goo blog サービス終了のお知らせ 

テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

雨中とぼとぼ。

2007-09-30 22:41:34 | その他
 寒いです。
 本日の東京多摩地方、秋を通り過ぎ、冬?してます。
 風邪引いちゃいそうですね、ぶるる。

「はッくしんッ!」

 おや、テディちゃも?
 気を付けてね。

「あったかのォ、ここあ、のみたいでスゥ」

 家でぬくぬくしていたいけど、
 用事があって、ちょっと外出。
 画像は、八王子の駅へ向かう路上で、パチリ。
 駅周辺は人と傘で混雑していて、
 こんなお天気でも賑わっていましたね。

 解らないのは、
 ……キューティーハニーがいた、ってことですが。

「ふァア?」

 用事を済ませての帰り道、
 女の子二人とすれ違ったのです。
 それが、完全な『コスプレ』状態。
 キューティーハニーかアメコミのヒロインか、という露出度。
 なぜ?!?
 アキバならともかく、ここは東京西部、八王子。
 住宅街の、何でもない場所で、どうしてコスプレ?
 大学祭にはまだ早いし、
 高校や中学の文化祭で、あの格好は許可されないでしょ?
 うーん、わかんない。いったい、なぜ?
 
「えッとォ、ひま、だッた、のでスか?」

 寒い中、あの姿で散歩?
 風邪どころか肺炎になっちゃいますよ。

「むむ~ゥ。
 にんげんの、すること、わきゃらない、のでス……」
 
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巨匠レムおじさんの、宇宙版アラビアンナイト♪

2007-09-30 14:03:32 | ブックス
 さてと。昨日に続きまして、ファンタジーの発掘ですよ、テディちゃ。

「でもォ、ネーさ、これ、えすえふ、ッて、かいてあるでスよ」
 
 ハヤカワSF文庫からの発行ですが、
 本質はSF+幻想小説ではないかと、ネーさは睨んでいます。
 はい、本日のご紹介は、こちら!


 
        ―― 宇宙創世記ロボットの旅 ――



 著者はスタニスワフ・レムさん、原著は1967年に刊行されました。
 レムさんと言えば、世に名高いのは『ソラリス』ですね。
 映画化もされている、SFの金字塔です。
 『ソラリス』しか知らない御方が、この作品を読んだら……

「よんだらァ?」

 はあァ?ええッ?嘘ぉ?
 これホントにレムさんの御作?
 となることは間違いないでしょう。
 それくらい、ヘンテコです。

   今は昔、宇宙にはまださしたる乱れもなく、
   星はみな満天に整然と並んで
   上下左右いずれの方向にもたやすく数えることができた――

 このオープニングからして、あやしい……。
 読み進むほど、唖然とします。
 なんなの、これは?
 巨匠が暴走しちゃってるわ!

「きょしょうさんも、にんげん、でスからァ」

 ですね。
 しかも、主人公は《宙道士》さん。
 『無窮全能資格』優等免状をお持ちのハイパーな生命(?)体。
 そんな存在と巨匠のコラボですから、
 タダの物語で終わる筈が無いのです。
 
 〈 詩人《白楽電》の絶唱 ――番外編の旅―― 〉
 と題された第二話が、ネーさ大のお気に入り。
 宙道士トルルの作った『詩を詠む計算機』が登場、
 途方も無い騒ぎを引き起こします。
 詩を詠む計算機、つまりは機械知性体であり、
 『心』を有するコンピュータ、といえば……
 そう! ハルですね!
 《2001年宇宙の旅》に出てくるハルを彷彿とさせますが、
 《白楽電》はハルなんてものじゃありません!
 ハルの百倍は恐い!
 ハルの遥かに上を行ってます!
 そして……ハルより笑わせてくれます!
 
 また、《白楽電》を語ったこの章、
 ああ原語で読んだらすごいんだろうな、と思ってしまいます。
 日本語訳文(村上昭三・村手義治の両氏による)は見事ですが、
 原著の原文を想像すると圧倒されます。
 韻やリズムの、いかばかり優れていたことか。
 
 ああ、しかし、しかし、
 それにつけても、残念です……。

「むゥ? どして、ざんねん、でスか、ネーさ?」

 本作品は、現在のところ、絶版なのです。
 こんなにすてきな御本なのに、
 本屋さんにないなんて!
 
「えェ~! そなのォ?」

 幸い、ネットの古書店では(少数ながら)扱っているようですね。
 図書館にも、探せばあるかも知れません。
 見つけたら、必読です。

 解説では『機知あふれた宇宙の御伽噺』と評されています。
 ネーさの私見では『千夜一夜物語・宇宙版』でしょうか。
 スターウォーズなんて目じゃないレムさんのアラビアンナイトへ、
 ぜひぜひ、どかん!と飛び込んでみて下さい!

「ひらァ~けッ、ごまァ、でス!」
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キョロちゃん新展開!

2007-09-29 22:15:35 | えんぜる
「ネーさ、ネーさ、にゅーす、でスよゥ♪」

 ニュース? ……嫌な予感がしないでもないけど。
 何事ですか、テディちゃ?

「きょろちゃ、でス!
 これをみるでスよ!」

 なになに……?
 《キョロちゃんプリンを食べてもらおう》?
 《金色または銀色のスプーン》?
 秋の新キャンペーンかしら。

「ぷりん、でス!」

 ふうむ?
 キョロちゃんプリンとやらに付いている応募券で応募するのね?
 ……あれ?
 これ、抽選で○○名様に、とは書いていないわ?
 先着10万名様に、
 金色または銀色のスプーンプレゼント、って、つまり、
 応募した人にもれなくプレゼントしてくれちゃうのかな?

「ふとっぱらァ、でス!」

 いや、まだよく分からないんですけど。
 本当に10万名に?
 
「とろいでス、ネーさ!
 きょろちゃの、すぷん、ほしくないのでスか!
 きんいろ、ぎんいろ、でスよォ!」

 えーと、ほしい、かな。

「だったらァ、はやくッ!
 きょろちゃぷりん、さがしてくるのでス!!」

 やっと銀のエンゼル5枚を集め終わって
 『黄金のキョロ缶』をいただいたと思ったら、
 今度はプリン……?
 金色&銀色スプーン……?
 いったい、どこまで続くんでしょう……。
 
 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファンタジーの名作でドラゴン乱舞!

2007-09-29 14:09:56 | ブックス
 今日はどのミステリで行こうかなぁ、と考えたところで……
 止めだ! やめやめーッ!

「わわワッ、ネーさが、こわれたッ?」

 壊れた訳ではないのよ、テディちゃ。でも、疲れちゃいました。
 新作旧作、ミステリについて語るのは、ストレスが溜まります。
 喋っちゃいけない事柄がとにかく多くて。
 では、ミステリはパスするとして、どうしよう?
 何がいいかな?
 うん、そうだ……ファンタジーだ!
 ファンタジーならもっと自由にお喋りできる!と
 本屋さんへ赴いたものの、新刊コーナーの御本は……ううむ?
 どれもいまひとつ、しっくり来ません。
 
「え~? じゃア、どうするでスか」

 古典です。クラシック作品に走りましょう!
 本棚を調べれば……おお、ありますね。
 人外魔境に私たちを連れていってくれる名作が♪

「まッ、まきょうッ?」
 
 そうです。いざ魔境へ! 御紹介いたしますは、こちら!

 

       ―― ドラゴンになった青年 ――



 著者はゴードン・R・ディクスンさん、原著は1976年、
 1977年の英国幻想文学大賞を射止めた有名な作品です。

 主人公ジムはアメリカの大学生。
 人間関係に少々悩みはあっても、ごく普通の、健全な《青年》です。
 魔境なぞには縁なし、に見えますでしょ。

「うン、がくせいさん、でスもんね」

 しかし、わずか32ページ目にしてジムの人生は激変します。
 
 ドラゴンになっちゃった!!

「うそォッ?」

 なっちゃったのです、ジムは。
 所謂あの、空飛んだりして、火を吹いちゃったりなんかして、
 きんきらの宝物が大好きだったりする、あの、ドラゴンです。
 いえ、好きでなったのじゃありません。
 異世界へ吹き飛ばされた(らしい)恋人・アンジーを
 追ってきたら……こうなっちゃった。
 
 ドラゴンがいるくらいですから、
 ジムとアンジーの嵌まり込んだこの異世界、
 不思議な力が働いています。
 魔法があって、魔法使いがいます。
 口を利く動物、そして、本物の剣を持った騎士さんたちも。
 
「けんとまほう、でスねッ」

 かくして、
 異世界、龍の一族、剣と魔法、正体不明の魔法使い、と
 ベストメンバー/アイテムが揃いました。
 試合開始直後はアメリカ色、
 しかし攻防が重なってゆくごと、
 どんどんとイギリス色が濃くなります。
 SFからファンタジーへ、脱皮してゆくかのようです。
 ジムが真に《魔法の世界》に生き始めた辺りからが
 著者さんの本領発揮なのでしょうか、
 ホントに目が離せなくなるのです。

 よく知られた作品ですから
 読んだことある!という御方も多いことでしょう。
 続編もありますが、この第一作だけでも大いに楽しめます。
 微妙にズレてるキャラが、笑わせてくれちゃいます。
 中世の風物が好き、という方にもお薦めしたいですね。

「どらごん、でまくり、でスね?」

 出まくりです。
 火傷しないよう、気を付けましょう!
 

