環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

「経済」 「社会」(福祉) 「環境」、不安の根っこは同じだ!

「将来不安」の解消こそ、政治の最大のターゲットだ

市民連続講座:緑の福祉国家 1 ガイダンス 

2007-01-11 17:42:49 | 市民連続講座:緑の福祉国家


私のプロフィールや主張、連絡先は → http://www7a.biglobe.ne.jp/~backcast

 
市民連続講座:緑の福祉国家   ガイダンス

それでは、今日から市民連続講座 新スウェーデン・モデル「緑の福祉国家」をめざしてを開講します。今日は第1回目、「ガイダンス」の日ですので、この講座の目標、概要、参加の皆さんへのメッセージをお知らせします。
 
市民連続講座の目標
スウェーデンが構築しようとしている「生態学的に持続可能な社会(緑の福祉国家)」の概念を理解する。

市民連続講座の概要
この講座では、90年代に始まった新スウェーデン・モデル「緑の福祉国家」への挑戦への具体的な行動計画を検証する。

市民連続講座参加の皆さんへ
環境問題の解決とは「技術開発の変革」と「社会制度の変革」を通して資源・エネルギーの成長を抑え、21世紀の「持続可能な社会」を構築することを意味します。
 
持続可能な開発省のHP(現在はない)
スウェーデンは「緑の福祉国家」を実現するという大きなビジョンを持っています。このビジョンの実現を加速する目的で2005年1月1日に誕生した、持続可能な開発省(昨年9月17日の政権交代後に組織されたラインフェルト政権では昨年1月1日より「環境省」に改名:http://blog.goo.ne.jp/backcast2007/d/20070108を参照)のトップページには「緑の福祉国家」の概念が記されていました。ご参考までに当時のトップページの画像(2006年6月2日閲覧)とその概念の要旨を掲げておきます。





この概要から、緑の福祉国家(生態学的に持続可能な社会)の構築は、江戸時代へ戻ることでも、現在の生活レベルを落とすことでもなく、人間の英知を発揮し、「希望のある安心と安全な国づくり」であることがおわかりいただけるでしょう。

すでに、このブログでも報告しましたように、昨年9月17日に12年ぶりで政権交代が行われました。新政権誕生直後に公表された、首相の施政方針演説を見る限り、行政組織の衣替えや微調整はあるでしょうが、大きな変化はなさそうです。大きな変化があるとすれば、4年後、2010年の総選挙で現政権が大勝利(今回は議席数で7議席、得票数で2%程度の僅少さ)したときでしょう。

今後のスウェーデンの動きは皆さんとともにウオッチしていきましょう。

それでは、またあした、お目にかかりましょう。





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