ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/23日 蒲郡市郊外の相楽山(下):コアジサイ コウゾリナ コガクウツギ ソクシンラン

2014-06-02 07:13:32 | 草花
この相楽山は蒲郡の海岸線からおよそ2km北に位置していて、山というよりも丘陵地帯という感じが強いかもしれません。
今回歩いた中で標高の一番高いところでも海抜276メートルでした。
日本列島の太平洋側で海に近くて、標高もさほど高くない丘陵地帯の植物の模様は全国に共通するものがあるのではないでしょうか。

モチツツジ ↓

この山でも当然モチツツジが出てきます。



ナンカイイワカガミ ↓

この低地で咲くイワカガミは、ナンカイイワカガミだそうです。花はもう終わっていました。
この種類は葉縁の鋸歯の数が少ないことと葉先が尖るという特徴を持つようです。



チゴユリ ↓

林の中に足を踏み入れるとチゴユリの大群落がありました。しかし、既に花は終わっていて、少ないですが実をつけた株を見ました。



キンラン ↓

キンランも花が終わっていて、その片鱗を残したものがあるだけでした。



イヌビワ ↓

イヌビワのイチジクの実を小さくしたようなものが枝についていました。この実には寄生する虫が多いらしいので、今回は試食をしていません。



イボタノキ ↓

イボタノキはまだ蕾でした。



ガンピ ↓

ガンピも未だ蕾ですね。これではジンチョウゲ科の花らしい特徴が見えていません。



コアジサイ ↓

山中のやや日陰でこの花が咲きはじめていました。落ち着いた雰囲気のある花ですね。



コゾリナ ↓

これは日の当たる斜面で咲いていました。茎の剛毛が懐かしいですね。



コガクウツギ ↓

この山のこの場所でだけ目にしていますが、これも随分地味な存在だと感じました。



ササユリ ↓

この場所ではササユリがたくさん自生します。そしてボランティアで下草刈りをしている人たちもササユリの保護に力を入れていますので街に近い山としては密度濃く生育していると思われます。
花の時季よりも少し早かったのが残念でした。



サルトリイバラ ↓

こちらは花が終わり、実を大きくしています。



ショウジョウバカマ ↓

春先に咲くショウジョウバカマは花を終えて、種をつけたこんな姿になっています。



スイカズラ ↓

この種類も花の終末期ですね、末期の花は黄色みを帯び、初期の花は白いのですが、これを金色と銀色に見立てて、金銀花とも呼ぶようです。


ソクシンラン ↓

小生はこの種類の存在を10年ほど前にこの山で初めて知りました。以前はユリ科として覚えていましたが、最近のAPG植物分類体系ではヤマノイモ目キンコウカ科になっているようです。


ハナミョウガ ↓

この花も団地の海岸近くの山で見るもののようです。草姿はやや粗大ですね。
花の時期はもう少し後のようですが、花が開くと蕾のときの赤みは減じられます。
コメント (4)
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