goo blog サービス終了のお知らせ 

テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

― あれもこれも、初来日!な特別展 ―

2019-11-30 21:50:27 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐッばいィ、じゅういちがつゥ~!」
「がるる!ぐるーがるる!」(←訳:虎です!ハロー12月!)

 こんにちは、ネーさです。
 令和元年も残り一ヶ月となってしまったこの週末は、
 2020年の主役になりそうな
 メガサイズ展覧会の情報をお送りいたしますよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  


 
   ―― ロンドン・ナショナル・ギャラリー 展 ――



 東京・上野の国立西洋美術館にて、
 会期は2020年3月30日~6月14日
 (月曜休館、ただし3/30と5/4は開館)、
 『MASTERPIECES FROM THE NATIONAL GALLERY』と
 英語題名が付されています。

 以前にちょこっと、
 2020年にはゴッホさんの《ひまわり》が来るわ!と
 お喋りいたしましたが……

「ひまわりィ、だけじゃァないィのでス!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:これ見てこれ!)

  

 はい、そうです!

 ↑ヨハネス・フェルメールさんの
 《ヴァージナルの前に座る若い女性》!

 この作品も、やって来ます!

「それからァねッ!」
「がるる!」(←訳:これも!)

  

 ↑こちらは、
 レンブラントさんの《34歳の自画像》、
 ジョシュア・レノルズさんの《コーバーン卿夫人と3人の息子》、
 ルノワールさんの《劇場にて(初めてのお出かけ)》、
 ターナーさんの《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》!

「まだまだァ!」
「ぐるるる!」(←訳:これもね!)

  

 ええ、↑こちらは、
 モネさんの《睡蓮の池》、
 カナレットさんの《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》、
 ベラスケスさんの《マルタとマリアの家のキリスト》、
 ヴァン・ダイクさんの
 《ティンベビー卿夫人エリザベスとアンド―ヴァ―子爵夫人ドロシー》、
 パオロ・ウッチェロさんの《聖ゲオルギウスと竜》!

「もッとォ、ゆきまス~!」
「がる!ぐる!」(←訳:そう!これ!)

  

 ゴッホさんの《ひまわり》、
 ゴヤさんの《ウェリントン公爵》、
 ムリーリョさんの
 《窓枠に身を乗り出した庶民の少年》!

「しめくくりィはァ~…」
「ぐるる!」(←訳:これで!)

 

 カルロ・クリヴェッリさんの
 《聖エミディウスを伴う受胎告知》!

 つまり、
 ロンドン・ナショナル・ギャラリーが
 これまで世界のどの場所でも開催したことのない、
 大規模な所蔵作品展が行われるんですね。

 ルネサンスから19世紀ポスト印象派まで、
 61作品すべてが
 日本初公開……!

 既に公式HPが開設され、
 SNSも始動しています。
 また、
 『ひまわりキーホルダー付きチケット』
 『すみっコぐらし手乗りぬいぐるみ付チケット』
 『特製リーフレット付きチケット』など、
 特典付き前売り券は
 12月12日から販売されます。

 東京展の後は、
 大阪の国立国際美術館へ
 巡回するそうですよ。
 期間は、2020年7月7日~10月18日、とのことです。

「ないようゥ、じゅうじつゥ!」
「がるぐる!」(←訳:極上眼福!)

 アート好きな方々は、
 2020年のスケジュール表に、
 『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』を
 ぜひ、書きこんでおいてくださいね~♪




    では、ここでオマケ画像も、じゃじゃん!
   
    『森永製菓』さんの
    《白いダース クリームサンドクッキー 期間限定》は、
    「くりーむゥ、おいしィ~♫」
    「ぐるるがる!」(←訳:程よい甘さ!)
    風邪薬を飲んでいる場合は、
    濃厚なチョコレートは避けた方が
    いいのかも?ということで、
    刺激の少なそうなお菓子で
    おやつタイムとなりました。

    皆さまは、風邪など引かぬようにして、
    どうか穏やかな休日を♪


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 光と、影と、足跡と ~

2019-11-29 22:22:50 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふうゥっ! やッちまッたァ~なのでス!」
「がるる!ぐるがっる!」(←訳:虎です!風邪だって!)

 こんにちは、ネーさです。
 ……はぁ、やらかしてしまいました。
 朝、起きたら喉が!
 べらぼうに痛い!苦しい!
 こりゃいかん!と耳鼻咽喉科へ飛んで行き、
 お薬を処方していただきましたよ。
 熱はないので、
 あとはただお薬が効くのを待ちながら、
 さあ、本日の読書タイムは、
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  



     ―― 法月綸太郎の消息 ――



 著者は法月綸太郎(のりづき・りんたろう)さん、
 2019年9月に発行されました。
 『THE NEWS OF NORIZUKI RINTARO』と
 英語題名が付されています。

「わおォ! おひさしぶりィ~でス!」
「ぐぅるるる~!」(←訳:ウェルカム~!)

