7月の中国茶会が先日ありました。
梅雨真っ盛りの庭園で、夏椿が美しく咲いてました。
雨模様でしたが、だからこそ緑が生き生きしていてすごくきれい。
たぶん雨だから植物たちが喜んでいるんでしょう。
茶室の中も緑であふれています。
ショーシャルディタンスを意識して分けられた、それぞれのテーブルに生けられた南天の花。
テーブルノクロスもそれぞれ風合いの違う緑色。
一口に緑といっても植物同様色々な色があるのだ。
茶碗も心なしか緑がかって見える。
先生の後ろに見える庭園の緑がまたすごくきれい。
とにかくこの日は緑に癒された時間でした。
お茶もおいしいけれど、静かに雨が降るこの空間が好き。
お茶は全部で4種類でした。
またまた始めていただく四川省の竹葉青緑茶。
四川省は良質なお茶を算出してるところで、
お茶が四川省のもの。。。と聞くと期待していいそうです。
確かに青々とした色と形といい、見た目も味もさわやかで美しいお茶。
次が杉山渓ウーロン茶の今年の春の生茶。
生茶ならではのさわやかでフルーティな飲み心地。
初夏にぴったりのお茶でした。
次の凍頂ウーロン茶はめちゃくちゃうまかった。
香りも味も上品で華やかになるようなもの。
前に初めて自分で煮茶梅を作った時に、凍頂ウーロン茶を使って煮だして、
香りのすばらしさにうっとりした時間のことを思い出した。
凍頂ってそんなお茶だったな。
最後は今年のダージリンファーストフラッシュ!!
よくぞコロナ渦の中無事日本に来てくれた。
何煎目でも苦みが出てこない、いつまでも飲んでいられるほど飲みやすい。
緑に癒されながらたくさんお茶を飲んだ時間でした。
帰りに茶室の裏側を回ると芝生の上に夏椿がいっぱい落ちていた。
夏椿は咲いたこのまんまの姿でぼたぼた落ちるんだな。
なんて思い切りのよい。
雨に濡れた姿もまた美しいよね。
優しい味わいで一緒に出されたシュークリームとも相性が良かった。