テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 遡り、遡り、また遡る ~

2024-01-31 22:08:00 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あわわッ? さらばァ、いちがつゥ~??」

「がるる!ぐるっ!」(←訳:虎です!早いっ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 気付けば明日はもう2月……!

 時間の流れが速過ぎるわ!と焦りながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの文庫作品を、どうぞ~♪

  

 

 

           ―― 先祖探偵 ――

 

 

 著者は新川帆立(しんかわ・ほたて)さん、

 単行本は2022年に、文庫版は2023年11月に発行されました。

 さて、貴方の御先祖さまは、何者ですか?

 

「ふァいッ! くまァでス!」

「ぐるる~!」(←訳:虎だよ~!)

 

 クマやトラならともかく、

 人間の場合、この問答はちょいと厄介なことになります。

 私のご先祖さま? 人間よ。

 という答えでは、まず納得してもらえません。

 

 父は誰それ。母は誰それ。

 それぞれ、どこそこの市町村の生まれで。

 それから、えーと、親の親は、そのまた親は、もっと親は……。

 

「ううゥ、きりがないィでス!」

「がるるるぐるるるるがる~!」(←訳:だんだんアヤフヤになる~!)

 

 父母の履歴くらいなら、まあなんとか解るけれども、

 祖父母の若い頃は? 曽祖父母の少年時代は? ……さっぱり。

 

 つまり私たちは知らないのです。

 私たちの《先祖》が何者であったのかを。

 

 邑楽風子(おうら・ふうこ)さんが

 『先祖探偵』を名乗るのは、

 そこに着目してのことでしょうか。

 

「かのじょにィたのめばァ、だいじょうぶゥ!」

「ぐるるるるがるるるる!」(←訳:探し出してくれるんだ!)

 

 東京の、谷中銀座。

 住宅地の奥の、二階建てビルの二階に事務所を構えて、

 邑楽さんが探すのは、

 依頼人さんの御先祖さまたちです。

 

 来月111歳になる曽祖父は、どこにいる?

 私の祖先が武田信玄公の側近だと立証してくれ!

 夏休みの課題で、ご先祖さまを追跡したいんです!

 

「……いろいろォ、でスねェ~…」

「がるるるるぐるるる?」(←訳:見つかるといいけど?)

 

 御先祖さまを、知る。

 

 邑楽さんが用いる方法は、ごく簡単です。

 区役所や市役所などに行って、戸籍謄本を取れば、

 基礎的な情報が判明する。

 そこに、その土地の歴史博物館などに収蔵されている地誌や、

 菩提寺に残る人別帳、言い伝え、噂話、

 取得情報のすべてを突き合わせてみれば、

 会ったことのない曽祖父さんも、その祖父母も、

 もう他人じゃありません。

 

 しかし……

 

 なぜ、御先祖さまを知りたいのか。

 

 今まで、知らなくったって、別に問題もなくやってきたのに。

 なぜ、敢えていま、知りたいのか。

 

 知りたい!と依頼人さんが思い立った背景には、

 何か、複雑な事情がある?

 

 そして、邑楽さんが御先祖探しにこだわるのも、

 邑楽さんなりの事情が……?

 

「むむむゥ! そこまでッ!」

「ぐるるるがる~!」(←訳:ネタバレ厳禁~!)

 

 御先祖さまを知ることで、

 何かが変わる。

 

 5篇の短編作品から成る邑楽風子さんの探偵譚と、

 巻末には著者・新川さんと辻堂ゆめさんの

 特別対談も収録されています。

 ミステリ好きな活字マニアさん、

 歴史好きな方々も、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

 

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~ 春の眺めは、和魂洋装 ~

2024-01-30 22:08:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あうゥ? さくらァ~さいちゃうゥ??」

「がるる!ぐる~!」(←訳:虎です!早い~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 静岡県・熱海の糸川遊歩道では、早咲き日本一!だという

 《あたみ桜》が見頃を迎えているとか。

 早咲きのサクラってどんな香りかしら?と想像しつつ、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 《擬洋風建築》のひみつ ――

 

 

 著者は擬洋風建築のひみつ研究会の皆さん、

 2023年11月に発行されました。

 『見かた・楽しみかたがわかる本』と副題が付されています。

 『擬洋風建築』は『ぎようふうけんちく』とお読みくださいね。

 

「むむッ! ぽいんとォはァ~…」

「ぐるる!」(←訳:擬だね!)

