CAOS
建築設計事務所カオスのホームページから
リンクしているブログをこちらに引っ越しました。
ホームページの作成ソフトの不具合で
直接リンクが設定できないために
OCNの古いブログを経由しての
アクセスになっています。
このブログでも、明るさをおさえることをよく書きますが、
これを言い過ぎて
「 上野山のつくる家はどれだけ暗いのか 」 と思われそうで、
最近少々心配しています。
『 光をコントロールする 』
ことは遮断してしまうような乱暴なことではないので、
『 余るほどの量の光は必要ない 』 というように考えています。
照度計で測ると光の量は少ないかも知れませんが、
生活して、目で見た感覚は 「 暗い 」 とは思わないのです。
“ 灯り ” を写真や図入りで、どんな効果があると解説した本は沢山ありますが、
“ 灯りのあり方 ” を説いた本は意外と簡単に見付かりません。
そういうことでは貴重な2冊かも知れません。( 2冊とも著者は同じですが )
電力不足にのために東京を中心にした
不要な照明を点けない傾向の中で、
「 今まで明る過ぎた。こちらの方が落ち着く。 」
というような意見。さらに、
「 ゆっくりモノが考えられるようになった。 」
というのまで見かけましたが、
「 灯りをおさえたほうが、ヒトは深くものを考えられる。 」
と、すでにこの本に書かれています。
日本の夜は、欧米と比較しても明る過ぎる。
そのことは、
日本の夜は美しくないことなのですが、
この本も含めて原点はこれ!