テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ のんびりと、楓に吹く風 ~

2021-03-31 20:20:25 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さくらァ、すごいィけどォ~!」
「がるる!ぐるるるがるる~!」(←訳:虎です!ケヤキもスゴイ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 満開になったソメイヨシノの美を上回るのは、
 ケヤキの若葉の成長っぷり!ですね。
 明日からは4月、
 若葉のように清々しい新年度がスタートするよう祈りながら、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― おばさん探偵 ミス・メープル ――



 著者は柊坂明日子(ひいらぎざか・あすこ)さん、
 2021年3月に発行されました。
 『Middle-aged Detective Miss Maple』と
 英語題名が付されています。

「うむゥ? めェーぷるゥ?」
「ぐーるるがぅるるるる?」(←訳:マープルじゃないんだ?)

 A・クリスティさん著
 《ミス・マープル》シリーズで活躍するのは、
 ジェーン・マープルさん、ですね。

 ふわふわの編み物を手にし、
 優しい笑顔と物腰は、
 いかにも世間知らずのおばあちゃま……のはずが、
 実は酸いも甘いも知り抜いた
 超一流の“探偵”さんであった、という物語は
 現在も世界中で大人気です。

 しかし。
 この御本で図らずも”探偵”役を務めるのは、
 森野楓子(もりの・かえでこ)さん。

 都内在住の、作家さんです。

「あはァ! かえでェ、だからァ~」
「がーるるるるぐるる!」(←訳:メープルさんなんだ!)
「でもォ、そのォおなまえェ~…」
「ぐるるがるぐるる?」(←訳:聞いたことないね?)

 ええ、それは無理ないわね、
 楓子さんというのは本名で、
 筆名は……

 大河ショー和(たいがショーやまと)。

 SFバイオレンス・アクション・エログロ・
 超ハードボイルドのジャンルでは
 常にベストセラーリスト入りする
 売れっ子作家さんなんですよ。

「……ばいおれんすゥ??」
「……がーるるるるる?」(←訳:……ハードボイルド?)

 ま、その、そうね、
 楓子さん、
 近所の小学生には、
 魔女だぁ!
 なんて指さされちゃったりしてますが、
 ルックスはごく普通のおばさんです。

 ただ、
 トンデモないものを背負っているために、
 バイオレンスなハードボイルド作家として
 頑張ることになってしまったのでした。

「とんでもないィ~ッてェ?」
「ぐるるる??」(←訳:何だろう??)

 楓子さんのトンでもないものとは。

 広~い、お家。

「……あァ~…」
「……がる~…」

 場所は世田谷、
 お屋敷町の中でも目立って長い塀の、
 古風な洋館が、
 楓子さんのお家です。

 このお家を守るために、
 莫大な固定資産税を捻出するために、
 バイオレンスな
 ハードボイルド文筆業に邁進する
 楓子さんでしたが。

 本音をいうと、
 絵本作家として
 評価してもらいたいたくて。

「えほんッ??」
「ぐるがる~!」(←訳:全然違う~!)

 分かっています、
 分かっていますが。

 建ててから何十年も経ったお家は、
 あちこち隙間風が吹き込んで、ガタピシ。
 家電も古くなってきたし、
 何より、
 お庭をターシャ・テューダーさん風に
 することができるなら……。

「よくばりィすぎィ~!」
「がるぐる!」(←訳:無理難題!)

 仔細はともあれ、
 もっと稼がなきゃ!と
 楓子さんが考えます。

 稼ぐためには、そう、
 《新宿魔法陣妖獣伝》シリーズの新作を書いて、
 映画化もしてもらおう!
 
 と、楓子さんと担当編集者の吉井くんは、
 或る映画祭のパーティーへ
 潜入するのですが……。

「じけんッ、はッせいィ??」
「ぐるる!」(←訳:んもう!)

 ドタバタなパーティー会場で
 楓子さんの推理が冴える
 第1話『グレイのシャネルが謎を解く』、
 第2話『危険な航海』、
 第3話『若き日のミス・メープル』、
 余話『ミス・メープルの十二か月』と、
 短編3話+1話で構成される
 のんびり派の謎解き物語は、
 ゆる~いミステリが好きな方々に
 おすすめです。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 
 
 
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~ 一日ごと、旅に出る ~

2021-03-30 23:39:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さくらぜんせんッ、のぼッてまスゥ!」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!お山もサクラ!)

 こんにちは、ネーさです。
 サクラ開花の波は、
 平地から箱根など山地にも届いたようですね。
 来年は遠くへお花見旅に出掛けたいなぁ~と夢見つつ、
 さあ、読書タイムも春っぽく参りましょう♪
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
     ―― 366日 風景をめぐる旅 ――



 解説・監修は海野弘(うんの・ひろし)さん、
 2021年1月に発行されました。
 『366DAYS of journey for landscape painting』と
 英語題名が付されています。

 前回記事でのサクラ散歩から、
 今回は、
 うららかな春のみならず、
 夏も秋も冬の分までも、
 一挙にお散歩できてしまう
 欲張りなアート本の御紹介ですよ。

「ぜェ~んぶゥ、ふうけいがァ、なのでス!」
「ぐるがるる!」(←訳:1日1景色!)

 1月1日に始まり、
 2月29日も含め、
 12月31日まで。
 
 一日ごとに
 風景画1作品が充てられていて、
 たとえば、
 今日3月30日のページに載っているのは……

「はるのォ、かわべりィ~♪」
「がるるーるぐるがる!」(←訳:ベルギーの風景です!)

 ベルギーの画家、
 エミール・クラウスさんによる
 『アステネのレイエ川』。

 解説の文章には、
 クラウスさんはベルギーのレイエ(リス)川のほとり、
 アステスに住み、
 この川の風景を描き続けた……と、あります。
 
 3月18日の頁にも
 クラウスさんの作品があって、
 ここにも春の川辺の瑞々しい風景が。

「おひさまのォ、あたたかさッ!」
「ぐるっるるるる~!」(←訳:伝わってくるね~!)

 と、366日分の風景画には、
 クロード・モネさんやシスレーさん、
 ターナーさんといった巨匠さん、
 日本ではあまり知られていない画家さんの作品も
 編み込まれています。

 私ネーさの大好きなクリムトさんの画が
 多数収録されているのは嬉しいですし、
 モネさんのこの作品は初めて見たわ!
 なんて目を丸くしたりもしましたが。

 うわあ、これは……?

 と、いちばん見惚れてしまったのは、
 4月18日のページ!

「やわらかなァ、いろあいィ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:どことなく優し気!)

 カスパー・ダーヴィド・フリードリヒさん作
 『リューゲン島の白亜岩』。

 フリードリヒさんが
 しばしば主題としているのは、
 冬枯れの林や廃墟と化した僧院、
 墓地、荒野……などですが、
 『リューゲン島の白亜岩』の
 画面の大部を占める海面は
 まさに春を想わせる明るさです。

 こういうフリードリヒさんの作品も、
 とてもいいなあ……。

「ほかにもォ、ほりだしものォ!」
「ぐ~るるる!」(←訳:た~くさん!)

 11月20日は
 同じくフリードリヒさんの
 『月を眺める二人の男性』、

 9月30日の
 ジャン=フランソワ・ミレーさん作
 『星の夜』、

 4月9日の
 ラウル・デュフィさん作『野の花』、

 6月17日の
 ハインリヒ・フォーゲラーさん作
 『6月の夜』

 等々の作品にも
 ハッとさせられます。

 カレンダーを捲るように
 一景ずつ味わってゆきたい
 風景画の旅の本は、
 アート好きな活字マニアさんに
 おすすめですよ。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね♪


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~ 八王子・南浅川沿いにて サクラ散歩 ~

2021-03-29 23:43:27 | 花雑記
「こんテディちゃでス!
 ちょうどォ、みごろにィなりましたでス!」
「がるる!ぐっるるるぅるる!」(←訳:虎です!行ってみちゃおう!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 東京都心部より数日遅れて、
 ここ八王子市のサクラも8~9分咲きになりました。
 そこで、本日は読書をサボって、
 サクラ散歩と参りましょう♪
 ↑出発地は、八王子市役所近くのサクラ並木です。

  

「ちょうどォみごろォ、でスねッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:進路を西へ!)

  

 市役所からやや西へ行くと、
 河川の分岐点があります。
 そこから、
 『南浅川(みなみあさかわ)』沿いの
 小道を南西の方向へ進みますよ。
 
  

 おお、サクラ密度が高まってきました。
 ソメイヨシノの他にも――

  

 シダレザクラちゃんや――

  

 八重咲?のお花があったり――

  

 写真では分かりづらいかと思いますが、
 芝の土手の所々には、
 スイセン、スミレ、菜の花、
 パンジーや、豆の花も咲いていますね。

  

「あッ、みえてきましたでスゥ!」
「がるるる~!」(←訳:御陵の橋~!)

 ええ、遠くに
 多摩御陵参道の橋が見えてきました。

  

 橋の下をくぐり抜けると、
 対岸の
 『陵南公園(りょうなんこうえん)』の樹々も……
 あららっ?
 
  

 え? ちょっと待って、
 あれは……

「とびいしィ??」
「ぐるるる!」(←訳:飛び石だ!)

  

 わあ♪ 面白そうだわ~♫

 実は、2019年秋のラグビーW杯開催中のこと、
 関東に上陸した大型台風の大雨により
 八王子市内の河川は甚大な被害を受けたんです。

 その修復工事が済んだと聞いて、
 今日はとても久しぶりに
 この辺りに来てみたんですけど、
 河川敷内に飛び石が出来ていたなんて!

「いいなァ~♫」
「がるるぐる!」(←訳:水遊び気分!)

  

 ええ、もうね、
 暑いせいかしら、
 水遊びしているチビッ子諸氏も
 おられますよ。

  

 では、陵南公園に入ってみましょう。
 公園内部には、
 池や芝生などのスペースもありますが……
 
  

 ↑これよ、これ!

 今の季節は、やっぱりこれ!
 サクラのトンネル!

  

「おッ? うぐいすゥ??」
「ぐっるるる!」(←訳:歌ってるね!)

 花のトンネルをそぞろ歩いていると、
 ウグイスの声と、
 どこかで管絃楽器の練習をしているのが
 聴こえてきました。
 曲は『エーデルワイス』ですね。

「はるゥでスゥ~♪」
「がるぅ~…」(←訳:春だぁ~…)

  

 ↑サクラ散歩の締めくくりは、
 JR西八王子駅近くの
 サクラの大木さんたち。

 愉快なプチトリップでしたが、
 はぁ、暑さで喉がカラカラです。
 皆さま、お散歩の際は
 ぜひ、飲み物必携で♫


 
  
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~ ゆったり楽しむ 頭上の美 ~

2021-03-28 22:10:48 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 けんとォさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるぅるるぅ!」(←訳:虎です!泣いちゃうよぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ず~っと愛聴していたFMヨコハマの
 《メラタデサンデー》が今日で最終回……
 スタッフさんたちにありがとうの拍手を送りつつも、
 ああ寂しいなぁ~悲しいなぁ~…と
 溜め息してしまう春の読書タイムは、
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



      ―― 名画を見上げる ――



 著者はキャサリン・マコーマックさん、
 原著は2019年に、日本語版は2021年2月に発行されました。
 英語原題は『THE ART OF LOOKING UP』、
 『美しき天井画・天井装飾の世界』と
 日本語副題が付されています。

「うえをォむいてェ、ながめようゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:天井の名画を!)

 そうよね、
 下を向いてしょぼ~んとしてるより、
 見惚れてみようじゃありませんか、
 上を向いてスゴ~い!と。

 前回記事では
 J・アーチャーさんのミステリ作品
 『レンブラントをとり返せ』を御紹介しましたが、
 こちらの大型本に収録されているのは、
 フィクションではない本物の
 “天井の美“です。

「たとえばァ~…」
「ぐるるぅーるがるる!」(←訳:システィーナ礼拝堂!)

 ええ、天井画と聞いて
 多くの方々が思い浮かべるのは、
 ヴァティカン宮殿のシスティーナ礼拝堂、
 ミケランジェロさんによる
 天井フレスコ画でしょうか。

 この御本では、第1章『宗教』で
 システィーナ礼拝堂や
 スペインのサグラダ・ファミリア教会、
 エチオピアのデブレ・ベルハン・セラシー教会、
 日本の浅草寺などの
 天井画が取り上げられています。

「ふァ? せんそうじィ?」
「がるる!」(←訳:本当だ!)

 第2章は、『文化』。

 シャガールさんの色彩きらめくオペラ座、
 クリムトさんが手掛けたウィーンのブルク劇場、
 チェコのストラホフ修道院内の図書館、
 コスタリカのコスタリカ国立劇場……
 中でも驚かされるのは、
 メキシコのトルーカ植物園の――

「すてんどォぐらすゥ?」
「ぐるるるがる!」(←訳:ガラス絵の天井!)

 第3章『権力』に登場するのは、
 宮殿。

 スペインのアルハンブラ宮殿、
 イタリアのバルベリーニ宮もいいんですけど、
 私ネーさのイチ推しは、
 トルコのトプカプ宮殿です。
 タイルの青が、美しい……!

