#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

初めてのパワーヨガ

2008-11-10 | Photo-diary
沖縄タイムスカルチャースクール

身体的に生きようと
本格的にパワーヨガを始める。

学生の自分から
それこそ、
トランペットを始めた辺りから
呼吸法の習得とばかりに
ヨガめいたことはかじっていた。

思えば、1988年。

麻原彰晃が「オウム真理教」を
立ち上げたばかりだったので、
当時の学生たちは盛んに超自然現象…
言ってみれば「宙に浮いたり」
瞑想だけで射精すること(どこが超自然なのか?)
に夢中になっていた時代だった。

当然コルトレーンに傾倒していたバンドのsaxは
自宅に巨大なピラミッドの枠をつくり、
その真ん中に14時間も瞑想をし、
3回も射精ができたと喜んでいた。

ヴォーカルの女の子も
早くからヨガや空手を始めていて、
伊藤比呂美の詩集を片時も離さず、
昼休みにはその一片を読んで聞かせてくれたりした。

ほかにも
自分のカラダを中心にした
グルーヴへのあくなき追求だ…と
韓国のサムルノリへ傾注して、
つねに首をグラインドさせているドラマーや

「エルヴィンジョーンズのタイム感は8の字だ」を体現するべく、
登下校の歩行動作の怪しいギタリストなどを生んだ。

 身体的感覚には敏感だったが、
 ヨガ=神秘的なもの、超我的な領域…と
 あちら側へ向かう傾向が当時はあった。

今となっては笑い話だけど、
「ヨガ」に対する情報など
「カーマスートラ」のエロチックな妄想ばかりで
誰も取り合ってくれなかった。

インドへ行くって言ったら変人扱いされた時代なのだ。

      ●

しかし、実際にやってみると、
カラダとの対話だと、あらためて思う。

胸式呼吸で鼻から吸って鼻から吐くリズムをキープし、
肺に送り込まれる空気をまぶたの裏で感じろと説かれた。

一呼吸に一動作。

つま先から頭のてっぺんまで
常に意識を押し広げて、力まずにカラダを屈伸させる。

自然と汗がにじんでくる。

いかに自分が呼吸を意識していなかったか、
いかに五臓六腑の内面に無関心だったか。

身体で感じるとは、どういうことか。

「瞑想で射精すること」から
飛躍的に成長したヨガ体験だった。







Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする