春が待たれる我が家の庭には写真のスノードロップのみが凛と咲いている。
このところ寒かったし何の行事もなく一人静かに家の中のみで過ごしていたが、15・16日は三女以外の4人の子供らと会う機会を得、平常は独り言のみであった私の口はこの時とばかり開きっぱなし、皆との会話が弾んだ嬉しい二日間であった。
先ず、15日は長女、次女と共に渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれていた キャプテン・クック探検航海と「バンクス花譜集」展を見に行った。
第一回太平洋航海(1768~1771)でキャプテン・クックに同行したジョセフ・バンクスが描いた植物120点が展示されていた。今から約250年前寄港地、ポリネシア・ニュージーランド・オーストラリア・ジャワ等に咲いていた花は現在の様な豪華絢爛とは程遠く地味で花の色も僅か楚々とした感じであった。花の名前も殆ど知らぬものばかり、でも「これハイビスカスみたい」とか現在と似通ったものもあった。花好きの私にとっては興味をひかれる展示会であった。
丁度この場所で開かれていたイギリスのある美術館の裏方のあれこれを克明に描いた映画を3時間にわたって見た。美術展を最高のものにする為の関係者の心・技はなかなか素晴らしく興味を持って見る事が出来た。
長女と別れ二晩我が家に泊まる次女と帰宅した。この夜は次男も来て3人で夕食を挟んで語り合った。
次の日次女は用事があって一日外出。夕飯時には長男夫婦が来て手巻き寿司を食べながら愉しい時を過ごした。
「明日の朝は早く出掛けるからお母さん寝てていいわよ」と次女が言ってくれたので、寝る時にさよならをした。朝7時に起きたらもう次女の姿はなかった。
今日から秦野に行くことになっていたが、今夜あたりまた雪になるような予報、もし積りでもしたら車だから心配、長女と電話して今回は止めることにした。
今日から再びだんまりの日々が続く。