12月に読んだ本。
池澤夏樹さんの長編小説で、久々に分厚い本でした。
明治初期の時代に北海道へ渡って行った開拓民と、アイヌ民族との交流を描いたものです。
語り部は主人公の姪で、名が父から聞いた叔父の姿を描いたもの。
叔父だけではなく、彼女の両親のことも書かれています。
こういうのを読むと日本というのも単一国家では決してないなぁと思う。
単一民族に思われるけど、沖縄や北海道は昔日本ではありませんでした。
そこへ我々和人(沖縄風で言うと大和人)がずかずかと占領し、前からいた先住民族を追い出して勝手に自分の国にしてしまったのですよね。
アイヌ民族の苦難と滅亡が描かれています。
決してアメリカやイギリスのことを非難できないよなぁと思います。
知られざる北海道の歴史についても知ることができておもしろかったです。
〇静かな大地 池澤夏樹 朝日文庫
池澤夏樹さんの長編小説で、久々に分厚い本でした。
明治初期の時代に北海道へ渡って行った開拓民と、アイヌ民族との交流を描いたものです。
語り部は主人公の姪で、名が父から聞いた叔父の姿を描いたもの。
叔父だけではなく、彼女の両親のことも書かれています。
こういうのを読むと日本というのも単一国家では決してないなぁと思う。
単一民族に思われるけど、沖縄や北海道は昔日本ではありませんでした。
そこへ我々和人(沖縄風で言うと大和人)がずかずかと占領し、前からいた先住民族を追い出して勝手に自分の国にしてしまったのですよね。
アイヌ民族の苦難と滅亡が描かれています。
決してアメリカやイギリスのことを非難できないよなぁと思います。
知られざる北海道の歴史についても知ることができておもしろかったです。
〇静かな大地 池澤夏樹 朝日文庫