テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

怖ろしいのは、食欲ではなくて。

2007-06-30 23:33:16 | その他
「さくらんぼうだァ! おいしそうでスよ、ネーさ!」

 お隣さんからの御裾分けでございます。
 季節の美味は嬉しいものですね。

 でも、このサクランボをいただいた一昨日6月28日、
 怖ろしい出来事がありました。

 ローカルなニュースであったかもしれませんが、
 多摩北西部を震源地とする、地震があったのです。

「テディちゃ、こわかったでスよ!
 ぐららッ、って、ゆれたでス!」

 はい。この辺りは震度4。
 揺れも怖ろしいものでしたが、
 何より恐怖をおぼえましたのは、

 地鳴りです!

 生まれて初めて、私、地鳴りというものを聞きました!

「ごうゥッ、って、いったでス!」

 大型トラックがこちらへ走ってくるのに似た、
 底ごもったような音でした。
 地震の後で、あれは地鳴りだったのかと気付き、
 サクランボをくださった御隣さん、
 また弟にも尋ねてみましたが、
 確かにゴーッという音を耳にしたと言います。
 空耳ではなかったのですね……。

「なんか、まだこわい、でスぅ……」

 地震の国に暮らす私たち、
 たとえ地鳴りが聞こえ、
 天変地異が間近に迫ったと解っても、
 相手は地球。
 どうにもできぬのは、
 もどかしく、悲しく、つらいことです。

「じしん、ずーっと、ないほうが、よいのでス……」
 

 
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ミュージアムグッズ好きなら、この一冊にうるる。

2007-06-30 13:40:46 | ブックス
 物欲です。
 旅欲も、刺激されます。
 うむむ~。

「ネーさ、ねごとでスかァ?」

 魂の叫びと言っていただきたいものですね。
 今日ご紹介する一冊を読んで、すっかり
 お買い物衝動を掻きたてられてしまいました。


   ―― MUSEUM SHOP TRIPPER! ――
       (ミュージアムショップトリッパー!)

 
 著者は森井ユカさん。
 青山出版社より、’07年3月の発行です。
 
 この本は、フィンランド、スウェーデン、ロンドン、パリの
 美術館巡りと、雑貨収集を記録した旅の日記、でしょうか。
 雑貨収集と申しましても、
 各国の美術館で発見したとびきりのグッズとなれば、
 読む側はもう、
 ほんとにもう、
 わあ♪いいな~欲しいなあ~♪
 日本にはないセンスだ!
 コレクションしたい!
 とお財布を握り締めてしまうこと、間違いなし。

「テディちゃもほしいでス!
 きょうりゅうちゃんの、おちゃわん、ほしいでスぅ!」
 
 私は、断然トートバッグを!

 このところの円安続きは、
 旅人さんにはちょっとキツイですけれど、
 知っておいて損はありません!
 旅行なら国内派、いいえ私は海外派という方も、
 読んでわくわく、
 旅ごころを沸騰させましょう♪

「きょうりゅうちゃんの、おちゃわん……よいのでスよン」

 
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茅の輪くぐろう、穢れを祓おう。

2007-06-29 23:16:10 | その他
 明日6月30日は《夏越しの祓え》ですね。
 夏越しの祓えと書いて、なごしのはらえ、と読みます。
 夏越の大祓(おおはらえ)と呼称する神社さまもおありだとか。

「はらえ、ってェ? ナニするひ、なのでスか、ネーさ?」

 昔むかしから続く神事なのですよ、テディちゃ。
 
 一年も半分が過ぎました。
 茅(かや)で作った輪をくぐって
 この半年の間に身に積もった穢れ(けがれ)や罪を祓い、
 残る半年の無事と健康を神さまにお願いする……
 というような行事です。
 土地柄や、御社(おやしろ)によって
 微妙に細部が異なるようですので、
 そのあたりは産土神さまの流儀に従う方がよろしいかと。
 紙の人形(ひとがた)に穢れを移してお祓いする、
 といった方法もありますし、
 茅の輪のくぐり方も色々あるようです。

