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住宅の中古市場

2012-04-13 | 日記・エッセイ・コラム

 今、詳しい数字を思い出せませんが、

住宅の年間着工数は昭和の後半くらいの水準だったと思います。

 

 人口が減少している現代、

住んでいない建物も含めると、

新築の必要がないくらいのストックはある計算になるんですね。

「 日本中を均して考えると 」 という意味なので、

実際にはそう単純ではないと思いますが。

 

 建築の業界誌で編集長だった人の話をききました。

住宅の中古市場の部分が面白かったのですが、

その中で

『 安心確保 』 と 『 魅力向上 』 が私には興味深かった!

 

 行政の動きが中古市場を発達させる方向に向かったことは

私が知るだけでも何度かありましたが、

上手く行かなかったのは、

「 中古の住宅購入を

 積極的に検討するほど魅力的な建物がない 」

と私は考えています。

 

 家を新築する時点で、

売るときのことを考えている人は少ないと思いますが、

大事なことは、

“ 時間とともに魅力が増す建物であること ” だろうと思います。

そのためには、

プランのコンセプトがシッカリしていること。

本物の素材であること。

だろうと思うのです。

 

 この2つがシッカリしていれば、

魅力としての財産価値が下がらないから

売る必要がなくても、

永く住み続けることが出来るという “ 利益 ” があると!

 

 もう1つ

『 安心確保 』 にもつながることですが、

こちらから質問しました。

「 震災の被害を予測する時に

 木造の住宅が多い地域なので被害が大きくなる。

 という報道をよく見るが、

 このことをどう考えますか? 」

答えて曰く

「 そうなんです。

 木造だから弱いという表現は

 是正を求めていかなければいけません。

 国の役人もそのことは解っています。 」

 

 木造が弱いんじゃない。

木造の中の今の規定にあっていないものが弱いんだ!

ということをマスコミはシッカリと表現して欲しいと思います。

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