#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

大道の9年間 その2~大道小学校~

2006-07-14 | memories

ボクの青春「高円寺」と
イメージがダブるもうひとつの場所…
それが「大道小学校」だ。

「高円寺」時代は、
眼と鼻の先に「馬橋小学校」があった。
弟は、その小学校を卒業している。

朝は早くから野球の練習が行われ、
校内アナウンスが高らかに響く。

運動会の季節になると、毎日毎日、
朝からブラスバンドの練習が大音量で聞こえてくる。

夕方には、帰宅を促す「ほたるの光」が、
西日独特の湿った空気とともに入り込んでくる。

夜には、どこから集まってくるのか
悪ガキどもが車座になってひそひそ話をしている。

そんな学校の風情が、
ボクには、タマラナイ。

なぜだろう?
なぜだか、わからない。
学校を取り巻く、
そのゆるやかな空気が
おそらく好きなんだ…と思う。



Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大道の9年間 その1~栄町市場~

2006-07-14 | memories
あさっての土曜日に、いよいよここ栄町に別れを告げる。
那覇市大道「栄町」に、まる9年間。
義務教育の9年間をここ栄町で過ごしたと考えると、大変感慨深い。

…沖縄に来て、もう10年が経とうとしている。

いつまでたっても「客人」としての自分がいる。
最終的には、やはり沖縄に「心酔」していない自分に気づく。

そもそも、ここ「栄町」に住まいを決めた理由は簡単だ。
この「栄町市場」に惚れ込んだからだ。
迷路のように入り組んだアーケード街が、
かつての住まい「高円寺」を思い起こさせた。

「高円寺」はまさしくボクの青春である。
中学2年から大学卒業、社会人3年までの
12年間を過ごした場所である。

そんな思い出の地「高円寺」とここ「栄町」を重ね合わせていた9年前。
ボクは沖縄の地に、血湧き肉躍るかつての青春を求めていたのか?

振り返ってみると、沖縄の9年間はまさに青春だった…と思う。
最果ての地、南国の地、スカイブルーの海、照り注ぐ太陽…。
うだる暑さ、潮風にべたつく肌、キチガイみたいな夕焼け…。

何をとっても新鮮だった。

毎日、毎日が嬉々とした驚きにあふれていた。

朝は早くから西海岸を北上し、
青い空と青い海をまぶしく思いながら、
今までの経験を生かした仕事をこなし、

夜はおそくまで酒を飲み、
時には異国情緒あふれるオキナワ女をくどき、
毎日ヘベレケになりながらも充足していた。

学生時代に戻ったような
自己発現の毎日だった。

東京、仙台の修業時代が色あせて見えた。

オキナワの地が、ボクを再生した…と言っても過言ではない。





Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする