7月5日。
朝の9時から
リハビリ体験。
車椅子で地下のリハビリルームへ。
傷口が突っ張る。
いったいどんな状態で
傷は縫われているのだろう。
動かすたびに「チクリ」「チクリ」と疼く。
ベッドに移動し、仰向けになって
ゆっくりと右足を屈伸させる。
3日間の入院で、意識は完全に病人となっている。
何をするにも、恐る恐る…だ。
右足が持ち上げられ、ゆっくり膝が曲げられる。
傷口が突っ張って痛い。
「…ギブ。」
今度は、つま先の感覚を呼び戻すべく、
ビー玉を足で掴んで持ち上げる運動。
左足でまずは試してみる。
なるほど、こんな感じ。
では、右足。
…ん。なんで。…つかめない。
おっかなびっくり、つま先に力を入れる。
未体験の領域に踏み込むような慎重さ。
膝から下が、義肢のように他人行儀。
「それでは、立ってみましょう」…いきなり理学療法士が、無茶を言う。
きょとんとしていると、
「大丈夫、半月板削っただけだから」
さらに躊躇していると、
「痛いと感じるのは、傷口だけですよ」
はあ…。
「体重をかけても、半月板に痛みはありませんから」
…?…そうなんですか?
だまされたと思って、立ち上がってみる。
…おそる、おそる…。
左だけで立ち上がったようなバランス。
腰の位置がおかしい。
療法士が腰の位置を正す。
右膝に体重がかかる。
…不思議な違和感。
「そのまま、つま先を立ててみてください」
…はぁ。
「膝がまっすぐ伸びる感じ、わかりますか?」
なるほど。
「ゆっくり右足を少し前に出してみてください」
歩けってか。
「つま先は立てたままです。ちょっとずつ前に。痛いですか?」
痛くはない。
「ゆっくり体重をかけていきましょう。まだ左に重心があります」
当たり前だ。
それでも、10分もしないうちに、歩けるようになっていた。
実は気の持ちよう…だったようで。
しかし、筋力は極端に減少していて、
膝上の筋肉の張りがまるで違う。
たった2日拘束されただけだというのに…。
ここの筋肉が回復するまで
リハビリは続けないと、
逆に膝への負担が大きくなってしまうらしい。
体を動かさないと、急激に体力が衰えてしまうことを
身をもって痛感した。
寝たきり老人の歩行困難が、痛いほど理解できた。
朝の9時から
リハビリ体験。
車椅子で地下のリハビリルームへ。
傷口が突っ張る。
いったいどんな状態で
傷は縫われているのだろう。
動かすたびに「チクリ」「チクリ」と疼く。
ベッドに移動し、仰向けになって
ゆっくりと右足を屈伸させる。
3日間の入院で、意識は完全に病人となっている。
何をするにも、恐る恐る…だ。
右足が持ち上げられ、ゆっくり膝が曲げられる。
傷口が突っ張って痛い。
「…ギブ。」
今度は、つま先の感覚を呼び戻すべく、
ビー玉を足で掴んで持ち上げる運動。
左足でまずは試してみる。
なるほど、こんな感じ。
では、右足。
…ん。なんで。…つかめない。
おっかなびっくり、つま先に力を入れる。
未体験の領域に踏み込むような慎重さ。
膝から下が、義肢のように他人行儀。
「それでは、立ってみましょう」…いきなり理学療法士が、無茶を言う。
きょとんとしていると、
「大丈夫、半月板削っただけだから」
さらに躊躇していると、
「痛いと感じるのは、傷口だけですよ」
はあ…。
「体重をかけても、半月板に痛みはありませんから」
…?…そうなんですか?
だまされたと思って、立ち上がってみる。
…おそる、おそる…。
左だけで立ち上がったようなバランス。
腰の位置がおかしい。
療法士が腰の位置を正す。
右膝に体重がかかる。
…不思議な違和感。
「そのまま、つま先を立ててみてください」
…はぁ。
「膝がまっすぐ伸びる感じ、わかりますか?」
なるほど。
「ゆっくり右足を少し前に出してみてください」
歩けってか。
「つま先は立てたままです。ちょっとずつ前に。痛いですか?」
痛くはない。
「ゆっくり体重をかけていきましょう。まだ左に重心があります」
当たり前だ。
それでも、10分もしないうちに、歩けるようになっていた。
実は気の持ちよう…だったようで。
しかし、筋力は極端に減少していて、
膝上の筋肉の張りがまるで違う。
たった2日拘束されただけだというのに…。
ここの筋肉が回復するまで
リハビリは続けないと、
逆に膝への負担が大きくなってしまうらしい。
体を動かさないと、急激に体力が衰えてしまうことを
身をもって痛感した。
寝たきり老人の歩行困難が、痛いほど理解できた。