ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/15 愛知と静岡県境の里山:雨生山と金山  その3:東名宇利トンネルの上から山中に入り、宇利峠に下る

2015-06-20 07:35:13 | 草花
山道で無いようなところから山に取り付いて、山中を彷徨うのは、いつものことですが、実は昨年もこの歩き方をしました。

同じことを何故今年も繰り返したかといいますと、この斜面は樹相が違っていて、その点で、変わった植生が無かったかどうか、再確認しておきたかったのです。

イチヤクソウは無かったかどうか、もしあれば丁度花の時季ですので、見られると思って、それにも期待をしていました。(しかしイチヤクソウは見つかりませんでした)

東名宇利トンネルの上から山中にもぐりこんで行きます。

ツイスト ↓

藤の蔓にプロレス技をかけられたような気の毒な木が出てきました。



コクラン ↓

コクランにはこの斜面で何度も出会いましたが、花開いた株は例外的にあったのみでした。



ミヤマシキミ ↓

ミヤマシキミは実を大きくさせている最中です。



カンアオイ ↓

この斜面ではこういう紋様の葉を持ったカンアオイに何度か出会いました。



キンラン ↓

立派な株立ちのキンラン3株、今年ここで花を咲かせたようです。



カラスザンショウ ↓

キンランを座って撮影して、立ち上がるときに、何がなしにこの樹に掴ってしまいました。
・・・・・手をしていてよかったです。



稜線着 ↓

雨生山の稜線に着きました。人間の身体にたとえるならば、一番高いところが頭だとすると、ここは肩の部分に当たります。
東名高速道路の宇利トンネルはこの真下を通っています。




かなり急な下り ↓

今度は稜線を乗り越して静岡県側に、宇利峠目指して、かなり急勾配を下っていきます。
足元は笹が茂り、やや滑りやすくて、一度だけ尻餅をつきました。



昆虫 ↓

キリギリスの仲間でしょうね、比較的大型の昆虫にも出くわしました。



山椒 ↓

山椒に実がついています。この実を30粒くらいもいで、頂いてきています。



国道 ↓

下に国道301号線の宇利峠付近が見えてきています。



宇利峠 ↓

峠に下りました。ここで小休憩を入れて、お腹につめておきます。



林道を歩く ↓

静岡県側の林道を歩いて、今度は雨生山を南側から登るようになります。



ムラサキカタバミ ↓

林道上で、派手な色の花が出てきました。



アワフキムシ ↓

林道の端で、時々イノシシの掘り返した痕が見えたりしますが、やや薄暗い空間を進んでいきます。
草の茎にアワフキムシの棲みかが見えました。


アキノタムラソウ ↓

こちらはアキノタムラソウのようです。 早いですね。



ヒイロタケか? ↓

やや薄暗い場所を歩いてきましたが、この色は良く目立ちます。おそらくヒイロタケなのでしょうね。
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6/15 愛知と静岡県境の里山:雨生山と金山  その2:山に取り付き、東名宇利トンネルの上に

2015-06-19 07:21:21 | 草花
山を歩くのに、できるだけ車で高度を稼いで、電撃的に山頂まで最短距離を歩いて往復するような歩き方もありますが、小生の場合はその対極的な歩き方をしています。

山裾を時間をかけてめぐり、尾根を縦走するようにして、それから下山して、下山したあとも山裾を回り込むような歩き方をするのが嫌いではありません。

過去に恵那山や藤原岳をそういう歩き方をして一回りしていますが、この山でもそういう歩き方を踏襲しています。
山裾で、人の手入れのしてある環境は、意外なことに、植物相も豊かで、変化に富んでいて、これはこれで興味深いのです。

ウツギ(実) ↓

ウツギは花が終わり、実の姿になってきています。



ムラサキツメクサ ↓

この花はここでなくても、平地で当たり前に目にしますね。


センダン ↓

畑の端でどっしりとした木があります。ここにセンダンがあったことは覚えていました。


センダン(実) ↓

近づくと実がついています。見づらい写真ですが、分かりますか?


イヌマキ(雌花) ↓

イヌマキの雌花ですね。仏像のような白いものが実になっていくようです。


クサフジか? ↓

これが良くわからなかったのですが、クサフジでしょうか?
足場が悪そうでしたので、近づくのをやめときました。


ヤブヘビイチゴ ↓

山の傾斜に赤い実が沢山見えました。近づいてみましょう。


ヤブヘビイチゴ ↓

これはヘビイチゴではありませんでした。一粒口に入れますが、甘さが殆ど無くて、美味しさを感じませんでした。


ウツボグサ ↓

林縁でウツボグサが少しのかたまりを見せています。



山に入る ↓

山に入る場所に来ました。現在は山の道としては使われていないようで、荒れ果てた感じがしています。


罠 ↓

入ってすぐにこんな仕掛けがありました。まるきり放置されているかといいますと、さにはあらずで、
地べたには新しい米ぬかが盛ってありました。


山中 ↓

道の不明になった山の中を進んでいきます。


ネズミモチ ↓

明るいほうを目指して進むと、林縁に出てしまい、そこにはネズミモチが咲いています。


宇利トンネル上部 ↓

一度東名高速道路の宇利トンネルの上部に出てみます。こちらは上り線ですね。


ミツバアケビ ↓

ミツバアケビには若い実がついています。


ミズキ ↓

ミズキの花も咲いています。これを見てからまた山体に入っていきます。
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6/15 雨生山と金山 愛知と静岡県境の里山 その1:山裾を歩き、草花を見て、季節を実感する

2015-06-18 07:38:06 | 草花
膝の具合が悪くて、二週間ほど家の中で養生させていました。
養生する膝以外は健康な身体が、何もしないでいますと、気分が沈滞してしまうものですね。

膝の痛みが取れたところで、山に入るつもりでいましたが、二週間の安静状態のあとは、まるで病み上がりのような気持ちになりました。

そこで、初めは極力静かに歩こうと努め、入る山も標高の低い里山に決めました。
この時季ならササユリが良い姿で出迎えてくれるだろうと期待して、新城市郊外の上記の山に決めました。

雨生山実写 ↓

朝の5時に起きて、交通渋滞を避けて、山裾に到着できました。



位置図 ↓

地図上の●地点になります。


実行図 ↓

駐車位置から反時計回りで歩きました。


断面図 ↓



クリ ↓

車から下りてから、ストレッチを入念に行い、歩き出しますが、初めは山裾をかなり長い距離歩くことになります。クリ畑の脇を通っていきます。


豊川用水 ↓

豊川用水路に沿って歩きますが、足元には露を含んだ草が茂っています。
それを掻き分けて進むのですが、このとき、靴が濡れ、この濡れた状態は最後まで続き、帰宅後に靴下を脱いだときに足がふやけたような感じになっていました。


ソクシンラン ↓

この用水沿いの道では、ソクシンランをたびたび見かけます。


ネジバナ ↓

ネジバナも咲き出していました。


テリハノイバラ ↓

今回はこのバラを沢山の場所で見かけました。



ノアザミ ↓

アザミは種類が沢山ありますが、今の時季ならノアザミですね。


アカメガシワ ↓

用水路沿いに、沢山の植物が出てきます。これはアカメガシワの雄花でしょう。



”ハゼノキ” ↓

これも見分けの難しい種類で、ハゼノキとヤマハゼのどちらかはっきり分かりませんでした。
とりあえず”ハゼノキ”としておきます。


ガマズミ ↓

秋に綺麗な赤い実を見せてくれるガマズミですが、今は未だ青い実で発展途上ですね。


ヘラオオバコ ↓

ヨーロッパ原産の帰化植物が、こんなほうにも入り込んできています。


吉祥山・本宮山 ↓

吉祥山と本宮山が見えていますが、近い場所なのに、この季節ですので、はっきりとは見えません。



ネムノキ ↓

ネムノキの花の部分に赤っぽい色が見えてきています。


ネムノキの近写 ↓

近づくとやはり花が開いていました。 夏の花が少しずつ自己主張し始めましたね。
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雨の合間に:ヤマモモの実、ネジバナの競演、早くもエノコロ草、ビワの実は食べごろ

