フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

アオサギが逃げずにいてくれてラッキーでした

2013年05月12日 12時04分55秒 | Main
お昼前から雨になるとの予報だったが朝は青空も見えていたので荒川に向かった。河川敷に下りると代掻きされた田んぼにアオサギが佇んでいた。距離が近かったのに自転車を止めてカメラを出すまでいてくれてラッキーだった。


額の両側から後頭にかけての黒色帯が冠羽につながっている

河川敷の田んぼで代掻きが始まったこのところ、アマサギが来ていたがアオサギは久し振りだった。アマサギの英名はCattle Egretで牛の背に乗るシラサギの意でコサギより小さいの対し、アオサギは日本最大のサギだ。


名の由来は飾り羽の亜麻色とも飴色とも言われる

堤防や耕作放棄地ではノイバラが花径2㎝くらいの白い花を円錐状にたくさん咲かせている。花弁は5個で雄しべは多数、多くの雌しべが柱状になっているという。香りがよく中にはピンク色を帯びた花もある。


咲いた時期により雄しべが色々に変化して花の印象が違う
雌しべは合着してつぼ状の花床から伸び出る


新宿御苑で巨樹に見とれ、心身ともに爽快になりました

2013年05月10日 07時05分18秒 | Main

新宿で以前の会社の同期の集まりがあるのでその前に久し振りに新宿御苑に行ってみた。
調べてみるとユリノキやホオノキの花が見ごろという。


開けた所から見るユリノキの大きさにはびっくり

近くに行くと花径5㎝くらいのチュウリップ型の花が木いっぱいについている。花の基部のオレンジ色の斑がおシャレだ。

たくさんの雄しべの中に細い円錐形の雌しべらしきがあるが花床が膨らんだもの。周りを雌しべが覆っているようだ。葉の形からハンテンボク(半纏木)の別名がある。

ホオノキも同じモクレン科の落葉高木で花と葉は日本の樹木の中で最も大きいという。
花径約15㎝の花は芳香があるが、花の寿命は短く開花後雄しべはすぐに落ちてしまうという。


雄しべはもう見えません。朴の葉で包んだ朴葉味噌は高山の名物


雄しべは長さ約2㎝、花糸が赤色で葯が黄白色

小一時間ほど園内を散策しているうちに何となく足が軽くなり、全身に生気が戻ったような気持ちになった。自分の変化に驚きながら、これが森林の晴らしさなのかと思った。


ハナウドが咲き始め、ヒメジョオンが咲き乱れている荒川河川敷

2013年05月04日 07時29分26秒 | Main
河川敷にセリ科のハナウドが咲き始めた。でも花序をよく見ると周囲の花は開いているが中の方は蕾が多い。周囲の花が大きいのはハナウドの特徴だが、咲くのも周囲からのようだ。
小さな白い花のかたまりが14~5個集まって大きな複散形花序を作って、大形の花がこれから初夏の荒川河川敷を美しく彩る。


ハナウドは花火のように放射状に花序をつけます

そして今河川敷に一番多いのは白やピンクの花をつけたハルジオンだ。大正時代に観賞用に移入した北アメリカ原産の多年草といわれるが、野生化して繁茂している。
今や増えすぎて、オオブタクサと同じ要注意外来生物にされているのは何となく気の毒な気もする。


ピンクの蕾はデンデン太鼓を思わせます

ハナウドと同じセリ科でも草全体が小さく花序も小さいエキサイゼリは普通小さな花弁の先を内側に丸めることが多いが、陽を受けて白い花を全開にしていた。
環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)だが、荒川河川敷には比較的多く見られる。


雄しべは5本で花柱は2個というが、確認はちょっと無理