環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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巨大構造物と環境問題 ④ 妄想か、ファンタジーか

2007-04-08 06:53:48 | 巨大構造物/都市/住環境
  

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90年代初頭に、日本を代表するゼネコンは、競って、次から次へと巨大構造物のアイディアを発表していました。そして、著名な建築家も。そのいくつかを紹介します。










上図の右側の記事によれば、著名な建築家であられる菊竹清訓さん(日本建築士会連合会名誉会長)が1960年東京電鉄社長の故五島昇社長から依頼を受けて想い描いた「江田駅付近に想定した115階建てのペアタワー」は日の目を見ることはなかったそうです。まだ都市計画上の高さ制限はない時代でしたが、210億円を要する大事業で「経済的な問題が大きかった」からとのことです。

しかし、皮肉なことに、菊竹さんの設計事務所が設計した1975年の沖縄海洋博のシンボル「海上未来都市 アクアポリス」は、下の記事が伝えるように、25年後の2000年に哀れにも中国で鉄くずとなったのです。建造費123億円のアクアポリスが1400万円で売却されたと、この記事は伝えています。海上未来都市のプロトタイプとして建設された「アクアポリス」の寿命が日本の一般住宅の平均寿命にも達しないとは・・・・





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1 コメント

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Unknown (ラマン分光ファン)
2021-04-12 21:59:05
ダイセルリサーチセンターの久保田邦親博士(工学)は、Facebookで熱化学プラントの巨大化自体は合理的だといっていた。あと、超学際的ともいえる材料物理数学再武装は人工知能と品質工学のあいのこみたいでおもしろかった。
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