 画像は、私の地元の神社さんに設置された茅の輪ですが、
 大きさの違う茅の輪を三つ並べる神社さんもあり、
 ほんとうに様々なのです。
 
「ひだりへ、くるくるゥ。
 みぎへ、くるくるゥ。
 もっかい、ひだりへ、くるるんッ」

 くぐり方は、神社の方に教えていただきましょう。
 説明の図が掲示されている場合もありますよ。

「そしたら、おまいりィ、でス」

 茅の輪をくぐって穢れを落としてのち、
 改めてお手水で身を浄め、
 御参りいたしましょう。

 ……なんて、偉そうに言っちゃっている私ですが、
 夏越しの祓えを知ったのは
 ほんの数年前でございます。
 大晦日に行う大祓えもそうですけれど、
 あまり巷に知られていない神事なのですね。
 昔は、とても盛大に行われていたというのに。

「ちょっと、ざんねん、でスね」

 明日30日、神社へお出かけして茅の輪をくぐり、
 身から穢れを祓ってしまいましょう!

「きれいに、なろう!!でスよ」
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寡黙なイケメン同心、なのだ。

2007-06-29 17:24:05 | ブックス
「わ。きょうの、ごほんは、じだいもの、でスか?」

 このところ、河童ちゃんだの妖怪さんだの、
 御紹介のジャンルがやや偏っているのではないかと、
 私、反省いたしました。
 ミステリは大々好きですが、たまには違う色合いのものも……
 で、これはどうかしらと取り出しましたのが、こちら。


       ―― 右門捕物帖 ――


 作者は佐々木味津三さん。
 うろ憶えなのですが(間違っていたら申し訳ありません…)、
 映画の脚本家としても活躍された御方です。

 右門捕物帖が他の捕物帖モノと異なる点はと言いますと、
 幕末ではなく、
 江戸の初期を舞台に据えてあるのですね。
 三代将軍家光。
 松平伊豆守こと《知恵伊豆》。
 そういった人物の下で、
 近藤右門さんは数々の謎を解き、大活躍をいたします。

「えいやッ、とうッ!でスね」

 立ち回りはね、多いとは言えませんが、
 右門さんにかかると、死屍累々にはなりませんね。
 その辺りも、ホッといたします。

 時代考証の専門家の方々によれば、
 右門捕物帖は突込みどころ満載だそうですが
 (この時代にこりゃ無いだろ!なんですって)、
 めちゃくちゃぶりも、またそれなりに楽しいものです。

 もっとめちゃくちゃ!を御所望なさるのなら、
 やはり佐々木氏の作品である、
 『旗本退屈男』がイチ押しでございます。
 もう、笑っちゃうのです。
 無茶も無茶、ほんとに無茶。
 でも、すっごく楽しい。
 読後感はすっきり、さわやか。

「てんかごめんのォ、むこうきずゥ!なのでスよ」

 よく出来ました、テディちゃ。
 
 TVの時代劇が好きな人も嫌いな人も、
 ぜひ一度お試しあれ。

「かっかっかっ、でスぅ~」

 ……それはちょっと方向が違ってます。
 
 
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バーバパパと接近遭遇♪その2。

2007-06-28 23:12:54 | その他
 バーバパパさん、やさしい御方でございました。

 私が携帯で写真を撮っているのに気付くと、
 こちらを向いて手を振ってくださったのです。
 (ちょっと視線がズレているように見えるのは、
  へなちょこの私の腰が引けていたからです……
  ごめんなさいね、バーバパパさん)
 ご親切に、ありがとうございます。

「こうかんど、あっぷでスね、ネーさ」

 個人的には赤丸急上昇でした。
 今度、バーバパパの絵本をじっくり読んでみようッと♪

「ネーさ、たんじゅんすぎでス……」
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バーバパパと接近遭遇♪その1。

2007-06-28 22:57:24 | その他
「わお。バーバパパさんでスよゥ、ネーさ!」

 そうなのです。
 今日、八王子東急スクエア内のプラザ(旧ソニープラザ)が
 リニューアルオープンしました。
 行ってみたら、バーバパパさんがいらしたの。

「おーきいでスね、ふわあ~」

 バーバパパさん、御子さんたちにも大人気でした。
 これあたしのー!
 ぼくんだー!
 みんなで仲良くしなきゃ駄目でしょうッ
 うええーん!
 と、まるでマンガのような展開がありまして、
 思わず笑ってしまいましたが。

「いいなァ、テディちゃも、おあいしたかったでスよゥ」

 明日29日&明後日30日にも、
 バーバパパさんはプラザ東急八王子店においでになるとか。
 会いたい!という御方はお店に行ってみるのも良いですね。

「あいたい! テディちゃ、あいたいですよゥ!」
 
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愉しく怪しい《むかしがたり》。

2007-06-28 13:38:54 | ブックス
 とざいとーざい、本日御紹介いたしますは……
 うむむむ、
 またも頭を抱えるネーさでありまする。

「どしたのでスか、ネーさ? おなかすいたでスか」

 違うのです、テディちゃ。
 御紹介しようとしているこの御本、
 ミステリ色が濃い作品なのですよ。
 おまけに、これを言っちゃうと愉しさ半減、いや台無し、
 というようなヒネリのきいた御話が
 連作形式で綴られております。
 どこをどう説明&解説したものか……ハァ、困った…。


       ―― くもはち ――


 著者は大塚英志(おおつか・えいじ)さん、
 角川書店より発行の御本ですね。
 
 《THE TRUE MONSTERS STORY》と
 あるのは、副題ではなく、英題名のようです。凝ってますね。

 舞台は明治。
 写真館を廃業した《のっぺら坊》くんが、主人公。
 のっぺら坊くん、《くもはち》と名乗る奇妙な御仁に
 仕事を依頼されました。
 怪談の挿絵を描きませんか?
 そこからが、あやしのものがたりの、はじまりはじまり――

 例によって例の如く、
 あの!文豪氏がまたも顔を出しておられます。
 かの著名なる学者さまも、
 あんなおひと、こんなおひとも、
 くもはち氏の俎上の鯉にされてしまう始末。
 ばったばったと、包丁捌きは華麗です。
 なんと、ミステリ好きなら愛して止まぬあの御方までも…!
 

 はい、ストップ。
 ここまででございます。
 この先はもう御自分で読んでいただくしかありませんね。
 この面白さを、私ごときに解き明かさせてはなりません。
 本屋さんへ、図書館へ、
 走っていって探し当て、
 くもはち氏とのっぺら坊氏の活躍に
 胸躍らせようではありませんか。

「ひょうしのえ、ちびっと、こわいけど、
 これ、かわいいおはなしだから、いいでス」

 表紙のデザイン、シブキモ可愛い、って感じですね。
 本の内容に負けぬ、変化球(魔球?)のテイスト。
 
「テディちゃ、つづき、よみたいでスよゥ」

 ほんとに!
 続編とか、出てるかな?
 ぜひ『その後』を読みたいです!
 
 

 
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テディちゃと《てでぃ~きゃんぷ》!

2007-06-27 23:17:09 | その他
   (♪ずんちゃ♪ずんちゃっちゃっ♪)
「ここはどこでスか~?
 そうゥ!
 ここは、てでぃちゃず『てでぃ~きゃんんぷゥ』!」
                     (きゃんぷゥ~)
「だいじょうぶでス~ゥ、あきらめないでェ!」
                     (めな~いッ)
 
 ちょ、ちょっとテディちゃ、何してるのっ???
 キャンプって何のこと??
 これ何の騒ぎ??? 

「あきらめなければ、きっとォ~!
 きっと、かわゆいテディぐっずとォ
 おみせでであえる、のでスよォ~!」

 はあ?!

「ちぇぶら~しかァ!
 りらっくま~ァ!
 だいすきな、てでぃべあぐっずにィ、
 あえるゥ、あえるゥ、あえるゥ、あえる~ゥ!」
                    (あえる~ゥ)
「おみせにィ、いってェ~」
                    (いってェ~)
「おきにいりのォ、てでぃぐっずをみつけたらァ~!」
                    (みつけたらぁ~)
「おさいふ、かくに~んン!」
                    (かくに~んン)
「れじへェ、ごォ~、でスゥ~」
                    (れじへ~)
「ふっきんにィ、ちからをこめてェ~」
                    (ふっき~ん)
「これくださ~いッ!」
                    (これくださ~いッ)
「きれいにィ、つつんでもらってぇ~」
                    (きれいにぃ~)
「おつりをォ、ちゃァんとォ、たしかめたらァ~」
                    (たら~)
「びくとォりィ~ッ!!」
                    (びくとりィ~!)
「みっしょんン、こんぷりィ~ッ!!」
                    (お~!)

