テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

2023!新春特別企画《 砂山の影法師 》その①

2022-12-31 23:01:41 | 2023!今年も新春特別企画♪

 皆さま、お久しぶりでございます。

 年に一度のお遊び企画、

 パラレルクマワールドの冒険へ、ようこそ!

 今年の大晦日もロンドンの街に

 ザブーンザブーンと響く鐘の音を聴きながら……

 え? ザブーン? ザブーンって?

 鐘の音じゃないわ! ここどこ~っ?!?

 

「むむゥ! きたぞォ!」

「うん!ちょうど良い加減の波だ!」 

  

 ザブーン、ザブーンと波が寄せくるここは、

 はい、もちろんクマたちの国の首都・ロンドンではなく。

 鉄道に乗って南へ、南へ、とやって来た

 ケント州の海岸なのでございます。

 

 そこで名探偵テディちゃムズ、

 盟友のユキノジョン・H・ワトソン博士と

 友人の虎くんが

 何をしているのかと申しますと……

 

 ちょ、ちょっと、名探偵テディちゃムズさん!

 浜辺の砂を掘り返しているばかりで、

 カメラにお尻を向けるなんて、失礼じゃありませんか?

  

「とりこみちゅゥ、なんだよゥ!」

 

 んもう、ユキノジョン・H・ワトソン博士まで!

  

「ザクザク! ぼくも取り込み中~!」

 

「ホッホッホッ!

 まあ堪忍してやってはくれまいか。

 今は危急のときなのじゃ!」

 

 おや、その声は。

  

「皆さん、お久しゅう! お兄ちゃんじゃよ!」

 

 あら、名探偵テディちゃムズの兄、

 マイクマフト・ホームズさんじゃありませんか。

 もしや、今回の砂掘り騒ぎはマイクマフト氏が?

 

「その通り!

 わしが依頼人となり、

 行動せよテディちゃムズ!と命じたのだ!」

 

 マイクマフト氏といえば、

 “英国そのもの”とさえ呼ばれる特別公務員さんですが、

 自宅とオフィスとディオゲネスクラブ以外へは

 お出掛けしないという評判を覆して、

 こんな辺鄙な海岸で年越しをするとは、

 またいったいなぜ……?

 

「うむ! それには深~いワケがある。

 この海岸周辺に於いて

 国家の危機につながる異常事態が発生したのだ!

 ワシとしては到底捨て置けん!

 万事を解決し遂げるまでは、

 新年の御馳走をいただく気にもなれんぞ!」

 

 ははぁ、えー、そのぅ、それは……

 どうような“危機”なのでしょう?

  

「うむ! 一言でいえば、その答えは……これじゃ!」

 

 ごとり!とマイクマフト氏が取り出したのは、

 え? ガラスの空きビン、ですか……?

 

「すべてはここから始まった!」

 

 ビンが招く大事件とは、はたして……?

 

  ⦅次回へ、続く!⦆

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2022年の《BEST BOOK》を探そう!【FINAL】

2022-12-30 22:06:06 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふァいッ! ふァいなるゥ~でスよゥ!」

「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!ベストはこれだ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 2022年の《BEST BOOK》を探索する企画は、

 はい、今回が最終回!

 本年度の読書タイムを総括する【総合】ジャンルの

 《BEST BOOK》は……さあ、↓こちらを、どうぞ~♪

  

 

  ―― プロジェクト・ヘイル・メアリー 上下 ――

 

 著者はアンディ・ウィアーさん、

 原著は2021年に、日本語版は2021年12月に発行されました

 (’21年の年末刊行ですので’22年度にカウントさせてくださいね)。

 『火星の人』で世界的人気を獲得した著者・ウィアーさんが

 新たに描き出すのは……

 記憶喪失にもメゲず恒星間旅行に挑んで地球を救う!

 という超絶困難なミッションなのですけれど、

 長い旅のはてのエンディングが

 もう泣けて泣けて。

 

「わんだふるゥ~でしたでス!」

「ぐるるがるるぐる!」(←訳:最高のエンタ作品!)

