テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

苦手、克服?

2016-02-29 21:51:42 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 むふふゥ♪ かッちゃッたでスゥ!」
「がるる!ぐっるる!」(←訳:虎です!やったね!)

 こんにちは、ネーさです。
 手堅く勝利したユヴェントス、首位をキープしております♪
 おかげで気分上々の一日を過ごしたからには、
 読書タイムもガンバっちゃいましょう。
 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  



      ―― 日本人なら知っておきたい日本文学 ――



 著者は蛇蔵(へびぞう)さん&海野凪子(うみの・なぎこ)さん、
 2011年8月に発行されました。
 『ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典』と副題が付されています。

「ううッ、これはァ~…」
「ぐるるるるがるるるるっ!」(←訳:基礎教養を試されそうっ!)

 御安心下さい、
 題名はね、なんか腰が引けてしまいそうなド迫力ですけど、
 御本の中身は、とっても気さくでフレンドリー♪
 古典文学のガイドブックであると同時に、
 平安時代の有名人雑学ガイド、でもあるのです。

 清少納言さん……
 なんとなく憶えてる……。

 兼好さん……
 そうえば、そんなひと教科書に載ってたような……。

 ええ、それくらいでちっとも構いませんとも!
 読んでるうちに、きっと思い出します。
 記憶がブラッシュアップされます。

 そうだった!
 確かに古典の授業で習ったわ!
 期末テストでは泣かされたっけ……と。

「うむッ! きおくゥ、ふッかつゥ!」
「がるるるぐるるるるがるるる!」(←訳:いたよね兼好さんや式部さん!)

 清少納言さんて、どういう御方だったのか。

 いまもお芝居や小説で人気の
 安倍清明さんの生涯とは。

 『更級日記』を書いた菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)さんて……
 えっ? こういうキャラだったの??

「ほほうゥ!」
「ぐるるがっる!」(←訳:初めて知った!)

 漫画家の蛇蔵さん、
 日本語教師をお仕事としている海野さん、
 おふたりによる《古典》案内は、
 実に、実に、わかりやすくて魅力的です。

 たとえば、藤原道長さんの人となりを説明する章の題は、

  【男の夢コンプリート 藤原道長】。

 ああ、言い得て妙ではありませんか。
 ホントにそうだったわよね、道長さんて。

「きぞくのォ、おうちにィ、うまれてェ~」
「がるるるるぐるるるる!」(←訳:公家社会でのし上がる!)
「らいばるをォ、おしのけッ」
「ぐるるがる!」(←訳:栄華の一生!)

 富裕な貴族の子、という幸運な出自。
 三男だったけれど、結局は家を継いでしまうガッツ。
 家庭に(わりと)恵まれ、
 後援してくれる理解者(=義母や姉)もいて足場は万全、
 娘さんの入内にも成功、
 権力闘争にも勝利して
 宮廷内に(さしたる)敵もなし!

 いいのか……
 宝くじ当り放題みたいな、
 こんなエンタな一生があっていいのか……。

「あるいみィ~…」
「がる!」(←訳:怖い!)

 そして、

 【伝説になった高給公務員 安倍清明】

 にも驚かされました。
 清明さんが、まさか、これほど高サラリーを貰っていたとは!

「きょうかしょにはァ、かいてないィでス!」
「ぐるがるるる!」(←訳:目をパチクリ!)

 “平安時代”に対して抱いていた漠然とした知識・常識が
 さりげなく引っくり返される、
 愉快で楽しい一冊は、
 歴史マニアさん、
 日本文学好きさんも、ぜひ!
 古典が苦手な御方も、
 本屋さんで探してみてくださいね。
 おすすめですよ~♪
 
 
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レトロでダークで♪

2016-02-28 22:01:37 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ゆくぞォ、げんきだまァ!」
「がるる!ぐるるるぅ~るっ!」(←訳:虎です!てえええぇ~いっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 日本時間の明日29日未明、
 ユヴェントスは首位を死守すべく闘います。
 気合いをムギュっと詰めた元気玉を投げ送ったら、
 さあ、読書タイム!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



       ―― 怪奇探偵 リジー&クリスタル ――



 著者は山本弘(やまもと・ひろし)さん、2015年12月に発行されました。
 『The Paranormal Detectives』と英語題名が付されています。

「かッ、かいきィ~たんていィッ??」
「ぐぐぐっるーがるるっ?」(←訳:ホホホっホラーですかっ?)

