょしゅうかんッ、でスかァ~♪」
「がるる!ぐるぐるがるる!」(←訳:虎です!神保町へ行こう!)

 日本、いえ、世界きっての本の街・神保町では、
 また今年も書籍関連のイベントが開催されるようですよ。
 活字マニアの皆さま、お出掛けしてくださいね。
 さあ、では記念すべき秋の読書週間第一日目の読書タイムは……
 こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― 人質の朗読会 ――


 
 著者は小川洋子さん、2011年2月に発行されました。
 御本の表紙の、見る者をハッとさせる美しい作品『子鹿』の作者は土屋仁応さん、
 装丁は、白石良一さん、生島もと子さん。
 
「ふァ~、こじかちゃんだッ!」
「がるるるぐるがるるぐるぐる~…!」(←訳:なんてきれいな鹿さんだろう~…!)

 神さまの御使いを想わせる鹿さんが、
 その大きな白い耳で聴きいるのは……
 静かな静かな、
 人質たちの、朗読会。

 そこは異国でした。

 海を隔て、
 山も谷も、いくつもの国境線をも隔てた或る場所で、
 誘拐事件が起こりました。
 連れ去られたのは八人の日本人旅行者、
 犯行グループは解放の条件として、拘束されている仲間の釈放と
 身代金を要求するものの、
 交渉は難航、
 事件は膠着状態に陥りました。

 人質たちが、なぜ朗読会をすることになったのか……
 その理由は何だったのでしょう。
 退屈しのぎ?
 ほんの偶然?
 怖ろしい現実から逃避しようと?

 囁くような、幽かな朗読に耳を傾ける者など、いるのでしょうか。
 人質たちが閉じ込められている荒野の陋屋の、
 天井に巣を張る蜘蛛、くらいのもの?
 壁や床を這う蟻たちも、
 その声を聞きつけたでしょうか。

 いいえ、彼らだけではありませんでした。
 小屋には、政府側の機関の手で盗聴器が仕掛けられていたのです。
 盗聴器が拾う人質たちの語りを、
 ひそやかに、
 ひとりの特殊部隊隊員が耳にしておりました。

「しーッ! しずかにィ!」
「がるぐるがるがる!」(←訳:邪魔しちゃだめですよ!)

 息を詰め、人質たちの朗読を聴きながら、
 私たち読み手は、
 つい、溜め息したりしちゃいます。

 ズルいなあ、小川さん!
 こんな風に物語を突き付けられちゃったら、
 何も聞き逃すまい、読み逃すまいと、
 そりゃもう必死に、真剣に、
 ひと文字ひと文字を追わずにはいられないじゃありませんか。

 ページのどこかに、
 人質さんたちを救う手立てが秘められ、隠されているかもしれない。
 その鍵を見出したら、
 遠い異国の誘拐事件を
 私たち読み手が解決することだって出来るかもしれない。
 既に起こってしまった事件を
 防ぐこと、変えることだって出来るかもしれない。

 なぜなら、
 書物の中では、どんな不思議な出来事も起こり得るのですから。
 
 起こるはず、なんですから。

「おこるゥ、のでス!」
「ぐるるるがるがる!」(←訳:起こらせようよ!)

 子鹿さんが耳を澄ます
 《人質の朗読会》は、
 “ものがたり”の精華となって
 読み手の耳朶を打ちます。
 聴覚はどこまでも、何百マイル何百キロの先までも伸び、
 言葉の前に頭(こうべ)を垂れます。

 万感の、語りの、ちから。

 すべての活字マニアさんに、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。

「しんじようッ、ものがたりのォ、ちからッ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:ボクらは信じる!)



 
 付記:北杜夫さんの訃報に接し、私ネーさ、茫然としております。
    大好きなドクトル・マンボウ。
    躁鬱病の、我らがドクトル!
    今頃は、お父さま、お兄さま、仲良しの遠藤周作さんと再会し、
    ワハハと笑っておられるでしょうか。
    ドクトル、どうか、どうか、やすらかに。
    
    
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スピードが肝心!なのは。

2011-10-26 23:11:06 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 さあ、本日のおやつタイムは……
 のっけから敗北宣言で~すっ!

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 はいぼくゥ??
 ネーさッ、なにィしたのでスかッ??」
「がるる!ぐるるぐるがるるがるる~?」(←訳:虎です!お財布落としちゃったとか~?)

