環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

「経済」 「社会」(福祉) 「環境」、不安の根っこは同じだ!

「将来不安」の解消こそ、政治の最大のターゲットだ

「CO2排出量取引」と「CO2排出権取引」

2008-02-29 20:04:58 | 温暖化/オゾン層
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今日の「ニュースがわからん!」は「CO2排出量取引」と「CO2排出権取引」という概念に関する解説です。




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「気候変動」と「地球温暖化」

2008-02-28 18:28:41 | 温暖化/オゾン層
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今日の「ニュースがわからん!」は「気候変動」と「地球温暖化」という概念に関する解説です。


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新しい感染症 「鳥インフルエンザ」

2008-02-27 18:20:55 | 市民連続講座:環境問題
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今日の「ニュースがわからん!」は「鳥インフルエンザ」に関する解説です。




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古くて新しい問題、「調査捕鯨」の議論

2008-02-26 18:11:12 | 市民連続講座:環境問題
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今日の「ニュースがわからん!」は「調査捕鯨」に関する解説です。商業捕鯨の停止から20年過ぎて消費が細る半面、捕獲量は4倍となり、鯨肉を売るために水産庁は新会社の設立を後押しして、学校給食などでの消費拡大に必死なのだそうです。






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「都市鉱山」とは何か?

2008-02-25 17:57:50 | 廃棄物
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今日の「ニュースがわからん!」は「都市鉱山って何?」です。日本の工業製品の中に希少金属が含まれておりますので、それらの廃棄物中にはかなりの希少金属が含まれていることになります。スウェーデンの廃棄物に対する考えである「今日の製品は明日の廃棄物」が理解できれば、このような概念もお分かりいただけるでしょう。




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環境への配慮がない経済用語:回復、減速、景気動向指数など・・・・・

2008-02-24 17:44:39 | 経済
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今日の「ニュースがわからん!」は経済用語です。私が環境問題のかかわりで、毎月紹介している景気動向指数もその一つです。景気動向指数は、景気と深いかかわりを持っている30の景気指標からなっています。景気に先行する「先行指数」(11指標)、景気と一致して動く「一致指数」(11指標)、景気に遅れて動く「遅行指数」(8指標)ですが、そのうち「先行指数」は高度成長期に入る1960年頃創設され、80年頃に現在の指数に定着したものです。 

20数年前に定着した11の指標は、生産指数(鉱工業)、大口電力使用量、稼働率指数(製造業)、商業販売額(小売業および卸売業)、営業利益(全産業)など、すべて「経済規模の拡大」を前提とした指標です。


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京都議定書の排出量取引とは 

2008-02-23 16:01:35 | 温暖化/オゾン層
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2008年2月8日のブログ「90年代の日本の温暖化政策① 1988年は『温暖化が地球規模の環境問題』と認知された年」 から2月21日のブログ「90年代の日本の温暖化政策⑭ 10年前、経団連は『CO2の排出権取引』に肯定的だった!」まで、14回にわたって、日本の温暖化問題への取り組みの大きな流れを検証してきました。

先にも述べたように、今、世界は、そして、日本でも、あたかも「CO2の排出権(量)」取引が唯一の実効性のある温暖化防止対応策であるかのような雰囲気になってきたように思います。私の環境論から考えると、地球温暖化の議論の方向はかなりおかしな方向に向かっているように思います。

朝日新聞の朝刊に「ニュースがわからん!」というおもしろい解説コラムがあります。このコラムに私のブログの背景を理解するのに役立つ解説がかなりあります。読みっぱなしではもったいないし、皆さんの疑問もある程度解決できると思いますので、紹介したいと思います。合わせて、私のブログの関連記事をご覧ください。

今日は「京都議定書の排出量取引」についてです。



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2008年 5月11日(日)のシンポジウムのご案内 「持続可能な国家のビジョン」

2008-02-22 13:56:47 | Weblog
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昨年8月に設立された「持続可能な国づくりの会<緑と福祉の国・日本>」が今年のシンポジウムの概要を公表しました。シンポジウムの日時、パネリストが決まり、シンポジウムの趣意書が出来上がりましたので、お知らせします。



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90年代日本の温暖化政策⑭ 10年前、経団連は「CO2の排出権取引」に肯定的だった!

2008-02-21 13:21:47 | 温暖化/オゾン層
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1月28日のブログ「混迷する日本⑭ CO2排出権取引論の虚実 10年前の議論だが・・・・」 で、私は次のように書きました。

今、世界はあたかも「排出権(量)」取引が唯一の実効性のある温暖化防止対応策であるかのような雰囲気になってきたように思います。昨日放映されたNHKの「クローズアップ現代」も、その流れに乗っているかのようです。私の環境論から考えると疑問がありますし、ある種の懸念があります。

現在、日本経団連は「CO2の排出量取引」の導入にも、「炭素税」の導入にも強く反対しています。ところが10年前(京都議定書採択の翌年の1998年6月)には当時の経団連は「CO2排出権取引」に肯定的であった、と2008年1月30日の環境新聞は報じています。


この記事はなぜ、米国が「炭素税」の導入を選択せず「CO2排出権取引」に傾斜したかが比較的わかり易く書かれています。この記事と1月28日のブログで紹介した小野五郎さんの10年前の「論壇への投稿記事」 を合わせて読むと当時の論争が理解しやすくなり、これからの議論にも参加しやすくなると思います。