 

 江戸から明治へ。

 激動する時代の只中で、

 日本の建築界では或る”動き“が起こりつつありました。

 

 和魂洋才ならぬ、和魂洋装、とでも申しましょうか。

 外側のルックスは……和風、とは言い難く、

 尖がった塔や、

 飾りのついたバルコニーがくっついていて、

 たぶん西洋の建築、なのだろうけど、

 それにしては……屋根瓦は、まんま日本だし?

 漆喰壁も、やっぱり日本っぽいし?

 

「ぷふふッ♫」

「がるぐーるるがる!」(←訳:和洋ハーフな建物!)

 

 明治の日本に、筍さながらの勢いで

 わらわらと誕生する和魂洋装な建物たち。

 

 この御本では、

 日本各地に現在も残る《擬洋風建築》を例に、

 その歴史を辿りながら、

 《擬洋風建築》のルーツを探し求めてゆきます。

 

「ほほゥ? とうざいィなんぼくゥ~!」

「ぐるるがるるる!」(←訳:全国にあるんだ!)

 

 ええ、その点は驚くほどですね。

 北海道から東北、関東、中部、近畿に、中国・四国、九州……

 全国にまんべんなく《擬洋風建築》が残っているということは、

 見様見真似で西欧風建築に挑み、

 やがて独自の洋風建築技術をモノにしていった日本の大工さんの、

 観察力と研究、技術が優れていたのか、

 相性が良かったのか……

 

 北海道の豊平館(ほうへいかん)、

 福島の旧福島県尋常中学校本館、

 長野県の旧中込学校、

 奈良県の宝山寺獅子閣、

 鳥取の興雲閣(こううんかく)、

 熊本の熊本洋学校教師ジェーンズ邸など、

 すばらしい和洋ハーフな建築の写真が

 本文で紹介&解説されています。

 

 中でも、私ネーさのおすすめは、

 旧東京医学校本館!

 

「あはァ! とうきょうのォ、ようふうゥけんちくゥ!」

「がるるぐるるぅ~!」(←訳:小石川ですよぅ~!)

 

 もう随分と前のことになりますが、

 小石川植物園の園内をテクテクと歩いていて、

 林の中の道から

 芝生が広がる明るい場所に出たら。

 

 芝の緑と池の向こうに、

 赤と白の壁の洋館が。

 

「ふわわわァ~…♫」

「ぐるるるがる!」(←訳:アリスの気分!)

 

 一瞬、時を超えて不思議の国に迷い込んだような心地になる、

 幻想的な体験でした。

 

 現在、旧東京医学校本館は重要文化財となっており、

 一般への公開はされていません。

 が、遠くからでも眺める価値あり!な建物ですので、

 小石川植物園にお出かけした際は

 見逃さないでくださいね。

 

 といった次第で、

 建築マニアさんに、

 近代史好きな活字マニアさんにもおすすめの

 《擬洋風建築》入門書、

 アート散歩すきな御方も、

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪

 

 

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~ 夜明けを願って ~

2024-01-29 22:08:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 やたッ! はつでんッふッかつゥ~!!」

「がるる!ぐるる~!」(←訳:虎です!いいぞ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 月面着陸した探査機SLIMくんの太陽電池パネルが稼働、

 鉱物観測を実施!ってなんて嬉しいニュースでしょう。

 これでSORA-Qくんが元気だったら最高だわ!!

 と、そわそわしながらの読書タイムは、

 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 悲劇の世界遺産 ――

 

 

 著者は井出明(いで・あきら)さん、

 2021年5月に発行されました。

 『ダークツーリズムから見た世界』と副題が付されています。

 

 《世界遺産》といえば、

 私たちがイメージするのは、

 “世界に誇れる場所”ですね。

 京都や奈良の立派な御寺社さんや、

 その土地ならではの美しい景色、風物……。

 

「でもォ、じつはァ~…」

「ぐるるるがるる?」(←訳:正反対のものも?)

 

 光があれば影が落ちるように、

 ダークな面を抱えた《世界遺産》がある、と

 著者・井出さんは指摘します。

 

 いちばん分かりやすい例は、

 ポーランドのアウシュヴィッツ、でしょうか……。

 

「ううゥ、つらいィ~…」

「がるるぐるるるがるるる……」(←訳:話題にするのもつらいよ……)

 

 戦争をはじめとする、人間の社会が生み出した闇。

 或いは、災害など、自然がもたらした難事。

 

 つらくて悲しいけれど、

 思い出したくもないけれど、

 そういった“負の記憶“も、

 《世界遺産》と考えるべきではないか。

 

「わすれちゃァだめェ、なのでス……!」

「ぐるがるるるる!」(←訳:考え続けないと!)

