斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

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2013年11月15日 | クルマ
それは、「ドライブレコーダー」です。

当方が、iPodnanoをバックミラーの後ろ側に固定して、常時録画型のドラレコとして活用していた頃、常時録画で撮影された、車窓からの風景にえらく感動し、自分の車にもつけたいといったので、ユピテルのフルスペック機(LED信号対応、HD動画記録対応、GPS付き)を勧めました。

本来の目的とはだいぶ違うような気もしますが、ドライブの思い出を確実に残すアイテムのひとつとしてバックミラーの横、地上デジタルTVのアンテナと干渉が少ないところに取り付けました。(取り付け作業はその方の兄!)

8GBのSDHCカードに記録された、浮島海底トンネルから羽田空港の動画とか紅葉シーズンの那須甲子道路とかの動画をスマートフォンに転送(?)したのを見せてもらったことがあります。

ドラレコ本来の目的で役立ってしまったのは、信号無視をしてきた直進自転車と右折車の衝突事故であることだけでなく、GPS計測での車速が0km/hになっていたので、自転車を発見し、急ブレーキを踏んで停車したところに、前方確認をしていない自転車が突っ込んできたことも、きっちり記録されていました。

この状況でも、ドライバーにすべての責任がないという事ではないらしく…

ほぼ自転車の自損事故のような気もするけど、たまたま車が止まれただけで、赤信号を無視してくる自転車や歩行者に注意して右折をしなくてはならなかった責任があるようです。

落としどころとしては、10:0ではなかったので、保険屋さんがうまく動いてくれて、「お互いの修理代や治療費を請求しない。」という事になったようです。

だから、デミオのグリル一体となったバンパーフェイス、助手席側のヘッドライトユニットASSY、ボンネットフードは自腹で修理になるようです。

結構な出費じゃないの?

鎖骨を折って、さらに顔面数針縫うことになって、歯を10数本折った相手(女性らしい)の方がいろいろダメージが大きいからいいでしょ。

最初はそれに対しても、治療費と休業補償だけでなく慰謝料まで請求されそうになっていたんだから。。

一応病院に見舞いに行ったら、病室に入るなりその両親に、「お前もの運転のせいで娘は傷物になったとか。お前(デミオのドライバーも女性、当方の同僚の妹さん)も同じように傷をつけて謝罪しろ。」とか言われていたらしく…
「20数万円程度で縁が切れるなら、それで充分。相手は無保険だし。」と割り切ることにしたそうです。

警察も入れた三者でドラレコの記録映像、「スマホをいじりながら、赤信号(右折青矢点灯)の交差点に無灯火の自転車で進入してきた娘。」を見たら、急に大人しくなったそうです。

デミオのドライバーさんが言うには、スマホを弄っていたから、信号無視の自転車を比較的早く発見できたそうです。

白いマスクをして自転車を運転していたので、バックライトでマスクが照らされ、妙な明るさがあったので、念のためブレーキを踏み始めたら、ヘッドライトが自転車の横を照らしたので、強くブレーキを踏みこんだら、衝突前に止まれたとのこと。

補足
何故か、自転車利用者は都合のいい青を選択して、いつでも止まらないようにする不思議な方を見かけることが多いし、軽車両なのに交差点の一時停止なんかほとんど無視しているし。。
こういうことの積み重ねが、厳罰化の流れを加速させてしまうような気がします。
軽車両は表記がない限り、歩行者の信号に合わせ、自動車の標識を守って乗るものです。
進入禁止には「軽車両をのぞく」という補助標識が付いて事が多いでしょ。あれが自転車や乗馬を対象とした補助標識なんですよ。