『 緑 』

　古い話になりますが、

環境問題をオーストラリアの大学で研究されて、

今は和歌山大学におられる加藤先生に質問したことがあります。

「 研究者から見ると、

　植林は自然ですか？

　自然破壊ですか？ 」

彼女の考えでは 『 自然破壊 』 という答えでしたが、

それ以来、誰に話しても理解されませんでした。

　私自身は植林を 『 自然破壊 』 として問題にするつもりは

サラサラありませんが、

“ 観る対象 ” としては、植林された山よりも、

雑木の森の方が美しいと思うので出た疑問です。

　

　午後、

OFFICE-GRACEさんのコーチングセミナー後のお茶の時間。

正面に座った女性はカヌーイストだそうです。

関東のご出身だそうですが、

「 和歌山は山が沢山あって、

　良い川も沢山あって、最初はすごく嬉しかった。 」

というお話。

「 ずっと住んでいると、

　百貨店がないぃ！ 」

みたいなオチがついていましたが。

　

　この女性の意見も

植林の針葉樹の緑よりも、

雑木の山の方が美しいとのことでした。

自然を相手にしている人だからか、

都会から来た人だから敏感なのかは解りませんが、

( 関東と聞いただけでどこかは訊いていないので都会かどうか解りませんが )

嬉しい価値観の人でした。

ほとんどの人は問題にしてくれないので、

私がこの件につて話した中では、

初めて意見が合った人かも知れません。