「そしてェ~」
「がるるるるる~…」(←訳:しめくくりは~…)

 第4章は、『政治』。

 イタリアのパラッツォ・ファルネーゼ、
 英国の旧王立海軍学校、
 ヴェネツィアのパラッツォ・ドゥカーレ、
 御本の表紙にもなっている
 米国の合衆国議会議事堂……

 世界の命運は
 この天井画の下で決されてきた、んですねえ。

「これからはァ、よりィよきィみらいィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:来ますように!)

 古典、ゴシック、
 アラベスク、コンテンポラリーなどなど、
 さまざまな様式と意匠に彩られた
 世界各国の天井の美。

 心ゆくまで眺めても
 首の筋を違えたりしないのも
 書物ならではのありがたさ、ですね。
 解説文も楽しめる豪華なアート本を、
 皆さま、ぜひ♪
 
 
 
 
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~ 英国発・アートな追跡劇! ~

2021-03-27 22:42:32 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むゥ? はるのォ、あらしィ~?」
「がるる!ぐるるぅ~!」(←訳:虎です!来るなぁ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 せっかくサクラが咲いているところへ、
 春の嵐が来る、ですって?
 どうか花が散ってしまいませんように……!
 と願いつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
    ―― レンブラントをとり返せ ――



 著者はジェフリー・アーチャーさん、
 原著は2019年に、
 画像の日本語版は2020年12月に発行されました。
 英語原題は『NOTHING VENTURED』、
 『ロンドン警視庁美術骨董捜査班』と
 日本語副題が付されています。

「びじゅつゥ?」
「ぐるがる?」(←訳:骨董捜査?)

 物語の主人公、
 ウィリアム・ウォーウィックさんは
 英国ロンドン警視庁の中でも
 ちょっとヘンテコな部署に勤務しています。

 美術骨董捜査班は、
 主に盗まれた美術品の捜査を専門とする
 少数精鋭集団。

 ウィリアムさんは
 その美術骨董捜査班に、
 いうなれば“スカウト”されちゃった訳で。

「しんじんさんッだけどォ~」
「がるぐるる!」(←訳:有望なんだ!)

 探偵になりたい――

 ウィリアムさんがそんな希望を抱いたのは、
 8歳の時のことでした。

 医者や教師、
 会計士になりたいという同級生たちのは
 馬鹿にされましたが、
 ウィリアムさんは本気です。
 
 そして、初志貫徹!

 警察学校を卒業して、
 いざ、首都警察の一員へ!

「まずはァ、じみちにィ~」
「ぐるるるがるるるぐる!」(←訳:所轄署で巡査さんから!)

 信頼できる先輩巡査の薫陶を受けて、
 警察官としての基礎を固めた
 ウィリアムさんに、
 或る日、
 幸運の女神さまが微笑みかけました。

 それは本物では有り得ません、と。

 警察が押収した絵画を目にして、
 ウィリアムさんは
 口走ってしまったのです。

「ほんものじゃァないィ、ッてことはァ~…」
「がる?」(←訳:贋作?)

 押収した絵画は本物だと、
 信じて疑わなかった捜査員さんたちは
 愕然とします。

 若造が何を言ってるんだか、と
 最初は相手にしてもらえませんでしたが……

「うそじゃァないもんッ!」
「ぐるるるがるぐる!」(←訳:鑑定眼に自信あり!)

 実はウィリアムさん、
 警察学校に入学する前には
 ロンドン大学で美術史を学んでいたのです。

 となれば、
 ヒヨッコだろうと新米さんだろうと、
 デキる奴を放っておく手はありませんよね。

「ぬすまれたァ、れんぶらんとォ!」
「がるるぐるるるるぅる!」(←訳:返してもらいましょう!)

 ウィリアムさんの生い立ちを絡めて
 美術館から盗まれたレンブラント作品を追う
 メインストーリーは、
 英国風のシニカルな笑いも随所に描き込まれ、
 私たち読み手は
 あっという間もなく惹き込まれてしまいます。

 がんばれ、新米ウィリアムさん!
 悪党をちゃっちゃと捕まえちゃおう!

 なぁんて手に汗握ったりして。

「よみはじめたらァ~」
「ぐるるるるる!」(←訳:止まらないよ!)