 本格ミステリ好きな活字マニアさんには、
 よく知られている《名探偵・法月綸太郎》さん。

 この御本は、
 《法月綸太郎》シリーズ開始30周年を記念する
 スペシャルな短編集です。

 短編4作品……というより、
 中編と呼ぶに相応しいボリュームの1作品と
 短編3作品が収録されています。

「さいしょのォ、これッ!」
「がるる~ぐる!」(←訳:良いね~これ!)

 ええ、耳鼻咽喉科の待合室でのことでした。

 御本をバッグから取り出して、
 表紙を捲って、読み始めて……
 あらまあ!
 と、たちまち引き込まれたんです。

 なぜって、
 主役はホームズさん!!

 いえ、主役は
 《シャーロッキアンの夢》
 と申すべきでしょうか。

「みんなのォ、あこがれェ~♫」
「ぐるるるるる!」(←訳:野望でもある!)

 御本の本文7ページに記されているのは、

  《いやしくも作家探偵と名乗る者なら、
   目の黒いうちに一度は
   シャーロック・ホームズにまつわる謎に
   取り組まねばならない。》

 という決意表明です。

 この言葉通りに、
 『白面のたてがみ』で描かれているのは、
 ホームズさん、
 そしてコナン・ドイルさんに関連する
 《謎》。

「でんわッ、なッてるでス!」
「がるるるるぐる!」(←訳:綸太郎さん出動!)

 旧知のジャーナリストさんから呼び出され、
 何事かと綸太郎さんが
 待ち合わせ場所に行ってみれば、
 ホームズさんの物語のファン諸氏には
 かねてより広く知られる
 ある“疑問”が話題になりました。

 S・ホームズさんの物語の中には、
 ワトスン医師が語り手をつとめていない作品が
 4編、存在します。

 そのうち、
 『最後の挨拶』と『マザリンの宝石』、
 この2編は、作品の性質上、
 三人称形式で語っていることに
 ちゃんと意味がある。

 けれども、
 他の2編――
 『白面の兵士』と
 『ライオンのたてがみ』、
 この2つの作品は、
 どこかおかしくはないか。

 名探偵ホームズ氏の鋭い知性は、
 卓越した推理の能力は、
 充分に発揮、どころか、
 不完全燃焼に終わっていないか。

「そのォりゆうゥをォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:全力で究明!)

 綸太郎さんの思考は、
 1926年の英国へ飛翔します。

 かの『ストランド』誌に
 『白面の兵士』が発表されたのは
 1926年11月号、
 『ライオンのたてがみ』が発表されたのは、
 同年の12月号。

 そのとき、
 ホームズさんの、
 コナン・ドイルさんの周辺に
 何が起こっていたのか……?

「もしかしたらァ~…?」
「がるるぐるる?!?」(←訳:こんな事件が?!?)

 はい、これ以上はネタバレになっちゃいますので、
 続きは、どうか御本で!

 『白面のたてがみ』
 に続いて、
 綸太郎さんの父・法月警視が登場する
 『あべこべの遺書』
 『殺さぬ先の自主』、
 そして、
 もうひとり、文学史上にキラリと輝く或る《名探偵》さんが
 物語のテーマとなっている
 『カーテンコール』、
 と、収録されている作品いずれも、
 小説でありながら、
 ミステリ論・ミステリ評論の趣きも感じられる力作です。

 シャーロッキアンさん、
 ミステリ好きな活字マニアさんは
 ぜひ、一読してみてくださいね。
 私ネーさ、激おすすめいたします!
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

― 豆粒町から、《鎌倉》さんぽ ―

2019-11-28 22:38:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふわわァ? ふくぶくろッ??」
「がるる!ぐるがるぐる?」(←訳:虎です!もう新年なの?)

 こんにちは、ネーさです。
 感謝祭とクリスマス用カタログ攻勢の次は、
 新春特別セールと福袋販売のメール、
 そして2020年度の
 《サロン・デュ・ショコラ》日本公式アカウント開設のお報せ……
 えーと、いま何月だっけ?と
 混線しかかっている季節感を修正すべく、
 本日の読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  


 
      ―― 鎌倉オチビサンポ ――



 監修は安野モヨコさん、2019年10月に発行されました。
 『OCHIBI-SAN'S GUIDE TO KAMAKURA』と英語題名が、
 『―― 花ごよみとめぐる旅 ――』と日本語副題が付されています。

 雑誌『AERA』に大好評連載中の
 マンガ《オチビサン》が
 ガイドブックになった!
 オチビサンたちが案内してくれるのは
 湘南エリア最強の観光地、
 鎌倉!

 という訳で、
 先ずは、JRの鎌倉駅、
 もしくは
 江ノ島電鉄の鎌倉駅を目指してみましょうか。

「いいでスねッ、かまくらァ♪」
「ぐっるるるる!」(←訳:あったかそう!)

 そうよね、少なくとも多摩地域よりは
 温暖であること間違いなし、の
 神奈川県の鎌倉市……

 その鎌倉のどこかにある小さな町
 《豆粒町(まめつぶちょう)》
 に住んでいるのが、

 マンガ《オチビさん》の主人公
 “オチビサン”、
 パン大好きな“パンくい”、
 本好きで哲学好きな“ナゼニ”、
 いたずらっこの“ジャック”、
 物識りな“おじい”、
 “ヘビくん”、
 “シロッポイ”、
 迷子のウサギ“アカメちゃん”

 といった面々です。

「まめつぶゥちょうゥはァ~」
「がるぐる!」(←訳:交通至便!)

