老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

3日間続いためまい!

2009-01-20 16:45:38 | 

写真がどうしても入りませんので今日は文章のみです。
またまた長い書き込みになってしまいそうですが読んで頂けますか?

さて事の始まりは、17日(土)の朝。寒いので暖房を付けに起き、温まるまで寝床に入ろうと一寸乱暴な体形で首を左に向けた途端、ひどいめまいが始まった。ひとしきりぐるぐる回り一応治まったので着替えようとそろそろ起き上がったら又回り始めた。治まるのを待ち頭を動かさないようにして着替え、毎朝お決まりの行動、カーテンを3か所開け、暖房を付け、門の鍵を開け、新聞を取り洗面所で顔を洗い(と言っても下を向けないので手拭いを濡らして拭く)ささっと身だしなみをし台所に行く。然し食欲がないので薬だけ飲みソファーで横になった。片頭痛も起こって来たので氷で目を冷やし午前中寝た。
何時もは半日寝たら治るのに、今回は治らない。昼食も食べずにいたら次男から電話、「夕方18時06分に宇宙ステーションが見られるよ」と、私の応対に不審を感じたのか「どうしたの?」と言うから「これこれ然々、でもその頃には治っていると思うから見るよ」って、いつもは長い電話を早々に切りあげ横になった。18時05分折角空も晴れているしとふらつく体で庭に出た。南西から見え出したステーションは写真でも撮れそうと思うほどの鮮明さ、真上に来た時は上を向くことは出来ず過ぎ去ってから再び追い、北東の空に消え去った。
その後本格的に床に就いたが眠れず、2時間位の睡眠時間だっただろうか。

18日(日)
めまいは相変わらず治らない。でも一応起きたが暫くしたら気分が悪くなり脈拍は平常の2倍くらいの速さ、横になったがますます変になって来る。「どうしょう!救急車」と思ったがそれは大事過ぎると思い止まり、一番近い長男を呼ぼうと思ったが最近車を処分してしまいないから駄目、次は三女、何時も忙しいし何処かに行く予定があるかもと思いつつも電話をした。「もしもし~」 娘「どうかしたの?」私の声に異常を感じたらしい。「然々これこれだから病院に連れていってくれない!」と言ったら「今日は何にもないからすぐ行く」と言ってくれ一先ずホッとした。
その間病院に電話し了解を得て置いた。30分位して「ピンポ~ン」とベルが鳴る。「こんな時の為に鍵を渡してあるのに何で~」と思いふらふら歩いて玄関を開けた。
「大丈夫?」の第一声、救いの主が現れて嬉しかった。
直ちに車へ、娘が「後ろで横になったら」と言ったが「大丈夫」と助手席に乗った。(そう言えばシートベルトを付けるのを完全に忘れていた事に今気がついた。長女だったら私が忘れると「シートベルトして!」と必ず注意される。がこの時は二人ともそれどころではなかったのだ。
「こんなに話が出来るんだから大丈夫よね」なんて言いながら20分程で河北病院の休日・夜間の入り口に着いた。
6人位の救急患者さんがいて暫く待つ間に看護婦さんが見え、熱を測り手の指に挟む器具を付け(これは何の数値を測る物なのだろう、夫も入院中ず~っと付けていたが) それから血圧測定、「いくつでしたか?」と聞いたら「159です」と「え~低い!」と思わず言ってしまった。(普通この数値は高いんです)私の過去の経験から多分200近くある筈と思っていたので、びっくり、でも「あ~よかった」と安堵。
つい先日内科の診断を受けた時主治医が「ず~っと低かった(130~140)が
ここ2回160で高いから一と月様子を見て高ければ薬を変えましょう」と言われていたので、血圧の事が一番気になっていたし病院に駆けつけたのも、めまいより血圧の上昇を案じてのことだった。
診察室に呼ばれ、すべての症状を聞いて頂いた後頭のCTを撮り、何の異常もなくめまいだけの問題であったのだと一安心。
家に帰り着いたのは11時過ぎ、私は朝食兼昼食、娘は早昼を食べた。「夕食はあるの?作って上げようか」と言ってくれたが「大丈夫、ご飯はあるし、ゆうべ食べ残したおかずがあるから」と言うことで、兎に角一人で早く横になりたい気持が私の本音であった。さんざん世話になりながら何と自分勝手なんだろうと呆れた。
帰り際娘を玄関まで送ろうと思ったら「もう此処でいいから寝てて」と言ってくれたが玄関までついて行って「帰った後鍵を閉めなくっちゃいけないしね」と言ったら「それもそうだね」だって。 「ありがとう」「お大事に」の言葉を交わしさよならした。(何時もは必ず車まで行って別れるのだが!)
娘が帰って1時から6時までぐっすり眠ったがまだ治らない。日曜日だったので「天地人」を見て9時には床に入った。眠れず!朝方一寸眠れたかな!

19日(月)
パソコン教室10周年記念会で頂いたマウス型の目覚し時計の音で眼覚めた。
恐る恐る目を開けたらやはり駄目、治るどころか少しひどくなっているようだ。「耳鼻科に行こう」と決心した。でもふらつくし一人では不安、三女は教室があるから頼めない。秦野の長女に電話した。この日は茶道の生徒さんが見える日なのだが、「行くから待っていて」と2時間余かかって11時半近く来てくれすぐタクシーで桜上水の耳鼻科に向かった。もう4年以上見てもらっている先生「また起きましたか」と。  診察台に座り背もたれを倒して水平にし、眼鏡のようなものを目に付け私の頭を右にしたり左にしたり、左にした時すごく目が回った。「序々に一回転して下さい」と言われ、その間先生は手の拳で「とんとん」「とんとん」と頭を叩かれる。一回転は相当難儀な動作であった。「これでよくなるでしょう」と言われるがまだ少し回っている。診察台を下り他の場所で暫く座っていたら「もうお帰りになっていいですよ」と言われ歩いたらすっかり治っていた。叩き方にもこつがあって難しいんだろうけれど、あんなことして治ってしまうなんて不思議!! 「あ~始めからここに来ればよかったのだ~」と思ったが後のまつり。  いろんなことが終わった後によく思うことですよね~
私のめまいは耳石が定位置から何らかの原因で動いてしまう時に起こるものらしい。

1時を過ぎていたので途中で外食、その昼食も「こんな薄味食べたことない!まずい~」と残してしまった。「うす味は体にいいのよ」と娘の言葉。
めまいは治ったが、この3日あまり食べなかったし体に力がなく今日は何にもせず寝たいという思いが長女にもわかった様で(泊まる積りで用意して来てくれたのに)すぐ帰って行った。本当にありがとう。
今夜は眠れますように、明日の朝目覚めが普段通りでありますようにと願いつつ、早目の就寝。

20日
夕べはぐっすり眠れた。朝こわごわ目を開けたら、ばっちり周囲のものは一切動かずめまいが完全に治った何よりの証拠に安堵と嬉しさの気持ち一杯だった。

「私、もういつ死んでもいいの、お父さん(夫)の所にゆけるしね」って常日頃子供らに言っているのに、いざ体の具合が悪くなると「死ぬんじゃないだろうか」とすごく不安になるこの気持ち、全く矛盾していると自分ながらおかしくなる。
世の中も矛盾だらけの事が多いけれど。

3日間頼もしい娘たちに守られて、又元の元気に戻ることが出来たこと本当に感謝です。長女さん・三女さん心から有難う。私は世界一幸せ者です。

3日間完全にパソコンの蓋は閉じたままでした。