環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

「経済」 「社会」(福祉) 「環境」、不安の根っこは同じだ!

「将来不安」の解消こそ、政治の最大のターゲットだ

3月15日(日)の2つの催し物

2009-02-25 12:55:29 | Weblog
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今日は3月15日(日)の同じ時間帯に行われる催し物を2つご紹介します。

一つは長編ドキュメンタリー映画「六か所村ラプソディ」の監督、鎌仲ひとみさんと私のトークセッション。鎌仲さんは今年秋公開予定の長編ドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球の回転(仮題)」の取材で大忙し。







もう一つは私もスペシャル・サポーターとしてかかわっている「持続可能な国づくりの会<緑と福祉の国・日本>」の学習会です。




15年前のウォーラーステインの主張がいよいよ現実に!

2009-02-01 19:51:02 | 経済
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前回のブログの更新から2週間以上経ってしましました。
2008年秋に急速に広がった感がある世界金融危機の発端は昨年9月15日の「米国の投資銀行」 リーマン・ブラザーズの破綻による「リーマン・ショック」だと言われています。それ以来、マス・メディアはこぞって、金融危機に関する連載記事を掲げ、その道の識者へインタビューを試みています。

このブログで取り上げた経済学者の岩井克人さん(東京大学経済学部教授) スティグリッツさん(米コロンビア大学教授) はそれぞれ「新古典派経済学の実験は破たんした」、「この危機をきっかけに、新自由主義は終わりを迎えなければならないと思う」と述べておられます。

このような主張を目にして、私がずぐ思い出したのはアメリカの社会学者ウオーラーステインさんのお考えを掲載した14年前の朝日新聞の記事です。

私はこの記事を見るまでは、この方のお名前さえも知りませんでした。この記事が初めての出会いでした。私がこの記事をとっておいたのは、「もう一つの大きな問題は環境問題です。500年の間に人類は地球の森や水を犠牲にしてきました。地球の環境問題を本当の意味で解決しようとすれば、それだけでも資本主義の経済は破産に追い込まれてしまうような深刻なものです」という記述があったからです。

この記述は当時の(そして今も)私の環境論の基本的な認識とぴったり一致しています。

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私の環境論14 環境問題は経済の「目的外の結果の蓄積」(2007-01-24) 



そして、この方の著書『脱社会学』(藤原書店 1993年9月発行)のp145に次のような記述を見つけ、わが意を得たりと思っていました。

ウォーラーステインさんが国際社会で、そして、日本のしかるべき学界でどのような評価を受けているのか、門外漢の私にはさっぱりわかりませんが、上記の新聞記事を読む限り、「私の環境論」ウォーラーステインさんの「世界システム論」は親和性が高いような印象を受けています。最近のご著書を拝見する機会を見つけようと思います。