 週末の読書タイムに激おすすめの快作です。
 ミステリ好きな活字マニアの皆さま、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 
 
 
 
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~ 見る喜びの《鉄道橋》 ~

2021-03-26 23:38:34 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むゥ~んッ! ざんねんッなのでス!」
「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!惜しい~!)

 こんにちは、ネーさです。
 『シン・ウルトラマン』公開延期の報に
 ちょっとションボリ……な一日の終わりには、
 さあ、元気を補給すべく読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
     ―― 美しき鉄道橋の世界 ――



 著者は武田元秀(たけだ・げんしゅう)さん、
 2021年2月に発行されました。
 《旅鉄BOOKS 036》号は、
 題名にありますように
 橋・橋・橋!の橋まみれな一冊です。

「あらためてェ、かんしんッしましたでス!」
「ぐっうるがるるるぐるる!」(←訳:橋ってこんなにキレイ!)

 橋。

 それも、人や車のためではなく、
 鉄道のための、橋。

 その《鉄道橋》が
 かくも美しい建築物だったとは。

 『世界の車窓から』を観たりしていると、
 わあ、スイスの鉄道って
 どこを撮っても絵になるなぁ~などと
 感心することはあったにせよ、
 《鉄道橋》だけを
 観察することはなかった、のですが。

「これからはァ、じィ~ッとォ!」
「がるっるぅるるるるる!」(←訳:見入っちゃいそうです!)

 御本の冒頭部分には、
 著者・武田さんによる『はじめに』と、
 『鉄道カメラマンが選ぶ美しき鉄道橋』が
 掲載されています。

 武田さんの言葉に導かれて眺める
 4人のカメラマンさんによる
 《鉄道橋》の“絶景“は、

 徳島県の吉野川第二橋梁(坪内政美さん撮影)、

 埼玉県の荒川橋梁(佐々倉実さん撮影)、

 茨城県の北浦橋梁(松尾聡さん撮影)、

 宮崎県の高千穂橋梁(牧野和人さん撮影)。

「えにィなるゥ~!」
「ぐっるがるるるぅ~…」(←訳:橋ってすごいなぁ~…)

 本文は、

 第1章『北海道/東北/関東』
 第2章『中部/近畿』
 第3章『中国/四国/九州』

 という3つの章に分けて、
 各地の《鉄道橋》が紹介されていますが、
 意外にも、
 東京には見るべき橋梁が多くて
 驚かされました。

 青梅街道架道橋、
 いわゆる新宿大ガード。
 カオスだわね~でもこれも《鉄道橋》なのね~。
 
 それに、
 JRと地下鉄が行き交う
 御茶ノ水橋梁も、
 見応えがありますね。

「これもォいいなァ♪」
「がる~!」(←訳:埼玉~!)

 秩父鉄道の安谷川橋梁も、
 首都圏内では指折りの美橋でしょうか。

 他に、
 富山の千垣橋梁や、
 大分の笹無田川橋梁も、
 個性的だわ。

「ふゆのォ、ゆきげしきィ!」
「ぐるるがる!」(←訳:初夏の新緑!)

 日本の風景に溶け込みながらも、
 それぞれがワンアンドオンリーな
 《鉄道橋》たち。

 開通年、素材、形式なども
 しっかり明記されていて、
 鉄道マニアさんだけでなく、
 建築好き&歴史好きな方々も
 楽しめる《鉄道橋》ガイドです。
 本屋さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 
 
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~ 旅ならぬグルメ旅 ~

2021-03-25 23:50:49 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はッぴィ~すぴッつゥ!」
「がるる!ぐるるるる~!」(←訳:虎です!祝30周年~!)

 こんにちは、ネーさです。
 2021年の3月25日は
 《スピッツデビュー30周年》記念日!
 新曲『紫の夜を越えて』もリリースされましたよ♪
 リアルタイムでスピッツを聴ける喜びをかみしめながら、
 さあ、ここからは読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  


 
     ―― ひきこもりグルメ紀行 ――



 著者はカレー沢薫(かれーざわ・かおる)さん、
 2020年11月に発行されました。
 漫画化・コラムニストである著者のカレー沢さんが
 この御本で挑むのは……

「もッちィろんッ!」
「ぐるがる~!」(←訳:食い倒れ~!)

 美味しいもの、大好き♫
 でも。

 御本の冒頭で、
 カレー沢さんは公言いたします。

 多種多様なローカルフードを、
 私はほとんど食べたことがない。
 何故なら、部屋から出ないからだ。
 旅行なんてもっての外、と。

「ふわわァ~…つまりィ?」
「がるるぐる!」(←訳:出不精さん!)

 そんなカレー沢さんが
 《グルメ紀行》を
 やり遂げる方法は……↓これです。

 編集部さんに丸投げしちゃおう!

「それはァ、べんりィなのでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:危険だけどね!)

 ええ、そうなんですよね。

 コラムの依頼元である編集部さんが、
 カレー沢さんのお家に
 “今回はこれで“と
 美味しいものを送付してくる。

 ただ、何が送られてくるのか、
 カレー沢さんは全く知りません。

 高知の銘菓『けんぴ』が送られてきて、
 では次はどんなお菓子かしら?
 なんて思っていたら。

 え?
 愛知の『ひつまぶし』?

「わほほッ♪」
「がるるる!」(←訳:御馳走だ!)

 次の回は……
 お? 三重の『赤福』だわ。
 その次は……
 兵庫の『明石焼き』。

「もうゥ、どんどんッゆきましょゥ!」
「ぐるがるぐるる!」(←訳:銘菓名物大歓迎!)

 細かいことは気にしな~い♫とばかり、
 送られてくる美味しいものを
 いそいそといただくカレー沢さん。

 あまりにも美味し過ぎる
 秋田の『バター餅』は
 禁断の果実。

 もう病みつき!なのは
 埼玉の『できたてポテトチップ』。

 九州人のソウルフード、
 佐賀の『ブラックモンブラン』。

 しかし、ときとして
 事件は起こるもので。

 とあるモノをパクリといったら……

 歯が!
 インプラントの歯が、ガリっと!

「ひゃわわわわァ~ッ!」
「がるるる~!」(←訳:怖いよう~!)

 ああ、グルメ紀行も
 けっこうな命懸けでございます。

 それでも止められない
 美味しいものを探すひきこもり旅。

 旅好きさんに、
 おみやげ好きな方々に、
 そして食の冒険者さんに、
 おすすめのグルメガイドです。
 ユーモアたっぷりのカレー沢さんの食レポを、
 ぜひ一読してみてくださいね~♪
 
 
 
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~ 誕生と伝説の秘話 ~

2021-03-24 23:43:28 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うゥ~むゥ? ぼちぼちィ?」
「がるる!ぐるるるるる!」(←訳:虎です!ぼちぼちぼち!)

 こんにちは、ネーさです。
 東京都心部のソメイヨシノはほぼ満開?だそうですが、
 ここ八王子市では、ぼちぼち咲き始めたかな?
 場所によってはまだまだこれから、
 という感じでしょうか……
 きれいなお花が
 少しでも長く咲いてくれますようにと願いつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



  ―― 安彦良和 マイ・バック・ページズ ――



 著者は安彦良和(やすひこ・よしかず)さん、
 石井誠(いしい・まこと)さん、
 2020年12月に発行されました。
 『Yasuhiko Yoshikazu My Back Pages』と
 英語題名が付されています。

 つい先日、
 庵野秀明さんに4年間密着した
 NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』が放送され、
 大きな話題となりましたね。

「でもォ!」
「ぐるるるがるるる~!」(←訳:ボクらは言いたい~!)

 そうね、私ネーさも言いたいわ!
 NHKさん、
 もうひとり!
 完全長期密着していただきたいクリエイターさんが
 ここにもう一人います!

 漫画家・アニメーターの
 安彦良和さん。

 安彦良和さんのお名前を御存知ない方々も、
 《ガンダム》の
 キャラクターデザイナーさんだと聞いたら、
 ああ、あの!と納得してくださるでしょうか。

「あむろくんにィ、しゃあしょうさッ!」
「がるるるーるる!」(←訳:モビルスーツも!)

 今や《ガンダム》のデザイナーとして
 世界中にファンを持つ安彦さんですが、
 もともとは、
 漫画家になりたい!
 と夢を抱いていたそうです。

 けれども、
 時分の描く漫画は商業的なものではない、
 と諦めの境地に到り、
 写植オペレーターのお仕事を経験した後、
 門を叩いたのは……

 虫プロダクションでした。

「おおおッ! てづかさんッ!!」
「ぐるるぅ!」(←訳:アトムぅ!)

 安彦さんの虫プロ入社は1970年。

 そこから、
 安彦さんは徐々にアニメーターとして
 名を成してゆきます。

 虫プロが倒産後に
 『宇宙戦艦ヤマト』に参加し、
 『勇者ライディーン』、
 原作者デビューとなった『わんぱく大昔クムクム』、
 そして……

「きましたァでス!」
「がるるるぐるるる!」(←訳:機動戦士ガンダム!)

 大きな手応えを得た《ガンダム》製作。

 が、安彦さんは体調を崩し、
 現場を離れることに
 なってしまいました。

 とはいえ、
 そこで引き下がる安彦さんではありません。

 念願の漫画家デビュー!
 『アリオン』を連載!
 劇場版『機動戦士ガンダム』に参戦!
 初監督作品『クラッシャージョウ』も好評!

「すッごォ~いィ!」
「ぐる~!」(←訳:拍手~!)

 なれど、
 ショービズの世界は、山あり谷あり。

 『ヴイナス戦記』を最後に
 安彦さんはアニメ業界から身を引き、
 漫画家、小説家として
 新たなスタートを切りました。

「そうはァいッてもォ~」
「がっるるるるる!」(←訳:ほっとけないよ!)

 漫画家・安彦良和さん。

 アニメと縁はなくなったはずの安彦さんのもとに、
 やがて持ち込まれたのは、
 《ガンダム》、
 それもいわゆる『ファーストガンダム』を
 漫画化する企画……?

「わくわくわくゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:いいなあそれ!)

 はい、↑以上は御本の前半部分を
 だいぶ端折ってご紹介したものです。
 
 石井誠さんによる
 ロングインタビューによって明かされる
 《ガンダム》関連の裏話、
 『アリオン』『ヤマトタケル』他、
 マンガ制作の苦心や工夫など、
 安彦さんファンの方々必読の一冊は、
 アニメ&映像マニアさんにも
 おすすめですよ。

 《ガンダム》はどうやって誕生したのか、
 この先どこへ向かおうとしているのか――
 思い巡らせつつ、
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 

 
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~ 続々・覇気と元気の《前日譚》 ~

2021-03-23 23:28:09 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うッうッ、ありがとうゥぷいぷいィ!」
「がるる!ぐるるがるるー!」(←訳:虎です!大好きモルカー!)

 こんにちは、ネーさです。
 今朝放送された『PUI PUI モルカー』第12話、
 やっぱり素晴らしかったわ!
 監督の見里朝希さん&スタッフさんに、
 あらためて心からの感謝を♪
 できるなら続編を創ってくだされ~!と願いつつ、
 さあ、モルロスを乗り越え、
 読書タイムですよ。
 本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~!

  


 
    ―― 中禅寺先生 物怪講義録 03 ――



 企画・原案は京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さん、
 作画は志水アキさん、2021年3月に発行されました。
 『The Mononoke Journal by Chuzenji-sennsei』と英語題名が、
 『先生が謎を解いてしまうから』と副題が付されています。

「せんせいィ、みたびィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:今回も御明察!)

 はい、《中禅寺先生物怪(もののけ)講義録》も
 3冊目となりました。

 京極夏彦さん著『姑獲鳥の夏』にて
 ミステリ界にデビューした
 古書店主さんにして陰陽師たる
 《京極堂》こと
 中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ・あきひこ)さん。

 『姑獲鳥の夏』よりも前の昭和23年、
 都立高校で講師をするお仕事にも
 だいぶ慣れてきたようで。

「すッかりィ、なじんでまスゥ!」
「がるるるぐるがる!」(←訳:図書館のヌシだね!)

 02巻の後半からは、
 ドッペルゲンガーを主題にした《謎》が
 中禅寺先生のもとに寄せられました。

 高校2年生の日下部栞奈(くさかべ・かんな)さんは、
 苦しむ友人を見ていられず、
 先生に謎解きをせがみます。

 自分と瓜ふたつの人間……ドッペルゲンガー。

 “遭遇すると近いうちに死ぬ“
 なんていうらしいけど、
 それって本当なんですか?

「じぶんにィ、はちあわせェ~…!」
「ぐるるるるる!」(←訳:出会いたくない!)

 そして、03巻の後半では、
 新たな物語が。

 その主題となるのは……神隠し。

「こてんてきィ!」
「がるぐるる!」(←訳:でも現代的!)

 人が、ふっと消えてしまう。

 夏祭りに出掛けた栞奈さん、
 ちょうどその、
 “人が失せる“場に居合わせたのでした。

 幸いなことに、
 中善寺先生もお祭り見物をしていて。

「せんせいィ、たすけてッ!」
「ぐるるがるるぐるる?」(←訳:どこを探せばいいの?)

 どこをどう探せば、
 消えたひとは戻ってくるのか。

 そも、
 “神隠し“と行方不明とはどう違うのか。

 栞奈さんの問いに中禅寺先生は答えます。
 或る日、突然、
 “ひとがいなくなる“理由を。

「さすがはァ、せんせいィ!」
「がるぐる!」(←訳:納得です!)

 03巻の白眉であり、
 中禅寺先生の真骨頂というべきこの名場面は、
 《京極堂》ファンの方々必見です。

 それにまた、
 マンガで表現されると
 “神隠し“の意味が
 よりクリアに、
 ダイレクトに伝わってくるんですよ。

「まんがのォ、ちからッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:絵のチカラ!)

 現代にも通ずる“神隠し“、
 その歴史にまでも思い馳せたくなる
 オリジナルスピンオフ作品は
 ミステリ好きな方々に
 ぜひのおすすめです。
 
 京極夏彦さんの作品は小説に限る!
 とお考えの活字マニア諸氏も、
 手に取ってみてくださいね~♪
 

 
 
 
 
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~ 未来に芽吹く動物園 ~

2021-03-22 04:21:22 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 うわわわァ~んッ! おわらないィでェ~!」
「がるる!ぐるるぅるる~!」(←訳虎です!泣いちゃうよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 2021年アニメ界の覇者『PUI PUI モルカー』も、
 いよいよ明日23日の放送が最終回……
 やめないで!
 もっと続けておくれよう!と
 途方もなく大きなロスの予感を抱きつつ、
 さあ、読書タイムです。
 本日は、ちょっと変わりダネなこちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
      ―― 世界の夢の動物園 ――



 著者はナターシャ・ムーザーさん、
 原著は2019年に、日本語版は2020年10月に発行されました。
 独語原題は『ZOOBAUTEN』、
 『Construction and Design Manual Zoo Buildings』
 と英語題名が付されています。

「どうぶつえんッ♫」
「ぐるるがる~!」(←訳:パンダ好き~!)

 そうね、動物園の話題といえば、
 可愛いパンダたち、
 じ~っと動かないハシビロコウ、
 ちっちゃなスナネコの赤ちゃんたち♪
 と行きたいところですが。

 この御本の主役は、
 建築、なんです。

「とくべつなァ、くうかんッ!」
「がるるぐるるがる?」(←訳:意外に歴史は浅い?)

 動物を集めて観賞する、
 という大雑把な形ではなく、
 学術的に管理される
 初の動物学公園(zoological garden)が登場したのは
 1793年のこと。

 そして、
 『Zoo(動物園)』
 という用語が生まれたのは1828年であった、と
 著者・ムーザーさんは記します。

 しかし、
 ドキリとさせられるのは、
 本文139ページの、
 この一節でしょうか。

 《動物園の建物類型学の起源が
  牢獄建築にあることは
  疑いの余地がない》

「えッ? ろうごくゥ!」
「ぐるるる?」(←訳:そうなの?)

 晒しモノを収容する牢獄……

 いや、違うだろう、
 それじゃいけない。
 そんな声が高まり始めたのは
 20世紀に入ってから、でした。

 目指すのは、
 牢獄でも飼育小屋でもなく、
 動物たちの自然な生活空間である、と。

「うんうんッ、それでェゆきましょゥ!」
「がっるぐるる!」(←訳:もっと自然に!)

 動物園建築は、
 牢獄から、
 劇場へと変化し、
 さらには
 博物館建築へと移行し、
 現在では
 共生空間へ
 転換してゆこうとしています。

 この御本では、
 過去200年に造られた動物園の事例や
 設計図と写真資料、
 現代の大規模建造物などを含め、
 計77の動物園が紹介されていますよ。

「げんだいィけんちくゥ、おもしろいィでス!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:動物園ぽくない!)

 後半部分で取り上げられている
 ライプツィヒ、
 ハンブルグ、
 ロンドン、
 フィラデルフィア、
 バルセロナ、
 シカゴ他、
 世界各地の動物園の建造物の中には、
 これってコンテンポラリーアートじゃない?
 なぁんて想わせるものもあって
 微笑ましくなってしまいます。

「もうゥ、ろうごくはァ~いりませんッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:未来空間だよ!)

 この先、
 動物園はどう進化してゆくのか。

 動物好き&動物学好きな方々に、
 建築好きな活字マニアさんにも
 おすすめの大型本です。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 

  
 
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