ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/15日 旧作手(つくで)村地内の長ノ山湿原 下(最終):湿原外周をぐるっと一回り

2015-06-25 07:23:18 | 草花
長ノ山湿原は愛知県の天然記念物になっていて立ち入り禁止ですので、仕方なく外周を一回りすることにしました。
その心は・・・・・・似たような植物環境がもしもあれば、湿原外でも稀少植物が見られるかもしれないと思ったからです。(しかし、今回に限れば、それはありませんでした)

湿原の外周を歩いた後は湿原から離れて、近くを散策しましたが、そちらのほうに別の湿地がありましたが、今度は害獣避けのフェンスが張り巡らされていて、近づくことが出来ません。

人家の近くではこういう制約に悩まされますが、これは仕方の無いことです。

ノハナショウブ ↓

ノハナショウブはもう遅かったのですが、外周歩きの中でやっと一輪だけ、良い姿の花を見つけました。



害獣よけのフェンス ↓

田圃を守るためにこのようにフェンスを張り巡らしています。



タニシ ↓

こちらの田圃にはタニシがいます。こういう環境でしたらホタルも出ることでしょうね。




ミヤマイボタ ↓

イボタノキが出てきましたので写真を撮ります。家に帰ってから写真確認すると、ちょっと違和感があります。葉が細くて先端に尖りがあります。図鑑で調べた結果、どうやらミヤマイボタのようです。



ニガイチゴ ↓

実を食べてみますが、あまり美味しさは感じません。しかし、苦いとも感じませんでした。



長期間駐車?

自分の持ち山ですのでこういうことも出来るのですね。資源として再利用させようと言う発想も必要なように思うのですが。



タツナミソウ ↓

ほかの草に埋もれそうになっていたのを発見。 残念なことにピンボケになっています。



帰路 ↓

ほかの湿地を巡り歩くうちに生活道路に出てしまいました。この辺で切り上げて、駐車場まで戻ることにします。



ビロードモウズイカ ↓

人家の裏手で久しぶりに見ました。



帰着 ↓

先方の辻を右折したところに駐車場があります。こんな場所にも良い道路が通っているものです。



歩行数 ↓

一時間半ほど歩いて、花にはそれほどは出会えなかったので、やや残念な気持ちを残します。
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6/15日 旧作手(つくで)村地内の長ノ山湿原 (上):大規模中間湿原で見たトキソウ ハッチョウトンボなど 

2015-06-24 07:12:08 | 草花
雨生山・金山を歩いてから車で40分ほど移動して、標高550メートルほどの高原状の場所に来ます。
ここは旧作手(つくで)村であり、現在は新城市になっています。

旧村内にはいくつか湿原がありますが、その中で最大規模の湿原が長ノ山湿原で、その面積は東海地方では最大とのことでした。

しかし、広すぎて、ロープでの立ち入り禁止措置もあることなどから、この湿原は訪れる人たちからは隔絶された感があります。
今回は立ち入りが許されている部分を歩いて、そこで何とか見つけることの出来た花などを案内いたします。

ゴムタイヤで作られたゴジラ ↓

新城市の横浜ゴムの工場の横を通り過ぎるときに工場内に見えたゴムゴジラです。
これはかなり迫力がありました。



湿原の駐車場 ↓

湿原の入口に駐車場とトイレがありました。これはありがたいですね。
長靴に履き替えて、湿原に向かいます。



湿原までの道 ↓

民家と田圃の間の道を歩いて行きます。田圃には沢山のカエルがいました。



入口の看板 ↓

入口に看板があり、この湿原を案内しています。



ここから始まる ↓

看板を背景にして、湿原を撮ります。



進入禁止 ↓

希少生物、植物があるため、これから先は進入禁止です。
しかし、これでは欲求不満になりますね。木道か何かをつけて、是非見せて欲しいものです。



湿原内 ↓

これではただ「広いなぁ~・・・・」と感じるだけですね。



トキソウ ↓

進入制限の無い場所に花が咲いてないかどうか、奥まで歩く中で、ついにトキソウを見つけました。



ハッチョウトンボ ↓

ミズゴケやモウセンゴケの生育している場所がありましたので、目を凝らして探しているとハッチョウトンボを見つけてしまいました。



進入禁止の柵沿いに歩く ↓

それ以降はこの湿原の柵沿いに歩くことにしました。



湿原内に池沼 ↓

望遠で寄せると湿原内に小規模の池もあるようです。



左右に湿原 ↓

この道の左右に柵で保護された湿原がありました。 できることなら、木道をわたしてもらって、湿原内をつぶさに眺めてみたいものです。
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6/15 愛知と静岡県境の雨生山と金山 その6(最終):金山を中腹まで下り、林道を使って下山

2015-06-23 07:28:04 | 草花
金山の頂上で、これから先をどうするか考えましたが、時間が午後一時半となっていましたので、この山で予定していた山麓の場所に立ち寄ることを諦めて、もう一つ、離れた場所にある湿原めぐりに時間を掛ける事にしました。
そう決めてしまうと、山の下りに少しだけ時間的な余裕が出てきましたので、ゆっくりと歩いて、駐車位置まで戻ることが可能になりました。

そうなりますと、最後の林道歩きではいろいろと寄り道が出来そうです。

県境稜線とお別れ ↓

金山の三角点から歩き出すとすぐに左に折れて稜線から離れる場面が出てきます。
これにて県境から愛知県内に戻ってきます。



下り ↓

山の中腹に林道が通じていますが、そこまで坂道を下っていきます。



林道が見えた ↓

山頂から15分ほど下ると、右手に林道が見えてきます。



イナモリソウ ↓

林道の下にイナモリソウの生育地があります。もうちょっと早ければ花が見られたのでしょうが、今回も花を見ることが出来ませんでした。



エビネ ↓

エビネの株も見ましたが、花のあとはありませんね。



林道との交点 ↓

林道に戻り、これから先は林道歩きとなります。



コクサギ ↓

コクサギに実がついています。



キブシ ↓

キブシにも沢山実がついていました。



ムラサキシキブ ↓

ムラサキシキブは蕾も紫色ですね。



テイカカズラ ↓

ここでもテイカカズラの花を見ますが、ソロソロこの花も終わりになりますね。



ノハナショウブ ↓

林道にあたってくる小さな流れの出口に、ノハナショウブが咲いていました。



カキラン ↓

ここでもカキランの花を見ました。



ササユリ ↓

この山で、今回は最後に見るササユリです。色は白いですね。



(ホソバ)リンドウ ↓

小生の”秘密のスポット”に行きます。途中、随分枝などの障害物が生い茂ってきましたので、剪定ばさみで切り拓き、道を通りやすくしておきます。
秋に来たときに歩きやすくするためです。
そこはセンブリとリンドウの生育地なのです。



林道下り ↓

後半部分では、こういう感じの道を下っていきます。



ヤマハタザオ ↓

この道は何度も歩いてきていますが、ここでヤマハタザオを見たのは初めてです。



林道終点 ↓

下りに使う林道の終点です。



総歩行数 ↓

ここからもう一つの訪問予定地まで車で走ることになります。
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6/15 愛知と静岡県境の雨生山と金山 その5:雨生山山頂から金山まで稜線を行く

2015-06-22 07:24:54 | 草花
南側(静岡県側)の湿地斜面を登り切ると、雨生山-金山を結ぶ稜線になります。
この稜線はそのものズバリで、愛知県と静岡県の県境になっているのです。

せっかく来たのですから、雨生山の山頂まで往復してから、金山を目指すようにします。

暫くの間は笹の間の道を歩くことになりますが、途中で右腕にちょっとした痛みを感じ、長袖をまくってみると、ダニが噛み付いていました、
すぐに排除して、噛まれたところに薬を塗布しておきます。

今回はダニ対策をきめ細かくやったつもりでしたが、防虫スプレーが途中で切れてしまいました。
それから後は肌に違和感を感じたらすぐに確認するように切り替えました。

この山では寒いとき以外は、いつもダニに取り付かれてしまいます。
でも、ヒルがいないだけでも未だマシかもしれません。

ヤマツツジ ↓

稜線に到着すると、ヤマツツジが出てきました。



雨生山山頂 ↓

雨生山山頂まで西進して足を延ばします。山頂にはケルンが積んであります。



浜名湖 ↓

山頂から浜名湖を見てから、引き返して県境稜線を東進します。



クマヤナギ ↓

稜線の南側で、クマヤナギに赤い実がついているのを見つけました。



ネズミモチ ↓

稜線上でもネズミモチの花を見ます。



山麓の田園地帯 ↓

山麓の麗しい田園風景が見えます。



ラブシーン ↓

ネズミサシの葉の上で、蝶々のラブシーンを目撃!