 違いますっ、お財布は無事ですっ!
 敗北っていうのはね、
 スイーツいっぱいの《秋の北海道 物産と観光展》で、
 これは必食だわ!
 と目をつけていた御品をまんまと買いそびれてしまったんです。
 パンフレットだけ、いただいてきましたが……。

  
 
「ほゥッ? これでスかァ?」
「ぐるるるがるがるぐるー!」(←訳:ボクこれ知ってるよー!)

 北海道を代表する銘菓《白い恋人》!
 といえば、『石屋製菓』さん。

 それでね、最近とても好評なのが、
 《白い恋人》製造のノウハウを応用して完成したという、
 《白い恋人ソフトクリーム》!なんですって♪

 どんなお味かしら~?
 楽しみだわあ~♪と、
 遠足前夜の幼稚園児のようにわくわくしながら、
 物産展最終日の今日、
 会場の、そごう八王子店8階へ行ってみれば……

  『完売しました』。

「もふふふふッ!」
「がるるるるっ!」

 ……負けました。
 理由は、ええ、分かっておりますとも。
 いつものように、スタードダッシュの悪さが原因です。
 もっと早く、会場に着いていたなら……。

「そォでスねッ、もぐぱくッ」
「ぐるがるるるぐるがるる!」(←訳:たまにはせっかちで!パクリ)

 ……もぐぱく? ぱくり?
 あらまあっ、それは!

  

 『カルビー』さんの、
 《さつまりこ》、ですね。

「ふァいッ!いただいておりまスゥ!
 はごたえェ、かりぽりッ!」
「ぐるがるぐるるがるる~♪」(←訳:おいもの甘さとほのかな塩味~♪)
「おいしィでス!」
「ぐるがるがるるるぐる~ぐる♪」(←訳:ボクらのおすすめ秋お菓子~だよ♪)

 お菓子マニアさん、
 北海道物産展と《白い恋人ソフトクリ-ム》に遭遇したときは、
 その機を逃さず、
 ガッチリ御賞味なさいますよう!

 そして、さつまいも好きな御方は――

「さつまりこッ、たべてみてねッ!
 かりりッもぐぱくりッ」
「がるぅ!がるぐるがるがるる♪」(←訳:ふうぅ!御馳走さまでした♪) 
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お山は、紅の色に。

2011-10-25 23:30:48 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 夏の終わり頃のような暑さが戻ってきたり、また涼しくなったり、
 ヘンテコお天気が続いておりますね。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 みなさまッ、たいちょうにィ、きをつけてッ!」
「がるる!ぐるるぐるがるー!」(←訳:虎です!風邪予防してねー!)

 もうそろそろ紅葉が本格的に始まってもいい時季だわね~♪と
 お山を見上げる10月後半、
 そんな日の読書タイムには、さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― 駐在刑事 ――


 
 著者は笹本稜平さん、単行本は2006年に、
 画像の文庫版は2009年9月に発行されました。
 テディちゃ、虎くん、
 御本の表紙写真を見て、これはどこの風景を撮影したものなのか、
 分かりますか?

「えェ~? これはァ~…みずうみィ、でスかァ??」
「ぐるがるがるるる~?」(←訳:山あいの湖かなあ~?)

 ここはね、小河内貯水池(おごうちちょすいち)。
 通称を、奥多摩湖あるいは奥多摩人造湖ともいいます。
 れっきとした東京都内の風景、なんですよ~♪

「とないィ?」
「がるぐるるーる!」(←訳:ここも東京なんだー!)

 関東にお住まいでない方々、
 また東京生まれの東京っ子さんでも、
 東京都の西の端っこ方面へは行ったことがない、
 という御方は大勢おられるようです。
 
 交通の便はあまり良くないし、
 道路は細くてウネウネしてるし……
 裏返せば、つまり車の排気ガスも少なくて、
 手つかずの山は緑に覆われ、
 夏なんて都心より10℃は気温が低くて、涼しくて……

「ようするにィ、いなかッ、でスねッ!」
「がるぐるるるがるるー?」(←訳:都会じゃないんだー?)

 そ、そうね、
 渋谷や新宿、銀座あたりとは、
 まあちょっと、違う土地柄ではございます。

 その奥多摩の、小さな駐在所――青梅警察署水根駐在所に
 江波淳史(えなみ・あつし)警部補が赴任してきて
 一年が過ぎようとしていました。
 
 江波さん、どうしたわけで警視庁の花形部署から
 奥多摩の駐在所に勤務場所が変わったのかといいますと、
 いわゆるオトナの事情が絡んでいました。
 外聞とか、責任の所在とか、あれや、これや……。

「ううむゥ、それはァ~…」
「がるがるるぐる~…」(←訳:つらいですね~…)

 左遷、とズバリ言う人もいるでしょう。
 けれど、江波さん自身はそんな風には考えていないようです。
 駐在所に異動して一年、
 仕事は忙しいのですが、
 暇なときには山歩きに努め、
 いまは、自然豊かな土地に暮らす喜びが解りました。
 
 今日は休日、
 装備を整え、
 林道から縦走路へと、
 山道を歩いていると……
 携帯電話に一報が?

  登山客がひとり、帰ってこない――

 駐在所の向かいにある旅館の主人さんからの緊急連絡です……!

「わわッ、それはァ、いけませんでスゥ!」
「がるがるぐる!」(←訳:探さなくちゃ!)

 登山客の身に、何が起こったのか?

 奥多摩を舞台に展開する6編の連作短編は、
 エンタなミステリであり、
 警察小説でもあり、
 山岳アドベンチャー作品でもあります。
 
 東京の西の端っこへの来訪経験がない御方も、
 紅葉の奥多摩を旅する気分で、
 ゆったり読んでみてくださいな~♪

「あきのォ、おくたまはァ、まッかにィ、そまりまスゥ!」
「がるるるぐるがるるるぐる!」(←訳:機会があったら本物のお山も見てね!)
 
 
 
  
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森を見て木を見ず?

2011-10-24 23:35:59 | ブックス
「あッ! にゃんこだッ!
 え~とォ……る~る~るゥ~♪」
「ぐるがるがるぐるる~る~がる~!」(←訳:違うよ!る~る~る~はキツネだよ!)

 えへん、おほん、おほほん、
 こんにちは、ネーさです。
 何やら大いなる誤解が発生している様子ですわね。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 むほほッ♪ほんのォ、ささやかなァ、ごかいィでス!」
「がるる!ぐるぐるがるるるるがるる~…」(←訳:虎です!誤解というより本気だったような~…)

 は~い、ではあらためてニャンコちゃんに御挨拶して、
 いえ、ニャンコちゃんと一緒に、
 本日の読書ルートへ出発いたしましょうか。
 履き慣れた靴を用意したら、
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  


 
                ―― 大人の東京散歩 ――


 
 ぴあMOOKより、2011年8月に発行されました。
 『おとなのカルチャーな旅シリーズ②』とシリーズ題が記されていますね。
 
 実はこの御本、
 読み始めればすぐ気付かれることでしょうが、
 《夏季向き》のMOOK本です。
 夏休みに、家族で、お友達や恋人同士で、東京をお散歩~♪という狙いは、
 しかし……。

「むりィでス! きけんなのでスゥ!」
「がるるるぐるがるぐる~!」(←訳:今年の東京は暑過ぎたもんね~!)

 そうですね、
 炎天下でお散歩するには、あまりに危険な夏でした。
 でも、今はもう秋~♪
 歩くのには最適&快適、
 全力でお散歩をおすすめできる季節です。
 先日は、かわいい自転車に乗っての街さんぽの御本を取り上げましたけれど、
 自転車は苦手で~という御方、案外と多いようですし、

「ふァいッ!
 テディちゃ、じてんしゃッ、のれませんッ!
 ぺだるにィ、あしがァ、とどかないィもんッ!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:ボクもボクもー!)

 ペダルに足が……そ、そうですか、
 ならばますます、張り切ってお散歩して下さいね。

 この御本で紹介されているのは、
 八つのコース――

  『押上から浅草へ』
  『上野から湯島へ』
  『谷中・根津・千駄木』
  『神楽坂から飯田橋へ』
  『日本橋から三越前へ』
  『銀座から有楽町へ』
  『芝から愛宕へ』
  『六本木から乃木坂へ』。

 東京の東に広がる、
 歴史ある町、昔からの繁華街を自分の足で訪ねる小さな旅、
 というところでしょうか。

「すかいつりィー、みえまスゥ!」
「がるるるぐるがるる1」(←訳:老舗さんと有名なお店がいっぱい!)

 お散歩ルートに栄養補給地点は欠かせません♪
 加えて、
 『文豪ゆかりの地をゆく』
 『東京銅像コレクション』
 『大人のミュージアム探訪』
 といったサブテーマが、
 小さなお散歩をより奥深いものにしてくれます。

 特に驚かされたのは
 『東京銅像コレクション』!

 2ページわたって、
 東京にある近代日本の偉人さんたちの銅像が紹介されているのですが……

 上野公園の西郷隆盛さんの像、
 これはよ~く分かりますね。

「ふァいッ! みたことォありまス!」

 偉人さんとはちょっと違うかもしれませんが、
 渋谷の忠犬ハチくんも。

「がるっぐるるるー!」(←訳:うんっ知ってるー!)

 でも……この御方は……
 上野の国立科学博物館前にあるという
 野口英世博士の銅像は……

 どうしよう!わかりません!
 国立科学博物館の前は何度も通っているのに、
 まったく記憶にありません!
 白衣を着、試験管を持つポーズは、
 北海道のクラーク博士像に匹敵する凛々しい御姿なんですけど……
 気付きませんでしたわ……!

「ネーさッ、まぬけェでス!」
「ぐるるがるがるる!」(←訳:森を見て木を見ず!)

 東京の別の顔を探すお散歩プラン作りの、
 参考になりそうなこの御本、
 都心ガイドとしてもおすすめです。
 観光で東京へいらっしゃる方々も、ぜひ!

「つぎにィ、うえのへェ、おでかけしたらァ~」
「がるるるーぐるるがるがるる!」(←訳:見つけよう野口英世博士の像!)

 銅像マニアさんも、ぜひ一読を!
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― 遠い、海辺の秋 ―

2011-10-23 23:24:19 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 宇都宮市にて開催された《ジャパンカップサイクルロードレース2011》は
 大盛況のうちに閉幕したもようです♪
 特に、22日に市街地で行われた『クリテリウム』を見ようと集まった観客さんは
 なんと3万人!!

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すごいィぞッ、うつのみやッ!」
「がるる!ぐるがるぐるるるるがるがる!」(←訳:虎です!選手さんスタッフさんお疲れさま!)

 ちょっと先のおはなしになりますが、
 2013年は東京都が国体を主催する年なので、
 私たち都民も自転車競技を間近で応援できるかもしれませんね♪
 サイクルロードレースファンも増えるかな?
 興奮冷めやらぬまま、
 さあ、読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


 
               ―― 黄昏に眠る秋 ――


 
 著者はヨハン・テオリンさん、原著は2007年に、画像の日本語版は2011年4月に発行されました。
 原題『SKUMTIMMEN』、
 スウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞、
 英国推理作家協会(CWA)賞最優秀新人賞に輝いた著者・テオリンさんのデビュー作であるこの御本は
 本国スウェーデンはもとより、
 英語圏の国々でもベストセラーとなりました♪

「ほほゥッ?
 すうェーでんのォ、さッかさんッ?」
「ぐるるーがるがるぐるるぐる!」(←訳:デビュー作品がベストセラー!)

 この作品がきっかけとなり、
 スウェーデンを含む北欧圏のミステリ作品が世界から注目されることになった、
 とも言われてます。
 それほどの実力を秘めた御本とは、
 いったい、どうような物語なのでしょう……?

 スウェーデン南東の島、エーランド。
 その島から、物語は始まります。
 島が濃霧に包まれた9月の或る日、
 事件が起こりました。

 事件?
 いえ、それとも、事故?
 どちらなのでしょう?
 
 夏の観光シーズンには賑わうけれど、
 それ以外の時期は、大都会には程遠いエーランド島です、
 事件なんてものが起こるとは、
 しかもその後20年以上もいっこうに解決を見ないとは、
 思いもよらなかったのですが――

「わうゥッ!
 にじゅうゥねんッ??」
「がるるー!」(←訳:長いぃー!)

 20年。
 解決もない、
 安堵もない、
 何ひとつ決着されぬ長い長い月日が経過し、
 しかしいま、何かが動き出そうとしていました。
 事件の『証拠品』となり得る品物が、
 関係者のもとへ郵送されてきたのです。

 今さら!と叫ぶ者。
 疑う者。
 月日の重みに潰されかけていた者、
 事件のことなどすっかり忘れていた者。
 ……忘れたふりをしていた者。

 冷たい波が打ち寄せる北の海に、
 ようやく、
 あの日なにが起こったのか、
 明らかになるのか、
 再び霧の彼方へ呑み込まれてしまうのか――

「うゥむゥ、
 ほくおうのォ、うみはァ、さむそうゥでス!」
「ぐるがるがるるー!」(←訳:凍えちゃうよー!)

