環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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毎日新聞が報じた日米モンゴルによる「モンゴルに核処分場計画」 

2011-05-09 18:00:21 | 原発/エネルギー/資源
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 今朝の毎日新聞の一面トップは「モンゴルに核処分場計画 日米、昨秋から交渉」というショッキングなタイトルの記事でした。一方、今朝の朝日新聞の一面トップは「原発停止要請 浜岡のみ」で 、他のどの面にも毎日新聞が報じた関連記事が見あたりませんので、この記事はおそらく毎日新聞のスクープ記事なのでしょう。

 原子力発電所の稼働に伴って必ず排出される核廃棄物の最終処分場の問題は国際的な大問題ですから、この記事は資料として価値が高いので保存しておきましょう。

モンゴルに核処分場計画
日米、昨秋から交渉
原発ビジネス拡大狙い

 経済産業省が昨年秋から米エネルギー省と共同で、使用済み核燃料など世界初の国際的な貯蔵・処分施設をモンゴルに建設する計画を極秘に進めていることがわかった。処分場を自国内に持たない日米にとって、原子炉と廃棄物処理とをセットに国際的な原子力発電所の売り込みを仕掛けるロシアやフランスに対抗するのが主な狙い。モンゴルは主な見返りとして日米からの原子力技術支援を受ける。だが、東日本大震災による東京電力福島第一原発事故で日本政府は原子力政策の抜本的な見直しを迫られており、「核のゴミ」を第三国に追わせる手法に批判が出そうだ。


廃墟の村 原発の夢
見返りに技術支援
 
 日本と米国がモンゴルに国際的な核廃棄物の貯蔵・処分場を初めて建設する極秘計画が明らかになった。モンゴルは「核のゴミ」を引き受ける見返りに日米による技術支援で原子力発電所の建設などももくろむ。地下資源が豊富なモンゴルが国内初の原発を建設したいと切望する最有力候補地,中部ゴビスンブル県バヤンタル(豊かな草原の意味)村を訪ねた。 


比較のために、スウェーデンの核廃棄物の最終処分場に対する考え方と計画の概要をおさらいしておきましょう。


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