近畿地方は梅雨前線が南下中だそうです。
夜には雨になる予報ですが、気温・湿度ともに高く非常に不快です。
素足でいますので足の裏と、この部屋の表面をプラスチックで固めた合板の床(15年前には傷が入りにくい優れものだと思って選びました=値段も強烈に高かった)とがペタペタして最悪な感じです。
最近改築した我が家の台所の床は杉のムク材(厚さ30㎜)に浸透性の自然塗料で仕上たものです。
今その部屋に行くと、足の裏のペタペタした感じがなく、比較すると明らかにサラッとした感じがします。
これが本当の“木の良さ”だと実感します。
足裏の感触が良ければスリッパも必要ありません。
自然にあるものを当たり前に使う事で快適に過ごせる事をもう一度みんなが思い出せばいいと思います。
そう言えば、本宮で活動している木を愛するお兄さんは
「世界で一番安い建材は杉なんですよ」
と言っていたことを思い出しました。
製品になった時には、もう少し安い樹種のムク材もありますが、何れにしろ床材はまずムク材を検討して欲しいです。
サザエさんの家の間取りがどうなっているかということが時々話題になります。
インターネットで検索してみても、何件か間取り図を見つけました。
小説や偉人伝などを読んでいると、そこに出てくる家の間取りが読み取れることがあり、そんなときはページの中に単線で平面図を描き込んでみたりして・・・
登場人物の生活がリアルに感じ取れて面白さが増します。
登場人物が急に身近にも感じるものです。
物語から感じ取れる住まいの姿
・・・逆に住まいには物語があるんですね
毎日家族が生活していて、
・新しい家族の誕生
・朝の慌しいひと時
・楽しい話題で団欒しているとき
ときには、ケンカしたり悲しい出来事もあるかもしれません。
そんなことの全てがその家の物語になっていくんですね。
設計者がプランの段階で、家族の印象からイメージしている物語もあります。
その家の“物語”を大切にしたいですね。
ちなみに、
どうやらサザエさんの家の間取りは、圧倒的に収納が不足しているようです。
(当事務所HPコラムより転記)