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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Jun_16】壁は白いほど、小さなシミが気になるものだ。by神里達博

2017-06-16 | Photo-diary
壁は白いほど、小さなシミが気になるものだ。
                      by神里達博


今回成立した「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」
いわゆる『共謀罪法』がどのようなものかを
神里氏はこのコラムでわかりやすく説いているのだけど、

  ↓  ↓  ↓

ボク的にもしっくり来たのは
「壁は白いほど、小さなシミが気になるものだ」というコトバ。
巷にあるグラフィティを想起してもらうと納得だよね。
人間社会って本来カオスなワケで。
様々な価値観を持った奴らが色々いて、
そういった違いをお互い認めていくことで思考も成熟し、
面白いカルチャーが跋扈する(そう、跋扈するのよ)世界になるんだけど、

  ↓  ↓  ↓

安倍政権が目指しているのは、その真逆なワケ。
「白い」社会をより白く漂白することで「見通しの良い」
監視社会にしようってこと。

渋谷にあるこういったグラフィティが真っ白くなることで、
確かに社会から異物はなくなり、管理の行き届いた「キレイ」な街
(最近よくあるでしょ、こういう空間)にってコトだろうけど、
確実に無味乾燥してるよね。

  ↓  ↓  ↓

見るからに鬱蒼としていて、
色んな生き物がうじゃうじゃ跋扈しているような、
想像の域を超えた「わからないもの」「理解できないもの」…
そういうカオス混沌が、今後ますます排斥されていく
そうするとどうなるか。

ボクが好きな紅テントアンチボみたいな
常軌を逸したクリエイティブは生まれなくなる。

つまり、そういう人間はますます生きづらくなるってコトだよ。

  ↓  ↓  ↓


創造性に乏しい、発展性のない社会。
イノベーションなど望むべくもない、
インポテンツな世の中に、なっていくのだ。


クソだね。
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