 ミステリとして扱われ、
 その分野の賞もたくさん受賞しておられますけれど、
 文芸作品として、
 先入観なく読む方がより愉しめるのではないかしら、と
 思わされる御本です。

 スウェーデン?
 地理も歴史もよく分かんないな~という御方、
 外国の地名も人名も苦手で~という御方も、
 とっつきにくさを乗り越えて読み進んでゆけば、
 静かな感動に辿り着きます。
 
 おそらくは
 2011年度刊行の翻訳ミステリBEST10入り確実!な一冊を、
 活字マニアの皆さま、ぜひ~!

「よみごたえェ、たッぷりィ!」
「ぐるるるがるぐるがるる!」(←訳:秋の読書に秋のものがたりを!)
 
 
 
 
 
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モノリスはボンシック。

2011-10-22 23:03:45 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 美味しいものを探索せよ!の週末がやってまいりました~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪おなかとォ、せなかがァ~♪…くッついてまス!」
「がるる!ぐるがるるぐるぐるがる?」(←訳:虎です!今日はどんなおやつかな?)

 はい、本日のおやつは……うっ!お、重いわ、見かけよりも!
 こちらを、よいしょっと、ふぅ~、どうぞ!

  

「むッ?」
「がるっ?」(←訳:くろっ?)

 ……真っ黒な長方形の箱に、
 こ、これは何なの?
 『2001年宇宙の旅』に出てくるモノリスかしらっ??
 と慌ててしまいますが、
 よ~く目を凝らせば、
 箱の隅に型押ししてあるのは……『虎』の文字?

「がるっぐるるっ?」(←訳:ええっ虎ぁっ?)
「とらッ? とらのォ、おにくはァ、いやだようゥッ!」

 安心なさい、
 『虎』といっても、虎肉の燻製、なんかじゃありません。
 モノリス風ボックスの正体は……
 じゃじゃん!

  

 『虎屋』さんの
 《小型羊羹》詰め合わせ!

 『虎屋』さんの御品と分かってみると、
 飾り気のないモノリス風ボックスも
 まあ♪お洒落でボンシック♪
 洗練されたデザインだわ~♪と思えてくるから不思議でございます。
 小さな羊羹の御箱も、色とりどりで可愛らしいですね。
 向かって左から、
 黒い小箱―黒砂糖入羊羹《おもかげ》、
 赤い小箱―紅茶入羊羹《紅茶》、
 濃い砂色の小箱―蜂蜜入羊羹《はちみつ》、
 緑色の小箱―抹茶入羊羹《新緑》、
 あずき色の小箱―小倉羊羹《夜の梅》。

 一挙に全部は食べられませんので……

  

 《紅茶》の羊羹に、トライいたしましょう。
 では、いただきまーす!

「いッただきまースゥ! ぱくちょッ!」
「ぐるるるがるーがるっ!」(←訳:いただきますーかぷっ!)

 紅茶の羊羹だと色も紅いのかな?
 紅茶ゼリーか紅茶寒天菓子のようなもの?
 と予想したのですが、
 色は……一般的な小倉羊羹と同じ色合い、ダークなアズキ色でした。
 でも、かすかに、紅茶の……ストレートティーの香りが。
 そして、お味は……錬り羊羹のアズキのお味の奥に、紅茶の風味が、ふわりんと控え目に。
 
「これはァ、おいしィ!」
「ぐるがるがるる!」(←訳:とびきりの美味!)

 そうね、
 さすがは虎屋さん!と鯛や鮃も舞い踊りたくなる美味しさです♪
 《はちみつ》や《新緑》はどんなお味なのか、
 期待が募りますよ~♪

 こちらの《小型羊羹》、
 知人さんからのいただきものなので、お値段は不明なのですが、
 一流のお味、堪能させていただきました♪
 御馳走さま~♪♪

「あッたかいィ、おちゃもォ、ごいっしょにィ!」
「がるるるるがるぐるぐる~!」(←訳:皆さま美味しい秋の週末を~!)
 

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