 

 一方、↓こちらは……最高のホラー作品?

  

 

         ―― 本の幽霊 ――

 

 著者は西崎憲(にしざき・けん)さん、

 2022年9月に発行されました。

 作家であり、アンソロジスト、翻訳家、ミュージシャン……

 と多分野で活躍する西崎さんが幻視する

 “本にまつわる短篇小説”6作品が収録されています。

 特に、表題作品『本の幽霊』は、

 すべての書物愛好家さんが見る《夢》のよう……。

 

「ためいきィ~しましたでスよゥ!」

「がるるるぐるる~!」(←訳:怖いけど美しい~!)

 

 さあ、そして!

 《BEST》の中の《BEST》は、↓こちらに!

  

 

     ―― 彼女の思い出・逆さまの森 ――

 

 著者はJ・D・サリンジャーさん、

 2022年7月に発行されました。

 日本で独自に編まれたこの作品集には、

 本国では出版されていない作品を含む

 サリンジャーさんの小説9篇が収められています。

 とりわけ、読み手の心を奪うのは

 表題作品である『彼女の思い出』でしょうか……

 世界中があらためて

 戦争の悲劇を目の当たりにすることになった

 今年――2022年だからこそ、

 見過ごせない、読み過ごせない物語です。

 

「でんせつのォ、さッかさんッ!」

「ぐるるるがるる!」(←訳:限りない敬意を!)

 

 さて、2022年の読書タイムは、

 とりあえずここで一区切り、となりました。

 すべての書物に、作家さんに、編集者さんに、

 そして本屋さんに特大の感謝を!

 拙ブログへ御訪問くださった皆さま、

 ありがとうございます!

 

「どうかァ、らいねんもォ~!」

「がるるるぐるるがるるる~る!」(←訳:よろしくお願いいたしま~す!)

 

 次回からは、えへん、

 恒例の新春特別企画をお送りいたしますよ。

 おヒマがありましたら、

 ちょっと覗いてみてくださいね~♪

 

 

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2022年の《BEST BOOK》を探そう!【その5】

2022-12-29 22:05:53 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こんざつにィ~ごようじんッ!」

「がるる!ぐるがっるぅ~!」(←訳:虎です!帰省ラッシュ~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 空港や新幹線のホームは混雑しているようですね。

 皆々さまの良き旅を祈りつつ、

 さあ、2022年の《BEST BOOK》探し第5回は

 【国内】ジャンルから、

 まずは、↓こちらを、どうぞ~♪

  

 

        ―― 飛び立つ季節 ――

 

 著者は沢木耕太郎さん、2022年6月に発行されました。

 『旅のつばくろ』と副題が付されたこの御本は、

 地元・世田谷での真夏の小旅行をきっかけに

 近世の歴史に思いを馳せる芳醇なエッセイ作品です。

 

「とうきょうのォ~れきしィ!」

「ぐるるるがるるる!」(←訳:親近感がひしひし!)

 

 歴史の香りは、↓こちらの作品にも!

  

 

          ―― 古本食堂 ――

 

 著者は原田ひ香さん、2022年3月に発行されました。

 沢木さんの作品の主要地が郊外の世田谷なら、

 この物語の舞台は東京の中心部に位置する或る街です。

 そこは……神保町。

 活字マニア諸氏にとって

 ”聖地”でもある本の町の片隅で、

 何が起ころうとしているのか……?

 

「しょもつゥだいすきなァおかたはァ~」

「がるるぐっるる!」(←訳:読めばほっこり!)

 

 では、本つながりで、紙をテーマとする↓こちらも!

  

 

 ―― 紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪 ――

 

 著者は歌田年(うただ・とし)さん、2022年3月に発行されました。

 《紙鑑定士の事件ファイル》シリーズ第2作は、

 紙マニアさん&印刷マニアさんをニヤリ♪とさせる

 短編ミステリ3作品が収録されていますよ。

 

「ぞくへんッ、まッてるのでスゥ!」

「ぐるがるる~る!」(←訳:早く読みた~い!)

 

 ミステリ好きな方々には、↓こちらも!

  

 

       ―― 捜査線上の夕映え ――

 

 著者は有栖川有栖さん、2022年1月に発行されました。

 犯罪学者・火村英生さんと、

 アリスこと推理作家の有栖川有栖さんのおふたりが活躍する

 人気シリーズの長編作品です。

 アリスさんいわく

 《余韻が残るエモーショナルな本格ミステリ》

 に仕掛けられた“謎”とは……?

 

「きねんッ、なのでスよゥ~!」

「がるーるぐるがるる!」(←訳:シリーズ誕生30年!)

 

 《犯罪学者 火村英生》シリーズ誕生30年を記念する大作を、

 皆さま、ぜひ。

 

 そして、いよいよ!

 次回は2022年《BEST BOOK》探しの【総合編】を

 お送りいたしますよ。

 おヒマなときに、

 お付き合いくださいな~♪

 

 

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2022年の《BEST BOOK》を探そう!【その4】

2022-12-28 22:07:28 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 こうはんせんッ、なのでェ~スゥ!」

「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!第4回です!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 2022年の《BEST BOOK》探しも折り返し点を過ぎ、

 第4回となる今日は【海外】ジャンルの作品を、

 さあ、どうぞ~♪

  

 

     ―― キャッチ・アンド・キル ――

 

 著者はローナン・ファロ―さん、

 原著は2019年に、日本語版は2022年4月に発行されました。

 世界中に拡散した『MeToo運動』の起点を

 詳細に記したドキュメント作品です。

 

 母は俳優のミア・ファロ―さん、

 父は映画監督のウディ・アレンさん……という著者のローナンさん、

 “恵まれた境遇”に生まれ育ったように見えて、

 実は、その背に大きな十字架を背負わされていたのでした。

 

 ローナンさんと家族の苦悩、

 沈黙する被害者たち、

 数々の証拠を収集したローナンさんの身に迫る危険、

 そして、公表。

 

 米国メディアの裏側を暴く衝撃的な作品は、

 まさに“いま読むべき”1冊です。

 

「ぞくほうゥ、まッてまス!」

「ぐるるるがーるるぐる!」(←訳:書いてねローナンさん!)

 

 続いては、↓こちらも!

  

 

    ―― わたしのウエストサイド物語 ――

 

 著者はジョージ・チャキリスさん、

 原著は2021年に、日本語版は2021年12月に発行されました

 (’21年の年末刊ですので’22年分にカウントさせてください)。

 不朽の名作『ウエストサイド物語』で

 アカデミー助演男優賞を受賞したチャキリスさんが語るのは、

 ミュージカル&映画製作の内側、

 ハリウッドに黄金時代をもたらした

 大スターたちとの交流……

 ふぅ、なんてキラキラしてるんでしょう!

 

「えいがァまにあさんッ、ひつどくゥ!」

「がるるぐるるがるぐる!」(←訳:ダンス好きな御方もね!)

 

 そして、演劇つながりで、↓こちらも!

  

 

       ―― ポワロと私 ――

 

 著者はデビット・スーシェさん、

 原著は2013年に、日本語版は2022年10月に発行されました。

 ミステリ好きな方々に人気のTVドラマシリーズ『名探偵ポワロ』、

 その主役ポワロさんを演じたスーシェさんによる

 自伝作品で描かれるのは、

 英国の舞台・TV界と、ポワロさんへの想い……

 クリスティーさんのファン諸氏にもおすすめですよ。

 

「おひげにィ、こだわッたのでスよゥ!」

「ぐるるがるる!」(←訳:いつもピンと!)