 

 井出さんはこの御本で

 世界各地のさまざまな”負の遺産“を取り上げていますが、

 私ネーさが溜め息させられたのは、

 地中海に浮かぶマルタ島の

 日本兵のための慰霊碑でした。

 

 第一次世界大戦に於いて、

 連合国側(英国、フランス、ロシア)に与していた日本は、

 英国からの求めに応じ、

 海軍を地中海へと派遣します。

 

 結果として日本海軍は大活躍を遂げ、

 英国の勝利に大貢献することになったものの、

 戦死者は59名を数えました。

 

 彼らは現在もマルタの共同墓地で篤く弔われている、

 と、本文94ページに記されていて……

 いや、でも、これは、切ないですね、

 地中海と日本ではあまりにも離れていて、

 かくも遠い地で安らかに眠れるのだろうか、

 などと考えてしまいます。

 そもそも、戦争なんてものがなければ、

 そんなところに行く必要もなかったのに……。

 

「だからァ、もうゥ~」

「がるるるるる!」(←訳:増やしません!)

 

 ダークな《世界遺産》を

 これ以上増やさないために、

 新たに生み出さないために。

 

 《世界遺産》の意義を、

 観光することの意味を、

 あらためて考えさせられる新書作品です。

 歴史好きな活字マニアさんは、

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

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~ 化石が、キラキラ ~

2024-01-28 22:08:30 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こうちゃァろんそうゥ、ぼっぱつちゅうゥ??」

「がるる!ぐるるるがるるる?」(←訳:虎です!英国式か米国式か?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大使さんや一般市民さん、学者さんたちが

 《完璧な紅茶の淹れ方》をめぐって大論争!

 半分冗談半分本気の激論がどこへどう着地するのか、

 楽しみにしながら、さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― ときめく化石図鑑 ――

 

 

 文章は土屋香(つちや・かおり)さん、

 監修は土屋健(つちや・けん)さん、

 2016年5月に発行されました。

 

 石に閉じ込められた生命の痕跡――

 化石、と聞いて私たちが思い浮かべるのは、

 博物館の大型展示室を占領する

 ティラノサウルスレックスの全身骨格展示でしょうか。

 或いは、

 大理石の壁に泳ぐアンモナイトの断面図でしょうか。

 

「どッちもォ、いいなァ~」

「ぐっるるがる!」(←訳:どっちも素敵!)

 

 この御本で紹介されているのは、

 どちらかというと、

 ティラノサウルスよりもアンモナイト寄り、のようです。

 

 冒頭の『はじめに』から始まって、

 本文は

 ①『化石の記憶』

 ②『化石標本室』

 ③『化石を求めて』

 ④『化石の世界』

 と4つのパートに分かれていますが、

 登場する化石たちは、

 

 先カンブリア時代の藻の化石『ストロマトライト』、

 カンブリア紀最強の捕食者『アノマロカリス』、

 中生代の『マエネセラス』(アンモナイトの祖先)、

 デボン紀の『レプタエナ』……

 

「わわわッ! これェなにィでスかッ??」

「がるるぐるるる??」(←訳:まるでスライム??)

 

 そうなのよね、

 『レプタイナ』くんって、

 カンブリア紀に出現した二枚貝に似た形の生物で、

 台形を逆さまにしたような幅広い殻を持つ

 腕足動物なんです。

 これが化石になっちゃうと、

 素人の眼には、しわしわのスライムを石化したモノとしか……ぷふ、

 いえ、笑ってませんよ、笑ってませんとも。

 

「むふふふゥ!」

「ぐるるっ!」

 

 植物の化石も取り上げられていますよ。

 石炭紀のシダ植物『レピドデンドロン』、

 『ハウチワカエデ』は栃木県那須塩原市から産出した

 約30万年前の植物化石。

 

「にほんにもォ、かせきィ!」

「がるるぐるるぅる??」(←訳:意外に採れちゃう??)

 

 化石という物体の本質を知らない”昔の日本人“は、

 石の表面や断面に浮かび出る貝殻や葉の図像を

 いったい何だと考えていたのか。

 

 答えは、本文12ページ

 『江戸時代の人から見た化石』にあります。

 

 『アンモナイト』は石化したヘビ?

 『メガロドン』の歯は、『天狗爪石』?

 

「ほおおォ、なァるほどゥ!」

「ぐるるがるぅ~♫」(←訳:天狗の爪かぁ~♫)

 

 化石から生まれる伝説、

 伝説に紐づけされる化石。

 

 出版年は2016年ですから、

 もう8年ほど前になりますけれど、

 化石って恐竜以外にもこんなにたくさんの種類が!と

 素直に感嘆驚嘆できる貴重な一冊は、

 化石好き、鉱石好きな方々におすすめですよ。

 現在は入手困難になっていると思われますので、

 図書館や古書店さんで、ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

 

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~ 麗しの《和紙》 ~

2024-01-27 22:08:30 | ミュゼ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 おッ! さいているのでスよゥ」

「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!あでやか紅梅!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 遠くからでも、パッと目に入ってくる紅梅の花の色……

 気温は低いけれど春近し!と実感しながら、

 さあ、読書……をまたもサボって、

 本日は、こちらの展覧会情報を、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― HAIBARA Art & Design ――

 

 

 東京・三鷹市の三鷹市美術ギャラリーにて、

 会期は2023年12月16日~2024年2月25日

 (月曜休館、ただし1/8と2/12は開館し、1/9と2/13は休館)、

 『Washi Paper and Japanese aesthetic』と英語副題が、

 『和紙がおりなす日本の美』と日本語副題が付されています。

 

 日本橋の老舗『榛原(はいばら)』さんが製作・販売する

 《和紙》をテーマとする展覧会ですよ。

 

「かわいいィ~ちよがみィ!」

「ぐるがるっる!」(←訳:赤がキリッと!)

  

 創業が文化三年(1806年)という『榛原』さんが創り出すのは、

 高品質の熱海製雁皮紙や、

 千代紙・書簡箋、・熨斗(のし)といった

 小間紙(こまがみ)と呼ばれる装飾用の加工紙などの《和紙》製品。

 

 上品な光沢があり、丈夫な雁皮紙は、

 江戸の数奇者たちに愛用され、

 明治の時代になると

 木版刷りのカラフルな和紙製品は

 国内外の博覧会で受賞し、いっそう評判を高めました。

 

「むッ? これはァ~…」

「がるるるる!」(←訳:巴水さんだ!)

  

 ↑こちらの画像の、団扇に使われている木版画は

 川瀬巴水さんによるものです。

 題名は、『雨の奥多摩』。

 

 この展覧会では、

 河鍋暁斎さん、川端玉章さん、竹久夢二さん他、

 明治~昭和初期の人気画家さんたちが手掛けた

 千代紙、団扇絵、絵封筒、絵半切(便箋)

 などが展示されます。

 

 なお、

 会期は12月16日~1月21日が前期、

 1月23日~2月25日が後期となっていて、

 会期中、一部展示替えが予定されています。

 新春にふさわしい《宝船》をデザインしたぽち袋をはじめ、

 可愛いぽち袋コレクションは後期に出展されますよ。

 

「もよりのォえきはァ~」

「ぐるがるるぐる!」(←訳:JR三鷹駅です!)

 

 版画好きな方々、

 千代紙マニアさんは、

 ぜひ、お出掛けしてみてくださいな♪

 

 

 

   では、ここで美味し~いオマケ画像も!

   

   「うむゥ! おやつのォけはいィ!」

   「がるるぐる!」(←訳:これはあの!)

   

   はい! 東京都日野市のフランス菓子店

   『パティスリー ド シェフ フジウ』さんの焼き菓子ですよ。

   クラシカルな仏菓子は、どっしり重量感あり!

   「ほふふゥ! おいしィ~!」

   「ぐるーがっるる!」(←訳:バターたっぷり!)

   熱々のミルクティーと相性良さそうなお菓子です。

   おいしいオヤツでパワーをチャージ、免疫力を高めて、

   皆さま、どうか穏やか&健やかな休日を♪

   

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~ 2024・多摩エリアでチョコレート探し(その1)~

2024-01-26 22:08:10 | ショコラ

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 きょうはァ~さぼりィ~まスゥ!」

「がるる!ぐぅっるがるるる~!」(←訳:虎です!ちょっとお出掛け~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 バレンタインデーが近付き、百貨店やショッピングセンターでは

 チョコレート関連のイベントが始まりました。

 そこで私ネーさも!読書をサボって、

 チョコレートハンティングに出発してみましたよ~♪

  

 先ずは、↑こちら!

