テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

エンゼルさまカモーン!の巻。

2008-10-31 23:16:25 | えんぜる
「はッぴきィ~! はッぴきィはろうぃんッ!
 むッぽッ♪むぽぽッ♪
 うッききィ♪らッきィ~♪」(←どたばた&じたばた中……?)

 ど、どうしちゃったの?テディちゃ?!
 その不気味なぐるぐる運動は何ですかっ??

「しつれいなッ!
 ネーさッ、これはァ、しょうりィのォ、まいッ!なのでスよッ!」

 勝利の舞……?
 あらっ、それはっ! 
 んまぁっ!!
 銀のエンゼルさま!!

「そォでスゥ! しるばーえんじぇるゥ、かむかむゥでスッ!」

 おお! 先日、大人買いしたチョコボールの一つにエンゼルさまが!
 これぞハロウィン☆マジック!だわね!
 新たなる『おもちゃのカンヅメ』をゲット出来る日も近いわ!
 ……たぶん。

「おおたせんしゅもォ、もりながさんにィ、にゅうしゃッ!
 おめでとうございィまスッ!
 そしてェ、テディちゃにはァ、ぴかぴかッ♪えんぜるッ!
 めでたいィでスッ!!
 めでたさッ2ばァ~いッ♪
 むッぽぽッ♪まふもふふッ♪」(←どたん、ばたん、ぐるるる?)

 わわっ、また珍妙な勝利の舞が……!?!

「ちがうゥでスゥ!
 これはァ、つぎのォ、えんぜるさまァ、かもーんッ!のォまいッ!」

 ……とてもそうは見えないわ……
 ただ転げまわっているとしか……。

「もぷゥ~~ッ!!」(←これは『抗議の舞』、らしい……?) 
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~ミヤコの ミュゼはワンダァランド ~

2008-10-31 13:38:33 | ブックス
 急に寒くなりましたね、こんにちは、ネーさです。
 
「こんにちわッ!
 テディちゃはァ、ねんじゅう、けがわッ! ぬくぬくでスッ!」

 深まる秋……そして明日からは連休……読書週間でもあって……
 と来れば、こんな御本はいかがでしょうか?
 はいっ、本日の御紹介はこちらで~す! どうぞ~♪


 
        ―― 京都ミュージアムワンダーランド ――



 ’05年8月に発行されました。
 副題に『趣味と暮らしの博物館』とあります。

「ははァ~、きょうとのォ、はくぶつかんッでスかッ」

 博物館とは申しましても、国立博物館や近代美術館のような
 大御所さんとはまた別の、
 小粒でもピリリとスパイスがきいたミュージアム――
 そういった場所をガイドしてくださるのが、この御本なんです。
 
 一番手を飾っているのは、
 万華鏡のミュージアムさんですね。

「こッちにはァ、だいがくのォ、しりょうかんもォ、ありまスよッ♪
 えいがのォ、ぽすたァー、かッこいィ~!」

 神社さんの資料館、
 酒造所の記念館もあります。
 校舎を使用した学校歴史博物館、
 太秦の映画文化館、
 それに源氏物語ミュージアムは
 今年、折に触れメディアにも登場していますね。

「そォなのでおじゃるゥ~♪」

 アート好きさんは、河井寛次郎さんの記念館へ。
 芸術大学の芸術資料館もいいですね。
 なんといっても、京都!ですから。
 石を投げれば、
 お寺社さんの美術館や、
 老舗企業さんの資料館、
 土地にゆかりの画家さんの記念館に当たっちゃいます。

「せェ~のォ……」

 テディちゃ、ホントに投げちゃ駄目ですっ!

「ふァいィ~ッ」

 データは’05年時点のものですので御注意を!
 でも、旅ごころ高じて、京都へ行きたくなったら、
 お出かけ前の下調べに、ぜひ!
 あの名所の近くにはこういうミュゼがあるのね~と
 メモしておきましょう。

「ふむふむッ、あかえんぴつゥ!」(←イマドキ鉛筆派?)

 ユニークな小美術館ではユニークなグッズも販売されているようです。
 お土産や記念品に最適でしょうか。
 巻末には、本文より広範囲な『京都ミュージアムリスト』、
 『ミュージアムマップ』も掲載されています。

「ネーさッ!
 きょうとはァ、もうすぐゥ、こうようしーずんッ、なのでスよォ♪」

 紅葉……いいなあ……。
 京都に住んでいる方々が本当に羨ましいです……。
 桜の京都……祇園祭……
 錦秋の嵐山、栂尾や高雄も……。(←ずしーんと溜息中です)

「さんれんきゅうにィ、きょうとりょこうゥ、するおかたはァ、
 うゥ~んとォ、たのしんでェくるのでスよゥ~ッ♪」
 
 皆さま、良い休日を!
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和の栗ショコラは◎。

2008-10-30 23:18:33 | ショコラ
「ふむふむゥ~♪
 これはァいけるゥでスねッ、ネーさ!」

 そうですね、テディちゃ、美味です!
 『森永製菓』さんの《小枝 甘露和栗(かんろわぐり)》、
 渋~い利休茶の色合いをしたチョコレートですが、
 モンブラン系の栗味と違って、すっきりしたお味だわ!

「おかわりィ、したくなッちゃうでスゥ~♪」

 ……もうおかわりしちゃってるじゃありませんか、テディちゃ。

「もぐもぐッ♪ んまんまッ♪」

 栗は苦手だという御方にも、お奨めのチョコレートです!
 期間限定ものらしいので、
 お店で出会ったらショコラマニアさんは確保すべし~♪

「ごちそォさまでしたァ~なのでスッ♪」
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ぷくむく!小麦食♪

2008-10-30 13:46:41 | ブックス
「ふァ~♪
 みているだけでェ、おなかッすいちゃうゥ~でスよッ、ネーさ」

 そうですね~、パン屋さんの近くを通ると漂ってくる、
 あのステキな香りが御本の中からするかのようです。……ん?

 (ぐーぐー、と鳴っているのはテディちゃのお腹の音、でしょうか)

 で、では、てきぱきっと進めましょうね。
 本日ご紹介いたしますのは、こちらの一冊です! はい、どうぞ~!



 
         ―― 東京のやさしいパン屋さん ――


 
 ’08年7月に発行されました。
 副題に『こうばしい香りに心あたたまる』とあります。
 なお、掲載データは’08年4~5月の情報に拠るものです。

「ぱんッ♪ぱんッ♪おいしィ……あれッ?
 ネーさ、おいしィ、じゃなくてェ、やさしィぱんッ??」

 そうなんですよ、テディちゃ。
 冒頭の文にありますが、
 美味しい、よりも
 『ナチュラルだから、体にやさしい。心にやさしい』。
 天然の素材で作られたパンであることを重要視しているんです。

 いえ、説明するまでもありません。
 オールカラー全111ページ上には、
 うん!これは本物だ!と直感できるパンが
 豊富な写真で紹介されています。

「ふァ~……♪
 すごくゥ、すごォォォォ~くゥ~」

 美味しそうですね!

 (またも、ぐーぐー、という音が?)

 いわゆる『食事パン』の他に、
 『お惣菜パン』や『菓子パン』、
 米粉で作られたパン、
 パンに添えたいジャムや蜂蜜のお店、
 ベーグル、ハンバーガーのお店も載っています。
 パン屋さんの看板、
 POPコレクションを特集したページもあります。
 
 ネーさのお奨めは、
 浅草に程近い『パンのペリカン』さん!
 ロールパンが可愛いんですよ~♪

「テディちゃはァ、はちみつやさんのォ……ぜんぶゥ!」

 東京にお住まいのパン好きさんは、ぜひ!
 新米は美味しいけど、
 たまにはパン屋さん巡りの休日を、
 という御方も、ぜひ!
 
「さんぽしてェ、
 いっぱいィ、あるいてェ~、
 おなかがァすいたらァ~♪
 ぱん~♪ぱん~♪ぱんをォ~、いただきィ~ッ♪」

 それはいいアイディアだわね、テディちゃ!

「でもォ、あるかなくてもォ、おなかはァ、すくゥのォ~♪」

 ………やっぱり………。 
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香る《プラス》湯、満喫中♪

2008-10-29 23:08:03 | その他
「ネーさ、ネーさァ! たっきゅびんッでスよゥッ」

 ありがとう、テディちゃ。いったい何でしょう?
 ……おおっ! これは!

「おいしィものでスかッ♪」(←期待最大級!)

 buzzLifeさんから
 《バスクリン カラダプラス》のセットが届きましたよ!
 数ヶ月前に登録して以来、初の当選です!

「なんだかァ、わからないィけどッ、めでたいィッ♪」(←拍手~♪)

 『ツムラ』さんの入浴剤《バスクリン》シリーズは
 日頃から愛用しておりますが、
 《カラダプラス》とは初顔合わせですね。
 ……って、テディちゃ、何やってるんです?
 
