触発され、もう2冊借りて来た。 ①「危機の20年」1919-1939 E.H.カー著 井上茂訳 1996年発刊。 ② 同じく「危機の20年」 理想と現実 E.H.カー著 原彬久訳 2011年発刊。 いずれも、岩波文庫本。
第一次世界大戦(1914-1918)の悲劇に懲りることなく、第二次世界大戦(1939-1945)にのめり込む迄の20年間の世界情勢の本質に迫る著名国際政治学者の渾身作。 今や、戦争と平和、並びに、国際問題を考える上での必読書らしい。 久方振りに難解で、読み解く為に訳者あと書きや書評等のお世話にならざるを得なかったが、ロシアの軍事侵略のニュースを聞きつゝウクライナへ思いを馳せる。
更に、「アメリカの中学生が学んでいる14歳からの世界史」ダイヤモンド社だが、図書館蔵書の中にはないので、購入申請。
「戦争は女の顔をしていない」岩波文庫は、予約223番目で、いつになるやら。
「危機の20年」での脳の拒否反応に加え、目の衰えには困ったものだ。 殊に、文庫本は活字が小さいことゝ活字のインクが薄い点で、非常に読み難くなってしまった。 そう言えば、よくお世話になる国語辞典や英和辞書も読み難くなってしまって、不自由だ。
いずれにしても、難い書籍も日々厄介になる辞書にも歳を痛感させられる。