老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

姪の訪れ!

2011-03-09 10:34:46 | 

    

庭の梅は満開、メジロ・ヒヨドリ等が来て何かを啄んでいる姿をしょっちゅう見掛ける。3・4年前まで来ていた鶯の姿を全く見る事がなくなった。ホーホケキョの声が聞きたい。

昨日姪(今は亡き兄の娘)が我が家を訪れてくれた。先日突然電話があり「A子です、叔母さんに会いたいんだけど!」と言う。5歳の時別れて以来大きくなってから年賀状のやり取りはしていたけれど、そして会う時は親類のお葬式の時ばかり、話しをする事もなかった姪なのである。「私もAちゃんに会いたいと思っていたの、嬉しいわ~」と言う事になりわざわざ私に会うために住んでいる三重県から約4時間掛けて上京してくれたのだった。
私が実家で兄夫婦と一緒に暮らしていた29歳の頃A子が生まれた。私が結婚するまでの5年間、この姪を私はとても可愛がったし、姪も私になついて何時も手をつないで買い物に行ったり遊んだりした特別な思いを持つ姪であった。
非常に頭の良い子でお茶の水から東大へ進み、其処で素晴らしい男性と出会い結婚し、4人の子供に恵まれたが早くに夫を亡くしてしまった。薬剤師の免許を持っていたので勤めながら小さい子供を一人で育て上げ、現在上3人の子供は海外におり一番下の子供と暮らしている。最近勤めも止めこれからの人生について考え中と言う事であった。
夫に先立たれ4人もの子供を立派に育てた姪を偉いと思っていただけの私だったが、会って4時間余私と別れた後の事を全て有りのまま話してくれた姪の苦労を知った私の心は姪への痛む気持ちと共に、その苦難を乗り越え今こうして叔母さんと話しをしたいと思う気持ちになり来てくれた事を嬉しく思った。
「小さい時叔母さんと一緒にいると嬉しく安心した気持でいられたの」と言う。5歳の子供がこんな気持ちを忘れずに今迄持っていられるものなのだろうか! 私の苦労など姪の足元にも及ばないと、人生半ばを過ぎている姪を改めて感動を持って見ずにはいられなかった。
昼食を食べながらも話しに夢中になり気がついてみれば箸をを置いている二人だった。「叔母さんに会えて良かった~、とても勇気ずけられた、又会いに来てもいい?」って嬉しい事を言ってくれる。「何時でもおいでよ、おばさんは大歓迎よ、又話し合おうね」と。
昼前に着き、4時間余話し続け「もう帰らなくちゃ」と4時に別れた。三重まで帰るのだから姪の帰宅は夜の8時は過ぎるだろう。
二人にとって長い月日が一瞬にして昔に戻った様な嬉しい日であった。