「おためしィ、するのでスよッ♪
 りらッくすゥばすたいむゥ~♪でスッ」

 あの……それはネーさお気に入りのマグカップでは?

「そォでスゥ~♪」

 飲むものではないんですから、
 お風呂に!
 お風呂に入れてくださ~いっ!

「ふァ~いっ! おふろにィ、えいッ!」(←さくっと振り入れますよ)

 あら~♪これは良い香りですね。
 《新緑イオンの香り》という製品は、
 お湯の色はきれいな緑……ビタミングリーンというのだそうよ。

「テディちゃ、きにいッたのでスゥ~♪
 とりゃッ!!」

 (ドボーンと水音、バシャバシャと水しぶきも?)

「わァほ~ッ♪ くまおよぎィ~♪」

 お風呂で泳ぐんじゃありませーんっ!
 きゃ~!
 せっかくの一番風呂が……《カラダプラス》が……。
 
「めざせェ、ろんどんおりんぴッくゥ!
 とびこみィめだりすとッ!!」

 クマは出場不可ですっ!
 
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探偵さん、お電話ですよ?

2008-10-29 13:48:47 | ブックス
 (コンコン、と扉をノックしているのは、おや、人間ではなくて…?)

「むむゥ~? ネーさ、おへんじィ、ないでスゥ~!
 おるすゥ、なのかなッ?」

 お留守? でも鍵は開いちゃってますね?
 中で待っていて下さい、ということかしら。
 では、テディちゃ、お邪魔してみましょう。
 あ! テーブルの上に御本が置いてありますよ!



        ―― カラット探偵事務所の事件簿 ① ――



 著者は乾くるみさん、’08年9月に発行された、のですね。
 『The Mystery File of Carat Detective Office』と英題があります。

「そうでスッ!
 ここがァ、からッとさんッ、なのでスよゥ!」

 評判を聞きつけ、私たちもやって参りました、カラット探偵事務所へ。
 とある県の、とある都市の、古い、
 いえ、失礼、歴史あるビルの6階に、
 この探偵事務所さんはあります。

 所長さんの名は、古谷さん。
 探偵助手さんの名は、井上さん。
 ロマンあふれる正統派探偵小説愛好家である古谷さんが、
 趣味を仕事に!と始めちゃったのが、
 この探偵事務所であり、
 事務所で扱った数々の事件を
 助手の井上さんがまとめ上げたのが、
 『カラット探偵事務所の事件簿』なんですね。

「どこいッちゃッたのでスかァ、
 たんていさんもォ、じょしゅさんもォ~?
 あえるのォ、たのしみにィしてたのにィ~」

 きっと急な探偵依頼があったのよ、テディちゃ。
 例えば……暗号を解かないと恋人にふられるんですっ!
 お願いっ助けて~っすぐ来て~っ!という具合に。

「あんごうッ?!?」

 そうです。
 知性派を自認する?古谷さんのお好みは、
 《謎解き》。
 浮気調査なんて御免こうむる、って言っておきながら、
 そこに不可解な《謎》が隠れていると見て取るや、
 ほいほいっと依頼を引き受けてしまいました。

 またある時は、
 広いお屋敷のどこかに眠る宝物を探してくれませんか!
 との依頼に奮い立ちます。
 ああ、宝探し!
 こんなドラマティックな頼まれ事を、
 古谷さんが断る筈はありません!
 
「ふァ~♪ どんなァたからものかなッ♪♪」

 詳しい顛末はFile3『兎の暗号』でどうぞ。
 とっても楽しい作品、いえ、事件記録です!
 この事件簿には6つのファイルが納められていますが、
 日常の謎よりは一歩も二歩も進んだ、
 でも公的な機関へ慌てて駆け込むほどではなくて……
 そんな秀逸&お洒落な《謎》ばかり!
 ミステリマニアさんにぜひお奨めしたい痛快作なんです!

「むぽッ♪
 ますますゥ、たんていさんにィ、おあいィしたいでスゥ~!」

 その探偵さん、助手さんも……戻ってきませんね?
 おかしいわ……。
 テディちゃ、ちゃんと予約のお電話をしたんでしょ?

「したのでスゥ! まちがいィないィのでスよッ!」

 じゃあ、もう少し待って……わわっ?!

 (突如、卓上の古風な黒電話がリンリン♪と鳴り出しました!)