 御本の本文4ページには
 豆粒町の可愛らしい地図が載っていて、
 ここからは、
 鶴岡八幡宮へも大仏さまのお膝元へも、
 海へも山へも、
 ちょっと歩けば辿り着けちゃうんですね。

 1月は、海蔵寺のスイセンを訪ねて。

 2月は、浄妙寺のツバキを見上げ。

 3月は、あちらこちらでお花見をして。

「しぜんがァ、いッぱいィなのでス!」
「ぐるるがる!」(←訳:それが鎌倉!)

 書店さんに並んでいる一般的な
 鎌倉ガイド本と、
 豆粒町の住人さんたちのよるガイドの違いは、
 まさにそこです。

 カフェやレストラン、
 雑貨屋さん、おみやげ屋さんも
 紹介されていますけれど、
 この御本で
 いちばん紙面を占めているのは、
 鎌倉の自然であり、
 四季の花々と風物です。

 アジサイ、蓮花、バラ、
 ちょうど今頃の
 11月から12月にかけては
 名刹の境内を赤く染める紅葉……。

「どのォきせつもォ、すてきィでス!」
「がるぐるるぅ~♪」(←訳:絵になるなぁ~♪)

 絵になる町・鎌倉を、
 自由自在に駆けめぐり、
 遊び回る“オチビサン”たち。

 毎年5月に小町通で開催される
 《ボーダーフェスティバル》では、
 ボーダー柄のお洋服を着た人に
 『いいこと』が起こるかも?

 レトロ建築さんぽ、
 江ノ電さんぽ、
 鎌倉で出会える動物たちを紹介♫

 なんていうページもあって、
 これには、
 大混雑する観光地を敬遠してしまう方々の心も
 熱くなることでしょう。

「そわそわァしちゃうゥ!」
「ぐるるるるがっるぅる!」(←訳:出掛けたくなっちゃう!)

 旅好きさんに、
 鎌倉大好き!な御方に、
 そして何より
 マンガ《オチビサン》シリーズ愛読者さんに、
 おすすめの“さんぽ”ガイドです。

 安野さんによる《オチビサン》たちのイラストも
 多数収録されていますので、
 アート好き&コミック好きな方々も、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪
 


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 国立新美術館の、《紫の婦人》 ~

2019-11-27 23:26:05 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐすんッ、さがしたァのにィ~!」
「がるる!ぐるるるるる~!」(←訳:虎です!見当たらない~!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日11月27日発売の週間『少年サンデー』には、
 あの『銀の匙』の最終回が!
 なのに、売り切れちゃったんでしょうか、
 見つけられませんでした……
 明日はコミック系の品揃えが豊富な書店さんへ行こう!
 と決意を新たにしながら、
 さあ、本日は読書をサボり、
 こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  


 
        ―― ブダペスト ――



 東京・六本木の国立新美術館 企画展示室1E にて、
 会期は2019年12月4日~2020年3月16日
 (毎火曜と年末年始の12/24~1/7は休館、ただし2/11は開館し翌2/12は休館)、
 『TREASURES FROM BUDAPEST』と英語題名が、
 『ヨーロッパとハンガリーの美術400年』と
 日本語副題が付されています。

「あうゥ? ぶだぺすとッ??」
「ぐる~!」(←訳:遠い~!)

 そうね、
 遠い東欧の国ハンガリーについての知識って、
 申し訳ないことに
 殆ど持ち合わせていないのですが……

 この展覧会のチラシ(フライヤー)を手にして、
 私ネーさ、
 う~む!と唸らされましたよ。
 だってね、これを見てくださいな。 

  

 ティツィアーノさんの『聖母子と聖パウロ』(1540年頃)

 エル・グレコさんの『聖小ヤコブ』(1600年頃)

 クロード・モネさんの『トゥルーヴィルの防波堤、干潮』(1870年)

 ルノワールさんの『少女の胸像』(1895年頃)

 フランツ・クサ―ヴァー・メッサーシュミットさんの
 『性格表現の頭像 子どもじみた泣き顔』(1771~1775年)

 そして、

  

 ↑こちらは、
 ハンガリーを代表するアーティストさんたちの作品で、

 ムンカーチ・ミハーイさんの『フランツ・リストの肖像』(1886年)

 ヴァサリ・ヤノーシュさんの『黄金時代』(1898年)

 リップル=ローナイ・ヨージェフさんの
 『赤ワインを飲む私の父とピアチェク伯父さん』(1907年)

 クルト・シュヴィッタースさんの
 『メルツ(ボルトニクのために)』(1922年)

 と、いずれからも
 名作傑作の香りが漂ってきてますでしょ?

「きわめつけェはァ~…」
「がる!」(←訳:これ!)

  

 ↑上の作品は、
 シニェイ・メルシェ・パールさんの
 『紫のドレスの婦人』(1874年)。

 はい、一目惚れってヤツです♪
 虹彩に染み渡るような、
 あでやかな紫の色!
 シルクの質感!
 もう理屈じゃないんです!
 こういう作品、大好きなんですよぅ~♫

「ふァいッ、おちついてッ!」
「ぐるがるるる~!」(←訳:頭を冷やそう~!)

 うっふっふ、
 画像を見ているだけでもテンション上がりまくり!
 ブダペスト国立西洋美術館と
 ハンガリー・ナショナル・ギャラリーから
 西洋美術の名品130点が来日する
 《ブダペスト》展は、
 日本とハンガリーの
 外交関係開設150周年を記念する特別展です。

 アート好きな皆さま、
 《紫の婦人》が待つ国立新美術館へ、
 ぜひ~♪




    さて、今回のオマケ画像は……
   「あッ! なにかァきたのでス!」
   
   「おッ!これッてェ!」
   
   「ぷりィ~んッ!」
   「がる!」(←訳:だね!)
    はい、またまたしても
   『葉山マーロウ』さんから
   プリンが到着いたしましたよ♪
   ↓こちらは《ティラミス》!
   
   ↓こちらは《エスプレッソ》!
   
   ↓こちらは《クッキングアップル》!
   
   「いただきィまァ~スゥ!」
   「ぐるるるる~!」(←訳:美味しいよ~!)
   プリンマニア諸氏に
   激おすすめの逸品おやつでした♫♪

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ コーヒーショップに、ミステリの花が咲く ~

2019-11-26 23:42:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 がくがくゥぶるぶるゥ!」
「がるる!ぐるがるぐる!」(←訳:虎です!毛布もう一枚!)

 こんにちは、ネーさです。
 ああ、心地良い秋の日は
 スッタカタ~と足早に去ってしまったのでしょうか……
 寒さに震えながらの本日の読書タイムは、
 さあ、↓こちらのコーヒー店で、
 のんびりと、どうぞ~♪

  


 
   ―― 休日はコーヒーショップで謎解きを ――



 著者はロバート・ロプレスティさん、
 2019年8月に発行されました。
 英語原題は『The Red Envelope and Other Stories』、
 海外ミステリさんたちに大好評を博した
 『日曜日の午後はミステリ作家とお茶を』の著者さんによる
 日本オリジナルの短編集です。

「くせものォ、なのでスゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:良い意味でね!)

 御本冒頭の『まえがき』からは、
 著者・ロプレスティさんの一癖も二癖もあるクセ者っぷりが
 よぉ~く伝わってきます。

 あれはわたしが9歳の頃だった……

 グリンペンの大沼にとどろきわたる
 魔犬の咆哮を聞いたんだ!!

「それはァ、つまりィ~…」
「がーるるるるぐるぅ?」(←訳:ホームズさんでしょ?)

 ええ、ロプレスティ少年が
 最初に出会った大人向けミステリは、
 コナン・ドイルさん著『バスカヴィル家』だったのです。
 
 その読書体験が、
 ロプレスティさんをミステリ作家へと
 導くことになりました。
 現在は、
 『AHMM(アルフレッド・ヒッチコック・ミステリ・マガジン)』
 の中心作家さんとして
 大活躍しておられるようです。

 この御本には、
 短篇9作品が収録されていて、
 9作品のうち5作品が
 『AHMM』誌上で発表されたものなんですって。

「ふむむゥ? まずゥはァ~?」
「ぐるるるがるる?」(←訳:どれから読もう?)

 9つの作品は、
 それぞれ独立した物語で、
 連作やシリーズものではありません。

 収録順に、
 一番目のお話から読み始めて……もいいんですけれど、
 私ネーさのおすすめは、
 なんといっても
 英語題名の表題作となっている
 『The Red Envelope』。

 『赤い封筒』と日本語訳されているこの作品は、
 本文の253ページ……
 9作品のうちの9番目、
 すなわち“オオトリ”に位置する
 ロプレスティさんの自信作!
 
「ぶたいィはァ、だいとかいィ~でス!」
「がる!」(←訳:NY!)

 華やかな大都会ニューヨーク。
 ……しかし、
 語り手の《ぼく》こと
 トマス・グレイくんは、
 アイオワ州からやって来たばかりの純朴な青年なんです。

 グリニッチ・ヴィレッジを
 グリーンウィッチと読んじゃったり、
 マンハッタンのあれもこれも
 分からないことばかり。

 とはいえ、
 おろおろアタフタしてはいられません。

 トマスくんがここNYに来たのは、
 ヘンリー伯父さんの遺産として
 《ニュー・ロージズ・コーヒーハウス》
 を相続したためでした。

「わあァ♪ いいなァ~♫」
「ぐるるがーるー!」(←訳:お店のオーナー!)

 若きコーヒーショップのオーナー誕生、
 と言えば、いかにもアメリカンドリームのようですが、
 大学を卒業して間もないトマスくんにとっては、
 飲食店の経営なんて
 まったくの五里霧中、
 エスプレッソマシンの使い方も
 チンプンカンプンです。

 そこへもってきて、
 お店の裏口の路地で
 事件が……!

「あわわわッ!」
「がるるるる!」(←訳:タイヘンだ!)

 頭を抱えるトマスくん、
 自称“ビート詩人”の押しかけ探偵さん、
 上から目線の警部補さんや、
 素性不明なアーティストさんたちが入り乱れ、
 大混戦の様相を呈する謎解きは、
 真面目のようでいてフザケているのか、
 フザケているようで大真面目なのか……?

 アイロニックな笑いがキラリと光る
 コミカルなミステリは、
 ミステリ好きさんに、
 それに映画好きな方々にも
 おすすめしたいわね♪

「えいがかァ、してほしいィでス!」
「ぐっるがるるる!」(←訳:きっと面白いよ!)

 9作品それぞれに添えられている
 《著者よりひとこと》、
 巻末の『編訳者あとがき』も併せて、
 冬の夜のリラックスタイムに、
 皆さま、ぜひ♫
  
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つなげる、むすぶ、MSF。

2019-11-25 23:36:16 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♪みちのォ~♪くにィへェ~♪」
「がるる!ぐるるがっる?」(←訳:虎です!たぶん大ヒット?)

 こんにちは、ネーさです。
 公開されたばかりの『アナと雪の女王2』……
 街ですれ違ったチビっ子ちゃんたちが、
 アナが、エルサが、と夢中で話しているのを耳に挟み、
 これは大ヒット決定だわね!と確信いたしましたよ。
 では、私たち活字マニアも、
 書物の中の未知の国を、
 さあ、訪ねてみましょう~♪

  


 
   ―― 《国境なき医師団》になろう! ――



 著者は いとうせいこう さん、2019年9月に発行されました。
 以前に、いとうさんの著作
 『《国境なき医師団》を見に行く』(2017年刊)
 を御紹介いたしましたが、
 ↑こちらの新書版は、
 単行本『見に行く』
 をよりブラッシュアップした作品、というべきでしょうか。

「こんぱくとォにィ!」
「ぐるるるる!」(←訳:シンプルに!)

 《国境なき医師団》とは、
 正式名称『Médecins Sans Frontières』。
 
 フランス語から訳した言葉が
 国境なき医師団、となるわけで、
 ただ、
 この名前ってカタすぎません?
 と御本冒頭の『はじめに』で
 いとうさんはひとつの提案をしています。

 頭文字3つを取って
 《MSF》!

 そう、今後は日本でも、
 世界レベルで使われているこの呼称で!

「ふむふむッ!」
「がるるるる!」(←訳:なるほどね!)
 
 御本の本文は、
 《MSF》をめぐる5つの章から構成されています。

 第一章『《国境なき医師団》ってどんな組織?』
 第二章『MSF日本インタビューⅠ』
 第三章『現地ルポⅠ』
 第四章『MSF日本インタビューⅡ』
 第五章『現地ルポⅡ』

 という内容は、
 『見に行く』でと同じく、
 世界各地の紛争地・災害地に駆け付ける
 《MSF》の活動を取材&解説したものですが、
 また、
 《MSF》を“支える”人々にも
 あらためて焦点が当てられています。

「おいしゃさんッ、だけじゃァないィのでス!」
「ぐるがるるるる!」(←訳:大勢いるんです!)

 ドクターさんたち、
 看護師さんたち、
 だけではなく。

 レントゲンを撮る技師さんたち、
 施薬の専門家さんや、
 カウンセラーさんたち。

 いえ、それより前に、
 医療行為をするのなら、
 小なりといえど
 医療設備が要る。

 ですから、
 お医者さんと薬を現地に送ればいい、
 ではないんですね、《MSF》って。

 災害発生から48時間以内に
 先遣の調査隊が現地入りしてニーズを把握、
 そのニーズに応じて
 ロジスティックが物資を送り、
 海外派遣スタッフが現地入りして
 医療活動を開始する。

 テント、タンク、浄水装置、
 毛布、車両、発電機など、
 医療物資以外のたくさんのものを
 《MSF》は自前で賄います。

「おみずゥ、だいじでス!」
「がるる!」(←訳:電気も!)

 ハイチ、ギリシャ、フィリピン、
 ウガンダ、南スーダン……

 《MSF》最前線での現地ルポには、
 読んでいて息ができなくなり、
 胸が締め付けられる場面が多々あります。

 けれど、敢えて、
 いとうさんは、
 《MSF》のスタッフさんたちは
 冷静に事態を見つめ、
 自分に言い聞かせます。

  『いのちを救え。』

 目の前の子どもの命を救うこと。

 それ以外、
 私たちにはできることがないのだ、と。

「まずはァ、そこからッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:そこが出発点!)

 『独立・中立・公平』を原則とし、
 独自の憲章を掲げて
 今日も地球のどこかで医療を続けている
 《MSF》の知られざる活動記録を、
 著者・いとうさんの思いに寄り添いながら、
 皆さま、
 ぜひ、一読してみてくださいね。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 赤い龍の、お国ぶり ~

2019-11-24 22:41:49 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょうのォしゅやくはァ、だーうぃんさんッ!」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!祝160周年!)

