CAOS=ひゅうまんすけぇる

アナログで、マイペースで、ゆっくりと・ゆっくりと・・・
それでいいじゃないですか、それがヒューマンスケール!

CAOS

建築設計事務所カオスのホームページから リンクしているブログをこちらに引っ越しました。 ホームページの作成ソフトの不具合で 直接リンクが設定できないために OCNの古いブログを経由しての アクセスになっています。

『 巧い 』 と 『 テクニシャン 』

2012-04-04 | 日記・エッセイ・コラム

 幕末とか

新選組とかはあまり興味のない時代で、

題材なので、

自分から選ぶことはありませんが、

たまたま家にあったので。

P1030886

 

 読んでみればよく出来た構成で

面白かったのですが、

特に興味ない題材の本はアイデンティティに関わるから

ここで紹介するつもりはなかったのですが、

最後の久世光彦氏による 『 解説 』 が気に掛かりました。

 

「 浅田の小説は巧い 」 と、

“ 巧い ” の字をあてていたのです。

 

 建築家協会で作品を発表したとき、

ある大学教授からの総評で

「 上野山さんの建築は、

 ( 中略 ) で、

 いわゆるテクニシャン 云々 」

と言われたことがあって、

この時の 『 テクニシャン 』 と浅田の 『 巧い 』 が、

言葉として私の中でリンクしてしましました。

( 同じ意味にとらえて良いかは解りませんが )

 

 建築家協会で言われた

『 テクニシャン 』 の受け止め方が解らなくて、

しばらく私の中で課題になっていました。

・ ・ ・ 今でも逃れられていないのだけれど。

 

 私なりの空間感の中での表現なので、

それでいいんじゃないか?

という思いの方が今は強くなっていますが、

ちょっとこだわってしましました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012-04-03 | 日記・エッセイ・コラム

 ひどい天気でした。

ところどころ満開の桜を見かけますが、

今日の雨風では散ってしまうのではないかと思っていたら

出先からの帰り、

駐車場で私のクルマのフロントバンパーに

桜の花びらが1枚貼り付いていました。

P1030883

解りにくいですね。

もう少し寄った写真を

P1030884

 

 実は 「 花びらが! 」 っていうような風流な気分でもなくて、

クルマを下りて歩き出して間もなく

風圧で傘の骨が内側に曲がってしまいました。

そうでなくても吹き降りなので、

用を済ませてクルマに戻ってこの写真を撮るときには

全身ビッタビタでした。

 

 私の傘はコンビニで買ったビニール傘だったので

大したショックはありませんでしたが、

先月、傘で申し訳ないことをしました。

 

 出先で雨になって、

女性から傘をお借りしました。

その時点では、綺麗に巻かれていたと思うのですが、

濡れたまま私が巻いたら

良くない巻き癖がついてしまって ・ ・ ・ 。

 傘は、開いたときの美しさも大事ですけど、

巻いているときのラインが美しくないといけない!

「 安物ですから大丈夫ですよ! 」

と言われて、

「 弁償を 」 と言うのもかえって先方に気を使わせるか

とか思って上手く言えないでいるうちに

うやむやになってしまいましたが、

後々気になっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ながく使える価値

2012-04-01 | 日記・エッセイ・コラム

「 古いこと自体に価値があるわけではないんです。

 ただ、

 古いということはそれだけの時間、

 多くの人の目に耐えるだけの価値があるデザインだった。

 ということなんです。 」

と話してくれた人がいました。

20年以上前の話ですが。

 

 築100年を超える建物に住んでいる人に会いました。

100年って凄いと思いますが、

この仕事をしていると “ とっても珍しい ” わけでもないんですね。

 私が仕事させて頂いただけでも何軒もありました。

 

 今つくられてられている建物で、

100年後にも建ち続けているものがどれ程あるかと言うと、

こりゃもう絶望的。 

 建てる人がそれ程の年数を望むか?

ということもありますが ・ ・ ・ 。

 

 100年使われるための条件は色々あると思いますが、

逆に、建物が使われなくなる理由から考えると、

ほとんどが構造的な問題ではなくて、

使い勝手やデザインの問題なのだそうです。

つまり 「 これ以上使う気がしなくなった! 」 ということ!

 

 設計がどれだけ大切か。

ということですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする