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#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【入院生活】その6

2007-07-13 | Photo-diary
7月5日。
朝の9時から
リハビリ体験。

車椅子で地下のリハビリルームへ。

傷口が突っ張る。
いったいどんな状態で
傷は縫われているのだろう。

動かすたびに「チクリ」「チクリ」と疼く。

ベッドに移動し、仰向けになって
ゆっくりと右足を屈伸させる。

3日間の入院で、意識は完全に病人となっている。

何をするにも、恐る恐る…だ。
右足が持ち上げられ、ゆっくり膝が曲げられる。
傷口が突っ張って痛い。


「…ギブ。」


今度は、つま先の感覚を呼び戻すべく、
ビー玉を足で掴んで持ち上げる運動。

左足でまずは試してみる。
なるほど、こんな感じ。
では、右足。
…ん。なんで。…つかめない。
おっかなびっくり、つま先に力を入れる。
未体験の領域に踏み込むような慎重さ。
膝から下が、義肢のように他人行儀。

「それでは、立ってみましょう」…いきなり理学療法士が、無茶を言う。

きょとんとしていると、
「大丈夫、半月板削っただけだから」
さらに躊躇していると、
「痛いと感じるのは、傷口だけですよ」
はあ…。
「体重をかけても、半月板に痛みはありませんから」
…?…そうなんですか?

だまされたと思って、立ち上がってみる。
…おそる、おそる…。
左だけで立ち上がったようなバランス。
腰の位置がおかしい。

療法士が腰の位置を正す。
右膝に体重がかかる。
…不思議な違和感。

「そのまま、つま先を立ててみてください」
…はぁ。
「膝がまっすぐ伸びる感じ、わかりますか?」
なるほど。
「ゆっくり右足を少し前に出してみてください」
歩けってか。
「つま先は立てたままです。ちょっとずつ前に。痛いですか?」
痛くはない。
「ゆっくり体重をかけていきましょう。まだ左に重心があります」
当たり前だ。

それでも、10分もしないうちに、歩けるようになっていた。
実は気の持ちよう…だったようで。

しかし、筋力は極端に減少していて、
膝上の筋肉の張りがまるで違う。
たった2日拘束されただけだというのに…。

ここの筋肉が回復するまで
リハビリは続けないと、
逆に膝への負担が大きくなってしまうらしい。

体を動かさないと、急激に体力が衰えてしまうことを
身をもって痛感した。

寝たきり老人の歩行困難が、痛いほど理解できた。


【入院生活】その5

2007-07-13 | Photo-diary
膝の麻酔がまだ効いているのか、
傷口はふわふわとした状態。

しかし、まったく自由がきかない。

夕方の7時までは
動かずにじっとしている。
何も口にできない。
水さえも。

前日の夕食が6時だったので、
まるまる24時間、断食をしている。

学生以来の体験。

学生時代はサイババに傾倒し、
呼吸法を極めようと、食を断った。
やがて目の前が真っ白になり、星がチラチラしだした。
今にして思えば、危ない状態だった。



午後7時。



飲水の許可が下りる。
静かに咽元へ水を流し込む。
食道を伝わり、空洞となった胃に到達するのが、
透かしたようにわかる。

「うまい」

24時間の断食で、人は幸せになれる…。そう思った。

その後、しっかりとした夕食が運び込まれる。
味噌汁を口にする。味噌の塩分が口内に染み渡る。
おかずを小分けにし、少しずつ食べてみる。
塩分だけでなく、旨み成分の存在を確認。
白米の粒をひとつひとつ意識しながら、口に運ぶ。
あごを動かす度に、歯と舌に米の甘みを実感する。

味覚が敏感に反応し、
少しずつカラダの感覚が蘇ってくる。
生きていることを、実感。

努めてゆっくりと食事をしたつもりだったのだが、
15分と待たずに完食。思わずにんまり。

食事をしたら、トイレに行きたくなった。

看護師を呼び、用を足したい旨を伝えると
「車椅子」がやってきた。
Wheel Chair…を利用するのは、初めての経験。
右足に体重がかからないよう、
注意を払いながら、椅子に乗り込む。

ためしに右膝を少し動かしてみる。
…とたんに激痛が走る。
麻酔が切れたようだ。

車輪を前後にそれぞれ動かしながら、前へ進む。
はじめは左右にぶれてしまい、すんなり直進できない。
しかし、右に左に大きくぶれながら、軌道修正を繰り返すうちに
車輪の操作を体得する。

なるほど、右と左を逆に回せば、小回りがきくのね。

右膝をかばいながら、病室からトイレまでの小探検。
右往左往する看護師を上目で捉えながら、縫うように車椅子を操作する。
今までにない移動感覚が、たのしい。



沖縄本島、台風直撃!

2007-07-13 | Photo-diary
台風の目を久々に体感。
写真はそのときの模様。

台風4号マンニィが、沖縄本島を上陸。
朝はベランダに出れば、天然シャワーの様相だったが、
昼過ぎの今は、那覇市から北へ50キロ離れ、、騒ぎは収まった感じだ。

洗濯機の中をかいくぐるかのような
天変地異のさなか、クルマを運転するのは、
かなりのスリル。

横殴りに倒木が飛んでこないか…と冷や冷やしながら会社に向かう。

こんな非常事態でも、コンビニは輝いていた。
4年前の直撃のときは、たしかコンビニも閉まっていたので、
今回はそれほどでもないのか。
(台風の速度が以前よりも相当速い)

すきま風がひゅーひゅーと唸っている。
換気扇がバタバタと激しく音を立てる。
FMは台風情報を織り交ぜながらも、お便りトーク全開。

広い社内でたったひとり…。開店休業の状態。

時々送られてくるメールから、
同じように非常時にも仕事を進める輩がいることを確認。

こうやって、非日常が日常に収斂されていく。

浮き足だった状態が、いつのまにか過ぎ去り、
バツの悪い思いをしながら、浮いた足を地に着ける。

今日の締切が、明日にただ移行するだけだ。

つかのまの不思議な時間。
台風の目のように、すべてが不自然に留まっている。

台風情報~ウェザーニュース