2015-06-17 07:26:19 | 草花
昨日のお昼過ぎ、所要があって、外に出かけました。

その際に、ヤマモモの実のことやネジバナの花のことが気がかりでしたので、カメラを持ち出しました。
こういうときは当然徒歩で出ることになりますが、空模様が気になり、カメラを被せるビニール袋は用意しておきました。

案の定、玄関を出たときには、ごくごく薄く雨粒が、それこそ霧のような状態で空中に漂っていましたが、構わず歩き出します。
(途中で、カメラにビニール袋を被せたのは、一度だけで済みました。)

ヤマモモ ↓

道路の南側にある公園のヤマモモはまだ枝についています。

ヤマモモ ↓

ところが我が家のすぐ傍の公園のものは、実が落ちていて、路面は汚らしく感じるほどになってしまいました。

ヤマモモ ↓

その木には実があまり付いていなくて、熟れた実は殆ど黒い色に近くなっています。
食べてみても、熟れているというのに美味しさを感じません。舌がどうかなってしまったのでしょうか。



ネジバナ ↓

今度はJR東刈谷駅前南側のロータリーの中に入ります。 今年はネジバナの成績が良いようです。


頭の曲がったものはどうしてこうなるのでしょう。礼儀正しい株でしょうか。


こちらは三銃士です。


で、こちらは・・・・・・・・株を数えると7株ありました。


こちらは正しく、左右対称しています。



マテバシイ ↓

公園のマテバシイ・・・・・二年越しで実を作ると聞きますが、これは今年の秋に実を落とせるのでしょうか。



エノコログサの仲間 ↓

こんな時季にエノコログサの仲間を見ることになるとは・・・・・
ムラサキエノコログサかキンエノコロのどちらかでしょうね。



ヒナギキョウ ↓

画前のロータリーの中で、ネジバナと競演していました。


枇杷の実 ↓

民間駐車場の空き地で実がなっていますが、果たして食べ手はいるのでしょうか。



ツマグロヒョウモンの雌 ↓

花壇の植え込みにツマグロヒョウモンが来ていましたが、嬉々として飛ぶ姿ではなくて、気だるいような感じに見えました。

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6/16日 野に咲くランを訪ねて  なんとか6種類 

2015-06-16 11:30:29 | 草花
昨日、久しぶりに里山を歩いてきました。
野性ランとの出会いを期待して歩いたものですが、とりあえず蕾をつけたもの、花を咲かせているものに六種類出会えました。

里山で見たものですので、野性ランとしては比較的身近なものが並びましたので、当たり前といえば当たり前・・・・・・ありきたりの花ばかりが並んだかもしれませんが、ひとまずレポートいたします。

ネジバナ① ↓


ネジバナ② ↓

①は山麓で見たもの、②は稜線で見ました。



サワラン① ↓


サワラン② ↓

①と②、どちらも湿地で見ました。



コクラン ↓

山中の広葉樹林下で見たものすべてが蕾でしたが、これだけは花になっていました。



オオバノトンボソウ ↓

これは稜線のやややや暗い場所で見ました。ピントが合わせづらくて、失敗です。今度花の姿で出したいものです。



カキラン ↓

湿地の沢沿いで見ました。

カキラン ↓

同じような場所で見ました。

カキラン ↓

稜線の反対側に下りて、林道に当たる沢の出口に、やや群れた姿がありました。



トキソウ ↓


トキソウ ↓

いずれも湿地で見ました。
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