春めいた陽気に誘われ、ミニバイクで出掛けた途次、フッと脳裏をかすめた。
同期入社の彼は、その後、どうしているだろう、と家を訪ねた。
現役時代に一度訪ねたので忘れないが、大部、昔の話になる。
玄関チャイムを鳴らしても、在宅の様子がないので、名刺にメモ書きを入れ、ポストに投函。
去ろうとしたところ、2階の窓が開き、「怪しそうな男!、どなた?」と奥様が。
ヘルメット、マスクを取り、名乗ったところ思い出されて、玄関で立ち話。
サプライズ訪問にびっくり仰天。
訊くに、彼は2年前の心臓病手術後、選りに選って私の自宅から徒歩12・3分にある大手社会福祉法人の有料老人ホームに昨年12月に入居した由。 今度は、こちらがびっくり仰天。
帰宅途次、該施設に立ち寄ったものゝ、予定を過ぎて暫し待つも、散歩から戻らないので、改めて出直すことにした。
ということで、今日の午後、再訪、サプライズ再会となったが、サプライズの度合いや、再スタートの様なもの故、今日のところは1時間程度の面談とし退所。
もう10年以上、逢っていなかったが、これからの10年は、ぐっと貴重な時間になるだろう。