 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

挑戦みたび!

2007-09-28 22:47:30 | その他
「れエッつゥ、ちャあれんじィ!
 ごォ、ごォうッ!」

 張り切ってるわね、テディちゃ。

「だってェ、ネーさ、きゃりおばー、でスよッ!
 おばーしてるのでス!」

 キャリーオーバー、でしょ。
 サッカーくじのBIG、先週も一等が出ませんでした。
 よって賞金は繰り越され、
 約11億円のキャリーオーバーが発生中。
 ですから、まあ、こうして購入してはみましたが……。

「ネーさ、てんしょん、ひくい、でスね」

 前回のBIGくじが、当たりませんでしたから。
 たぶん今度も……あらッ?

「どしたでスか?」

 くじを買ったお店で貰ったチラシにね、
 試合スケジュールや、くじの開催予定表といった
 情報が載っているんだけど、その隅に
 『18歳未満の方の購入、又は譲り受けは法律で禁止されています』
 って書いてあるのです。
 『払戻金も受け取れません』だって。
 知らなかった!
 totoくじって、誰でも買えるんだと思ってたわ。
 年齢制限があるんですね。
 
「えェー? たからくじはァ? どなのでスか」

 宝くじは、年齢制限なし、だったような気がしますが。
 
 うーん、しかし、ルールもよく知らずに買ってたなんて、
 我ながらマヌケだわ。
 こんな有様で、当たるのでしょうか……?

「よわき、だめでス!
 ごォごォ、りべんじィ!!
 ちゃれんじィ、あるのみィ!!」

 ……ほんとに、テディちゃは元気ね。

「あッたれェ~!!」
 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

流れ流れる、甘党のさすらい旅路。

2007-09-28 14:07:04 | ブックス
 題名から、スイーツガイド本かな?と思いましたら……
 御本には写真一枚図版一葉もありません。
 全編、文章のみ。
 そう、これは硬派な、甘味と旅のエッセイ本だったのです。


        ―― 甘党流れ旅 ――


 著者は酒井順子さん、’07年7月に刊行された御作です。
 プロローグの、京都円山公園での御話を別格として、
 本文は北海道から南下してゆく形で、
 東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄と、
 日本中を旅する酒井さん。
 行く先々で出会うのは、その地ならではの甘味。
 羨望です!

「ネーさも、あちこちで、おかし、たべたいィ、のでスね」

 あ、見抜かれてましたか。

「ばれてまスよゥ」

 酒井さんの語り口は優しく、読んでいるとほっこりします。
 書かれている甘味も、
 高価な、『ハレ』の御菓子ではありません。
 気軽で手軽な、身近にあるお菓子たち。
 地元の人が、みんなこれを食べて育ったんだよ、と言うような。
 
 東京にいれば大抵のものは手に入る、と言います。
 が、大抵は、すべて、とは違うのです。
 鹿児島で食べる白くま、
 伊勢の赤福は作りたて。
 あ~やっぱり現地へ行かなくちゃ、と
 私たちは拳を握りしめることになります。

「できたての、おかし、おいしでスもンね♪」

 読者は、主に女性でしょうか?
 でも、ビジネスマンのおじさんたちにお勧めしたい御本です。
 出張前に読めば、お土産のヒントを得られるでしょうし、
 訪れた先で、ちょっと楽しい、
 豊かなひとときを過ごせるかもしれません。
 
「えェ~それはァ、こまるでス~」

 困るって、なにがですか?
 
「テディちゃ、しゅっちょうのよてい、ないでス~」

 ……えーと、その、ですね、
 テディベアは、普通、出張には行かないものなのです。

「ちぇッ!つまんないィ~」
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハッピーハロウィン♪ジャックの季節!