 こんにちは、ネーさです。
 1859年の今日――11月24日、
 とある書物が出版されました。
 その名は『ON THE ORIGIN OF SPECIES(種の起源)』、
 著者はチャールズ・ダーウィンさんでした。
 史上もっとも論争を引き起こした書籍って
 たぶんコレよね~とにやりとしながら、
 さあ、本日の読書タイムは
 こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― ウェールズを知るための60章 ――


 
 編著者は吉賀寛夫(よしが・のりお)さん、
 2019年7月に発行されました。
 《エリア・スタディーズ》シリーズの175号のテーマは、
 英連邦に所属する『国(country)』のひとつ、
 ウェールズ――
 英語では『Wales』、
 ウエールズ語では『Cymru』と表記される地域です。

「らぐびーでェ、おなじみィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:大人気です!)

 日本全国を大いに沸かせたラグビーワールドカップでは、
 北九州市市でキャンプを行った
 ウェールズ代表チーム、
 3位決定戦で健闘するも
 ニュージーランドに敗れて4位……

「おしいッ!」
「がるぐるっるがるるる!」(←訳:でも4位ってすごいよ!)

 そうよね、
 念願のベスト8に入った日本すごい!
 その上をゆく4位って
 すごいわウェールズ!と感激しましたが、
 彼らの強さの秘密、
 バックグラウンドは?となると……。

「ううゥ、あんまりィ~…」
「ぐるるるるるる!」(←訳:知らないのです!)

 この御本では、

 Ⅰ『ウェールズの風景』
 Ⅱ『歴史』
 Ⅲ『ウェールズ語保存の歴史』
 Ⅳ『産業と交通』
 Ⅴ『祭典と伝統』
 Ⅵ『絵画・スポーツ・音楽・生活』
 Ⅶ『伝説・文学・地誌・学術』
 
 という7つのパートで
 ウェールズの過去と現在を辿ってゆきます。

 映画好きな方々には
 ジョン・フォードさん監督による
 『わが谷は緑なりき』、
 アニメ好きな方々には
 宮崎駿さんの『天空の城ラピュタ』――
 自然とそんなイメージを抱いてしまうウェールズの大地とは。

「いせきィ、おおいィのでス!」
「がるるぐーる!」(←訳:巨石がどーん!)

 《ウェールズにある遺跡、遺物の数は
  途方もなく多い。》

 という書き出しで始まるのは、
 本文54ページ、
 『先史時代のウェールズ』です。

 近年の研究では、
 ストーンヘンジはウェールズから石を運んで
 建造されたのではなく、
 元々ウェールズの採石場で作られたものを分解し、
 現在の場所へ運んだのでは、
 という説が有力なのだそうです。

 それに、
 アーサー王にまつわる伝説も、
 ウェールズから生まれた?

「ながァ~いィ、れきしィ!」
「ぐるるる!」(←訳:奥深いね!)

 お待ちかねのラグビーネタは、
 本文237ページの、
 『ラグビー ウェールズの第2の宗教』。

 イングランドのラグビー校で
 ウェブ・エリス少年が
 ボールを抱えて走り出しちゃったのは
 1832年、と言われています。

 これが近代ラグビーの始まりで、
 ウェールズに伝わったのは
 1850年頃、だそうですが……

 それより早く、17世紀初頭に、
 ウェールズのふたつの村で行われたゲームが
 ラグビーの起源なのであ~る!

「ええッ??」
「がるる??」(←訳:ほんと??)

 そのゲームとは。

 ありとあらゆる手段を用いて
 敵方の村にボールを運び込むのを阻止する。

 時間無制限(延々何時間もやるぞ!)、
 場所も無制限(丘を越え谷を越え川も越えちゃう!)
 人数無制限(何百人もの住民が参加!)、
 擦りキズ切りキズで足を引きずり、
 しかし、
 最後はみんな笑いながら家路についた――
 
 って、良い話じゃないの♪♫

「うふふッ♪」
「ぐるるっ♫」

 現在のウェールズでの、
 ラグビーの盛況ぶり。

 ウェールズの名物ともいえる、
 歌好き、合唱好き。

 ウェールズ文化を彩る伝説の数々や、
 作家さん、歌手さんについての話題。

 読み込んでゆけば、
 はるか西方のレッドドラゴンの国が
 ちょっと身近に思えてくる
 ウェールズ案内本、
 旅行好きさん&地理マニアさんに
 おすすめですよ。
 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 
  
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

~ 足利市で見る《安野光雅 展》 ~

2019-11-23 22:39:04 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ほりだしものをォ、さがそうゥッ!」
「がるる!ぐっるがるる!」(←訳:虎です!きっとあるよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 あっちでSALE!こっちでもSALE!
 SALEの嵐!な勤労感謝の日は、
 ええ、祝休日ですものね、
 読書タイムをちょいっとサボることにして、
 ↓こちらの展覧会情報を、
 さあ、どうぞ~♫

  


 
   ―― 安野光雅 MITSUMASA ANNO 展 ――



 栃木県足利市の足利市立美術館にて、
 会期は2019年11月2日~12月22日
 (月曜休館、ただし11/4は開館し、翌11/5は休館)、
 『絵本とデザインの仕事』と副題が付されています。

「おッ? でざいんッ??」
「ぐるがるぐる!」(←訳:そこ重要です!)

  

 安野光雅(あんの・みつまさ)さん、といえば――

 1968年に『ふしぎなえ』で絵本デビューし、
 画家、絵本作家、装丁家、デザイナーとして
 大活躍のアーティストさん、ですね。

 国際アンデルセン賞をはじめ
 多くの賞を受賞している安野さんの絵本は
 海外でも大人気!

「せかいィじゅうにィ、あいどくしゃッ!」
「がるるるるるぐるるる!」(←訳:ANNO本に国境なし!)

 この展覧会では、
 
 ①ふしぎな絵
 ②自然科学の絵本
 ③昔話・ものがたり
 ④デザイン

 という4つの視点から、
 絵本作品、
 挿絵作品、
 安野さんが装丁を担当した書籍、
 ポスター作品など、
 初期から現在までの
 《安野光雅さんの世界》
 が紹介されます。

  

 また、
 足利の小さな村を舞台にした船曳由美さんの著作
 『一〇〇年前の女の子』
 のために
 安野さんが描き下ろしたカバー画や
 関連する風景画も
 特別に公開されます。

「わわゥ! どんなァおはなしィなのかなァ??」
「ぐるるがるるる~!」(←訳:見たい読みたい~!)

 11月30日と12月15日には
 学芸員さんによるギャラリートークも
 予定されています。
 
 安野さんの絵本が好き!な方々、
 いや安野さんの書籍デザインや挿絵が好きなんだ!
 という活字マニアさん、
 アート好きな方々は、
 JR両毛線の足利駅もしくは
 東武伊勢崎線の足利市駅から
 徒歩10分の足利市立美術館へ、
 ぜひ、お出掛けしてみてくださいね♪




    では、ここでオマケ画像も、ちょこっと!
   
    雑貨屋さんで見つけちゃったこれは……
   「うむむゥ~??」
   「がるる!」(←訳:小さい!)
   
    イタリア発祥のマスコット
   《ロディ(RODY)》くんの
   ミニマスコットです。
   体長約3㎝!
   こんなにちびっこいロディくんもいるんだ~♫
   可愛いなあ~♪ということで
   我が家に来ていただきました。

   明日の関東地方はお天気が回復して
   気温も上がると予報が出ています。
   皆さま、寒暖差に気を付けて、
   どうか穏やかな休日を♪


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

― 寄ってみましょ、猫たちの雑貨店に ―

2019-11-22 22:53:55 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
 わほほほゥ! とどきィましたでス!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!最新刊だよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 冷たい雨の中、
 配達されてきたのは……
 今日発売されたばかりの人気シリーズ最新作!
 これはもう、急いで御紹介しなくちゃ!という訳で、
 本日は、こちらのコミック作品を、
 さあ、どうぞ~♪

  



       ―― 夜廻り猫 6 ――



 著者は深谷かほる さん、2019年11月に発行されました。
 Webを中心に発表されている8コマ漫画
 《夜廻り猫》シリーズの単行本第6作目です。
 ↑こちらは、『特装版』ということで――

  

 ↑こ~んな付録冊子『夜廻り猫の雑貨店』も
 同封されているんですよ♫

「あはァ! どのォぺーじィもォ、からふるゥ~♫」
「ぐるるるがっるる!」(←訳:お写真も載ってる!)

 はい、説明いたしますとね、
 単行本には、
 8コマ漫画79作品と、
 御本の51ページから71ページにかけては
 『喫茶夜廻猫』というストーリー漫画、
 そして巻末には
 『あとがき』として
 3ページほどの分量の短いストーリー漫画が
 収録されています。

 冊子『夜廻り猫の雑貨店』は、
 オールカラー短篇ストーリー漫画
 『夜廻り猫の雑貨店』
 そして
 『ようこそ、遠藤商店へ!』
 と題された《夜廻り猫展mini》でのフォトショット、
 《夜廻り猫展》で展示されたグッズの解説などが
 デザイン図とともに掲載されています。

「うむむッ! てーまがァ、みえてきまスよッ!」
「がるる!」(←訳:お店だ!)

 そうね、
 冊子『夜廻り猫の雑貨店』のテーマは、
 
 《ニャンコがお店をするなら、
  それはどんな?》

 というところでしょうか。

 野良猫たちの生活は厳しい……
 端からは、自由気ままな暮らし、と思われても、
 その実情は不安定そのもの。

 いつもは悩み苦しむ人びとに寄り添い、
 涙を受け止める役どころを担っている
 灰色の猫――遠藤平蔵さんも、
 チビ猫の重郎くんも、
 空腹ってヤツには逆らえません。

 お腹が空いたなぁ、
 でも食べるものがないや……。

 そんな時、
 チビ猫の重郎くんは、
 遠藤さんが話してくれる
 美味しい食べものの入ったビンが並ぶ
 ステキなお店の様子を想像しては
 お腹と心を和ませていたのですが……

 或る日、事件が?!?