 伊勢丹立川店7階の《ショコラモード2024》へ。

  

  

  

  

「ふわァ~♫ めうつりィ~しちゃうのでス!」

「ぐるるがるるるっるぅ!」(←訳:どれもスタイリッシュ!)

 

 『ショコラ・ド・アッシュ』さん、『ブルガリ』さん、『バビ』さん、

 『ジャン=ポール・エヴァン』さん、『レオニダス』さん他、

 人気ショップさんのブースが並んでいます。

 

 けれど、1月30日からは、出店ショップさんの数が増え、

 レストスペースも開設される予定なので、

 今日1月26日現在は“小手調べ“というか、

 “序章“状態ですね。

 

「のどかァ~なのでス!」

「がるぐるがぅるるるる!」(←訳:まだ本気じゃないのだ!)

 

 そこで、立川駅南口側の商業ビル

 グランデュオ立川さんのイベント

 《グランデュオ バレンタイン セレクション》へ!

  

  

「おッ! ぱんちゃんッ!」

「ぐるるるーるるがる!」(←訳:バウムクーヘンだね!)

 

 実は、流行のスイーツを押さえている、という点では、

 グランデュオさんの方が上手を行っているかもしれません。

 このところ帰省のおみやげとしてヒットしている

 キュート系バウムクーヘンが多数販売されていますし、

 何より注目すべきは――

  

 御覧ください、

 クッキー缶のこの品揃え!

 

「きゃほうゥ!」

「がるる~!」(←訳:欲しい~!)

  

  

 『KEITA MARUYAMA』さんに、『シェ・シバタ』さん、

 『アディクト オ シュクル』さん、『メゾン・ド・ミエル』さん、

 『アルブル菓子店』さん……

 特に、↓こちらの

 『洋菓子のプルミエール』さんのクッキー缶は美しい~!

  

  

  

   

 もちろん、↓こちらのような紙の箱のクッキーやチョコレートも絶賛販売中です。

  

 もうひとつ、面白かったのは、↓こちら。

  

 『焼き菓子マルシェ』というコーナーがあって、

 お値段は1袋¥238、

 パルミエ(パイ)、マドレーヌ、クッキー、フィナンシェなどから

 5袋を選んで買う場合は¥1.080になります。

 焼き菓子好きさんにとっては天国ですね。

 

 なお、グランデュオではイベントの場所が、

 1階の第1会場と、

 2階の第2会場に分かれています。

 クッキー缶は第2会場での取扱いとなりますので

 ご注意くださいね。

 詳細はグランデュオ立川さんのHP、

 もしくは会場で配布されているパンフレットをご参照くださいな。

 

「ふううゥ! いそがしィ~!」

「ぐるがるる!」(←訳:足が棒です!)

 

 大忙しの多摩エリアチョコレート探し、

 お店さんが本気になる2月1日以降に

 (その2)をお送りしたいと思っています。

 では、皆さまも楽しいチョコレートハンティングを!♪

  

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~ ちっちゃな《猪口》劇場 ~

2024-01-25 22:08:10 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぶるぶるぶるゥ! こごえちゃうゥ~!」

「がるる!ぐるがるる~?」(←訳:虎です!春はどこだ~?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 ここ東京・八王子では、-6℃。

 南極越冬隊さんの装備一式が欲しくなる朝でした……

 今季最強寒波が早いところ去ってくれるよう願いつつ、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― そば猪口の文様 絵解き事典 ――

 

 

 著者は飯田義之(いいだ・よしゆき)さん、

 岸間健貪(きしま・けんどん)さん、

 2023年12月に発行されました。

 『江戸の《粋》・絵柄の《謎》がわかる』と副題が付されています。

 

 つるるっと、お蕎麦をいただく。

 現代ではごく当たり前の『そば食』は、

 江戸時代中期に一般化し、

 『ちょこ』あるいは『ちょく』と呼ばれる

 『そば食』に適した雑器も

 ともに普及してゆきました。

 

 17世紀には、筒状の猪口や、

 口径が少し大きめの朝顔形の猪口が作られるようになり、

 最大の生産量を記録したのは

 18世紀前半のことだったといいます。

 

「とってもォ~かじゅあるゥ!」

「ぐるるるるがるるる!」(←訳:小さいのがいいよね!)

 

 口径5~8㎝ほど、

 小ぶりで、おそば以外の料理にも応用できて、

 使い勝手のよいそば猪口は、

 骨董品屋さんやアンティークマーケットで

 手軽に買える“雑器“のひとつ。

 

 ところが、近年は人気急上昇。

 器に描かれた絵柄=文様が、美しい、面白い!