展望丘 ↓

展望丘に着き、木陰で昼食タイムを取ります。 そこに居合わせた年配の男性と、山と花の話に興じます。
小生より3歳年上の彼は、おそらく3年後の自分の姿ではないかと思いました。



ガンピ ↓

その男性と話している視線の先に、この花がありました。



ネジバナ ↓

その男性が「稜線上にも咲いていたよ。」と言うのです。 小生が見落としてきたようですので、昼食後に戻って探すと、新しい花がありました。



ササユリ ↓

金山に向かって歩き出します。色の深いササユリに出会いました。



シライトソウ ↓

稜線の分岐点でシライトソウを見ました。県境稜線を真っ直ぐ行く小生と、稜線を下るその男性とはここでお別れとなります。



テリハノイバラ ↓

県境稜線上に赤茶けた裸地が二箇所出てきますが、その東側の比較的展望の良い場所を小生が勝手に「赤ハゲ」と名づけています。
痩せた土壌に特有の植生の見られるところなのですが、今回はこの花が目に付くのみでした。



金山を目指す ↓

金山を目指す稜線の道は、やや冗長に感じますが、それなりに変化もあります。



金山まで ↓

県境稜線の道は、あるときは薄暗い樹林下だったり、明るい広葉樹林下だったり、またあるときには笹薮の道だったりと言うことですが、遠くへの眺望は全く利きません。



白いササユリ ↓

今度は花の色の白いものが出てきました。こういうものではヤクの赤さが目立ちます。



シモバシラ ↓

この場所にシモバシラがあるのは記憶しています。今年の年末に氷柱を見ることができるでしょうか。



ササユリ ↓

色の深いササユリは、これが今山行の見納めになりました。



金山山頂 ↓

三等三角点のある金山山頂に着きました。ここでも眺望は反射板のある北西側にほんの僅かあるだけです。
居合わせた年配男性と花の情報を交換し合い、5分ほどでそれぞれの方向を目指して分かれます。
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6/15 愛知と静岡県境の雨生山と金山 その4:南側湿地斜面のカキラン、モウセンゴケ、ノハナショウブ

2015-06-21 07:25:47 | 草花
せっかく稜線上に乗り上げたのに、一気に宇利峠まで下り、また登り返すという方法を何故採ったかといいますと、静岡県側の山腹(南斜面)に素敵な湿地があるから、そこを見ておきたいがための措置なのです。

そのためにそんな余計なことをしたのでありました。
峠から作業用の車が通れるような広い林道を歩いてその湿地に近づいていきます。

ムラサキニガナ ↓

林道上にムラサキニガナが出てきましたが、紫色の蕾で、今にも咲き出しそうです。



タケニグサ ↓

こちらも蕾を大きくしているタケニグサですね。



ウツボグサ ↓

林道を歩く間中、ここでもまたウツボグサを沢山見てきました。



湿地斜面 ↓

林道から雨生山の稜線まで突き上げる、大湿地の斜面の下部に着きました。
ここから湿地内に入っていきます。



カキラン ↓

小さな流れの傍に、早速カキランが出てきました。



モウセンゴケ ↓

日当たりの良い湿地ですので、モウセンゴケも生えていますが、優勢では無くて、少ないですね。



ノハナショウブ ↓

ノハナショウブは終末期ですが、花が残ってはいました。



ササユリ ↓

ここまでずっとササユリの姿を見ないで来てしまいましたが、ここでやっとササユリが出てきました。
これから後はそこら中で見るようになります。



浜名湖 ↓

高度を上げるにつれて、振り返ると浜名湖が見えてきます。



笹の道 ↓

笹を掻き分けて進むようになります。こういう場面では笹ダニに取り付かれやすくなります。
(実際、一匹に右腕を噛まれていました。)



メギ ↓

メギに小さな実がついています。(画面真ん中に一個だけ)



シモツケ ↓

この山では稜線付近で広く薄く生育していました。



サルトリイバラ ↓

通せんぼするサルトリイバラの蔓は、持参してきた剪定ばさみで切り進んでいきます。



オカトラノオ ↓

オカトラノオの花が、綻びはじめで、花の穂はまだ不完全な形です。



ササユリ ↓

優しいピンク色の花を見つけました。



ササユリ ↓

蕾のものもあり、今が丁度よい時季のようです。
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