老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

ギリシャ・イタリアの旅(1)

2013-06-25 09:51:13 | 

夫が亡くなってから8年、この間に教会関係の海外旅行に今回で5回目の参加であった。年々歳を重ね肉体的にも徐々に大変になって行くが、誘われれば何処にでも行きたい私故、今回も去年のスイスに次いで参加を決めた。88歳頃より足腰の弱さを感じ始め、今年は出発する一週間前に歩行困難な程の腰の痛みを来し、もう行けないかと思ったが幸い回復し参加出来た事は本当に嬉しかった。

今回はギリシャ・イタリア、遺跡の多くある国である。ギリシャは始めて訪れる。イタリアは約三十数年前ツアーで夫と共に行った事があったが、普通のツアーとは異なって教会関係での旅は違った意味で心に残る良い旅であった。
専用バスでの移動だからその点は楽であるけれど、バスに乗っている時間ははんぱではない。5時間掛かって行く事もあり、バスから降り歩いての見学はこれ又坂を上ったり下ったり、兎に角こんなに沢山歩いた事は始めて、道路は日本の様に歩き易くなく石が敷き詰められていて足元を良く見ながら歩かなければつっかえて転ぶ危険性があり、回りもしっかり見たい、写真も撮りたいと思うと本当に大変。その国に長く住まわれガイドして下さる日本人の説明は至って流暢、説明をしっかり聞きたいと思っても89歳の私は歩きも遅く、着いた頃には説明が終わっていると言う始末。写真は沢山撮ったものの家に帰りパソコンに取り入れ見ても何が何やらさっぱり分からない。買って来た各地の日本版の本やインターネットで調べ照らし合わせながらやっと分かると言った具合故、間違った説明も多々あると思うけれどお許し願いたい。
13日間もあるので何回かに分けてご報告したいと思うので気長にお読み頂ければ嬉しいと思う。

前書きが長くなりましたがこれから本題に入ります。「パウロの足跡を訪ねて」 ~キリスト教の源流を訪ねる度~ である。

6月3日 一日目

総勢25名、午前10時半に成田空港に集合。毎回空港の一室で団結式を行う。方々の教会から集まるので先ず自己紹介をし、引率者である蒲田ルーテル教会のW牧師の「皆仲良く良い旅にしましょう」等々のお話があり祈りがあって愈々出発である。

長男夫婦が成田まで見送りに来てくれ嬉しかった。

 12時40分、ルフトハンザ機は成田を飛び立ち約12時間、ミュンヘンで乗り継ぎ約2時間でギリシャのテサロニキ空港に到着した。日本との時差は7時間であるから夜11時であった。そこからバスに乗りホテルに着き荷物を開けたり入浴したりして床に着いたのは12時を過ぎていた。
                                                      テサロニキ泊

6月4日 二日目 (以後は現地時間で記入)

 ホテルを8時出発  旅行中朝バスに乗ったら簡単ではあるが礼拝の時を持つ。マケドニア王国の中心地テサロニキ観光。

                

博物館にて遺跡から発掘された様々な物が展示されておりゆっくり見て回った。野外にはこの様な素敵な場所もあり、牧師さんが少ない人数だったがお話されている最中の場面にも遭遇した。

 テサロニキ観光を終えフィリッピ へ移動。

 

此処は広大な遺跡でパウロが捕えられていた岩穴も見られた。広いので随分歩いた。 

 

教会です。後ろの山、ギリシャの山はこの様に岩肌が見えまばらに小さい木が生えている。日本の様に緑で覆われた山ではない事が印象に残った。

移動してカランバカへ。右の写真はカランバカの町、大きな木はパイナップルの木でしょうか!
                                                      カランバカ泊                                                                       

6月5日 3日目

カランバカからメテオラへ移動。

  

  

何処までもオリーブの木が続く。

高速道路でメテオラに向いひた走る。高速道路・町の向こうには紺碧の海(多分エーゲ海)そして山・雲、素晴らしい景色を見ながらメテオラの奇岩に向かった。奇岩とは615メートル程もある岩山であり、その一番上に建っている修道院、これは正に感動ものであった。こんな処に如何やって家を建てる事ができたのだろう!との思いは切実。今では人が登れる道は出来ているが当時はしっかりした網に建材等を入れて吊り上げたそうだ。その労力は如何ばかりであった事だろう。
急な坂道であったので、私以下4人は下で待っていた。上で手を振っていらっしゃるのはW牧師、私達も手を振った。多分声は届かないだろう。戻って来る人達の写真を次々撮った。相当大変だった様で行かなくて良かったと思った。

ギリシャはスペイン・イタリアに次ぐオリーブの産地、何処に行ってもオリーブ・オリーブが目についた。植えてから5・6年間は実が生っても使わずその後は2年間に一回収獲するらしい。あの小さい実を収獲するのは容易な事ではないだろうと人事ながら気になった。

奇岩を後にデルフィーに向かう。

 

アポロンの神託をうけた聖地デルフィーの遺跡。此処も広大で素晴らしかった。
その後も観光を続けギリシャ最後のアテネに向かう。                              アテネ泊