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日本の大学では前期の授業が終わり、今、多くの大学が期末試験の最中でしょう。私が「環境論」を講じている大学で私の担当講義の期末試験が先日終わりました。昨年の受講者は135人、今年の受講者は397人でした。今年の試験問題として次のような出題をしました。
地球規模で起きている環境問題に対して、スウェーデンでは、国が「21世紀に持続可能な社会を実現する世界のモデルになる」という国家目標をたて、国民各セクターがその実現のために協力して行動に移している。一方、日本では「環境問題」は国政レベルの選挙の争点にもならない。また、行政レベルでも、例えば地球温暖化防止に対する「環境税」に対して環境省と経済産業省が対立している。両国の視点の相違を書きなさい。
今回の参院選との関連で、朝日新聞と毎日新聞が社説で「温暖化と選挙」をとりあげています。これらの社説のなかに、それぞれの新聞社の論説委員の日本の現状分析を垣間見ることができます。日本のマスメディアに私の学生と同じ出題をしたら、どのような回答が得られるでしょうか。
朝日新聞:2007年7月22日の社説
地球温暖化にどう立ち向かうか。これも参院選で問われるテーマの一つだ。脱温暖化の大切さは、だれも異論がない。だが、政党や候補者の公約を比べれば、力点の置き方や政策の違いがある。脱温暖化の流れを加速できるかどうかは、有権者の選択にかかっている。課題は3つある。・・・・・・・・・・・
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毎日新聞:2007年7月27日の社説
事の重要性からみると、当然、参院選の争点になってしかるべきだ。にもかかわらず、盛り上がりに欠けているのが地球温暖化対策である。・・・・・・
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スウェーデンの状況はこのブログで書き綴ってきました。読者の皆さんも日本の状況に対するご自身の分析結果をA4用紙1枚程度にまとめてみてはいかがでしょうか。
それぞれのマークをクリックすると、リアルタイムのランキングが表示されます。お楽しみください。
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