2007-09-27 23:00:57 | おまつり
「じゃっくゥ~!」

 と言っても、海賊のジャックじゃありません。
 ジョニー・Dでもありません。
 人形アニメの王様ジャック!さんです。

「とぉぜんでス! ネーさッ」

 キャラグッズの店頭に並ぶ
 『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』出演者御一行さま、
 ハロウィンまで一ヶ月に迫り、元気ですね。
 ネーさは、ジャックの愛幽霊犬ゼロのファンなのですよ。

「テディちゃはァ、めいやーさん、すきでス!」

 メイヤーさん? 
 市長さん、とは渋い趣味ね。
 
 レアな市長さんを含め、
 『ナイトメア……』キャラは日本だけでなく、
 本国アメリカやヨーロッパでも大人気なのでしょう。
 ネットなどでは、呆れちゃうほどの種類の、
 様々なグッズが売られていますよ。
 ネーさが今まで見た中で、
 ええッ??
 これは!!
 と思ったのが――

「な、なンでスか?」

 フィルムでした。

 『ナイトメア……』の映画フィルムが丸ごと、
 どーんと売りに出されていたの。
 たしか、35ミリフィルム、だったかな?
 35ミリって、れっきとした商業上映可能なサイズだったはず。
 うわあ、どこから流出したんだろう?
 海賊版なのかな?
 いいのかな、これ?
 売買は法的に問題あるんじゃ?
 と考えて、どきどきしちゃいました。

 あのフィルムは、どうなったことか……。
 誰かが買ったのでしょうか。
 50万円くらいのお値段でしたから、
 やっぱり本物だったのかなあ……。

「ごじゅうッ……!?!
 たッ、たかいィ、でス!」

 映画フィルム一本のお値段としては、
 そう高くないでしょう。
 でも、一般人には、ちょっとね、
 買ったとしても、その後で困ってしまうかもね。

「えェ~? どしてでスか」

 商業用映画を上映できる大型の機械設備なんて
 フツーの人は持ってません、のです。
 
「ふわァ。なるほどォ……」
 
 
 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

切子を究めたい!入門の書。

2007-09-27 13:48:39 | ブックス
 以前、同じシリーズの『根付』の御本を取り上げました。
 本日ご紹介しますのは、こちらの、


        ―― 切子 (きりこ) ――


 編集はNHK『美の壺』製作班、’07年8月刊の新刊です。
 谷啓さんがガイドして下さる教育TVの人気番組から生まれた
 15作品目の御本が、今作の――切子。
 
「ネーさ、これ、がらす、でスかァ?」

 いえいえ、テディちゃ。
 ガラスとはちょっと違うのだと言えましょう。
 古い切子は、現代のガラス製品とは組成が異なるのだそうです。
 江戸時代のガラスは『鉛ガラス』。
 イマドキのクリスタルガラスの倍量の鉛を含んでいるのです。
 鉛の含有量が多いガラスは、
  ・重い
  ・手触りがなめらか
  ・屈折率が高く、プリズムのように虹の光を作る
 といった特徴がありますそうな。
 凄いですね、手に取ってじっくり見たいものです♪

「うんうン、みたいでス~」

 でも、そう簡単には行かないの。

「えェッ?」

 切子の頂点を極めたのは、なんといっても
 《薩摩切子》。

「さつまきりこ、ちゃン?」

 ちゃん、は要りません。
 むしろ、様、を付けたいくらいですね。
 何故なら、薩摩切子、その殆どが美術館入りする程の貴重品。
 この御本に載っている薩摩切子も
 サントリー美術館所蔵の品々です。
 
 薩摩切子の製作期間は短くて、
 たった二十年余。
 製作を推し進めた島津斉彬が亡くなって後、
 工場は急速に衰退してゆきました。
 当時作られ、現存が確認されているのは百点と、少し。
 真正の薩摩切子を手に入れるのは、
 全切子コレクターの夢なのです。

「わォ。すンごいィ……」

 難しいことは抜きにしても、
 切子って、いいですね。
 きらきら、してます。
 誰にも分かる美しさ、でしょう。
 焼物になると、そうは問屋がおろしません。
 鑑定は玄人さんじゃなきゃ、分かりっこなし、です。
 それに比べ、ほら、現代の復刻切子もきれいですよ。

「う~ん、でもォ……テディちゃ、やっぱしィ、
 ふつうのじゃなくてェ、
 さつまのきりこちゃンがァ、ほしいでス……」

 ふむ。じゃ、探しにゆきましょうか?

「ふァ?」

 どこかのお蔵に、未発見の薩摩切子が眠っているかもしれません。
 親戚のお家に、何年何十年も片付けをしていない蔵がある――
 そんな場合はチャンスです!
 埃をかき分け、蜘蛛の巣を山とかぶってもめげず、
 さあ闘いましょう!
 どこかに切子ちゃんはいないか?
 薩摩から来たきらきら切子ちゃんは?
 探すのです!

「むちゃ、でスよゥ~」

 そうね~。ネーさのお祖父ちゃんとこには蔵があったけど、
 お掃除の時も、これといった物は出てこなかったわね。

「やっぱぴィ」

 蜘蛛の巣だらけになるよりは、
 この御本を眺めて愉しむ方がよろしい、ようですね。

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の新作お菓子に突進!其の5!

2007-09-26 22:46:43 | 美味
「わきゃほィ~♪
 おかしだァおかしだァ~♪」

 テディちゃのリクエストをうけて、買って参りましたよ。
 秋の新作お菓子、森永の小枝チョコです。
 お味は、『キーマンティー』。

「ネーさ、ありがとでスゥ~!」

 先日は、やはり小枝チョコの新作『紅東スイートポテト』を
 いただきましたね。
 こちらの、紅茶味はどうでしょ?

「んまい~んまい~♪
 おいしでスよォ♪」

 なんだか、ずいぶんお気に召したみたいですけど?

「ネーさ、ふべんきょ、でスゥ」

 ……不勉強?

「だってェ、テディべあ、といえばァ、いぎりす。
 いぎりす、といえばァ、こうちゃ、でスよ!」

 そぅお?
 テディベアで有名なシュタイフ社は、ドイツ資本じゃなかった?
 チーキーベアちゃんは、あれは英国の会社だったかしら?
 オランダや北欧にもテディを製作してる会社はあるでしょ?

「んまい~んまい~♪るんるン♪」

 ……何も聞こえないほど、気に入ったようですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お菓子ラヴァーズのバイブル本♪

2007-09-26 13:45:16 | ブックス
「おつきみだんご、たべたかったのにィ、
 これは、けーきの、ほん、でスよゥ!
 ほんは、たべられませンよォ、ネーさ!」

 まあまあ、そう言わないで、テディちゃ。
 美味しそうなケーキやお菓子がたくさん紹介されている御本ですから。

      
        ―― Sweets王国 vol.2――


 編集は大森由紀子さん、’07年7月に発行されたものです。
 雑誌『料理王国』の別冊版、
 全頁まるごとお菓子!な、
 スイーツマニア必見必読の御本ですね。
 なんて美味しそうなダッコワーズ!
 なんて美味しそうなエクレアでしょう!
 美味しいエクレアを作ってるお店って、少ないのよね。

「つきみだんごォ……」

 パリ・ブレスト、スフレショコラも素敵です。
 名古屋にある辻口博啓さんのお店にも行ってみたい♪
 
 とりわけ、興味を覚えずにいられなかったのが、
 『フランスお菓子紀行 part1 修道院のお菓子』のページ。
 
 修道院でお菓子作りが行われていることは有名ですね。
 北海道のお土産にと、
 トラピストのバタークッキーをいただいたことがあって、
 テディちゃもばりばり食べてましたよ、ね?

「そ、そでしたかッ」

 鎌倉の修道院でも、
 お菓子を製作販売しておられたと記憶しています。
 そして、もちろん、フランスでも。
 大森さんはシャンパーニュ地方の、
 チョコレートを作っているというシトー派修道院を訪問。
 これは、珍しいですね。
 
「そなのでスか?」

 チョコレートの製造には専門知識や技術が要るのです。
 かつては焙煎から行っていたのが、第一次大戦の折、
 ドイツ兵に院を壊されてしまいました。
 再開された現在のアトリエでは、
 ヴァローナのチョコレートをベースに
 オリジナルのチョコレートを作っているのだそうです。
 写真で拝見する限り、
 それはもう可愛らしいプラリネショコラやボンボンが何種類も!
 プロフェッショナルな出来栄えですね!
 
「さすが、おふらんす、なのでス」

 フランスお菓子紀行……ああ、なんて素晴らしい響き♪
 お菓子食べまくりの旅に出たいものです♪

「ひょうしのォ、めれんげのおかしも、おいしそでス~」

 ん? テディちゃ、ご機嫌直ったの?

「つきみだんご、あきらめた、のでスよ。
 かわりにィ、ネーさ、けーき!
 ちょこでもォ、いいでス!」 

 ……甘いもの大好き人間には、非常に危険な御本、ですね。
 危険なにするものぞ!という御方、ぜひ!
 

 
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする