Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

サーブ900、雪上試運転。

2008-01-06 | サーブ900。


言うまでもなく、サーブは冬の国・スウェーデンのクルマです。
寒さや雪・氷には強いという印象がもちろんあります。


ことさら、古いサーブ900は雪に強いという噂を聞いておりました。


そこで、年末年始の寒波襲来に合わせ(寒地・雪国にお住まいの方ごめんなさい)、
一年で秋にしか行かない、仏車の聖地ともいえる車山高原に
新しく新調したスタッドレスの性能試験も兼ねて行って来ました。
ちなみにタイヤはピレリの日本製スタッドレス、アイスキューブです。




中央道を諏訪で降り、
蓼科方面へビーナスラインを上がっていくと麓の晴天が嘘のような雪。

標高が高くなるにつれ、積雪も増えていきました。



蓼科東急リゾートにて。もちろん撮影に立ち寄っただけ(笑


外は氷点下8度。
でも強力な暖房に、強力なデフロスター。
気温が6度以下ではエアコンが作動しない900ですが、
それでも全然窓が曇らないし、
とにかく暖かい。それでいて、頭寒足熱が出来る優れた空調に
改めて感心。





写真の状況は無論序の口、このあと深い深い雪に埋もれていきます。
クラシック900は、そんな状況をものともせず、
まったく恐怖感を与えることなく、ハンドルを取られることも
不安定な挙動をすることもなくグイグイ走って行きます。

こりゃ、すげえ...
ほんとに雪に強いぞ...



ちなみにクラシック900のリアサスは
雪国の道路事情に合わせて固定軸の5リンク式。
リジッドサスのメリットは、車輪が常に路面に対して直立するので
タイヤの接地面積が最大限確保出来ることなんですが、
それが独立サスのクルマとどう違う動きをするかまでは
わかるはずもないieです(涙





白樺湖から車山を目指す途中の展望台に到着。
知らなかった。白樺湖って氷結するんだ(奥に見える白い原野みたいなのが湖)。



そして到着、車山のFBM会場。
もちろん誰もおらず、あるのはただ白い平野!



下りも怖くなかったです。
もちろん無謀な運転はしてないですが、ABSが早めに顔を出すこともなく、
きわめてコントローラブルでした。


うーん、結論。
クラシック900、すばらしい雪上性能です。
湾曲したウインドウは視界に優れ、着雪しにくいのか
とにかく雪でも運転がラクでした。
サイドシルが無いドア構造も、たしかに衣服が汚れない。
さすが、雪国のクルマは雪に強かった!さすがでした。



>>でも過去の所有車でいちばん雪に強かったのは2CVでした(笑

>>それから、これはびっくりしたんですけど
クラシック900、年式によってホイルのPCDやセンターハブのサイズが違います!
購入したお店でいただいたスタッドレス用のホイルが1987年くらいのホイルで、
1993年式の自分のとは合いませんでした。


>>わかりにくいですが奥のが履いていたホイル、手前のスタッドレス付きが貰った古いホイル。
適合しないのはホイル外して気が付いた...
なのでもちろん貰ったホイルに買ったスタッドレスを履かせてしまってた(涙
仕方ないのでホイルを戻し、古いホイルから冬タイヤを外し、
付いているホイルとその冬タイヤを交換し...でちょっと大変でした。

>>ピレリのアイスストームですが、満足しています。
まずドライ路面でも乗り心地の低下が少なく、
グニャリとするあのスタッドレス特有の操作感が希薄。
ロードノイズも少ないですし、グリップ力も充分。
で、もちろん雪上や氷上は性能は充分なレベル。オススメですよ。安いですし...。

コメント (14)
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