 

 以上3作品に絞った【海外】の《BEST BOOK》から、

 次回の【その5】では、

 国内の作家さんの《BEST BOOK》を探しますよ。

 おヒマな折に、

 どうかお付き合いくださいね~♪

 

 

 

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2022年の《BEST BOOK》を探そう!【その3】

2022-12-27 22:05:46 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ぱたぱたぱたたッ!」

「がるる!ぐぅっるるがるる~!」(←訳:虎です!ちょっぴり大掃除~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 年末のお片付けを程良いあたりで切り上げたら、

 さあ、今日も2022年の《BEST BOOK》を探してみましょう。

 第3回の本日は【ノンフィクション】ジャンルから、

 まずは、↓こちらを、どうぞ~♪

   

 

        ―― エモい古語辞典 ――

 

 著者は堀越英美(ほりこし・ひでみ)さん、

 2022年7月に発行されました。

 語彙力を求めるSNSユーザーさんが急増するにつれ、

 古語や類語辞典の需要も拡大!

 エモい古語に熱~い視線が集中しましたね。

 

「ふかくてェ、ひろいィ~のでス!」

「ぐるがーるる!」(←訳:古語ワールド!)

 

 そして、↓こちらは“土地”につながる1冊ですよ。

  

 

       ―― 田辺のたのしみ ――

 

 著者は甲斐みのりさん、2022年4月に発行されました。

 和歌山県・田辺(たなべ)市の魅力を、

 丁寧に、共感と憧憬をこめて取材したガイドブックです。

 読めばたちまち田辺へ旅してみたくなる~!

 

「おいしィ~ものッ、いッぱいィ!」

「がるぐるる!」(←訳:いざ南紀へ!)

 

 歴史ノンフィクションなら、↓こちらの作品を!

  

 

      ―― 森と木と建築の日本史 ――

 

 著者は海野聡(うんの・さとし)さん、

 2022年4月に発行されました。

 日本建築史に於ける

 “樹木との共存“を考察してゆく新書作品は、

 建築好きな方々に、

 歴史マニアさんにもおすすめですよ。

 

「ゆたかなァ、しんりんッ!」

「ぐるるがるるるる!」(←訳:どうかいつまでも!)

 

 歴史関係では↓こちらも!

 

 

   ―― 歴史を拓いた 明治のドレス ――

 

 著者は吉原和康(よしはら・かずやす)さん、

 2022年10月に発行されました。

 明治という時代に、ドレスを作る――

 それは、政治であり文化であり経済であり……と、

 “ただならぬ”ことでありました。

 その複雑な背景と、

 ドレスそのものの美を堪能されたし!

 

「ふうゥ~!」

「がるるるぐるがる!」(←訳:いずれも労作です!)

 

 次回の【その4】では、

 海外の作家さんたちの《BEST BOOK》を探しますよ。

 おヒマなときでいいんです、

 お付き合いくださいね~♪

  

 

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2022年の《BEST BOOK》を探そう!【その2】

2022-12-26 22:02:22 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ことしもォ、のこりィ~いッしゅうゥかんッ!」

「がるる!ぐるる~?!?」(←訳:虎です!マジで~?!?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今年も残るはあと数日……という慌ただしさの中で、

 2022年《BEST BOOK》探しの第2回は、

 【コミック】ジャンルに焦点を絞りますよ。

 あくまでも私ネーさの主観から選出する

 コミック作品のベストは……さあ、↓こちらを、どうぞ~!

  

 

       ―― ゴールデンカムイ ――

 

 著者は野田サトルさん、2022年7月発行の第31巻をもって

 長大な冒険物語はめでたく完結~!

 ええ、この作品を抜きにして

 2022年のコミックシーンを語ることは出来ますまい!

 硬直した歴史観に安住せず、

 新たなるアイヌ像を確立させた野田さんの偉業に拍手を!

 

「ひんなッひんなッ!」

「ぐるが~る!」(←訳:土方さ~ん!)

 

 続いては、↓こちら!  

  

  

 

       ―― 黄泉のツガイ 1&2 ――

 

 著者は荒川弘(あらかわ・ひろむ)さん、

 うわぁ、先が読めない!どうなるの?と手に汗握る

 伝奇でアクションでダークなファンタジー(たぶん)!

 3巻を、どうか一刻も早く~!

 

「わがやにもォ、ほしいィでス!」

「がるるぐるるがる!」(←訳:強力なツガイさん!)

 

 次巻が待ち遠しいのは↓こちらも!

  

 

         ―― 女の園の星 3 ――

 

 著者は和山やま さん、

 12月に刊行されたばかりの第3巻は、

 大笑いしたりホロリとさせられたりの痛快っぷりでした♪

 

「おなかのォかわがァ、よじれちゃうゥ~…!」

「ぐるがるぐる!」(←訳:笑撃連発だよ!)

 

 TVドラマ化で大いに話題を呼んだのは、↓こちら! 

  

  

 

      ―― ミステリという勿れ ――

 

 著者は田村由美さん、

 2022年12月現在は11巻まで刊行されていますが、

 年明けの1月には12巻が発売される予定ですよ。

 菅田将暉さん演じる整くんと、

 いつかまた出会えたらいいなあ……。

 

「えいがかァ、されまスよゥ!」

「がるるるぐるる!」(←訳:あの髪がステキ!)

 

 そして、私ネーさが個人的にハマったのは、↓こちらの2作品!

  

 

        ―― それゆけ犬HK ――

 

 著者は うかうか さん、2022年12月に発行されました。

  

 

       ―― ケルン市警オド 6 ――

 

 著者は青池保子さん、2022年8月に発行されました。

 愛犬家さんたち感涙のパロディ『それゆけ犬HK』、

 中世の都市ケルンを舞台とする

 推理劇《ケルン市警オド》シリーズ、

 どちらもエンタ心あふれる快作です!

 

 と、上記の作品の他にも、

 相変わらずハイテンションな『怪獣8号』、

 『パリピ孔明』、『夜廻り猫』も素晴らしかったわ……!

 

「らいねんもォ~!」

「ぐるる~!」(←訳:読むぞ~!)

 

 さて、次回の【その3】では

 ノンフィクションジャンルの《BEST BOOK》を探しますよ。

 のんびりお付き合いくださいね~♪

 

 

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2022年の《BEST BOOK》を探そう!【その1】

2022-12-25 22:05:26 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あわわゥ! ことしもォ~きちゃッたでスゥ!」

「がるる!ぐるがるる~る!」(←訳:虎です!恒例なので~す!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 サンタさんお疲れさま~!と北の空に手を振ったら、

 はい、2022年読書タイムの総決算となる

 《BEST BOOK》探しに取り掛かりましょう。

 第1回の本日は【アート】のジャンルから、さあ、どうぞ~♪

  

 

        ―― 子犬の絵画史 ――

 

 著者は金子信久(かねこ・のぶひさ)さん、

 2022年8月に発行されました。

 『たのしい日本美術』と副題が付されたこの御本からは、

 ころころな子犬たちが可愛くて可愛くて

 もうメロメロ~♪な日本人のDNAが伝わってきます。

 ワンコLOVE派さんの教科書として推薦いたしますよ。

 

「まんまるゥ~!」

「ぐっるる!」(←訳:ほっこり!)

 

 続いては、↓こちらのアート評論書を!

  

 

      ―― 12人の皇帝たち ――

 

 著者はメアリー・ビアードさん、

 原著は2021年に、日本語版は2022年4月に発行されました。

 ローマ皇帝の座に就いた12人の皇帝たち……

 西洋美術史の中に

 “皇帝像(イメージ)”が形成されてゆく過程を追い、

 かつ柔軟に解析していった労作は、

 塩野七生さん著《ローマ人の物語》を

 愛読する方々におすすめです。

 

「ぶあついィ~けどォ」

「がるぐるがるぐる!」(←訳:読む価値ありです!)

 

 そして、あの人気作家さんの作品も! 

  

 

      ―― 名画の中で働く人々 ――

 

 著者は中野京子さん、2022年9月に発行されました。

 副題に『《仕事》で学ぶ西洋史』とありますように、

 絵画の中には王さま、農夫さん、学者さん、家政婦さん…と、

 さまざまな職業や階層の人々が描かれています。

 彼/彼女たちの喜び、悲しみ、痛苦、過去と未来もまた、

 画家さんは見逃さない……。

 

「おおむかしィもッ、げんだいィもォ~」

「ぐるるるがる?」(←訳:こころは一つ?)

 

 さて、【アート】ジャンルのラストは、

  

 

       ―― 名画のかごを編む ――

 

 著者は佐々木麗子(ささき・れいこ)さん、

 2022年11月に発行されました。

 時代や文化、国境も衣服も変われど、

 数百年を経ても変わらないのは、かご。

 カラヴァッジョさんやフェルメールさん、

 モネさんダリさんが描いたものと同じかごを、

 21世紀の現在でも、作れる!使える!

 何でもないことのようですが、これって……

 

「すッごいィ~ことでスゥ!」

「じわじわ感動!」

 

 次回の【その2】では、

 コミック作品の《BEST BOOK》を探します。

 年末の忙しい時季ではありますが、

 どうかお付き合いくださいね~♪

 

 

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~ 2022 ♪ HAPPY HOLIDAY ♪ ~

2022-12-24 22:02:42 | おまつり

  

  ♪~♫~♪

  

  HAPPY~♪

  

  HOLIDAY~♫

  

  HAPPY HAPPY ~♪

  

  HAPPY  HOLIDAY ~ ♪

  

  HAPPY HAPPY HOLIDAY ~♪♫

  

  HAVE A HAPPY HOLIDAY SEASON ~♪♫♪

 

 

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~ 必見必笑《犬HK》ガイド! ~

2022-12-23 22:05:55 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふゆはァ~もふもふゥ!」

「がるる!ぐっるるがる!」(←訳:虎です!みっちり保温!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 強風の中、寒さをものともせず、

 尻尾を揺らして元気にお散歩する長毛なワンコたちが

 あったかそうで羨ましい~…

 そこで、本日の読書タイムは、

 ワンコたちが主役の↓こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

        ―― それゆけ犬HK ――

 

 

 著者は うかうか さん、2022年12月に発行されました。 

 ぜーんぶ犬! 全ページがフルカラーで犬!

 とにかく犬!な“犬マンガ“です。

 

「……いぬえッちけいィ~……」

「ぐるるるがるるるる?」(←訳:どこかで聞いたよね?)

 

 ワンコ宇宙の放送界になくてはならないのは、

 そう、犬HK。

 

 まずは、御本冒頭の目次……というか、

 ラテ欄(に似た何か)を見てみましょう。

 

 『100分de名犬の著』

 『きょうの犬の料理』

 『クローズアップ犬代』

 

「ぱふふふふッ♪」

「がるるる~♫」

 

 もっと行きますと、

 

 『ダーウィヌが来た!』

 『日曜犬美術館』

 『プロフェショナル仕事犬の流儀』

 『ブラタモ狆』……

 

 ふっふっふっ、いやー良いです。嬉しいです。素晴らしいです。

 特に、私ネーさが熟読をおすすめしたいのは、

 『ダーウィヌ』と『日犬美』、

 そして『ブラタモ狆』!

 

「たもりィさんがァ、わんこにィ?」

「ぐるるる!」(←訳:しかも狆!)

 

 小型の愛玩犬として知られる、狆(ちん)。

 しかし、

 《タモ狆さん》は、ひと味違う狆なのです。

 

 歴史や文化への鋭い洞察力!

 地形や坂道を観察する眼差し!

 皆から慕われる犬パワー!

 長犬県の毛昇温泉を訪れた今回も、

 タモ狆さんは縦横無尽に犬眼力を発揮し、

 毛昇温泉が500年に渡って繁栄してきた秘密を

 ガブリと言い当ててみせます。

 

「かしこいィ~!」

「がるるぐるるるる!」(←訳:さすがタモ狆さん!)

 

 犬上陽水さん作のエンディングテーマ曲

 『つめとぎ』を聴きながら、

 さて、次回の『ブラタモ狆』は……

 『甲賀・信楽~狸の街で犬を探せ!~』ですって?

 

「たのしみィ~!」

「ぐるがるるっる!」(←訳:録画しようっと!)