 著者の山本さんといえば、
 以前に御紹介しましたね、
 日本(と世界)に出没する怪獣と人間の係わりを描いた
 《MM9》シリーズで知られる作家さんです。

 怪獣、という、
 いつもは蔑ろにされ、見過ごされやすい存在を
 新たにとらえ直した名作が《MM9》だ!と
 私ネーさ、個人的に思っているのですが、

 その山本さんが、怪奇……?

「おばけェ、でスかッ」
「がーるるぐるがるぐるっ」(←訳:ゴーストとか呪いとかっ)

 物語は、意外な場所で幕を開けます。

 米国西海岸、カリフォルニア州。
 それも、お金持ちの住む町として名高い、
 ビバリーヒルズ。

 1月ですから、少し肌寒くはあるけれど、
 空はすっきり晴れ渡り、
 オバケ日和には見えません。

 が、閑静な高級住宅街の、塀の内側では
 何かが起きている……?

「むゥ? いえェ、べつにィ~」
「ぐるるるるがる?」(←訳:とりたたて何も?)
「しずかァでスよゥ~!」

 車の運転席から一軒のお屋敷を観察し、
 “ロサンゼルス一有名な女性私立探偵”リジーさんは
 相棒のクリスタルさんに命じます。

 忍び込むのよ!

「そッ、それはァ~…」
「がるぐる!」(←訳:不法侵入!)

 そうなんですけどね、
 クリスタルさんはしぶしぶ、リジーさんの命令に従います。

 何故って、事態は切迫しているようなのです。

 大金持ちの未亡人、
 新聞の社交欄を賑わせているセレブな若い美人さんが
 行方不明になった!

 彼女がいるとしたら、ここ、
 恋人であるアーティストの工房兼自宅の、
 このお屋敷だとしか、考えられない。

 そうして、まんまと不法侵入に成功しちゃった
 クリスタルさんが目にしたものは……!!

「わぐぎゃああァ~ッ!」
「ぐるるる~っ!!」

 ネタバレを避けるため、
 これ以上は記せませんけれど、
 わっ!という展開から、
 えっ?という疑問が加わり、
 ひゃー!という驚きに行き着いて、
 そこで、

 なるほど、これが
 『怪奇探偵』の名の由来なのねえ、と
 納得させられます。

 こういうワザも、あり、だわねえ。
 
「はんそくわざァ、かもッ!」
「がるぐるぐる?」(←訳:反則ギリギリ?)

 何がどう反則ギリギリなのか、
 その理由を知るには
 読んでいただくより他に方法がないのですが、
 《探偵》もの、つまりミステリのジャンルではなく、
 ダークファンタジーのジャンルに近い作品、でしょうか。

 また、時代設定が1930年代なので、
 レトロな雰囲気と
 ハリウッド最盛期の華やかさも味わえます。
 もひとつオマケに、
 脇役さんたちが、とっても楽しい!

 映画好きさん、文学好きさんは、
 きっと、読んでいてニヤリ!

「しかけがァ、いッぱいィ~でス!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:玩具箱みたいに!)

 好みが分かれる作品、かもしれませんが、
 SF好きな御方&ファンタジー好きな御方におすすめです!
 ぜひ、挑戦してみてくださいな~♪
 
 
  
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鋼の植物マニア!

2016-02-27 21:51:24 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふぅッ! にがつッてェ、みじかァ~いィでス!」
「がるる!ぐるるるっ!」(←訳:虎です!俊足だよっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 2016年は閏年だとはいえ、
 シュタタっと足早に去ってゆくのが2月ですね。
 え? 来週はもう3月?
 とカレンダーを二度見したくなる週末には、
 読書をサボって、展覧会情報を、さあ、どうぞ~♪

  



           ―― ガレの庭 ――



 東京・港区白金台の東京都庭園美術館にて、
 会期は2016年1月16日~4月10日(第2・第4水曜日は休館)、
 『Emile Galle――Nature & Symbol』と英語題名が、
 『花々と声なきものたちの言葉』と日本語副題が付されています。

「あはァ! ていえんびじゅつかんッ♪」
「ぐるるるがるるぐるる!」(←訳:きれいなところだよね!)

 ええ、東京で最も美しい、
 建築マニアさんには《旧朝香宮邸》として知られる美術館で
 現在開催中なのは……
 
  

 この邸宅の建築様式ともしっくり馴染む、

 エミール・ガレさん(1846~1904)の展覧会です♪

「おはなッ、でスねッ!」
「がーる・ぐるぅーるがる!」(←訳:アール・ヌヴォーのひと!)

 陶芸、ガラス、木工家具などの分野で活躍したガレさん。
 ものすごい植物マニアさんだったらしいわ。
 自宅で育てていた植物は、なんと約3000種!
 そのうち400種ほどは日本の植物やその変成種だった、
 とも伝えられています。

 そんな植物/自然愛好家さんが
 ↓こんな風に作品の下絵を描くと。

  

 出来上がりは、↓こんな感じに!

  

「わほッ♪」
「がるぅ!」

 あら、失礼しました、
 画像内で虎くんが見切れちゃったけど、
 とにかくその、
 今回の企画展では、
 制作上で重要な役目を果たしたデザイン画も出展されます。

 パリのオルセー美術館所蔵品である
 ガレさん自筆の水彩画は、
 作品保護のため
 オルセーでも滅多に展示されない秘蔵品だそうですから、
 ガレさんファンの皆さま、
 必見ですよ!

「もッちろんッ、きらきらのォ、がらすあーとたちもォ」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:朝香宮邸の随所に!)

 なお、ちょうどいま発売中の
 雑誌『MOE』誌上では
 この展覧会の特集が掲載されています。
 解説文がすばらしいので、
 ぜひ、書店さんで『MOE』を探してみてくださいね~♪
 
 

  
    さて、恒例のオマケ画像も、ここで!
   
   『ロッテ』さんの
   《チョコパイ ロイヤルミルクティー》は、
   「かーどのォ、へいたいィさんッ!」
   「がるるる!」(←訳:アリスだ!)
   『不思議の国のアリス』をテーマにした
   可愛いパッケージが見ものです♪
   
   では、花粉と風邪ウイルスで
   ダブルショック!(←auCMの浦ちゃん風に!)
   にならぬようにして、
   皆さま、穏やかな休日を。
   
      
   
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オフェンス!×ディフェンス!

2016-02-26 21:49:03 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 れッつゥ~おいかけッこォ!」
「がるる!ぐるるがるるっ!」(←訳:虎です!捕まるもんかっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 さあ、週末の読書タイムですよ。
 海外サッカー観戦の疲労を癒すべく、
 本日はAAA級エンタなフィクション作品を、どうぞ~♪

  



            ―― 限界点 ――



 著者はジェフリー・ディーヴァーさん、原著は2010年に、
 画像の日本語版は2015年3月に発行されました。
 英語原題は『Edge』、
 追う者と追われる者の攻防を
 呆れるくらいしつこく活写するサスペンスフルなクライムノベルですよ。

「あれッ? らいむゥおじさんはァ??」
「ぐるるるるがるる!」(←訳:おじさんがいない!)

 ええ、この御本は、
 ディーヴァーさんの代表作《リンカーン・ライム》シリーズとは
 別路線もの、といいましょうか。

 天才的安楽椅子探偵リンカーン・ライムさんは登場せず、
 “追われる者”の役どころを務める主人公は
 コルティさん――

 米国連邦機関《戦略警護部》の警護官さんです。

「ふあァ? けいごかんッさんッ??」
「がるるぐるがぅるる?」(←訳:警察官さんじゃない?)
「しかもォ、おいかけられるゥがわァ???」

 コルティさんの職務は、
 日本ではちょっと有り得ないものなんです。

 《戦略警備部》は、
 さまざまな公的機関の要請を受け、
 生命を狙われている人物を警護する部局。

 内部告発をしたはいいものの、
 同僚や関係者の恨みを買ってしまった……

 犯罪事件の証人として
 裁判に出廷・証言する、
 組織を“裏切った者”や内通者……

 そんな人物の警護をするのが
 コルティさんのお仕事です。

「うむゥ、それはァ~…!」
「ぐるるるがるぅ!」(←訳:追われるよねぇ!)

 コルティさんの担当する警護は、
 どのようなケースもそれぞれに厄介ですが、
 今回の警護は格別に厄介至極なもようです。

 コルティさんと、
 コルティさんが警護する人物を“追いかけ”“追い詰める”ため
 動き出したのは、
 ヘンリー・ラヴィングと呼ばれる暗殺請負人でした。
 いうなれば――

「わきゃッたァ!
 ごるごさんッ、でスねッ!」
「ぐるるがるるー!」(←訳:ゴルゴ13だー!)