  

   ……もうこれフォローのしようがないわ……。
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きゅわきゅわ、と今日も鳴家が。

2007-06-27 20:55:33 | ブックス
 本好き、時代物好きのお方にはもはや説明不要でしょうが、
 本日ご紹介いたしますのは、


       ―― ちんぷんかん ――

 
 畠中恵さんの人気シリーズ、ですね。
 第一作『しゃばけ』から数えて第六作目になります
 (番外編?の絵本も含めると七作目なのですが)。

「きゅぽっぴッるス。きゃぷぷースゥ」

 …あのね、テディちゃ、それは物真似にもなってませんてば。

「ちぇッ、ばれたでスか」

 えッ? 鳴家に化けてたつもりだったの?
 ……いけない、深く掘り下げちゃいけないわ。
 ここは、聞かなかったことにしよう。
 えへん、おほん、
 今回も長崎屋さんの妖さんたち、期待通りの活躍です。

 思い起こせば、私、第一作の『しゃばけ』から
 ずーっと読んでおりますけど、
 『しゃばけ』以前と以降では世の《妖》に対するイメージが
 大きく変容したのではないかと考察いたします。
 ほんわか系、というべき新ジャンルを確立した、ような。
 それ以前にもファンタジーっぽい時代小説が
 全く無かった訳ではありませんが、
 鳴家のような、ストレートに万人から
 愛される妖キャラはおりませんでした。
 水木マンガや、京極夏彦さん操る魑魅魍魎とは
 大いに趣が異なるのが、畠中さん描く妖さんたち。

 『しゃばけ』を読んだ人は、家の軋み音を耳にして、
 ああ鳴家だと微笑みます。
 ラップ現象だ!スティーブン・キングの幽霊屋敷だ!
 とは思いませんのです。
 この影響力って、すごいものです。

「ぎゅるるふーッス。ぱぴスぴー」

 ……どうやらまた邪魔が入りそうですね。

 でも、もうひとつ。

 本を購入した方々はとうに御存知でしょう。
 一連の『しゃばけ』本、外カバーをはずすと……
 そこにはまた別の、
 
  (にやり)

 が待っています。
 
 皆さま、チェックをお忘れにならぬよう。

「くぱぴほほー、でスよッ!」
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旅への、一歩。

2007-06-26 23:35:59 | 
「わァ、たすけてでスゥ~、おぼれるでスよォ」

 大袈裟ですね。
 旅行パンフレットの一冊や二冊や三冊や四冊で。

「ちりつも、でスよゥ。おもたいでスよゥ~」

 それはそうね。
 京都行きたい!
 旅パンフを!
 と、代理店さんで貰いまくったのはいいけれど、
 持ち帰る時はちょっとヘヴィでござった。
 ふぅ。

「またネーさ、きょーとのでーたあつめ、でスか」

 夏季の京都旅行についての情報収集です。
 いやー、面白いこと、これが。
 『大文字五山送り火が見える宿をご案内』とか、
 屋上からは送り火のどの字が見えるか見えないか、
 そんなこともホテルごとに
 記号で細かく表記されていたりするのね。
 なるほど~、と感心です。
 京都観光協会さん、やるもんですね。

「でもでも、ネーさ、これはァ?
 なんか、ちがうのが、いっこ、ここにあるでスよぅ?」

 違うの?
 ああ、『倉敷へ。宮島へ。』のパンフのことですね。
 
「へんでスよォ!
 きょーと、じゃないでスよぅ!」

 いつか倉敷へも行ってみたいなあ、と思って。
 倉敷には大原美術館があるわ!
 街並もとてもきれいだという噂だしね♪

「……ネーさのやぼう、はてなし、でスねェ……」


 
 

 
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