渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

渓流釣りから、今やテン・ホールズ・ハーモニカ

2015年11月30日 | 日記
春先、花見を終えた後、庭の桜木・ソメイヨシノを伐採し、30cm程の長さに切り、9本を束ねて、軒下に保管しておきました。
15年前に、春、庭先の桜の花を愛でたい、なんて優雅なことを夢見たものです。
桜木は、育ちが早く、根も広く張りますので、庭木には適さないことを漸く知った次第です。
どこか適当な場所があれば、移植したかったのですが、已む無く、『桜切るバカ』ではありませんが、根元から切り倒さざるを得ませんでした。
それでも、川魚ヤマメ・イワナの燻製用に最適な『桜木』ですから、近所の渓流釣りキチの方の為に捨てずに置きました。
先程、お会いして、明日の『火入れ』に備え、差し上げて来ました。

思えば、30年前、渓流釣りに入れ込み、海外転勤になる迄の約4年間に、東丹沢の沢筋のほとんどすべてを隈なく釣り歩きました。
5万分の一の地図を買い、片っ端から消し込むように、毎週土・日、早朝から日暮れまで釣り歩いたものです。
自宅部屋の壁に地図を貼り、都度、釣れたポイントに虫ピンを刺して、悦に入っていたものです。
夏には、深夜2時起きで出掛けもしました。
金曜日の晩は、残業も飲み会もせずに、さっさと帰宅、小学生の遠足前夜のような気分で準備に精を出したものです。
表・裏丹沢に飽き足らず、地方まで、バイクで出掛けもしました。
釣り新聞に記事を乗せる程、『釣りバカ』を地で行っていました。
当時は、『尺もの』という訳には行きませんでしたが、それでも東丹沢の沢筋、住宅地界隈の下流でもヤマメが良く釣れたものでした。
さあ、今は、どうなんでしょうか。
そんなことで、釣果のヤマメをよく燻製にしたものでした。
何十年分かの渓流釣りを4年間で凝縮してやってしまったようなものでした。

家内には、さんざん呆れられたものです。

海外赴任時に、渓流竿を持参したことは無論です。
メキシコ・アカプルコの岩場やユカタン半島の最先端リゾート地・カンクーンの岬の先でカリブ海に向かって渓流竿を振ったことは忘れられません。

『渓流釣り』に代わって、今は、『テン・ホールズ・ハーモニカ』です。

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