 きゃ~っ、どうしようっ?!?
 電話が鳴ってるわ!
 テディちゃ、出て!電話にっ!

「あうううゥ~ッ、いやでスよゥッ!
 こわいィでスよッ!」

 探偵さん助手さんっ、早く事務所に戻って来て~~~っ!

「まッてるのでスゥ~! いそぐのでスゥ~!」

 ついでに、事件簿②の刊行も、首を長くして待ってまーすっ! 
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ゆっくりペースで。

2008-10-28 23:00:46 | ショコラ
 テディちゃ~!
 おやつですよ~っ!

「むぽッ♪ おやつゥ! (←とたとたとた、っと全力疾走!)
 ネーさッ、ひとりじめはァ、だめでスよゥ!」

 そんなことしませんてば。
 これは『ミルカ』さんの《GOFREEウエハース》の、
 チョコレートとホワイトですね。
 ヨーロピアンなチョコレート菓子、さっそくいただきましょう!

「いただきまスゥ~♪ もぐッと♪」

 おお、甘~いタイプのチョコ菓子です。
 さくっと軽いウエハースに、
 甘さを手加減しないチョコレートをコーティング!
 
「んまッんまッ♪ はむはむッ♪」(←脇目もふらず……)

 甘いけれど、これは計算された甘さなのだな~と感じます。
 『ミルカ』さんが得意とする、
 濃ゆい味のミルクチョコレートが基本にあるのでしょう。

「はむはむはむむッ♪
 ふゥ~、まんぷくゥまんぞくゥ~♪
 ごちそォさまでしたでスッ♪」(←速い!食べ終えるの速過ぎ?!)

 ……お疲れ気味の御方に、お奨めです。
 (↑テディちゃの食べっぷりを見ているだけで疲れました…) 
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黙考する鉄の騎士。

2008-10-28 13:46:56 | ブックス
「おおッ?
 かんがえるゥろぼちゃんッ、でスねッ、ネーさ!」

 うぅむ、合っているような、いないような……
 ロボットくんが何をしているのかは、
 この御本を参照してみましょう。
 はい、本日の御紹介は、こちらの一冊です!


 
               ―― 王と鳥 ――



 著者は高畑勲さん、大塚康生さん、叶精二さん、藤本一勇さん、
 ’06年の7月に発行されました。
 副題に『スタジオジブリの原点』とあります。

 先日は、ジブリ美術館のガイドブックを御紹介しましたが、

「ふァいッ!
 テディちゃおぼえてるゥでスゥ!
 いのがしらこうえんのォ、ちかくゥなのでスッ♪」

 こちらの御本では、もっとアニメーション制作の現場に密接した、
 『スタジオジブリ』の理念や、映像の製作過程などが語られています。

 御本の前半は、2006年に公開された
 『王と鳥』というアニメーション映画の紹介に割かれています。
 1979年に完成した、ポール・グリモーさん監督の作品ですね。

「わぽォ~ッ♪
 るぱん~みたいィ~♪」

 ええ、そうなんですね。
 高畑さん、大塚さん、そして宮崎駿さんが製作にかかわった
 『ルパンⅢ』の初期の美術と共通するものを感じます。
 お城の外観のデザイン、塔の形!
 カリオストロ伯の城郭とも似ていますね!

「じょどォー、しくじッたなッ!」(←もの真似しているらしい…?)

 後半では高畑さん、大塚さん、叶さん、藤本さんが、
 『王と鳥』への思い、公開や翻訳にまつわる苦労、
 ジブリ作品に与えた影響を述べています。
 手塚治虫さんが初期のディズニー作品を意識したように、
 ジブリのスタッフさんたちは
 グリモーさんの作品を意識していたようですね。

「ぐりもーさんはァ、おふらんすゥ~♪」

 そう、『王と鳥』監督のグリモーさんはフランスの御方ですが、
 脚本をグリモーさんと一緒に担当したのは……
 ジャック・プレヴェールさん!
 20世紀仏を代表する脚本家さんであり、
 詩人さんでもあった御方です!
 プレヴェールさんを研究している御方は、
 ぜひこの御本を!
 
 もちろんジブリファンさん、
 宮崎さんのファンさんにも、
 お奨めですよ~♪
 また『王と鳥』はDVD化もされていま~す♪

「ろぼちゃんッ、でばんでスよゥ~!」

 ジブリ美術館へ行く前に、
 予習本としても、どうぞ~♪
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悪クマ物語?

2008-10-27 23:21:56 | 花雑記
 お花屋さん店頭で出会った、
 お花じゃないけど注目株のニクいやつ!
 『オリーブ』くんと、『月桂樹』くんです!

「ふむむゥ~?
 これがァ、おりーぶゥ、なのでスかッ、ねーさ?」

 そうなんですよ、テディちゃ。
 説明のプレートによると、
 効能がすごいわ!
 『癒し効果』はもちろん、
 『湿度調整効果』に、
 『空気清浄効果』もあるんだそうです。
 知りませんでした……えらいぞ、オリーブくん月桂樹くん!

「いッぱいィ、みがなるとォ、いいなッ♪」

 いえ、テディちゃ、それも偉いんですけどね、
 もっと別の、偉いなぁ~という意味で、

「びんづけにィ、しようッ♪
 すーぷにィ、いれようッ♪」

 えーとね、食べる前に育てないと、

「めをォだせっ♪はをォだせッ♪
 おにぎりィ、よこせッ♪」

 それって……ああ、なるほど。
 新さるかに合戦、ですか。
 退治されるのは、悪辣な猿ではなくて、
 食い意地の張ったクマなのね。(←深~く感じ入っています)

「かににもォ、さるにもォ、
 しゅうかくはァ、わたしませんッ!」

 猿よりも邪悪なクマが、ここに一匹………。
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暗から明へ!のドア。

2008-10-27 13:44:54 | ブックス
 昨日の日曜日は各地でハロウィンパレードが行われたようですね。
 こんにちは、ネーさです。

「はッぴきィはろうぃんッ♪はっぴきィ~♪テディちゃでスッ!」

 ここにも何やら騒がしいクマがおりますが、
 どうぞお気になさらずに。
 雪の便りを聞きながら、本日も書物の世界に遊びましょう!
 さあ、こちらを、どうぞ~♪



   ―― ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか? ――



 著者は藤井建司さん、’08年9月に発行されました。
 第9回小学館文庫小説賞の優勝賞を受賞した作品です。

「むむゥ~……すんごいィだいめいィ、なのでスゥ~」

 中身も、すんごいことになっています。
 主人公の名前は、文也(ふみや)くん。
 文也くん、体調を崩して、自宅で引きこもり状態にあります。
 職はなし、
 当然お金もなし、
 彼女もいない……。
 あらゆるマイナス要素を背負ったような彼の肩に、
 また新たな衝撃が降りかかりました。

「うわァ~、こ、こわいィ~……!」

 ある日、玄関を蹴破るようにして入ってきたのは、
 面相凶暴、服装趣味強烈な、どう見ても……
 その筋のひと?

「むひゃッ、うそゥッ? ほんとッ?」

 面相凶暴な男は言いました。
 お前の父親はどこだ!
 えっ、と驚く文也くん――
 父さんは……どこ、って、何のこと?
 戸惑う文也くんを、男は怒鳴りつけます。
 おまえの親父はどこに行きよった?

 男の口から明らかにされた事実は、
 文也くんの想像を超えていました。
 父親が、いつの間にか失踪していた?
 いつの間にか借金をこしらえ、
 いつの間にか逃亡してる???

「うわわわァ~んッ、こわすぎるゥでスゥ!」

 男は、文也くんの家に上がりこみ、我物顔に振る舞い始めます。
 おまえの父親が戻るまで、わしはここにいるぞ!
 文也くん、震え上がりますが、どうも出来ません。
 相手はプロなのです。
 喉元を締め上げられたときの痛さ、苦しさといったら……!
 そう、
 親父を探してこい!と命令されても、
 逆らえませんでした。

 重い気持ちで、踏み出す戸外。
 家から出るのは何年?何ヶ月?ぶりでしょうか。
 久々に、目にする、自分の足で踏みしめる、外の世界。

 この《世界》で文也くんは、何を探し当てるのでしょう?

「おとゥさん、みつかるかなァ……?」

 どんより暗~い出だしの御話、と思えたのが、
 読後感は……なぜか、さわやか!?!?
 これでいいのだ!とバカボンのパパのように叫びたくなる、
 奇妙な味わいの物語です。
 ミステリぽくもあり、
 ファンタジーのようでもあり、
 ジャンル分けしにくい小説だとも言えますね。

 暗いのは嫌だ~という御方も、
 この際、怖いもの見たさの気分で、ぜひ!
 暗くとも意外にたくましい?痛快キャラさんが揃っています!
 
「むむッ!
 こわいィのォ、どこかへいッちゃッたかもッ♪」 
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