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90年代日本の温暖化政策⑬ 11年前の1997年12月11日 京都議定書を採択

2008-02-20 20:59:18 | 温暖化/オゾン層
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1994年3月に発効した「気候変動枠組み条約」の第3回締約国会議(COP3)が97年12月に京都で開催され、最終日に「地球温暖化防止京都議定書」(いわゆる京都議定書)が採択されました。




この時点での米国、日本、スウェーデンの京都議定書の位置づけは、三者三様でした


三者とも京都議定書に署名はしたものの、米国は途上国の参加が義務づけられていないこの議定書は、「議論の出発点にもならない」と考えていましたし、日本は「議論の出発点」と位置づけ、スウェーデンは「議定書の内容では不十分なので、議定書の範囲を超えた独自の政策を展開する」でした。 

その後、米国は2001年3月に京都議定書から離脱しました。日本は京都議定書を2002年6月4日に、スウェーデンは同年5月16日に批准しました。2005年2月16日、多くの困難を乗り越えて、京都議定書は正式に発効しました。



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90年代日本の温暖化政策⑫ 11年前、1995年度のCO2排出量が最悪に(90年比8.3%増)

2008-02-19 17:38:25 | 温暖化/オゾン層
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2000年以降のCO2排出量を決めるために12月に京都で開かれるCOP3の会議を前に、政府は1995年度のCO2排出量を公表しました。CO2排出量は過去最悪で、「2000年に1990年レベルに安定化する目標」(国際公約)8.3%も超える結果となったと毎日新聞が報じています。




このような現実を前に、ぜひ理解し、共通の認識として共有しておきたいことは、「日本がほんとうに省エネ国家なのか」ということです。次の関連記事がこの問題を考えるときに皆さんの手掛かりとなれば、幸いです。


関連記事

日本はほんとうに「省エネ」国家なのか? 評価基準の見直しを!(07-03-17) 

不十分な日本の「省エネルギー」という概念、正しくは「エネルギー効率の改善」という概念だ!(07-11-26)

「省エネルギー」の考え方(07-11-27)

日本の国づくりの議論を混乱させる2つの指標 「国民負担率」と「環境効率」(07-03-16) 




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90年代日本の温暖化政策⑪ 11年前の米国議会の動き、橋本龍太郎首相北欧訪問、そして、科学者の声明

2008-02-18 17:19:24 | 温暖化/オゾン層
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1997年12月の地球温暖化防止京都会議(COP)直前の米国議会の動きを伝える記事と、当時の橋本龍太郎首相の北欧訪問を伝える記事を掲載しておきます。






日本、米国、北欧の「気候変動政策」への考え方の相違がはっきりと表れていると思います。私が理解する日本、米国、スウェーデンの「京都議定書」の位置づけの相違を、次の関連記事で示しました。皆さんのお考えはいかがですか?

関連記事

日本政府が温室効果ガスの排出枠をハンガリーから購入(07-11-30) 

緑の福祉国家14 「気候変動」への対応③(07-01-24) 


そして、世界の科学者が、各国政府にCO2の大幅な削減目標を決めるよう求めています。




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90年代日本の温暖化政策⑩ 11年前、97年版環境白書:温暖化対策は不十分と認める 

2008-02-17 11:03:43 | 温暖化/オゾン層
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1997年6月3日の毎日新聞は「日本には地球温暖化防止を直接の目的とする規制がなく、行政からの環境情報の提供が十分でないため、地球環境が危機的であるとの認識も不十分である」と分析した1997年版「環境白書」が、閣議で了承されたと報じました。






関連記事

混迷する日本⑩ 世界初の「温暖化防止法」、今月中にも成立、でも10年前の話(08-01-24) 

環境省が「地球温暖化防止推進法改正案」を検討(07-12-18) 

混迷する日本⑨ 「持続可能な社会」の構築への法体系が未整備な日本、環境分野も(08-01-23) 



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90年代日本の温暖化政策⑨ 15年前、日欧で対応策に大きな相違

2008-02-16 09:21:20 | 温暖化/オゾン層
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今日ご紹介する記事は、同じ地球温暖化対策でも日欧に大きな相違があることを示しています。15年前の記事ですが、日本の主張は今なお15年前の考え方とほとんど変わっていません。つまり、地球温暖化という21世紀前半社会の最大の問題に対して、日本はこの15年間ほとんど有効な対策を打ってこなかったことがこの記事からわかります。




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90年代日本の温暖化政策⑧ 16年前の「温暖化防止条約案」の舞台裏

2008-02-15 10:35:07 | 温暖化/オゾン層
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皆さんもご承知のように、 「温暖化防止条約」1992年6月の地球サミットで採択された条約です。1992年5月10日の朝日新聞は地球サミット直前の交渉の舞台裏をつぎのように報じています。




この記事の下から2段目の青の網をかけた部分に次のように書いてあります。

当初はEC、日本とも厳しい一律規制を求めたが、「実際に実行できるのは日本とスウェーデンぐらい」(日本代表団員)との見方もあった。・・・・・ 

15年経った現在、その成果を見れば、スウェーデンは見事に日本代表団員の予測通り実行できましたが、日本はどうだったでしょうか。余談ですが、スウェーデンは当時、EC(現在のEUの前身)に加盟しておりませんでした。スウェーデンがEUに加盟したのは1995年1月1日です。

関連記事

「環境問題をリードしてきた国」と「そうでなかった国」(07-12-04)


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