 ゴル……(←しばし絶句)
 い、いいえっ、違うわ!違います!
 ゴルゴさんはグレーゾーンの住人ではありますけれど、
 根っからの悪人じゃありません。

 しかし、ラヴィングは、
 以前から警護局のファイルにがっつり記録されている、
 名うての重犯罪者なのです。

 そう、ヴェテラン警護官のコルティさんをも
 窮地に立たさせてしまうほどの。

「はいすぴーどでェ、おいつゥおわれつゥ!」
「がるるるるぐるるる!」(←訳:騙し合いと逃げ競べ!)

 先手を取るのは、どちらか。
 挽回できないミスをするのは、
 追われる者か、
 あるいは追いかける側の者か。

 謎解きとパワーゲーム、
 ミステリにアクション、と
 著者・ディーヴァーさんは出し惜しみすることなく、
 エンタな要素をブチ込みます。

 最後の最後まで、とことん走れー!
 
 と言わんばかりに。

「ぜんいんがァ、ぜんりょくゥしッそうゥでスゥ!」
「ぐぅっるがーるるー!」(←訳:ジェットコースター!)

 隙を見せない巧緻なオフェンスとディフェンス、
 ハラハラドキドキしたい休日の読書におすすめです。
 ディーヴァーさんファンの方々は、ぜひ♪
 
 
 
 
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風にも雨にも晴天にも。

2016-02-25 21:49:27 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 なにやらァ、ごろごろッとォ、おとがァするゥ?」
「がるる!ぐるるがる?」(←訳:虎です!雷さまかな?)

 こんにちは、ネーさです。
 駅や街でゴロゴロゴロ……と響くのは、
 卒業旅行に出発する学生さんたちが引くスーツケースの音でしょうか。
 春の風物詩と言えるそんな光景に合わせて、
 本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  


 
   ―― ラオスにいったい何があるというんですか? ――



 著者は村上春樹(むらかみ・はるき)さん、2015年11月に発行されました。
 『紀行文集』と副題が付されたこの御本には、
 日本航空の機内誌《アゴラ》に連載した文章をベースにしたもの、
 雑誌《太陽 臨時増刊》《クレア》《タイトル》に掲載された作品など、
 10編の紀行文が収録されています。

「いいなァ~、りょこうッ!」
「ぐっるるがるる!」(←訳:やっぱり春だね!)
「あきもォ、いいでスよゥ!」

 旅に出るなら、
 冬を避け、
 花々と新緑の美しい春と初夏にかけてか、
 それとも日が暮れるまでの時間が長い夏か、
 はたまた紅葉の秋か……。

 季節なんてどうでもいいや、
 なんて投げやりな御方もいれば、
 著者・村上さんのように、
 オフシーズンに狙いを定めて
 目的地に到着する御方もいます。

 観光客さんが減った晩秋のギリシャの島で、
 雑事から逃れ、
 ゆっくり小説を執筆。

「ふァ~、なるほどォ~」
「がるるるるるぐる?」(←訳:そういう手もあり?)

 そしてまた、選択の余地がない旅、もあります。

 世界の作家さんが集う会議が、
 アイスランドのレイクキャビクで開催されたのは
 9月のことでした。

 が、アイスランドの9月は、

「さッむゥ~いィッ!」
「ぐるるがるるぅ!」(←訳:重ね着しなきゃ!)

 どんな季節の、
 どんな場所にいても、
 違和感なくすっぽりおさまる旅行者さんがいるとすれば、
 村上さんもその一人なのかもしれません。

 アイスランドを訪れたついでに?
 村上さんが足を向けたのは、
 突風吹きすさぶパフィンたちの島。

「ぱふィんッ??」
「がるる~!」(←訳:鳥だよ~!)

 そして、旅の魅力のひとつは、おいしいもの♪
 米国のオレゴンで、
 イタリアのトスカーナ州で舌鼓。

 ジャズが聴きたくなれば、ニューヨークへ。

 映画のシーンを思い浮かべながら、シベリアへ。

 かつて住まったこともある、
 ボストンの野球場へも……。

「みがるゥ、でスねッ!」
「ぐっるるーるがる!」(←訳:フットワーク軽快!)

 題名となっている
 《ラオスにいったい何があるというんですか?》
 という問いが登場するのは、
 御本の後半に収録されている
 『大いなるメコン川の畔で』
 の文中なのですが、
 問いも、その答えも、
 まるで一節の音楽のように
 美しく刻印されています。

 人にとって、旅とは何なのか――

「いたりあのォ、たびもォ~♪」
「がるぐるぅ!」(←訳:素敵ですぅ!)

 ラストに収められた熊本の旅、
 『あとがき』に記されている
 “書かれなかった旅”の話も
 読み手のこころに余韻、いえ、未練を残します。

 この旅、終わって欲しくない。
 もっともっと、読んでいたいなぁ、と。

「つぎのォたびはァ~」
「がるるるるぅ?」(←訳:いつですかぁ?)

 できれば、パスポートと一緒に、
 この御本をカバンに入れて。

 旅好きな活字マニアさんにおすすめの一冊です。
 ぜひ♪
 
 

  
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 ~ 多寿の雛々 ~ 

2016-02-24 21:45:24 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くううッ! くやしィ~ひきわけェ!」
「がるる!ぐるがるるっるー!」(←訳:虎です!逆転したかったー!)

 こんにちは、ネーさです。
 ユヴェントス×バイエルン戦の結果は……2-2のドローでした。
 ええ、わかりましたよ、やってやろうじゃありませんか、
 敵地での第2戦はバイエルンを撃破してやるー!
 そうだ今度こそ!の勝利を確信しながら、
 さあ、本日は読書をサボって、
 季節の展覧会情報、いきま~す!
 
  



        ―― 三井家のおひなさま ――



 東京・中央区日本橋の三井記念美術館にて、
 会期は2016年2付6日~4月3日(月曜休館、2/28休館、3/21は開館し翌22日休館)、
 『Hina Dolls of the Mitsui Family』と英語題名が付されています。 

「おォ~♪ おひなさまッ♪」
「ぐるるるがるるるぐるるる!」(←訳:もうすぐ桃の節句だもんね!)

  

 三井家の夫人方、娘さんたちが大切に受け継いできた
 内裏雛、雛人形たち。

 そのお雛さまを公開する、
 毎春恒例になっているという展覧会が、
 今年も開催されます。

「どのおにんぎょうもォ~、とくべつゥでス!」
「がるぐるるる!」(←訳:特注お雛さま!)

 そして、お雛さまをテーマにした展覧会は↓こちらでも!

  



       ―― 佐野美術館の おひなさま ――



 静岡県三島市の佐野美術館にて、
 会期は2016年1月30日~3月6日(木曜休館)、
 こちらは、佐野美術館の所蔵品と、
 同館に寄託されている雛人形、極小雛飾り、
 大正期の豪華な御殿飾りなどが展示される企画展です。

「むむッゥ! いしょうにィちゅうもくゥ、なのでス!」
「ぐっるがる!」(←訳:凝った装束!)
 
  

 もともと『ひな』には
 『ちいさな』という意味がある、のだそうです。

 ちいさな人形(ひとがた)に、
 子どもたちが健やかに成長するしますように、と願いを託す、
 《雛祭り》――

「げんきよくゥ!」
「がるぐる!」(←訳:長寿長命!)

 神話の世界では、
 “桃”は長寿を象徴する食べ物でもありますね。
 ももの節句の季節には、
 皆さま、雅やかなお雛さまを観賞できる展覧会へ、ぜひ~♪
 

  

    では、ここでオマケ画像も……じゃじゃん!
   
    『明治』さんの
    《堅焼き仕立て 大人の贅沢カール 濃厚炙りチーズ味》!
    「かたやきィ、ということはァ~…」
    「ぐるぐる?」(←訳:カリカリ?)
    バレンタインの甘いチョコレートの後には、
    ちょっと塩気のきいたお菓子を!
    ってことなのかしら?
    《カール》好きな食いしん坊さんにおすすめですよ♪
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名称繚乱!

2016-02-23 21:54:29 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 きょえええいィ~ッ!」
「がるる!ぐるぅるっ!」(←訳:虎です!そりゃあっ!)

 ていやああああぁぁっ!

 こんにちは、ネーさです。
 ふー、はー(←肩で息してます)、
 ただいまトリノへ向けて元気玉を全力全霊投球いたしました。
 ユヴェントス×バイエルン戦は、日本時間で明日24日未明……
 勝利を祈りつつ、
 読書タイムも全力で!
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



        ―― 若冲の描いた生き物たち ――



 監修・執筆は、小林忠さん、小宮輝之さん、湯浅浩史さん、
 執筆は、秋篠宮文仁さま、佐々木猛智さん、木村浩之さん、
 2016年2月に発行されました。

 ええ、もはや説明の必要もなくなりましたよね、
 江戸中期の画家・伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)さん!

「おしもォ~おされぬゥ!」
「ぐるるーる!」(←訳:大スターだ!)