「しィッ! そのォさきィはァ~」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:秘密にしておこう!)

 ファンタジックな短編『夜廻り猫の雑貨店』は、
 《夜廻り猫》の熱心な愛読者さんにも
 シリーズ初心者さんにも
 楽しめる作品です。
 Webでも公開されていますが、
 書籍版の方が、物語の流れや
 画面の美しさがよく分かります。

「このォおみせッ、いッてみたいィ~!」
「がるるるぐるるるる!」(←訳:お買い物したいよね!)

 冊子『夜廻り猫の雑貨店』は、
 特装版のみの特典ですので、
 本屋さんで購入する場合は
 まず、特装版であるかどうかを
 ご確認くださいね。

 また、書店によっては
 特装版はお取り寄せになります、と
 いうケースもあるそうですから、
 ご注意ください。

 ともあれ、この連休は
 こころ安らぐひとときを 
 《夜廻り猫》たちと、ぜひ♪



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

― ひとり、音を探して ―

2019-11-21 22:35:53 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 えるざがァ、くるゥ~!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!オラフも来るよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 明日22日は皆さま待望のディズニー新作公開日!
 お出掛け予定の御方は予約をお忘れなく!
 混雑しそうだから空くまで待つわ~という御方は、
 はい、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの伝記作品を、どうぞ~♪
 
  


 
        ―― ラヴェル ――



 著者は井上さつき さん、2019年11月に発行されました。
 《作曲家◎人と作品》とシリーズ題名が付されています。
 
 先日は、フランスの作家ジャック・ドゥルワールさんによる
 《アルセーヌ・ルパン》シリーズの著者M・ルブランさんの伝記
 『いやいやながらルパンを生み出した作家』
 を御紹介いたしました。

 そして、この御本の主役・ラヴェルさんは、
 ルブランさんとほぼ同時代、
 奇しくも同じ『Maurice(モーリス)』の名を持ち、
 世界を股にかけて活躍した作曲家さん、ですね。

「いちどォきいたらァ、みみにィのこりまスゥ!」
「ぐるがるーる!」(←訳:あのフレーズ!)

 ラヴェルさんの作品といえば、
 『亡き王女のためのパヴァーヌ』
 (1902年初演、同名の管絃楽曲は1911年初演)、
 『ボレロ』(1929年初演)、
 『水の戯れ』(1902年初演)、
 『夜のガスパール』(1909年初演)
 などなど、数えきれないほど!
 
 その中で、誰もが知っている名曲は?
 というなら、やはり、
 『ボレロ』でしょうか。

 管弦楽としての世界初演は
 トスカニーニさん指揮のニューヨーク・フィルで1929年、
 バレエ版はパリのオペラ座で1929年に
 初演されています。

 そう、ここまで書けば、
 音楽に興味のない方々も
 ラヴェルさんの生きた時代が
 いかに“すごい”ものであったか、
 少しずつ見えてくるかもしれません。

「すごいィひとたちィ!」
「がるぐるるるがる!」(←訳:登場しまくりだよ!)

 ガブリエル・フォーレさん、
 クロード・ドビュッシーさん、
 ストラヴィンスキーさん、
 エリック・サティさんに、
 バレエ・リュスのディアギレフさん、
 ダンサー兼振付師ミハイル・フォーキンさん、
 不世出の名ダンサーと謳われたニジンスキーさんや、
 バレエ・リュスに係わった多くのアーティストさんたち……!

 また、ラヴェルさんは、
 《バロン・サツマ》としてパリ社交界で脚光を浴びた
 大富豪・薩摩治郎八(さつま・じろはち)さんとも
 親交がありました。
 治郎八さんの紹介で、
 パリ時代の藤田嗣治さんと知り合ったりもして、
 遠い極東の異国=日本に
 並々ならぬ愛着を抱いていたようです。

 いずれは東洋へ、日本へ、
 演奏旅行に行こうじゃないか、と
 予定を立てていたそうですよ。

「わほうゥ~♪」
「ぐるる~♪」(←訳:嬉しい~♪)

 しかし、
 日本を含む世界各地に演奏旅行へ、と
 インタビューで述べていたその頃から。

 ラヴェルさんの健康状態に
 陰りがさします。

 作曲や演奏の活動をしながら、
 療養に努めたものの、
 1937年――
 ラヴェルさんは人生の幕は、
 静かに閉ざされました。

「おしまれまスゥ!」
「がるぐるるるがるるる……!」(←訳:病気さえなければ……!)

 ジョゼフ・モーリス・ラヴェルさん
 (1875年~1937年)。

 著者・井上さんは
 抑えた筆致で、
 涼やかに、
 けれどその奥底に情熱と敬愛を忍ばせつつ、
 20世紀の音楽界に大きな足跡を残した
 巨匠さんの一代記を描いています。

 音楽好きさんもバレエ好きさんも、
 近代史好きな活字マニアさんも、
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする