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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Jun_18】理想なき民主主義は「椅子取りゲーム」でしかない。

2017-06-19 | OKINAWA
06/12に亡くなられた大田元県知事の追悼の意味も込めて、
辺野古基地移設反対集会に参加してきました。
沖縄意見広告運動第8期0618関東報告集会


辺野古の現状報告で米軍がやりたい放題なこと、
日米地位協定によっていまだ日本には領空権がなく
オスプレイが長野県庁上空を飛んでもOKなこと、

近い将来沖縄の基地は自衛隊との共同使用となり、
米軍指揮の許、軍事訓練がおこなわれ、
なし崩し的に基地の固定化が始まること、

辺野古反対を掲げている翁長知事は、
日米安保条約の損害賠償の罪
いずれ立件されるであろうこと…などなど、

相変わらずの隷属国家像を端々に見せつける内容でした。

中でもボクの心を鷲掴みにしたのは、
特別講演されたイ・ヨンチェ恵泉女学園大学准教授のコトバで、
文在寅政権誕生の起因となった20代のキャンドルデモは、
民主化抗争から続く韓国の民主主義が30年の月日を経てついに完成へと動く、
大きな一歩なのではないか…という話。

その先には、朝鮮半島の和解と米軍追放があるのだ…という
理想を描いて韓国の若者は立ち上がり真の民主国家を形成しようと考えている…と。
それはつまり、隣国北朝鮮との戦争はすぐさま自国の戦場化自身の戦闘員化につながる…
という当事者意識の現れだということ。

日本の若者が我田引水利己的短絡的な未来しか描けていないのとは好対照

それもこれも、日本の政治家をはじめ大多数の大人たちが「リアリズム」一辺倒で余裕がなく、
理想を掲げるより先に保身に走り、近視眼的に自己利益獲得に一所懸命で、
自身が範例的な「おとな」にならん…とする姿勢を露とも感じさせない
部分にあるのではないでしょうか?

核兵器禁止条約の不参加や、
安保法、共謀罪法の強行成立
辺野古基地移設の横暴遠景にあるのは、

日本の未来像ではなく、
隷属国家日本の跪く国、アメリカです。


72年間植民地状態が常態化し、
領空権も指揮権も譲渡し、米庇護の許、経済活動に邁進している姿は、
どう考えても可笑しい…と、なぜ国民が起ち上がらないのか。

この国の歪んだ成り立ちの中で「リアリズム」に徹して生きる…とは、
ただ単に「自分ファースト」でどうサバイバルするかの処世術ばかりで、
その先の未来に「どのような世界を描くのか」理想は皆無。

われ先にポイント加算して自分だけ生き残ろうと躍起な
一億総「椅子取りゲーム」な世の中に、
生を全うすることが本望なのでしょうか?

辺野古のゲート前で
女性が機動隊に語る言葉が
これを象徴しています。

「辺野古に基地が出来たら、この先200年は使われるんですよ。
あなた200年後のことも考えてここに立ってるんですか?」




理想なき民主主義など、主義でもなんでもない。
ただの「椅子取りゲーム」です。
だから“無理が通れば道理引っ込む”…なのです。
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