 今年――2016年も、
 若冲さんの展覧会が開催されます。
 生誕300年を記念しての
 《若冲展》は、
 東京都美術館にて、
 2016年4月22日~5月24日まで!

 京都・相国寺さん所蔵の『釈迦三尊像』3幅、
 宮内庁所蔵の『動植綵絵』30幅、
 83年ぶりに発見された『孔雀鳳凰図』も!と
 若冲さんの初期から晩年までの代表作品が
 一堂に会する特別展になります
 (会期中に作品の展示替えが予定されているようです)。

「……きッとォ、こんざつゥ!」
「がるぐるる~…」(←訳:行列だよね~…)

 そうね、GWに重なりますしね、
 大行列は避けられないでしょうが、
 そこらへんは、もう諦めの境地で。

 先ずは、展覧会に先駆けて刊行されたこの御本で、
 しっかり予習です。

「むむゥ?なんだかァ、いィ~ぱいィ、のッてまス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:図版や拡大図!)

 この御本に収録されているのは、
 若冲さんが描いた様々な画――
 動植物を主役(主題)にした作品が集められています。

 アート好きさんは御存知のことでしょう、
 例えば、ボッティチェリさんの『春(プリマヴェーラ)』に
 描き込まれている花々について、
 専門家さんたちは本気で解析・分類し、
 品種の同定を行う研究をしています。

 ならば、それと同じような試みを、若冲さんの作品にも!

「にわとりィにィ、きじッ!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:オシドリにスズメ!)
「ばらにィ、ぼたんッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:ザクロにコデマリ!)

 若冲さんの細密な画から割り出される、
 動物たち、植物たちの名称。
 
 しかし、ここには小さな罠もあります。
 若冲さんが描いたインゲンマメが、
 私たちの知るインゲンマメだとは限らない――
 若冲さんが生きた時代と現代では、
 マメもダイコンも違っていたりするのです。

 江戸の中期に、ブドウはあっても、
 それはもちろん、巨峰やマスカットではありません。

 一方、すでに洋ナシは存在している!
 南米原産の、トウモロコシもある!

「ええッ? ゆにゅうゥしたのでスかッ?」
「がるるるぐる??」(←訳:国産化に成功??)

 京の青物問屋『桝屋(通称:桝源)』の長男であった
 若冲さん。

 お店に入荷したての珍しいお野菜を
 いそいそとスケッチしている姿が目に浮かびます。

 朽ちてしまうはずのお野菜も、お魚も、
 若冲さんの絵筆が永遠に絹布の上に繋ぎとめる……。

「とらもォ、にわとりもォ~」
「ぐるるる!」(←訳:楽しそう!)

 描く喜びが伝わってくるような若冲さんの作品の
 いわば“キャスティング”事典を、
 ファンの方々はぜひ、一読してみてくださいね。
 レアな図版も掲載されているので、
 マニアな方々にもおすすめですよ~♪
  
 
 

 
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~ フィルムの栄光 ~

2016-02-22 21:54:57 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さいこうゥのォ、うたごえェでス!」
「がるる!ぐるるるるがるがる!」(←訳:虎です!聴くほどに惚れ惚れ!)

 こんにちは、ネーさです。
 最近、ドコモのCMですっかり有名になった
 ONE OK ROCKさんの『Wherever You Are』、
 You Tube上の様々なライブバージョンを聴きこんでいます。
 世界中で大人気のワンオク!
 皆さまも、ぜひ御覧になってくださいね♪
 では、ここからは読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!

  



         ―― 市川崑と《犬神家の一族》 ――



 著者は春日太一(かすが・たいち)さん、2015年11月に発行されました。
 映画『犬神家の一族』といえば、
 これはもう、いまさら説明の必要などない――

「ふァいッ! めいさくゥ!なのでス!」
「ぐるるるがるるぐるる!」(←訳:ミステリ映画の金字塔!)

 そうなのよね、
 映画でもTVでもミステリって大流行していますけど、
 でも、その中で、
 何度も繰り返し観られる作品ってあるのか?
 原作を台無しにしていないか?
 といったハードルをクリアしている作品は
 どれくらいあるのでしょう?

「むむゥ~! あんまりィ~…」
「がるぐるるる~…」(←訳:多くなさそう~…)

 打ち上げられては消えてゆく花火のような
 幾多のミステリ映画とは対照的に、
 市川崑さん監督作品『犬神家の一族』は
 幸運な“例外”と言えましょうか。
 
 ミステリ=謎のネタがバレた後でも興味が薄れない、
 あるいは、観る前からトリックや犯人が分かっていたとしても
 それでも観ることを拒まない――

 なぜ、そんな“例外”が生まれたのか。

 著者・春日さんはその秘密に迫ります。

「えいがぁせいさくのォ、ひみつゥ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:こだわりの秘密!)

 《金田一》シリーズ以前の、
 市川さんの作品の数々。

 《金田一》シリーズ各作品の、
 キャスティングの妙、
 撮影時の工夫、
 質感へのこだわり……。

 特に、この御本でここだけは読み飛ばしちゃいけない!
 と思わせるのは、
 第三章『石坂浩二による、市川崑の謎解き』。

 著者・春日さんは、まさに
 訊きたい!と読み手が思う質問を
 石坂浩二さんに投げ、
 そして石坂さんは絶好の返球をし、
 対話はさらに盛り上がる、という
 見事なインタビューです!

「おもしろォすぎまスゥ!」
「がるぅー!」(←訳:楽しぃー!)

 読むうちに、じわじわと、
 『犬神家の一族』を観たくなってくるのは、
 きっと私ネーさだけではないはず。

 あのシーンにはこういう意味があったのか……
 この撮影には、こんな苦労があったんだなぁ……

 と、映画好きな御方、
 市川崑さんファンの方々には
 こみあげてくるものがあるでしょう。

 そしてまた、
 いまになって、いまだからこそ理解できる、
 市川さんの《金田一像》も
 春日さんと石坂さんは示唆します。

 幸福なミステリ映画を牽引した
 幸福な、でもどこかちょっぴり哀しい名探偵さんの、
 真の姿とは――

「いつまでもォかたりつがれるゥ、めいさくゥ!」
「ぐるるるるがるるるる!」(←訳:これからも色褪せない!)

 映画ファンさん、
 原作ファンさんにもおすすめしたい傑出《映画本》です。
 ぜひとも、一読を~♪
 
 
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“真作”を待ちながら。

2016-02-21 21:55:35 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もしかしてッ、かふんしょうゥにはァ~…」
「がるる!ぐるるがる??」(←訳:虎です!蜂蜜が効く??)

 こんにちは、ネーさです。
 以前に御紹介しました『ひとさじのはちみつ』を読んで以来、
 日々はちみつを摂るようにしていたら
 ……あれ?
 花粉症の症状がいつもの年より軽いような気がしますよ?
 
「まじでッ??」
「がるる?」(←訳:本当に?)

 マジで本当の本気です。
 個人差はあるのでしょうが、
 皆さまもお試しあれ!
 さあ、ではここからは、読書タイムです。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



           ―― 天邪鬼の輩 ――



 著者は愁堂れな さん、2015年10月に発行されました。
 『薔薇十字叢書(ばらじゅうじそうしょ)』と副題が付されています。
 なお、『輩』には『ともがら』とルビがふられています。

 『姑獲鳥の夏』――
 作家・京極夏彦さんのデビュー作品となった作品を、
 ミステリ好きな活字マニアさんは
 よく御存知のことでしょう。
 その後に刊行された《京極堂》シリーズ作品
 『魍魎の匣』『鉄鼠の檻』他は
 私ネーさも大好き!なんですけど……

「さいきんッ、しんさくがァでてませんでスゥ!」
「がるるぐるっ!」(←訳:寂しいですっ!)

 もう《京極堂》シリーズ新作は読めないのかしら?
 と、我々同様がっかりしている貴方へ!

 京極さんの《真作》が出るまでの
 (出ますね?出ますよね?)
 ツナギというか、
 穴埋めというか、
 橋渡し?をしてくれるのが、
 こちらの御本です。

「ということはァ~?」
「ぐるがるるるっ?」(←訳:登場しますかっ?)

 物語の時代設定は、
 シリーズ第一作『姑獲鳥の夏』より遡って
 大戦前。

 一高(いちこう)の新入生に
 関口巽(せきぐち・たつみ)という名の少年がおりました。

「わふッ! せきぐちィさんッ!」
「がるぐるる!」(←訳:花の一高生!)

 一高といったら、
 国きっての優秀な生徒が学ぶ高等学校です。
 いえ、はっきりエリート校と謂うべきでしょうか。

 アタマが切れる秀才たちが集う学校、ではありますけれど、
 しかし……
 なまじアタマが切れちゃうだけに、
 学内は平和一色、とは行かぬようです。

 故郷では、デキる子として認定されていた関口くんも、
 ここ一高では分が悪い……
 成績はパッとしないし、
 上手く周囲に馴染めないし、
 食事は喉を通らないし、
 毎日鬱々としていたりして。

「どんよりィ~…」
「ぐるるがるるる……」(←訳:灰色の学生生活……)

 苦渋の日々に、
 或る日、光が。

 同級生の中禅寺秋彦くんが、
 声をかけてくれたのです。

「ちゅうぜんじィさんッ!?!」
「がるるる!」(←訳:てことは!)

 はい、あの中禅寺さんです。
 《京極堂》さんです。

 そして、中禅寺さんが出て来たからには、
 もうひとり、あら失礼、もう御一方、
 《京極堂》シリーズには欠かせないあの御方も
 ちゃあんと出て来るのです、が……

 あの御方は、“事件”も引き連れてきたようで、
 一高あげての騒動に関口くんは巻き込まれてしまいます。
 
「まきこまれましたでスかァ~…」
「ぐるるるるがるぐる!」(←訳:それでこそ関口さん!)

 キャラさんたちが活き活きと走り回る
 《京極堂》シリーズ異聞、
 京極夏彦さん認定のスピンオフ作品を
 ファンのみなさん、ぜひ一読してみてくださいね♪

「でもでスねッ、やぱりィ!」
「がっるるるぐる!!」(←訳:待ってます真作!!)


 
 
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ちょこっと、お引越し。

2016-02-20 21:53:28 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 くうゥ~ッ、ひきわけェだッたのでスゥ~!」
「がるる!ぐる~る!」(←訳:虎です!悔し~い!)

 こんにちは、ネーさです。
 ユヴェントスの連勝記録はスコアレスドローでストップしてしまいました……。
 この悔しさを!無念さを!
 来週のCLトーナメント戦にぶつけましょう!
 打倒バイエルン!と唱えつつ、
 さあ、本日は読書をサボって
 展覧会情報を、どうぞ~♪
 
  



         ―― はじまり、美の饗宴展 ――



 東京・六本木の国立新美術館 企画展示室1E室にて、
 会期は2016年1月20日~4月4日(火曜休館)、
 『すばらしき大原美術館コレクション』と日本語副題が、
 『THE BEST SELECTION OF THE OHARA MUSEUM OF ART』と
 英語題名が付されています。

「にゃはッ♪これはァ、すごいィ~でス!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:名作がぞろぞろ!)

  

 西日本で最も有名な美術館のひとつ――
 大原美術館。

 岡山県倉敷市に同館が創設されたのは
 1930年のことでした。
 実業家・大原孫三郎さんと
 画家・児島虎次郎さんがタッグを組んで収集したのは、
 クロード・モネさん、
 ポール・ゴーギャンさんたち近代ヨーロッパの絵画や、
 ジョヴァンニ・セガンティーニさん、
 エル・グレコさんの名品など、
 国立の美術館と比べても遜色ない傑作ばかり!

「にほんのォさくひんもォ、ありまァ~ス!」
「がるぐるる!」(←訳:麗子さんだ!)

  

「↓これもォ、いいかんじィ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:虎次郎さんの作品!)

 日頃は、倉敷の大原美術館でしか観られない作品が、
 東京の国立新美術館に短期お引越し公開、というのは
 とても珍しいことですね。

 絵画の他にも、
 エジプトやオリエント、東洋の古代美術、
 戦後期や現代の作家さんの作品も展示されているんですよ。
  
  

 それにね、展覧会のサポーターを務めておられるのは、
 ピースの又吉直樹さん!

「えッ? せんせいィがッ??」
「がるー!」(←訳:先生ー!)

 公式HPでは、
 『又吉さんと一緒に謎解きに挑戦』なるコーナーも
 公開されています。
 忙しくて、国立新美術館へお出掛けするのは
 ちょっと無理そう……という御方も
 又吉さんのガイドで
 展覧会をお楽しみくださいね~♪



    
    では、美味しいオマケ画像で体力増強も!
   
   『東京・自由が丘 チュベ・ド・ショコラ』さんの
   《ポンポンチョコラ》!
   「こおッてまスよゥ!」
   「ぐるがるるる~…」(←訳:解凍してから~…)
   「ぱくりんッ♪」
   外側はかりっとしたチョコでコート、
   その内側はやわらかな生チョコ。
   美味しいチョコをエネ源に、
   私ネーさ、これからXXXL級元気玉の制作に取りかかります。
   (打倒バイエルン!)
   皆さま、どうか穏やかな休日を。
   
   
   
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