 

 表紙から最終ページまで

 かわいい犬たちが暗躍、じゃなくて大活躍する

 『それゆけ犬HK』は、

 パロディ作品だぁ~い好き!という御方に、

 心からおすすめしたい傑犬作です。

 

 それに……ふふふ、

 目次には載っていませんが、

 或る箇所に

 『ピタゴラスイッヌ』も隠れていますよ。

 

 ”犬HKをより楽しむコツ”と仕掛けが満載、

 本家NHKも公認の爆笑《犬HK》ガイドを、

 ワンコLOVEな皆さま、

 ぜひ手に取ってみてくださいね~♪

 

 

 

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~ 働くその手に ~

2022-12-22 22:15:40 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あいたたたたッ!」

「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!ヒリつく~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 寒波の到来で、しもやけを発症してしまいました……

 ゆっくりじっくり指先と関節をマッサージしたら、

 血行回復にも効果あり?な読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、さあ、どうぞ~♪

  

 

 

      ―― 名画の中で働く人々 ――

 

 

 著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、

 2022年9月に発行されました。

 『《仕事》で学ぶ西洋史』と副題が付されています。

 

 前回記事の『名画のかごを編む』から、

 名画つながりでご紹介いたしますのは

 《怖い絵》シリーズが人気の著者・中野さんによる

 斬新かつ衝撃の“お仕事カタログ”……?

 

「ふわァ~…こんなァおしごとがァ?」

「ぐるるる!」(←訳:あるんだ!)

 

 副題にある、『西洋史』。

 ええ、この『西洋』という点がミソですね。

 『東洋』とはかけ離れた『西洋』の常識に、

 うぅ~むと唸らされることは

 一度や二度ではありません。

 

 例えば、『羊飼い』。

 そもそも、ヒツジは日本に生息していなかったため、

 画題になるのはもちろん、

 職業として成立するはずもない、のですけれど。

 

 著者・中野さんは指摘します。

 羊は、犬に次ぐ人類最古の家畜で、

 その起源は紀元前7000年頃のメソポタミア。

 やがて欧州へも広まり、

 神話に、宗教に、文化に、と浸透してゆくも、

 羊飼いという職業は、

 孤独で、低賃金で、

 “恵まれている”とは言い難いお仕事……?

 

「じゅうろうどうゥ、だしィ~」

「がるるるぐぅるるるる~」(←訳:身体頑健じゃないとね~)

 

 『闘牛士』、

 『修道女』、

 看護師ならぬ『看護婦』……

 

 絵画に描き留められた

 多様な”働き手”の実像を、

 中野さんが読み取り、語ってゆく中で、

 最も悲痛なのは、

 『女性科学者』

 の章でしょうか。

 

 ここで大きく取り上げられているのは、

 チャールズ・ウィリアム・ミッチェルさん作

 『ヒュパティア』(1885年制作)。

 

 古代世界の叡智を結集した

 アレクサンドリアの図書館が

 キリスト教徒の暴徒たちによって火を放たれた際、

 館長のヒュパティアさんは必死に書物を守ろうとするも、

 図書館は全焼してしまいました……

 そうして、彼女自身の身にも危険が……

 

「ゆるせないィ~!」

「ぐるるがるる!」(←訳:不合理だよう!)

 

 もうひとり、

 苦境を体験した女性科学者として、

 中野さんが名を挙げているのは、

 マリー・キュリーさんです。

 

 科学者”キュリー夫人”は”移住者”でした。

 祖国ポーランドからフランスへ、

 マリーさんが旅をした目的は、

 学問をするため。

 彼女の夢は、叶うのか――

 

「いだいなァ、かがくしゃさんッ!」

「がるぐるるる!」(←訳:誕生したよね!)

 

 幸福な、或いは残酷な、

 あたたかく、或いは冷徹に描き出される

 働く人々の仔細と、未来。

 

 《怖い絵》シリーズファンの方々、

 歴史好きな活字マニアさんは、

 ぜひ、手に取ってみてくださいな。

 激おすすめの快作ですよ~♪

 

 

 

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