風のたよりのブログ

日々にスポットを当て綴ります

炎の着物

2006年04月28日 | きもの
パッと見た瞬間はどうなってんの?
と、いった感じの写真になってしまいました。

染色作家 田中 文子 さんご本人の薦めで作った訪問着です。
帯も炎の柄になっていて、結ぶと後ろで着物の柄と一体化するようになっています。

作っていただいた時、年齢を重ねるにつれて 赤い箇所を黒に染め直し出来るからと、お聞きしていたものの面倒臭くてそのままになっています。 

綸子地に大胆に赤・黒・黄・金色に染めたもので 「炎」 を表現しています。
田中 文子さんは、この「炎」の着物を得意とされている方で、色もハッキリしたものが多いようです。

この着物の出来栄えははご本人も納得いったようで ジュディ オング さんにお貸しして何年か前に「婦人画報 だったと思いますが・・・ 」掲載されました。


さて、4/28は思いで深い日(忘れないようにと昨年7月亡くなった母の誕生日にした)でして、私たちの結婚記念日です。
ン十年前、下賀茂神社で式を挙げてその後、この着物に着替えて内輪だけのお披露目をしたという訳です。

まぁ、お互いよくここまでやって来られました。

但し、この大胆な柄のせいか今や燃え尽きて 灰 に近い状態になりました。