斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

街で見かけた車達123

2010年02月17日 | 街で見かけた車達
お約束どおり、2週間近く間の空く、当ブログのメインテーマです。

フェンダーミラーのキャデラックエルドラドコンバーチブルを見かけました。

正確な年式はわかりませんが、70年代中頃のモデルで8,000cc超級のビッグブロックのV8エンジンが乗っていた頃だと思います。
テールフィンが無くなり角張り始めたスタイル(角目4灯式ヘッドライト)マスキー法によりフルサイズが規制される前のモデルです。

新車時にディーラー車として販売された証です。
リヤバンパーには後付の橙色のウインカーと反射板も取り付けられていました。
1ドルが二百数十円した頃で、現在の消費税より高い物品税が課税され、2,001ccを超えると自動車税が跳ね上がった頃だし、恐らく日本に輸入車関税があった頃に輸入された個体だと思います。
輸入車・フルサイズのアメリカ車がもっともっとぜいたく品だった頃の一台です。

この手のフルサイズアメ車は90年代半ばの円高で8ナンバー登録が緩かった時期に結構な台数が持ち込まれました。
また、当時は20年落ちぐらいだったので、本国でも底値でタマ数も豊富にあったのではないかと思います。
放送宣伝登録や事務室登録の自動車税が貨客兼用の貨物車並みでガソリンもレギュラー90円/Lという時代背景的も後押しがあったと思います。

ディーラー車ならではの、日本の保安基準に適合させたパーツが、それらの中古並行輸入車を吹き飛ばしてしまうぐらいの貫禄を出しています。
輸入車のドアミラーが許可されたのは、関税が撤廃されてからと記憶しています。

本日見かけたキャデラックは、もちろん新車時のナンバーではありませんが、15年以上は同じナンバーを掲げて走っている事は間違えないと思われます。(新車時なら埼33かな?)

この車が、宇都宮テクノポリス内のバブル設計なメインストリートを走る姿はとても格好良かったですね。
中心部の路地ではお会いしたくありませんが。。

補足
ホイールキャップの処理をはじめとしたディティールに、330系セドリックグロリアや80・100系クラウンを初めとした国産車がパクッた参考にした部分が多くあるのも発見できました。
運良く、キャデラックエルドラドとすれ違った331グロリアセダンの小さいこと小さいこと。