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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Jun_21】暴動は言葉を奪われた者たちの言葉

2020-06-21 | LA
人種差別と収束しないコロナに対する怒りがトランプのアメリカを変え始めている。』ジャーナリスト北丸雄二氏

アメリカの人種差別問題を公民権法の時代から遡って、
現代の動きを再確認。奴隷として新大陸に渡ってきた黒人は
解放運動後も犯罪制度の中で奴隷同様の扱いをされてきた。
ジム・クロウ法によって使うトイレやバスも峻別された時代から、
JFKの手で公民権を与えられた後も、デトロイド暴動のように
軽微な犯罪によってしょっ引かれ、南部開発の労働者として強要、
いまだに最下層の労働と差別で、コロナ禍白人の3倍を超える死者数である。

「暴動」は言葉を奪われた者たちの言葉として発せられたもので、
【オレたちはココにいるんだ】という意思表示。
今回の動きがここまで長期化しているのも、
オバマ以降に肌色の隔てなく共に育ってきた
20代が中心となって立ち上がっているからで、
【友情】が社会変革を起こしている。
『誰が人間なのかのBORDER設定は、基本理屈ではなく、
〈誰が仲間なのか〉の生き方や育ち方によって決まる』のだ。

日本における、在日、障碍、LGBTQ、犯罪の差別に共通しているのは、
圧倒的に「同じ空間・同じ社会での接触」が極端に少ないことが原因の【友情】の欠落。
隔離政策が根本的に間違っていることへの証左である。
『仲間が蔑ろにされた…という感情の直截的な働きによってでしか差別は解消されない』との言葉は、
コロナ禍でますます内向きに閉じていく日本人には警鐘ですらあると思った。


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