 と見做され、

 良質な猪口は入手困難となって、

 コレクターアイテム化しているんです。

 

「きもちはァ、わきゃりまスゥ!」

「がるるぐるがるる!」(←訳:可愛い骨董だよね!)

 

 この御本では、おもに

 17世紀~19世紀に製作された猪口が紹介され、

 それぞれの器の絵柄の意味、時代背景などが

 詳しく解説されています。

 

 歌舞伎の名家の家紋や、

 演目を象徴する事物、

 人気役者さんが好んだことで知られる意匠、

 季節の絵柄、

 伝統の文様をアレンジしたもの、

 名作文学に縁ある文様、

 中には、幸運を招くキャラクターも?

 

「あはァ! うさぎィ!」

「ぐるるがるぐるる?」(←訳:有名なアレですか?)

 

 本文76~78ページに掲載されているのは、

 謡曲『竹生島』の《波兎》文様。

 筆で描かれたウサギ像は、

 どことなく国宝『鳥獣戯画絵巻』のウサギさんを

 彷彿とさせます。

 

 私ネーさは《蛸唐草(たこからくさ)》文様が

 大好きなんですけど、

 ふふふ、本文120~123ページに、ありましたよ。

 いやあ、カワイイ!

 渦巻く唐草文の愛らしさがビシバシ伝わってきます。

 

 他には、龍の文様、鳳凰の文様、流水、

 南蛮人さんに紅毛人さん、唐子ちゃん、

 神社・鳥居・注連縄や、竹、花、野菜……

 

「そんなにィたくさんッ?」

「がるるるぐるがる!」(←訳:なんでもアリかも!)

 

 手のひらサイズの、小さな骨董器。

 

 写真に見入り、

 解説文にも読みふけってしまう

 そば猪口事典、

 近代史好きな活字マニアさんには

 激おすすめですよ。

 アンティーク好きです!

 これから買い集めてみたいんです!という方々は、

 知識を深めるためにも、

 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪

 

 

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~ 石のことのは ~

2024-01-24 22:08:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 じゅしょうしきィ~たのしみィでスよゥ!」

「がるる!ぐるるがるるー!」(←訳:虎です!栄光のノミニー!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 『ゴジラ-1.0』『君たちはどう生きるか』『PERFECT DAYS』

 と3つの作品が第96回アカデミー賞にノミネート!

 『ゴジラ』はモノクロ版も全米で期間限定公開されるそうで、

 いやー嬉しい限りですね。

 では、ウキウキしながらの本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 手づくり雑貨 ゆうつづ堂 ――

 

 

 著者は植原翠(うえはら・すい)さん、

 2020年9月に発行されました。

 『ゆうつづ』を漢字で書くと『夕星』……

 夕方、西の空に輝く『宵の明星』、つまり金星のことですね。

 ゆうづつ、と読む場合もあるそうです。

 

 そんな“星の名前“を雑貨店の看板に掲げているのは、

 夏凪叶子(なつなぎ・かなこ)さん。

 

 そして、叶子さんのお孫さんの、

 夏凪詩乃(なつなぎ・しの)さんも、

 或る大きな会社の商品企画部で

 雑貨を企画するお仕事に携わっているんですけど。

 

「うきゃッ、やッちゃッたでス!」

「ぐるるるるぅ~…」(←訳:どうしようぅ~…)

 

 不運体質。

 

 と、詩乃さんは自分を分析しています。

 

 今朝も、目が覚めた時はもう遅刻確定の時間になっていて、

 髪をまとめようとすればヘアゴムは切れ、

 息を切らして駅につけば電車は遅延しているし、

 会社に着いたら着いたで

 商品開発部は会議室で緊急会議中、

 会議室のドアを開ければ部長の叱声が飛んできて。

 

「うゥ~むゥ、それはァ~」

「がるるぐーる!」(←訳:暗黒のループ!)

 

 しかも詩乃さん、

 部長の叱声や同僚の冷たい態度にショックを受けて、

 書いてしまったんです。

 

 辞表を。

 

「あわわわわわッ?」

「ぐるぅるぅっ!」(←訳:ありゃりゃっ!)

 

 勢いで辞職……

 詩乃さんもね、ちょっと後悔しないでもなかったのですが、

 いえ、考えれば考えるほど、

 もう限界だった、という思いが強くなってきました。

 今後もあの場所に居続けるのは到底無理だ、と。

 

 では、“これから“をどうするか。

 

 迷える詩乃さんの脳裏に、

 色鮮やかに浮かぶのは、

 お祖母ちゃんの声と、笑顔と、雑貨店。

 

「たずねてェみましょうゥ!」

「がるるるぅ~る!」(←訳:おばあちゃ~ん!)

 

 ず~っと忘れたことはなかったものの、

 祖母の雑貨店を実際に訪ねるのは、なんと18年ぶり。

 

 子どもの頃の素直な思い、感情に立ち返って、

 詩乃さんは確信します。

 自分の原点は、ここだった――

 

「いッぽォ、ぜんしんッ!」

「ぐるるるがるるる?」(←訳:二歩目はどうする?)

 

 お祖母ちゃんとの嬉しい再会も束の間、

 詩乃さんの不運体質がまたも活性化?

 雑貨店の未来に、暗雲が?

 

 ネタバレになってしまうので

 これ以上のお喋りは出来ませんが、

 ゆる~くのんびりしたテンポのファンタジックな物語は、

 雑貨好きな方々に、

 刺激が強過ぎるエンタ作品には疲れちゃったわ~

 という活字マニアさんにおすすめですよ。

 ぜひ、一読してみてくださいね~♪

 

 

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~ 入魂の甲冑Photo! ~

2024-01-23 22:08:10 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 かゆかゆゆゥ~いィでスゥ!」

「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!シバシバする~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 眼が痒くてシバシバして、と早くも花粉の飛散を実感しております。

 とりあえずドラッグストアで目薬を入手したら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― 世界の美しい甲冑解剖図鑑 ――

 

 

 著者はドナルド・J・ラロッカさん、

 原著は2017年に、日本語版は2023年10月に発行されました。

 英語原題は『HOW TO READ EUROPEAN ARMOR』、

 メトロポリタン美術館が所蔵する5000点以上の西洋甲冑の中から

 資料性が高い甲冑が紹介&解説されています。

 

「むむむむッ! しゃしんがァ、すごォ~いィ!」

「ぐるるがるるる!」(←訳:なんてクリアな!)

 

 メトロポリタン美術館――

 米国が世界に誇る巨大ミュージアムには、

 美術品専用の素晴らしい撮影スタジオがある、

 と聞いたことがありますが、

 まさにそのスタジオの撮影技術の成果でしょうか、

 表紙はもとより、

 本文部分に収録されている写真に圧倒されます……!

 

 金属が描く絶妙な曲面と曲線、

 その表面に打ち出された装飾文様、

 窪みに残るわずかな傷、

 或いは、

 修復しようのない錆や、

 赤茶の変色……

 

 リアルすぎる凄味に、

 解説文がなかなかアタマに入って来ないほどの

 “一見の価値ある“写真、ですね。

 

「ほんものォ、でスからァ~!」

「がるるぐる!」(←訳:凄味も当然!)

 

 先日ご紹介しました

 『ファンタジーのための中世ヨーロッパへの誘い』では、

 中世の人々の暮らしや文化、風習などが解説されていました。

 この御本に掲載されているのは、

 巻頭部分では紀元前の兜等の写真もありますが、

 中心となっているのは、

 騎士や兵士が実際に着用した本物の甲冑です。

 

 時代は、中世から17世紀にかけて。

 機能性と様式美が頂点を極めたのが、

 ちょうどその時代なのだそうですよ。

 

「うぐぐゥ、ふくざつゥ!」

「ぐるるるるる~!」(←訳:着こなせない~!)

 

 御本の表紙に採用されているのは、

 1534~40年頃にドイツで製作された全身用アーマー。

 全身用になると、重さは25㎏……

 これに人間と武具を加えると、軽く100㎏を超えるわね。

 いえ、人間だけじゃありません、

 本文76~79ページには

 お馬さんが着ける『馬鎧』も載ってます。

 こちらは、鞍も含めて、総重量42㎏……!

 

 ……ちょっとこれ、

 お馬さんも人間も、大丈夫じゃない感じだけど。

 

「うごけないィ~?」

「がるるる~?」(←訳:闘えない~?)

 

 一流の設計技術者さん職人さんが造り上げた

 芸術品に等しいアーマー――鋼の昇華。

 

 凛々しく、美しく、

 しかし、

 現実と乖離していった騎士道の名残り……

 というのは言い過ぎかもしれませんが、

 あまりに非人間的な事物は

 然るべき時点で途絶えてしまうものなのかも、

 とさえ思ったりします。

 

 おっと、悲観的になってはいけませんね。

 鎧ってどういうパーツから構成されてるんだ?

 どうやって着るんだ?

 とお悩みのファンタジー好きさんには

 うってつけの一冊ですよ。

 ヘンリー8世など有名王族の甲冑も取り上げられていますので、

 中世史好きな活字マニアさん、

 アート好きな方々も、

 ぜひ、メト入魂のお写真を御覧あれ~♪

 

 

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~ お気に入りを探す100! ~

2024-01-22 22:08:20 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ゆきのはらをォ~ぜんりょくゥしっそうゥ!」

「がるる!ぐるるるがる~!」(←訳:虎です!ヒグマの咆哮~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 『ゴールデンカムイ』や『ゴジラ-1.0(モノクロ版)』、

 『PERFECT DAYS』など、冬の映画館は営業順調!のようですね。

 そこで本日の読書タイムは、

 映画をテーマにしたこちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 日本映画の再発見 ――

 

 

 著者は立花珠樹(たちばな・たまき)さん、

 2022年8月に発行されました。

 『観れば納得の100本』と副題が付されています。

 

「きぶんはァ~えいがかんッ!」

「ぐっるるーるがるるる!」(←訳:ポップコーンください!)

 

 著者・立花さんが2020年2月から22年の1月にかけ、

 『あのころ、映画があった―再発見!日本映画』

 というタイトルで執筆・発表したコラムをもとに

 書籍化されたこの御本では、

 《50年代まで》

 《60年代》

 《70年代》

 《80年代》

 《90年代》

 《2000年代以降》

 と、年代ごとに6つのパートに分けて

 日本映画100作品が紹介されています。

 

 制作年が最も古いのは

 1932年の小津安二郎さん監督作品

 『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』。

 一方、

 いちばん新しい制作年の作品は、

 阪本順治さんが監督した

 2016年の『団地』。

 

 90年分にも届こうかという、

 日本映画の歴史から、

 立花さんが選び出した逸品の中に、

 さぁて、私たちのMY BEST!な映画はあるでしょうか……?

 

「おッ! ようじんぼうゥ、あッたでス!」

「がるるぐる!」(←訳:羅生門もね!)

 

 さすがは黒澤明さん!と思っていたら、

 まったくベクトルが異なる作品も取り上げられていますね。

 

 『昭和残侠伝 死んで貰います』(1970)

 『日本沈没』(1973)

 『時をかける少女』(1983)

 『火垂るの墓』(1988)

 

「あはァ! えすえふゥえいがッ!」

「ぐるるるがるるる~!」(←訳:アニメもあるんだ~!

 

 また、《同時代のオススメ作品》として

 50年代以前・60年代・70年代・80年代・90年代・2000年代~

 と年代ごとに分けられて、

 優れた作品がピックアップされているコーナーがあります。

 

 溝口健二さんの『雨月物語』(1953)

 本多猪四郎さんの『ゴジラ』(1954)

 成瀬巳喜男さんの『浮雲』(1955)

 岡本喜八さんの『日本のいちばん長い日』(1967)

 市川崑さんの『犬神家の一族』(1976)

 宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』(1984)

 和田誠さんの『麻雀放浪記』(1984)

 周防正行さんの『Shall weダンス?』(1996)

 是枝裕和さんの『誰も知らない』(2004)

 

「わふふゥ! どれもォいいなァ~♫」

「がっるるーるぐるるる!」(←訳:ポップコーンおかわり!)

 

 そして、映画評とはちょっと離れて、

 しかし熱く注目すべきなのは、

 立花さんによる特別原稿

 『日本映画に見る戦争の記憶』です。

 

 戦争中の日本、

 加害と被害、広島と長崎の悲劇、

 戦後の日本……

 日本映画は、

 何を描き、何を背負い、何を噛みしめ、

 20世紀を歩んできたのか――

 

「せんそうゥ、もういやでスゥ!」

「ぐっるがるる!」(←訳:ずっと平和で!)

 

 BEST100を選ぶだけに終わらず、

 映画の意義と歴史の考察へも私たちを誘う

 楽しくも硬派な一冊は、

 映画好きさんに、

 近代史好きな活字マニアさんにもおすすめです。

 本屋さんで、図書館で、

 ぜひ、探してみてくださいね~♪

 

 

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